JP3118927U - ソファーのクッション辷止め構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 着座の快適性が損なわれることなく、座クッションの着脱が容易で、しかも、様々な形態のソファーに対して適用することができるクッション辷止め構造を提供すること。
【解決手段】 座クッション1が載置されるべきソファー腰掛け部21の前縁22と少なくとも最外側端辺23とに当該座クッション1の前縁部11および側縁部12が当接する隆起部24を突成することにより辷止め囲堤25を形成し、この辷止め囲堤25にて囲われる内域部に座クッション1を配置して構成した。
【選択図】 図1

Description

本考案は、ソファーの改良、詳しくは、座部の着脱を容易に行うことができ、しかも、快適な着座状態を保持することができるソファーのクッション辷止め構造に関するものである。
周知のとおり、最近においては、ソファーの座部を別体化し、ソファー本体に対し着脱自在にすることによって、座部を取り外しての洗浄や、汚れや傷みが激しくなった座部の取替えが可能で、しかも、既設の座部を好みの色彩及び形態を有した座部へと交換することもできる座部着脱式のソファーが普及している。
そして、従来においては、このような座部脱着式のソファーとして、腰掛け部が開口した箱状の基台に、座部に形成された嵌込部を嵌め合わせることにより、座部の着脱を行うソファーが公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記の従来技術は、箱状の基台を前縁と両側縁で座部を支持する形状であったことから、肘掛けを有した形態のソファーに適用することが難しく、複雑な形態や大型のソファーに関しても、座部の着脱作業が極めて困難となってしまうため、実際に製品として流通させることは困難であった。
さらに、座部を背凭れ部とを組み合わせて基台に固定していたことから、座部の着脱前に、いちいち背凭れ部を取り外さなければならず、しかも、座部の装着時には、座部を基台上部に正確に位置調整しながら嵌めこまなければならない等、座部の着脱に関して非常に煩わしい構造であった。
また、ソファー本体の腰掛け部に面着ファスナーや防滑シートを付設し、その上に座クッションを載置するだけのソファーも存在したが、このようなソファーにおいては、座クッションの辷りが徐々に進行したため、着座が長時間に及ぶと座クッションがズレて着座者の座位姿勢を崩してしまい、快適な座り心地を保持することができなかった。
登録実用新案第3050886号公報(第2−4頁、第1−7図)
本考案は、この上記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、着座の快適性が損なわれることなく、座クッションの着脱が容易で、しかも、様々な形態のソファーに対して適用することができるクッション辷止め構造を提供することにある。
本考案者が、上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本考案は、座クッション1が載置されるべきソファー腰掛け部21の前縁22と少なくとも最外側端辺23とに当該座クッション1の前縁部11および側縁部12が当接する隆起部24を突成することにより辷止め囲堤25を形成し、この辷止め囲堤25にて囲われる内域部に座クッション1を配置して構成した点に特徴がある。
また、本考案においては、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、肘掛け28・28を具備するソファー本体2の腰掛け部21において、肘掛け28・28に挟まれた前縁22に、座クッション1の前縁部11が当接する隆起部24を突成することにより辷止め囲堤25を形成し、この辷止め囲堤25にて囲われる内域部に座クッション1を配置した技術的手段を採用することができる。
また、本考案においては、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ソファー本体2に、座クッション1の縁部全周が当接する隆起部24を突成した辷止め囲堤25を形成するという技術的手段を採用することができる。
また、本考案においては、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ソファー本体2に辷止め囲堤25を、ソファー本体2の腰掛け部21を形成する発泡合成樹脂により一体成形するという技術的手段を採用することができる。
また、本考案においては、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ソファー本体2の腰掛け部21内側から前縁22または最外側端辺23に向かって上る傾斜面を有した隆起部24を突成するという技術的手段を採用することができる。
また、本考案においては、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、座クッション1を、辷止め囲堤25の高さ以上の厚みを有して作製するという技術的手段を採用することができる。
本考案においては、座クッションを載置するべきソファーの腰掛け部における前縁及び少なくとも最外側端辺とに、座クッションの前縁部および側縁部が当接する隆起部を突成することにより辷止め囲堤を形成して、この内域部に座クッションを載置したことによって、背凭れ及び辷止め囲堤が座クッションの横方向への移動に対するストッパーとなるため、座クッションの辷りが進行することはなく、長時間の着座であっても快適な座り心地を保持できる。
また、座クッション1を辷止め囲堤の内域部に適合する形状に形成して、ソファー本体の腰掛け部上に載置するだけの構造にしたことによって、ソファー本体から座クッションのみを容易に着脱することが可能となる。
そしてまた、辷止め囲堤は、ソファー本体の腰掛け部の形状に沿って隆起部を設けるだけでよいため、肘掛けの有無やソファーの形態に影響されず、様々な形態のソファーに適用することができる。
したがって、本考案により、フレキシブルな形態性を有し、かつ、着座の快適性にも優れたソファーを提供することができることから、本考案の実用的利用価値は頗る高いと云える。
『第1実施形態』
本考案の第1実施形態を具体的に図示した図面に基いて更に詳細に説明すると次のとおりである。まず、図中において符号1で指示するものは、座クッションであり、符号2で指示するものは、ソファー本体である。
次に、本実施形態の構成を以下から説明する。まず、本実施形態においては、ソファー腰掛け部21の前縁22と左右の最外側端辺23とに、座クッション1の前縁部11および側縁部12が当接する隆起部24を突成して辷止め囲堤25を形成した(図1、図2参照)。
また、座クッション1の後部に関しては、背凭れ26を当接させることにより隆起部24を省略し、製造の手間を省いている(図3参照)。なお、この隆起部24の形成には、衝撃に対する耐久性及び、座り心地を損なわない程度の柔軟性を有した発泡合成樹脂(例えば、発泡ウレタン樹脂)を用いるのが好ましく、本実施形態では、ウレタンフォームを使用して隆起部24が突成された形状で腰掛け部21を作製して辷止め囲堤25をソファー本体2に一体的に形成している。
そして、この辷止め囲堤25にて囲われる内域部に座クッション1を配置して構成した。なお、本実施形態では、隆起部24を内側から外縁に向かって逓次的に上昇する傾斜状に形成し、この傾斜面と座クッションの前縁部11及び側縁部12とが当接するように形成している。これにより、辷止め囲堤25が座面上に露出することはないため、ソファーの標準的なデザインを保つことができる。
加えて、本実施形態では、座クッション1の厚みを辷止め囲堤25の高さ以上にすることによって、着座時において辷止め囲堤25が座り心地の違和感とならないようにしている。
上記のように構成したことによって、辷止め囲堤25及び背凭れ26が座クッション1の移動のストッパーとなって、座クッション1の辷りを抑止するため、長時間の着座であっても快適な座り心地を保持することができる。
また、座クッション1を辷止め囲堤25の内域部に適合する形状に形成して、ソファー本体2の腰掛け部21上に載置するだけの構造にしたことによって、ソファー本体2から座クッション1のみを容易に着脱することが可能となる。
そしてまた、辷止め囲堤25は、ソファー本体2の腰掛け部21の形状に沿って隆起部24を設けるだけでよいため、多様な形態のソファーに適用することができる。
『第2実施形態』
本考案の第2実施形態を図4に基いて以下に説明する。本実施形態においては、ソファー本体2を形態変更ができるように複数ユニットを組み合わせて構成し、ソファユニット一つ一つに辷止め囲堤25を設けて座クッション1を配設した。そして、背凭れ26がないスツール状のソファユニットを組み合わせている場合、このソファユニットに関しては、後縁27にも隆起部24を突成してクッション1が後方にズレないように辷止め囲堤25を形成する。
『第3実施形態』
本考案の第3実施形態を図5に基いて以下に説明する。本実施形態においては、ソファー本体2の腰掛け部21をよりモダンなデザインとなるよう曲線状の外形で形成するとともに、ソファー本体1の腰掛け部21における背凭れ26と接しない縁部に隆起部24を突成して辷止め囲堤25を形成した(図5参照)。このように、ソファー本体1の腰掛け部21が、複雑な形状に作製されていても上記のように辷止め囲堤25を形成して、座クッション1のズレを防止することができる。
『第4実施形態』
本考案の第4実施形態を図6に基いて以下に説明する。本実施形態においては、厚みのない座布団状の座クッション1を使用するとともに、座クッション1の大きさに合わせた所定間隔で隆起部25を並設することにより、座クッション1をソファー本体2の腰掛け部21に並置して複数人が着座できるように構成した(図6参照)。
そして、左右の肘掛け28・28間における腰掛け部21と同じ長さの棒状部材をソファー本体2の腰掛け部21の前縁22に載設するとともに、側端辺23に沿って腰掛け部21上に三角柱状の仕切体を所定間隔で配設して、隆起部24を形成することによって辷止め囲堤25を形成した。
これによって、辷止め囲堤25及び背凭れ26、肘掛け28で、座クッション1が前後左右にズレる心配がなく、また、腰掛け部21に隆起部24が突設された形状でソファー本体2を作製する必要がなくなるため、ソファー本体2の製造が非常に容易となる。
また、本実施形態のソファーにおいては、様々な色彩及び形状の座クッション1を選択して配設することで、より独創的なソファーを作製することも可能である。
また、本考案は、概ね上記のように構成されるが、図示の実施形態に限定されるものではなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、ソファー本体2に形成する隆起部24には、発泡合成樹脂を用いなくとも、耐衝撃性と座り心地に障らない程度の柔軟性とを有した木材や合成樹脂を材料として用いてもよい。
また、座クッション1及びソファー本体2の辷止め囲堤25は、角形でなく丸みを帯びた形状でもよく、何れも本考案の技術的範囲に属する。
最近のソファー市場においては、座部を着脱可能にして、様々なタイプの座部を使用者が選択できるようにするとともに、傷み易い座部の洗浄、修理、買替えを容易にしたソファーが注目されている。ところが、このような座部着脱式のソファーに関しては、座部とソファー本体とをズレが生じないように強固に固定した構造にすると座部の着脱が不便となってしまい、逆に、着脱の容易さを考慮して辷止め加工した腰掛け部に座部を載置する構造だと、着座時における座部のズレを完全に防止することができないという二律背反の問題に直面していた。
そのような中で、本考案のソファーのクッション辷止め構造は、座クッションのズレの防止及び、座クッションの容易な着脱を一挙に実現したことから、ソファー製造業における需要は大きく、本考案の産業上の利用価値は非常に高いと云える。
本考案の第1実施形態におけるクッション辷止め構造を具備したソファーを表わす全体斜視図である。 本考案の第1実施形態における座クッションの辷止め構造を表わす横断面図である。 本考案の第1実施形態における座クッションの辷止め構造を表わす縦断面図である。 本考案の第2実施形態におけるクッション辷止め構造を具備したソファーを表わす全体斜視図である。 本考案の第3実施形態におけるクッション辷止め構造を具備したソファーを表わす全体斜視図である。 本考案の第4実施形態におけるクッション辷止め構造を具備したソファーを表わす全体斜視図である。
符号の説明
1 座クッション
11 前縁部
12 側縁部
2 ソファー本体
21 腰掛け部
22 前縁
23 最外側端辺
24 隆起部
25 辷止め囲堤
26 背凭れ
27 後縁
28 肘掛け

Claims (6)

  1. 座クッション1が載置されるべきソファー腰掛け部21の前縁22と少なくとも最外側端辺23とに当該座クッション1の前縁部11および側縁部12が当接する隆起部24を突成することにより辷止め囲堤25を形成し、この辷止め囲堤25にて囲われる内域部に座クッション1を配置したことを特徴とするソファーのクッション辷止め構造。
  2. 肘掛け28・28を具備したソファー本体2の腰掛け部21において、肘掛け28・28に挟まれる前縁22に、座クッション1の前縁部11が当接する隆起部24を突成することにより辷止め囲堤25を形成し、この辷止め囲堤25にて囲われる内域部に座クッション1を配置したことを特徴とする請求項1記載のソファーのクッション辷止め構造。
  3. ソファー本体2に、座クッション1の縁部全周が当接する隆起部24が突成された辷止め囲堤25が形成されていることを特徴とする請求項1記載のソファーのクッション辷止め構造。
  4. ソファー本体2の辷止め囲堤25が、ソファー腰掛け部21を形成する発泡合成樹脂材により一体に成形されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のソファーのクッション辷止め構造。
  5. ソファー本体2の腰掛け部21内側から前縁22または最外側端辺23に向かって上る傾斜面を有した隆起部24が突成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載のソファーのクッション辷止め構造。
  6. 座クッション1が、辷止め囲堤25の高さ以上の厚みを有して作製されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載のソファーのクッション辷止め構造。
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