JP3118902U - 安全注射器 - Google Patents

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Abstract

【課題】カニューレを有するヘッド部材を注射器本体内に回収できると共に、構造が簡単で、製造コストも抑えることができる安全注射器を提供すること。
【解決手段】一端内壁に内ねじ山(12)が形成され、他端両側に指用つば(13)が設けられる外筒(11)と、ヘッド部材(21)を含み、ベース(22)の一側外壁面に外ねじ山(221)が形成され、ベース(22)の、外ねじ山(221)と反対する端に連結部(223)が設けられ、連結部(223)の内部に主流路(225)が形成され、更にベース(22)の外ねじ山(221)側の内部に、内壁面に流路(224)を有する収容溝(226)が形成されるヘッド組(20)と、一端に封止体(32)を有するストッパー(31)が設けられるプランジャー(30)とを有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、特に封止体とベースとの組み合わせによりカニューレを有するヘッド部材を注射器本体内に回収でき、且つ構造が簡単で、製造コストも抑えることができる安全注射器に関するものである。
救急隊員は、傷病者に対して注射器により薬剤の注射や、或いは採血を行い、ヘッド部材上にキャップを取り付ける時、カニューレを手や指に刺してしまうことがよくあるが、若し傷病者が肝炎やAIDSウィルスの感染者である場合、救急隊員に血液感染の危険性があり、また、救急隊員の傷口に傷病者の体液が接触すると、感染症に感染する可能性があった。これに鑑みその後、感染予防を目的とした安全注射器が開発された。
前記従来の安全注射器は、製造時に沢山の湾曲部を形成することから、形状が複雑となるので、高精密度のモールドにより製造しなければならないが、そのような高精密度のモールドは、高価であり製造コストが非常に高いため、市場においてそれほど普及していない。故に、前記課題を解決する必要がある。
本願の第1考案は、一端内壁に内ねじ山(12)が形成されると共に、他端両側に外部へ向かって延出する指用つば(13)が設けられる外筒(11)と、前記外筒(11)の一端に設置されるベース(22)及び該ベース(22)上に設けられるヘッド部材(21)を含み、該ベース(22)の一側外壁面に外筒(11)の内ねじ山(12)と螺合される外ねじ山(221)が形成され、ベース(22)における、該外ねじ山(221)と反対する端に外筒(11)から突出し、ヘッド部材(21)に挿設される連結部(223)が設けられると共に、該連結部(223)の内部に主流路(225)が形成され、更にベース(22)における外ねじ山(221)側の内部に該主流路(225)と連通する収容溝(226)が形成され、該収容溝(226)の内壁面に所定の間隔で少なくとも1本の流路(224)が形成され、該流路(224)が前記ベース(22)における外ねじ山(221)側の端面まで伸びるヘッド組(20)と、一端に前記外筒(11)に挿入されるストッパー(31)が設けられ、該ストッパー(31)の一端にベース(22)の収容溝(226)内に嵌合される封止体(32)が設けられ、該封止体(32)の奥行きが前記流路(224)の長さと略等しいプランジャー(30)とを有することを特徴とする安全注射器を提供するものであり、
本願の第2考案は、前記ベース(22)における連結部(223)は、略円錐状を呈すると共に、前記ヘッド部材(21)に挿設され、該ベース(22)における、外ねじ山(221)側の端の外周面に、前記外筒(11)の内壁面に密接する気密リング(222)が設けられることを特徴とする前記第1考案に記載の安全注射器を提供するものであり、
本願の第3考案は、前記ヘッド部材(21)が連結部(223)と一体形成であり、前記プランジャー(30)における、ストッパー(31)の近傍に切込み(33)が形成され、前記ベース(22)に4本の流路(224)が形成されることを特徴とする、前記第1又は2考案に記載の安全注射器を提供するものである。
本考案は上記の課題を解決するものであり、その構造は、一端内壁に内ねじ山が形成されると共に、他端両側に外部へ向かって延出する指用つばが設けられる外筒と、前記外筒の一端に設置されるベース及び該ベース上に設けられるヘッド部材を含み、該ベースの一側外壁面に外筒の内ねじ山と螺合される外ねじ山が形成され、ベースにおける、該外ねじ山と反対する端に外筒から突出し、ヘッド部材に挿設される連結部が設けられると共に、該連結部の内部に主流路が形成され、更にベースにおける外ねじ山側の内部に該主流路と連通する収容溝が形成され、該収容溝の内壁面に所定の間隔で少なくとも1本の流路が形成され、該流路が前記ベースにおける外ねじ山側の端面まで伸びるヘッド組と、一端に前記外筒に挿入されるストッパーが設けられ、該ストッパーの一端にベースの収容溝内に嵌合される封止体が設けられ、該封止体の奥行きが前記流路の長さと略等しいプランジャーとを有するものである。
本考案の安全注射器に薬剤を充填する、或いは該安全注射器により採血を行う時は、それら薬剤或いは血液をカニューレを有するヘッド部材、主流路及び流路を介して外筒内に吸い込ませる。全ての作業が終了した後は、プランジャーによりストッパー上に設けられる封止体をベースの収容溝内に押し込むと共に、該封止体と収容溝との摩擦力によりベースを回転させて外筒から取り外し、その後、プランジャーを後方へ引っ張り、ヘッド部材を有するヘッド部を外筒内に回収する。
上述した構成から、本考案には以下に示すような効果がある。
1. 本考案の安全注射器は、高精度のモールドを用いなくても、高安全性を達成できると共に、製造が極めて容易であり、低コスト化を達成できることから、価格を一般の注射器と同様の程度に抑えることができるので、価格競争に打ち勝つことができ、且つこれにより、消費者の購買意欲を高められるので、本考案の安全注射器の普及に寄与するものである。
2. 本考案の安全注射器は、部材数か少なく構造が極めて簡単であるため、人件費の削減に寄与するものである。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は本考案に係る安全注射器の分解斜視図であり、図2は本考案に係る安全注射器の外筒内に薬剤などを入れている状態を示す側面断面図であり、図3は本考案に係る安全注射器の収容溝に封止体を嵌合する状態を示す側面断面図であり、図4は本考案に係る安全注射器の収容溝に封止体を嵌合した状態を示す側面断面図であり、図5は本考案に係る安全注射器のヘッド組を外筒から取り外す状態を示す側面断面図であり、図6は本考案に係る安全注射器におけるヘッド部材を有するヘッド組を外筒内に回収して、プランジャーを切込みから折って取り除く状態を示す側面断面図である。
図1乃至図3に示すように、本考案の安全注射器(10)は、略円筒状を呈し、一端内壁に内ねじ山(12)が形成されると共に、該内ねじ山(12)と反対する端の両側に外部へ向かって延出する指用つば(13)が設けられる外筒(11)と、
ヘッド部材(21)及び略円錐状を呈するベース(22)を有するヘッド組(20)と、
一端に円柱状のストッパー(31)が設けられ、該ストッパー(31)の上下端にそれぞれリング状凸部材(311)が設けられると共に、ストッパー(31)の一端にベース(22)に密接に嵌め込まれる円柱状の封止体(32)が設けられるプランジャー(30)とから構成される。
更に、前記ベース(22)における、外筒(11)の内ねじ山(12)と対応する位置に外ねじ山(221)が形成され、該ベース(22)の外筒(11)が内ねじ山(12)に螺合されることによりベース(22)が外筒(11)の一端に固定され、更にベース(22)の外ねじ山(221)の端縁に外筒(11)の内壁と密接する、外側へ突出する気密リング(222)が設けられると共に、ベース(22)における、外ねじ山(221)と反対する一端中央に外筒(11)の一端から突出する連結部(223)が設けられ、該連結部(223)は円錐状を呈し、その内部に主流路(225)が貫穿される。また、ベース(22)における外ねじ山(221)側の端に収容溝(226)が形成され、本実施例では、円形を呈すると共に、該主流路(225)と連通する構造である。そして、ベース(22)における収容溝(226)の内壁面に所定の間隔で少なくとも1本の流路(224)が形成され、該各流路(224)は溝状を呈すると共に、気密リング(222)と連通する。尚、本実施例ではベース(22)内に4本の流路(224)が形成され、該各流路(224)の長さは収容溝(226)の深さと等しい構造を有する。
また、前記ヘッド部材(21)は、連結部(223)の自由端と結合すると共に、主流路(225)と連通する。尚、該ヘッド部材(21)は、連結部(223)の自由端と一体成形されてもよい。
また、本実施例中では、前記封止体(32)の高さは収容溝(226)の深さと等しいと共に、プランジャー(30)における、ストッパー(31)の近傍に切込み(33)が形成される。
図2に示すように、本考案の安全注射器に薬液を充填する時は、カニューレを薬液の入ったビンに刺し、外筒(11)を持ちながらプランジャー(30)を引っ張りストッパー(31)及び封止体(32)を後方へ移動させることにより、薬液を外筒(11)内に入れる。この時薬液は、ヘッド部材(21)から入った後、主流路(225)、流路(224)を通って外筒(11)内に流れ込み、その後、薬液を人体内に注射するときに空気が入り込まないように、ストッパー(31)を押し込むことにより、外筒(11)内の空気を排出する。そして、注射時には、ヘッド部材(21)におけるカニューレを患者や被検査者などの身体に挿入した後、プランジャー(30)を押し込み薬液を、ベース(22)の流路(224)及び主流路(225)を介してヘッド部材(21)から体内へ注入する。
更に、前記注射の一連の作業が終わり、前記ヘッド組(20)を回収する時は、図1及び図3乃至6に示すように、前記プランジャー(30)を押し込んでストッパー(31)の前端に設けられる封止体(32)をベース(22)の収容溝(226)内に嵌め込み、該封止体(32)により各流路(224)を封止することによって、収容溝(226)と主流路(225)とを非連通の状態にすると共に、前記ストッパー(31)に設けられる気密リング(311)により完全に各流路(224)を封止する。続いて封止体(32)とベース(22)の収容溝(226)との組み合わせによる摩擦力により、ベース(22)を回転させて取り外した後、プランジャー(30)を後方へ引っ張ってヘッド組(20)を外筒(11)内に回収し、最後に該プランジャー(30)の切込み(33)を折りプランジャー(30)を取り外して一連の作業を完了させる。
尚、上述した実施形態は単に本考案の一部の形態であり、本明細書に示す主張の範囲内であれば如何なる形態に構成させてもよく、また、容易に想到し得る範囲内であれば、当然本考案の主張範囲に属することは言うまでもない。
本考案に係る安全注射器の分解斜視図である。 本考案に係る安全注射器の外筒内に薬剤などを入れている状態を示す側面断面図である。 本考案に係る安全注射器の収容溝に封止体を嵌合する状態を示す側面断面図である。 本考案に係る安全注射器の収容溝に封止体を嵌合した状態を示す側面断面図である。 本考案に係る安全注射器のヘッド組を外筒から取り外す状態を示す側面断面図である。 本考案に係る安全注射器におけるヘッド部材を有するヘッド組を外筒内に回収して、プランジャーを切込みから折って取り除く状態を示す側面断面図である。
符号の説明
10 注射器本体
11 外筒
12 内ねじ山
13 指用つば
20 ヘッド組
21 ヘッド部材
22 ベース
221 外ねじ山
222 気密リング
223 連結部
224 流路
225 主流路
226 収容溝
30 プランジャー
31 ストッパー
311 リング状部材
32 封止体
33 切込み

Claims (3)

  1. 一端内壁に内ねじ山(12)が形成されると共に、他端両側に外部へ向かって延出する指用つば(13)が設けられる外筒(11)と、
    前記外筒(11)の一端に設置されるベース(22)及び該ベース(22)上に設けられるヘッド部材(21)を含み、該ベース(22)の一側外壁面に外筒(11)の内ねじ山(12)と螺合される外ねじ山(221)が形成され、ベース(22)における、該外ねじ山(221)と反対する端に外筒(11)から突出し、ヘッド部材(21)に挿設される連結部(223)が設けられると共に、該連結部(223)の内部に主流路(225)が形成され、更にベース(22)における外ねじ山(221)側の内部に該主流路(225)と連通する収容溝(226)が形成され、該収容溝(226)の内壁面に所定の間隔で少なくとも1本の流路(224)が形成され、該流路(224)が前記ベース(22)における外ねじ山(221)側の端面まで伸びるヘッド組(20)と、
    一端に前記外筒(11)に挿入されるストッパー(31)が設けられ、該ストッパー(31)の一端にベース(22)の収容溝(226)内に嵌合される封止体(32)が設けられ、該封止体(32)の奥行きが前記流路(224)の長さと略等しいプランジャー(30)とを有することを特徴とする、
    安全注射器。
  2. 前記ベース(22)における連結部(223)は、略円錐状を呈すると共に、前記ヘッド部材(21)に挿設され、該ベース(22)における、外ねじ山(221)側の端の外周面に、前記外筒(11)の内壁面に密接する気密リング(222)が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の安全注射器。
  3. 前記ヘッド部材(21)が連結部(223)と一体形成であり、前記プランジャー(30)における、ストッパー(31)の近傍に切込み(33)が形成され、前記ベース(22)に4本の流路(224)が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の安全注射器。
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