JP3118929U - 外壁の出隅構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、縦張り外壁板の側端部近傍および長尺出隅材の側端部近傍に釘打ちせずに納めて、外観意匠性の優れた外壁の出隅構造を提供せんとするものである。
【解決手段】下地と、縦胴縁と、該縦胴縁の前面に配設され縦胴縁に長尺出隅材を固定するための取り付け金具と、前記縦胴縁の前面に配設され縦張り外壁板を固定するための取り付け金具と、前記下地の出隅部を挟んで前記左右両側の縦胴縁の前面に配設された前記長尺出隅材と、前記左右両側の縦胴縁の前面に配設された左右両側の前記縦張り外壁板と、前記長尺出隅材と前記縦張り外壁板との間に配設されたバックアップ材と、前記長尺出隅材と前記縦張り外壁板との間で該バックアップ材の前面に打設されたシーリング材とからなり、前記長尺出隅材と前記縦張り外壁板とを前記縦胴縁に固定する前記取り付け金具は、互いに上下方向で重ならない位置に配設されていることを特徴とする外壁の出隅構造。
【選択図】図1

Description

本考案は、縦張り外壁板によって構築される建物外壁の出隅構造に関するものである。
従来から、建物外壁部を縦張用外壁板を使用して構築する縦張り施工が行われている。
この際、出隅部の納めには、縦方向(上下方向)に長尺の出隅材が用いられることが多い。
例えば、縦張り外壁板の縦方向(例えば長さは約3m)の側端面に実部を形成し、さらに、長尺出隅材についてもその縦方向(例えば長さは約3m)の側端面に実部を形成して、互いの実部を嵌合させる納め方法をとった場合は、接合部にシーリング材を打設する場合に比べて外観意匠性が大きく向上できる。
ところが、互いの実部は共に長尺形成されており、その寸法精度のばらつきから良好な嵌合状態が得られない場合が多々ある。
そのため、縦張り外壁板の側端面近傍および長尺出隅材の側端面近傍に表面側から釘打ちして留め付けて納めることが多い。
この場合、釘頭が目立ってしまい、外観意匠性を損なう不具合は避けられない。
一方、特許文献1に開示されているように、その両側端部に横張りの外壁板を上下方向に取り付けていき、長尺出隅材と横張り外壁板の接合部はシーリング納めとする横張り施工も行われる。
しかしながら、長尺出隅材と縦張り外壁板の接合を留付金具によって行う金具施工は未だ確立されていないのが現状である。
特許第3126116号
本考案は、上記現状に鑑みてなされたものであり、縦張り外壁板の側端部近傍および長尺出隅材の側端部近傍に釘打ちせずに納めることにより、外観意匠性の優れた外壁の出隅構造を提供せんとするものである。
本請求項1に係る外壁の出隅構造は、下地と、該下地の出隅部を挟んで左右両側の前面にそれぞれ配設された縦胴縁と、該縦胴縁の前面に配設され縦胴縁に長尺出隅材を固定するための取り付け金具と、前記縦胴縁の前面に配設され縦張り外壁板を固定するための取り付け金具と、前記下地の出隅部を挟んで前記左右両側の縦胴縁の前面に配設された前記長尺出隅材と、前記左右両側の縦胴縁の前面に配設された左右両側の前記縦張り外壁板と、前記長尺出隅材と前記縦張り外壁板との間に配設されたバックアップ材と、前記長尺出隅材と前記縦張り外壁板との間で該バックアップ材の前面に打設されたシーリング材とからなり、前記長尺出隅材と前記縦張り外壁板とを前記縦胴縁に固定する前記取り付け金具は、互いに上下方向で重ならない位置に配設されていることを特徴としている。
上記構成によれば、縦張り外壁板の側端部近傍および長尺出隅材の側端部近傍に釘打ちせずに納めることができるので、外観意匠性の優れた外壁の出隅構造が得られる。
また、請求項2に係る外壁の出隅構造は、長尺出隅材の裏面には接着材層が形成されているので、長尺出隅材はしっかりと外壁の出隅部に固着される。
本考案によれば、長尺出隅材と縦張り外壁板とを釘打ちせずに納めることができ、外観意匠性に優れた外壁の出隅構造が得られる。
以下図面を用いて、本考案を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本考案に係る外壁の出隅構造1を示す斜視図、図2は本考案に係る外壁の出隅構造の断面説明図であって、下地10の前面に下地10の出隅部を挟んで左右両側にそれぞれ配設した縦胴縁20、20と、縦胴縁20、20の前面に配設され縦胴縁20、20に長尺出隅材50を固定するための取り付け金具30、30と、縦胴縁20、20の前面に配設され縦張り外壁板60、60を固定するための取り付け金具40、40と、下地10の出隅部を挟んで左右両側の縦胴縁20、20の前面に配設された長尺出隅材50と、左右両側の縦胴縁20、20の前面に配設された左右両側の縦張り外壁板60、60と、長尺出隅材50と縦張り外壁板60、60との間に配設されるバックアップ材70、70と、長尺出隅材50と縦張り外壁板60、60との間でバックアップ材70、70の前面に打設されたシーリング材80、80とからなり、長尺出隅材50と縦張り外壁板60、60とを縦胴縁20、20に固定する取り付け金具30、取り付け金具40は、互いに上下方向で重ならない位置に固定されている。(図3参照)
更に、長尺出隅材50の裏面であって縦胴縁当接部には接着材層90が形成されている。
上記出隅構造1によれば、縦張り外壁板の側端部近傍および長尺出隅材の側端部近傍を釘打ちせずに長尺出隅材50を納めて、外観意匠性に優れた外壁の出隅構造が得られると共に、外壁の出隅部にしっかりと固着される。
なお、本考案において、前面とは、建物の外装、外側、室外側のことをいい、後面とは建物の内装、内側、室内側のこといい、また、上下方向の上方は天側、下方は地側のことをいう。
次に、本考案に係る外壁の出隅構造の施工方法について説明する。
まず、下地10の前面に下地10の出隅部を挟んで左右両側にそれぞれ縦胴縁20、20を釘等で固定し、縦胴縁20、20に長尺出隅材50を取り付け金具30を用いて固定する。
このとき、取り付け金具30は予め長尺出隅材50の左右の裏面端部に上下方向約455mmピッチ(縦張り外壁板納めに用いる下地の横胴縁ピッチ同等)で取り付けられていることが好ましい。
取り付け金具30は図4に示すように、基板部30aと、基板部30aの中間から切り欠き起こされた立ち上がり部30bと、長尺出隅材50に固定するための留め付け孔30cと、長尺出隅材50を縦胴縁20に取り付けるための取り付け孔30dとから構成されており、基板部30aは立ち上がり部30bを挟んで、長尺出隅材50に固定される第1基板部30aアと縦胴縁20に固定される第2基板部30aイとからなり、留め付け孔30cや取り付け孔30dは複数設けられていてもよい。
また、立ち上がり部30bは、シーリング材80の打設を考えて長尺出隅材50や縦張り外壁板60の厚みの半分以下の立ち上がり寸法が好ましく、取り付け孔30dが形成されている第2基板部30aイの幅は、施工時に縦張り外壁板側端面に当接させるだけで位置が決めることができるので、長尺出隅材50と縦張り外壁板60との間の縦目地接合部の幅と一致していることが好ましい。
また、立ち上がり部30bは1つでも複数設けてもよい。
長尺出隅材50の側端部に取り付け金具の立ち上がり部30bを当接するように配置して、長尺出隅材50の裏面側から留め付け孔30cを通してビスで取り付け金具30を長尺出隅材50に留め付ける。
このとき2箇所の留め付け孔30c、30cを使って留め付けると安定して取り付け金具30を長尺出隅材50に留め付けられる。
その後、取り付け金具30の取り付け孔30dを通して長尺出隅材50を縦胴縁20、20に取り付ける。
このとき、長尺出隅材50の裏面の左右端部付近には予め接着材を打設して接着材層90が形成されており、より強固に長尺出隅材50を縦胴縁20、20に取り付けることができる。
次に、縦張り外壁板60の側端部に取り付け金具40を長尺出隅材50と同様にして取り付ける。
取り付け金具40は基本的に取り付け金具30と同じ形状である。
このとき、取り付け金具40は縦張り外壁板60の端部に上下方向に約455mmのピッチで取り付けられるが、縦張り外壁板60を縦胴縁20に取り付けたときに、長尺出隅材50の取り付け金具30と上下方向に重ならない位置に取り付ける。
そして、取り付け金具40の第2基板部40aイを軽く長尺出隅材50の端部に当接するようにして位置を決め、取り付け孔40dを通してビスにて縦胴縁20に縦張り外壁板60を取り付ける。
さらに、左右逆の方向の縦張り外壁板60も同様に取り付ける。
ここでそれぞれの取り付け金具30、40は上下方向で重ならない位置に留め付けてある。
もし、同じ位置に取り付け金具30、40が留め付けると、取り付け金具の第2基板部30aイ、40aイが重なってしまって、長尺出隅材50や縦張り外壁板60が縦胴縁20から浮いてしまったり、第2基板部30aイ、40aイを突き付けると、目地が大きくなってしまう。
ここでは上下方向で重ならない位置に留め付けてあるので、そのような問題がなく、さらに、第2基板部30aイ、40aイをそれぞれ縦張り外壁板60、長尺出隅材50に突き付けるだけで、必要な目地寸法や目地位置を得ることができ、位置合わせも非常に簡単に行うことができる。
さらに、長尺出隅材50と縦張り外壁板60との間に、バックアップ材70を施工し、さらにその前面にシーリング材80を打設することで、外壁の出隅構造1とする。
本考案に係る外壁の出隅構造を示す斜視図 本考案に係る外壁の出隅構造の断面説明図 長尺出隅材を取り付ける取り付け金具と縦張り外壁板を取り付ける取り付け金具との位置関係を示す説明図 本考案に係る外壁の出隅構造に使用する取り付け金具の一例を示す斜視図
符号の説明
1 外壁の出隅構造
10 下地
20 縦胴縁
30 長尺出隅材を取り付ける取り付け金具
30a 基板部
30aア 第1基板部
30aイ 第2基板部
30b 立ち上がり部
30c 留め付け孔
30d 取り付け孔
40 縦張り外壁板を取り付ける取り付け金具
40a 基板部
40aア 第1基板部
40aイ 第2基板部
40b 立ち上がり部
40c 留め付け孔
40d 取り付け孔
50 長尺出隅材
60 縦張り外壁板
70 バックアップ材
80 シーリング材
90 接着材層

Claims (2)

  1. 下地と、該下地の出隅部を挟んで左右両側の前面にそれぞれ配設された縦胴縁と、該縦胴縁の前面に配設され縦胴縁に長尺出隅材を固定するための取り付け金具と、前記縦胴縁の前面に配設され縦張り外壁板を固定するための取り付け金具と、前記下地の出隅部を挟んで前記左右両側の縦胴縁の前面に配設された前記長尺出隅材と、前記左右両側の縦胴縁の前面に配設された左右両側の前記縦張り外壁板と、前記長尺出隅材と前記縦張り外壁板との間に配設されたバックアップ材と、前記長尺出隅材と前記縦張り外壁板との間で該バックアップ材の前面に打設されたシーリング材とからなり、前記長尺出隅材と前記縦張り外壁板とを前記縦胴縁に固定する前記取り付け金具は、互いに上下方向で重ならない位置に配設されていることを特徴とする外壁の出隅構造。
  2. 前記長尺出隅材の裏面には接着材層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の外壁の出隅構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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