JP3119083U - ピーコン - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリート建築工法において、打ち放し型枠用のセパレーター端部に取り付けるピーコンの改良。
【解決手段】側面形状が梯形をなし、正面円形状の一方小円部2の直径が12mm、他方大円部3の直径が18mmであって、梯形の長さ4が25mmに形成されているピーコンプラスチック部1からなり、その中空の内部はピーコン軸部7を嵌合できる二段の内径が、小内径5の内径10mmと、大内径6の内径13mmとを有し、これに挿入嵌合させるピーコン軸部7は、長さ10が49mm、太さが軸部円筒部11の径8が10mm、軸部下部13の径9が7mmであり、中央部の六角部12が8mmの螺子となり、14はセパレーターの雄螺子と螺着する雌螺子で、この軸部下部13をピーコンプラスチック部1の小円部2側から挿入一体化せしめてなる、全体を小径化させたピーコンの構造にある。
【選択図】図2

Description

本考案は、鉄筋コンクリート建築におけるコンクリートの打ち放し型枠用の丸セパレーター(以下セパという)の端部に取り付けるプラスチック製の部品に関する。
鉄筋コンクリート構造は、耐火性、耐久性に優れ、わが国では最も普及している耐震構造の一つで、低層の小住宅からビジネス関係のビルに至る幅広い方面で利用されている。施工期間が長いことが欠点と言えるが、型枠さえ作ることができればかなり自由な形のものを作る事が可能である。
コンクリートは、セメント、砂、砂利、水を混ぜて練り合わせ、型枠につめ込んで作られる材料で、圧縮には強いが引っ張りに対しては非常に弱く引張強度は圧縮強度の1/10程度しかない。
鉄筋は、コンクリートと異なり、引っ張りにも圧縮にも強く小さな断面積でも大きな軸力を負担できる。それら長所を組み合わせた鉄筋コンクリート構造では、部材断面が大きなものとなるので構造材だけでも相当の自重となる。このため大スパンや高層建築には不向きとされ、一般的にはスパンは約10m、高さは6、7階とされてきた。
しかしながら、最近では高強度コンクリートの開発や構造形式の工夫などによって、高層鉄筋コンクリート構造も出現している。それら構築物の側壁となるコンクリートの打ち放し型枠用のセパの端部に取り付ける木製又はプラスチック製のピーコンという部品を用いるが、従来は木製であったが、最近では合成樹脂製のものが品質及び繰り返し使用に対する耐久力にも優れることから、もっぱらこれに変わってきている。
コンクリートの流し込みから硬化後、コンクリートパネル(コンパネ)をはずす際、硬化したコンクリートに埋設されているピーコンは通常12mmのソケットビットでコンパネを繋いでいたセパから取り外される。そうすると、そこに深さ25mm、口径30mmの孔が45cmピッチから60cmピッチ間隔で各所に孔が生ずることになる。
表面化粧のため、モルタルを埋め込んで補修することになるが、単にそうしただけでは後日その部分から水が進入してコンクリートは侵され、鉄材はさび、強いはずの鉄筋コンクリート構造物は内部から痛んで行くことになる。その多数の孔につめ込むモルタルの量も少しばかりではないし、防水のため内部だけをコーキングして表面をモルタルで仕上げる方法を採るが、その際の使用量も相当なものとなる。
現在の建築基準においては、ピーコンの大小の円形部が29mmと22mm、長さが25mmのものを一般工事現場で使用しているのが実情である。
本考案は、その点に着目し巨大建築にあっては僅かであるかもしれないが、ピーコンの寸法を可能な限り小さくすること、即ち、コンパネを支持するに十分な強度を保持し、且つ、従来使用されているセパの径及びコンパネ厚さ12mm、そして留め金具の寸法と違うことなく、ただピーコンを外したときの壁面の孔の寸法のみを小さく規定して、モルタルの量を軽減しコーキングも容易にすることを課題としている。
本考案は、次の通りの構成を有するものである。
即ち、鉄筋コンクリート建築方法における、壁面コンクリートの打ち放し型枠用のセパレーター端部に取り付けるピーコンの形状において、側面形状が梯形をなし、正面円形状の一方小円部2の直径が12mm、他方大円部3の直径が18mmであって、梯形の長さ4が25mmに形成されているピーコンプラスチック部1からなり、その中空の内部はピーコン軸部7を嵌合できる二段の内径が、小内径5の内径10mmと、大内径6の内径13mmとを有し、これに挿入嵌合させるピーコン軸部7は、長さ10が49mm、太さが軸部円筒部11の軸部上部径8が10mm、軸部下部13の径9が7mmであり、中央部の六角部12が8mmの螺子となり、14はセパレーターの雄螺子と螺着する雌螺子で、この軸部下部13をピーコンプラスチック部1の小円部2側から挿入一体化せしめてなる、全体を小径化させたピーコンの構造にある。
従来、コンクリートの厚さにもよるが、ピーコンを使用するピッチは、決められた厚さが12mmのコンパネに7mmの孔が、45cmピッチ又はそれ以上の間隔で開けられている枠を用いるのが通例であるが、本考案に係る小型のピーコンを用いることにより、仕上げする際に使用するモルタルも1/3の少量で済み、孔径を小さくすることでコーキング作業も容易になし得る利点が有る。
これらの事項に関しては建築工事に携わる業種が異なることで、各業者において知り得ない狭間にあると考えられ、枠組み工事関係者(ピーコンを組み立てる業種)とモルタル仕上げする業種が異なることに起因している。本考案に係る小型ピーコンを知見したことにより、それ自体の製作費はもとより、コーキング作業も楽に済みモルタルの量も大いに抑制できるという顕著な作用効果を奏する。
本考案に係るピーコンと従来品のピーコンとの対比において記載すると、1(本考案のもの)と101(従来品は全て100桁台で示す))では、両者の長さ4及び104は共に25mmと同一で、本考案のものはそれぞれ上下の小円部2が12mm、大円部3が18mmであり、内径がそれぞれ5が10mm、6が13mmであるのに対して、従来品は、小円部102が22mm、大円部103が29mmで、内径がそれぞれ105が13mm、106が22mmと寸法にかなりの差がある。
軸部の7及び107についてみれば、それぞれ、軸部下部径9及び109の径については両者同一であり(これは従来品の規格に準じておりセパ、コンパネ、留め金具の寸法との整合を図っている)、ただ軸部上部径8が10mmであるのに対して108が18.5mmで有り、螺子となる六角部12が8mmであるのに対して112は12mmと異なっており、何れもピーコンプラスチック部1及び101の内径にがっちり嵌合できるように整合させる。
図面との対比において本考案のものと、従来品とを比較すると前記した段落13及び段落14に記載してその寸法の違いを明らかにした。図面において、図1は本考案に係るピーコン軸部の側面図、図2は同ピーコンプラスチック部の側面図、図3は従来品のピーコン軸部の側面図、図4は同ピーコンプラスチック部の側面図。括弧内はそれぞれの寸法をmmで記載した。図5は、双方のコンパネ16の所定ピッチの孔にピーコンPを挿入し、所定間隔の長さのセパ15を渡して留め金17の雄螺子18を、ピーコンPの軸部内径14の雌螺子に螺着し、補強パイプ20を挟んで留め金ナット19で締めつけて型枠を作り、ここにコンクリート21を流し込むところの一般的な実施態様の概念図である。
側面形状が梯形で、正面円形状の一方小円部2の直径が12mm、他方大円部3の直径が18mmであって、梯形の長さ4が25mmに形成されているピーコンプラスチック部1からなり、その中空の内部はピーコン軸部7を嵌合できる二段の内径が、小内径5の内径10mmと、大内径6の内径13mmとを有し、これに挿入嵌合させるピーコン軸部7は、長さ10が49mm、太さが軸部円筒部11の径8が10mm、軸部下部13の径9が7mmであり、中央部の六角部12が8mmの螺子となり、14はセパの雄螺子と螺着する雌螺子で、この軸部下部13をピーコンプラスチック部1の小円部2側から挿入一体化せしめてなる、全体を小径化させたピーコンを作成し実施したところ、コンクリート壁の孔も小さく、従来品を用いた場合に比してモルタルの使用量も1/3で済み、ランニングコストを考慮すると多大の効果である。
現在のコンクリート建築において、一つの建物についても数多くの業種が携わるが、コンクリートの打ち放し型枠をセットする部分、それを流し込む業種、硬化後型枠をはずした後、表面の化粧のため、モルタル仕上げする業種等々、お互いに整合するデメリットが気づかずに仕事をしている可能性が有り、本考案者によってそれが知見され一つのピーコンを改良したために、仕事を請け負った立場の業者にとって、経費の節減ができるという大きな利点がある。
本考案に係るピーコン軸部の側面図 本考案に係るピーコンプラスチック部の側面図 従来品のピーコン軸部の側面図 従来品のピーコンプラスチック部の側面図 一般的なピーコン実施態様の概念図
符号の説明
1ピーコンプラスチック部
2同小円部径
3同大円部径
4同長さ
5同小内径
6同大内径
7ピーコン軸部
8同上部径
9同下部径
10同長さ
11同円筒部
12同六角部
13同下部
14同内径
15セパレーター
16コンクリートパネル
17留め金
18留め金雄螺子
19留め金ナット
20補強パイプ
21コンクリート
101〜114:本考案の1〜14に相当する従来品の符号
Pピーコン

Claims (1)

  1. 鉄筋コンクリート建築方法における、壁面コンクリートの打ち放し型枠用のセパレーター端部に取り付けるピーコンの形状において、側面形状が梯形をなし、正面円形状の一方小円部2の直径が12mm、他方大円部3の直径が18mmであって、梯形の長さ4が25mmに形成されているピーコンプラスチック部1からなり、その中空の内部はピーコン軸部7を嵌合できる二段の内径が、小内径5の内径10mmと、大内径6の内径13mmとを有し、これに挿入嵌合させるピーコン軸部7は、長さ10が49mm、太さが軸部円筒部11の径8が10mm、軸部下部13の径9が7mmであり、中央部の六角部12が8mmの螺子となり、14はセパレーターの雄螺子と螺着する雌螺子で、この軸部下部13をピーコンプラスチック部1の小円部2側から挿入一体化せしめてなる、全体を小径化させたことを特徴とするピーコン。
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