JP4435837B2 - 木造住宅の壁下地材固定構造および木造住宅の壁下地材の固定方法 - Google Patents
木造住宅の壁下地材固定構造および木造住宅の壁下地材の固定方法 Download PDFInfo
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Description
前記従来の方法の場合、垂直な壁面に対して下地材を貼り付ける作業が困難であるため、熟練した作業者以外の者が貼付作業を行うと、壁面の下地材にズレが生じたり、固着後に下地材が剥がれたりすることが多い。したがって、下地材の貼り付け工事を行う専門業者は、常に熟練工を確保しておく必要がある。
(a)柱と柱との間の間柱を横断するよう、L字形断面および逆T字形断面のガイド部材を多段に取り付ける工程、
(b)ガイド部材の背面に胴縁を取り付ける工程、
(c)上端及び下端のL字形断面のガイド部材と、中間の逆T字形断面のガイド部材との各ガイド部材間の表面側に下地材を取り付ける工程
からなることを特徴とするものである。
(a)L字形断面および逆T字形断面のガイド部材の背面に、予め前記各柱・間柱間のサイズに加工した胴縁を取り付ける工程、
(b)柱と柱との間の間柱を横断するよう、予め胴縁を取り付けたL字形断面および逆T字形断面のガイド部材を多段に取り付ける工程、
(c)上端及び下端のL字形断面のガイド部材と、中間の逆T字形断面のガイド部材との各ガイド部材間の表面側に下地材を取り付ける工程
からなることをも特徴とするものである。
(a)L字形断面および逆T字形断面のガイド部材の背面に予め前記各柱・間柱間のサイズに加工した胴縁を取り付けるとともに、ガイド部材表面の片側に下地材を取り付ける工程、
(b)柱と柱との間の間柱を横断するよう、予め胴縁および下地材を取り付けたL字形断面および逆T字形断面のガイド部材を多段に取り付ける工程、
(c)前記下地材を前記ガイド部材とともに順次上方向もしくは下方向に設置する工程
からなることをも特徴とするものである。
(1)柱と柱との間の間柱を横断するよう、L字形断面および逆T字形断面のガイド部材を多段に取り付けるとともに胴縁を取り付け、かつ前記各ガイド部材間に下地材を取り付けたことにより、下地材貼付作業が簡略化され、熟練した作業者でなくても外観、耐久性に優れた壁面を形成することができる。
しかも柱・間柱に胴縁を取り付けるための欠け継ぎ孔(欠損)を形成する必要がなく、柱や間柱の強度を保つことができるため、木造住宅の強度を大幅に向上させることができるようになった。
(3)また各柱・間柱と胴縁との間に隙間を開けることにより、胴縁の寸法精度を要求されないので組付け作業を大幅にスピードアップすることができる。なお、前記隙間部分の強度は、L字形断面および逆T字形断面のガイド部材の各柱・間柱から突出する部分(リブ状)において確実に保つことができる。
図1はこの発明の木造住宅の壁下地材固定構造の1実施例を示す斜視図、図2はその要部拡大斜視図、図3は従来の胴縁の組付け方を示す斜視図、図4は壁下地材を固定した状態の拡大断面図、図5は柱と間柱およびガイド部材間に隙間を開けて取付けた状態を示す正面図、図6はこの発明の木造住宅の壁下地材の固定方法の他の実施例を示す斜視図、図7はこの発明の木造住宅の壁下地材の固定方法のさらに別の実施例を示す斜視図である。
従来の胴縁18の取り付けに際しては、図3に示すように、柱14と各間柱15の前面に欠け継ぎ孔30を形成して、順次胴縁18を取り付けていた。
この発明では、図2に示すように、柱14および各間柱15の上端および下端にはL字形断面のガイド部材19が各胴縁18上に沿って、またその中間部分には逆T字形断面のガイド部材20が各胴縁18上に沿って、それぞれ柱14と各間柱15とを横切るように取り付けられている。この両ガイド部材19,20の取付けは、釘やビス、両面粘着テープ等を利用して行なえばよい。
すなわち、柱14と各間柱15の前面には欠け継ぎ孔30は形成されていないので、柱14および各間柱15の]強度の低下を防ぐことができる。
詳しくは、L字形断面のガイド部材19および逆T字形断面のガイド部材20に、予め柱14や間柱15の部位を空けて所定の長さの胴縁18を所定間隔で取り付けておく。この取付けは、胴縁18の両端のみを前記ガイド部材の所定位置に取り付けることによって行なえばよい。
また、工場等における組付加工によって、寸法精度よく下地材21を壁面に固定することができるため、熟練した作業者でなくても外観、耐久性に優れた壁面を形成することができる。
なお、前記隙間22部分の強度は、L字形断面および逆T字形断面のガイド部材19,20の各柱14・間柱15から突出する部分19’,20’(リブ状)において確実に保つことができる。
もちろん、L字形断面のガイド部材19および逆T字形断面のガイド部材20の表面に柱14や間柱15の取付け位置をマーキングしておけば、組付け作業が省力化でき、したがって下地材貼付作業が簡略化され、熟練した作業者でなくても外観、耐久性に優れた壁面を形成することができる。
また、工場等における加工によって、胴縁18を寸法精度よく製作することができるため、柱14や間柱15間の寸法精度が向上し、熟練した作業者でなくても外観、耐久性に優れた壁面を形成することができる。
なお、この実施例においては柱と間柱およびガイド部材間に隙間を開けない場合を示している。
本実施例では、L字形断面のガイド部材31および逆T字形断面のガイド部材32として、各柱14および間柱15の間では不連続に形成されたものを利用している。
すなわち、短尺のL字形断面のガイド部材31および逆T字形断面のガイド部材32を用意し、これを各柱14および間柱15の間に差し渡すように取り付けた上、それぞれの間に下地材21を貼り付けるのである。
したがって、長尺のガイド部材を利用する場合に比して非常に作業がしやすく、また柱14や間柱15の表面を傷つけるおそれがなくなる。
本実施例では、L字形断面のガイド部材41もしくは逆T字形断面のガイド部材42に、予め柱14や間柱15の部位を空けて所定の長さとした胴縁43をガイド部材41もしくはガイド部材42背面に、また下地材44をガイド部材41もしくはガイド部材42表面にそれぞれ釘やビス、両面粘着テープ等を利用して取り付けておく。図において45は両面粘着テープである。
次いで、ガイド部材41もしくはガイド部材42および胴縁43を取り付けた下地材44を上向きもしくは下向きに、かつ前記ガイド部材41もしくはガイド部材42を各柱14および間柱15の間に差し渡すように取り付けるのである。
したがって、ガイド部材41もしくはガイド部材42および胴縁43を順次各柱14および間柱15に固定した上、ガイド部材41もしくはガイド部材42の表面側に下地材44を取り付ける場合に比して、非常に効率的に作業することができるようになる。
また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、木造住宅以外の住宅にも適用できることはいうまでもない。
12 土台
13 桁
14 柱
15 間柱
16 幅木
17 回り縁
18 胴縁
19 L字形断面のガイド部材
19’ 突出する部分
20 逆T字形断面のガイド部材
20’ 突出する部分
21 下地材
22 隙間
30 欠け継ぎ孔
31 L字形断面のガイド部材
32 逆T字形断面のガイド部材
33 胴縁
41 L字形断面のガイド部材
42 逆T字形断面のガイド部材
43 胴縁
44 下地材
45 両面粘着テープ
Claims (5)
- 柱と柱との間の間柱を横断するよう、ガイド部材を多段に取り付けるとともにその背面に胴縁を取り付け、また上端及び下端のガイド部材をL字形断面のものと、中間のガイド部材を逆T字形断面のものとして、前記各ガイド部材間の表面側にプラスターボードその他の材料から選ばれた下地材を取り付けたことを特徴とする木造住宅の壁下地材固定構造。
- 前記L字形断面および逆T字形断面のガイド部材は、各柱・間柱間では不連続に形成されていることを特徴とする請求項1記載の木造住宅の壁下地材固定構造。
- (a)柱と柱との間の間柱を横断するよう、L字形断面および逆T字形断面のガイド部材を多段に取り付ける工程、
(b)ガイド部材の背面に胴縁を取り付ける工程、
(c)上端及び下端のL字形断面のガイド部材と、中間の逆T字形断面のガイド部材との各ガイド部材間の表面側に下地材を取り付ける工程
からなることを特徴とする木造住宅の壁下地材の固定方法。 - (a)L字形断面および逆T字形断面のガイド部材の背面に、予め前記各柱・間柱間のサイズに加工した胴縁を取り付ける工程、
(b)柱と柱との間の間柱を横断するよう、予め胴縁を取り付けたL字形断面および逆T字形断面のガイド部材を多段に取り付ける工程、
(c)上端及び下端のL字形断面のガイド部材と、中間の逆T字形断面のガイド部材との各ガイド部材間の表面側に下地材を取り付ける工程
からなることを特徴とする木造住宅の壁下地材の固定方法。 - (a)L字形断面および逆T字形断面のガイド部材の背面に予め前記各柱・間柱間のサイズに加工した胴縁を取り付けるとともに、ガイド部材表面の片側に下地材を取り付ける工程、
(b)柱と柱との間の間柱を横断するよう、予め胴縁および下地材を取り付けたL字形断面および逆T字形断面のガイド部材を多段に取り付ける工程、
(c)前記下地材を前記ガイド部材とともに順次上方向もしくは下方向に設置する工程
からなることを特徴とする木造住宅の壁下地材の固定方法。
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