JP3118775U - 4分割の収納空間に構成できるクッション壁部構造の収納ケース - Google Patents

4分割の収納空間に構成できるクッション壁部構造の収納ケース Download PDF

Info

Publication number
JP3118775U
JP3118775U JP2005009884U JP2005009884U JP3118775U JP 3118775 U JP3118775 U JP 3118775U JP 2005009884 U JP2005009884 U JP 2005009884U JP 2005009884 U JP2005009884 U JP 2005009884U JP 3118775 U JP3118775 U JP 3118775U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
wall
wall portion
inner peripheral
storage case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005009884U
Other languages
English (en)
Inventor
信和 池亀
Original Assignee
有限会社アットファースト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社アットファースト filed Critical 有限会社アットファースト
Priority to JP2005009884U priority Critical patent/JP3118775U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3118775U publication Critical patent/JP3118775U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Abstract

【課題】収納ケースの内部収納空間を一空間又は4分割空間に容易且つ確実に変更できるようにする。
【解決手段】スライドファスナー9の開閉によって、底壁部2と側壁部3から成る有底収納部の開口部に対して天壁部6を開閉自在な構成とし、これらの各壁部を屈曲自在でクッション性を有する壁部構造に構成した収納ケースであり、互いに係着された雄雌一対の面ファスナー15,16で突出状態に連結した一対の柔軟な帯状隔壁11,12を介して、収納ケース内を、前記帯状隔壁で囲まれた2つの縦割り分割空間20a,20aと、これらの縦割り分割空間に挟まれた2つの縦割り分割空間20b,20bとの合計4つの縦割り分割空間に構成した。また、前記面ファスナーの係着を外し、前記帯状隔壁を内周壁側に凹ませることによって、収納ケース内を隔壁の無い一空間に変更できる。
【選択図】図1

Description

本考案は、折り畳み可能で、外部からの衝撃に対して収納物品を効果的に保護できる、屈曲自在なクッション壁部構造の収納ケースであり、特に、この収納ケースの内部収納空間を一空間又は複数の分割空間に容易且つ確実に変更できるようにした収納ケースに関する。
玩具、衣類、日用雑貨など主に小さな雑多な物品を収納する収納ケースが種々用いられている。これらの収納ケースは、不使用時にはコンパクトな形態に折り畳めること、外部からの衝撃に対して収納物品を効果的に保護できるものであることが要望される。係る要望に応えた収納ケースとして、本出願人は実用新案登録第3112328号のクッション壁部構造の収納ケースを提供した。このクッション壁部構造の収納ケースは、スライドファスナーの開閉によって、底壁部と側壁部から成る有底収納部の開口部に対して天壁部を開閉自在な構成とした収納ケース本体と、この収納ケース本体を手提げ可能にする手提げ部とで収納ケースを構成し、前記底壁部、側壁部及び天壁部の各壁部を、各壁部の表裏面を形成する表生地と裏生地との間に屈曲性且つ弾力性を有するスポンジなどの厚手のクッション材から成るクッション性芯材を挟んだ屈曲自在なクッション壁部構造に構成したことを特徴としたものである。
実用新案登録第3112328号公報
背景技術で述べたクッション壁部構造の収納ケースは、不使用時にはコンパクトな形態に容易に折り畳むことができると共に、この折り畳み形態から容易にケース形態に復元でき、また、外部からの衝撃に対しても収納物品を効果的に保護できる、等の利点を有するものであるが、その収納ケースの内部構造については特に工夫されていない。
前記したように、収納ケース内には、玩具、衣類、日用雑貨など主に小さな雑多な物品を収納する場合が多く、また比較的大きな物品を収納する場合もある。
しかし、収納ケースの内部収納空間が一つであると、小さな雑多な物品を収納ケース内に整理良く収納するのが困難であり、この収納ケースの移動中に収納されている小さな雑多な物品が所定の収納位置から移動してしまい散乱状態になってしまう問題がある。
このような実情に鑑み、本考案は、コンパクトな形態に容易に折り畳むことができると共に、この折り畳み形態から容易にケース形態に復元でき、また、外部からの衝撃に対しても収納物品を効果的に保護できる、というクッション壁部構造の収納ケースの長所を保持しつつ、且つこの収納ケースの内部収納空間を一空間又は4分割空間に容易且つ確実に変更できるようにして、比較的大きな物品を収納する場合は勿論のこと、小さな雑多な物品を収納する場合でも整理良く収納できる収納ケースを提供することを目的とする。
上記の課題を達成するため、本考案は、底壁部と該底壁部の周縁部にその下縁部を連接した側壁部とで形成された開口上縁部をもつ有底収納部と、この有底収納部の開口上縁部の一端側に折り曲げ自在な連接部を介して連接され、前記有底収納部の開口部を開閉自在に覆う天壁部とをもち、これらの底壁部、側壁部及び天壁部の各壁部を屈曲自在でクッション性を有する壁部構造に構成し、前記連接部箇所を除く前記有底収納部の開口上縁部と該開口上縁部に対応する前記天壁部の周縁部とに架けてスライドファスナーを装着し、このスライドファスナーの開閉によって前記有底収納部の開口部に対して前記天壁部を開閉自在な構成とした収納ケースであり、前記有底収納部内に該収納部内を複数の縦割り分割空間に隔てる隔壁部を設け、この隔壁部は、前記側壁部の内周壁をほぼ均等にその開口上縁部の開口周り方向に4つに区分けし、この4つに区分けされた一方の対向した2つの内周壁区分け部分をそれぞれ囲むように柔軟性生地から成る一対の帯状部材の縦両端部を前記内周壁区分け部分の縦境界線に沿ってそれぞれ止着し、縦両端部を止着された一対の帯状部材の各中間自由部を、互いに囲んだ前記内周壁区分け部分から離間する対向方向にそれぞれ突出し、又は互いに囲んだ前記内周壁区分け部分の内壁面に沿う位置までそれぞれ凹ませるように構成した柔軟性生地から成る一対の帯状隔壁と、この一対の帯状隔壁の各中間自由部の各中心位置の上部にそれぞれ設けられ、互いに囲んだ前記内周壁区分け部分から離間する対向方向にそれぞれ突出された各中間自由部を互いに着脱自在に係着する雄雌一対の面ファスナーとで構成し、よって、前記有底収納部内を、互いに係着された雄雌一対の前記面ファスナーで突出状態に連結された一対の前記帯状隔壁を介して隔てられた、一対の前記帯状隔壁で囲まれた2つの縦割り分割空間と、これらの縦割り分割空間に挟まれた2つの縦割り分割空間とからなる合計4つの縦割り分割空間に構成したことを特徴とする4分割の収納空間に構成できるクッション壁部構造の収納ケースを提供する。
本考案の収納ケース内を4分割空間として用いる場合は、柔軟性生地から成る一対の帯状隔壁の各中間自由部を互いに囲んだ前記内周壁区分け部分から離間する対向方向へそれぞれ突出させ、突出された各中間自由部にそれぞれ設けた雄雌一対の面ファスナーを係着すれば良い。これによって、収納ケース内は、互いに係着された雄雌一対の前記面ファスナーで突出状態に連結された一対の前記帯状隔壁を介して隔てられた、一対の前記帯状隔壁で囲まれた2つの縦割り分割空間と、これらの縦割り分割空間に挟まれた2つの縦割り分割空間とからなる合計4つのほぼ均等な縦割り分割空間に構成される。また、本考案の収納ケース内を一空間として用いる場合は、互いに係着された雄雌一対の面ファスナーの係着を外し、柔軟性生地から成る一対の帯状隔壁を互いに囲んだ前記内周壁区分け部分の内壁面に沿う位置へそれぞれ凹ませることによって、隔壁を無くした一空間に構成される。このようにして、本考案の収納ケースによれば、その内部収納空間を一空間又は4分割空間に容易且つ確実に変更できる。
また、本考案は、前記底壁部を略四角形状とし、略四角形状の底壁部をもつ前記有底収納部の前記側壁部の内周壁に4つのコーナー部を設け、前記帯状隔壁を、各コーナー部をそれぞれ配してほぼ均等に4つに区分けされた一方の対向した2つの前記内周壁区分け部分をそれぞれ囲むように柔軟性生地から成る一対の帯状部材の縦両端部を前記内周壁区分け部分の縦境界線に沿ってそれぞれ止着して構成したことを特徴とする4分割の収納空間に構成できるクッション壁部構造の収納ケースを提供する。
このように、前記帯状隔壁は、コーナー部をもつ前記内周壁区分け部分を囲むように帯状部材の縦両端部を止着して構成したことによって、収納ケース内を一空間として用いる場合、前記帯状隔壁はコーナー部をもつ前記内周壁区分け部分の凹んだ内壁面にフィットした状態に凹まされ、凹まされた前記帯状隔壁の弛みを防ぐことができる。
また、本考案は、前記底壁部を略円形状とし、前記帯状隔壁を、ほぼ均等な円弧状に4つに区分けされた一方の対向した2つの円弧状の前記内周壁区分け部分をそれぞれ囲むように柔軟性生地から成る一対の帯状部材の縦両端部を前記内周壁区分け部分の縦境界線に沿ってそれぞれ止着して構成したことを特徴とする4分割の収納空間に構成できるクッション壁部構造の収納ケースを提供する。
このように、前記帯状隔壁は、円弧状の前記内周壁区分け部分を囲むように帯状部材の縦両端部を止着して構成したことによって、収納ケース内を一空間として用いる場合、前記帯状隔壁は円弧状の前記内周壁区分け部分の円弧状に凹んだ内壁面にフィットした状態に凹まされ、凹まされた前記帯状隔壁の弛みを防ぐことができる。
また、本考案は、雄雌一対の前記面ファスナーは、一方の面ファスナーが一方の帯状隔壁の内側に取付けられ、他方の面ファスナーが他方の帯状隔壁に一端側を止着された柔軟な連結片の自由端側に取付けられ、柔軟な連結片の自由端側に取付けられた前記面ファスナーは一方の帯状隔壁を越えて該帯状隔壁の内側に取付けられている前記面ファスナーと対向する位置まで該連結片が逆U字状に折り曲げられ、対向した互いの面ファスナーが着脱自在に係着され連結されるように構成され、且つ、非連結状態においては、柔軟な連結片の自由端側に取付けられた前記面ファスナーは該面ファスナーを取付けた同じ帯状隔壁の外側に取付けた固定用の面ファスナーに対して着脱自在に係着され固定されるように構成したことを特徴とする4分割の収納空間に構成できるクッション壁部構造の収納ケースを提供する。
これによって、雄雌一対の前記面ファスナーを互いに係着して一対の帯状隔壁をそれぞれ突出状態に連結した場合、一方の面ファスナーは柔軟な連結片の自由端側に取付けられているため、互いに連結される一対の帯状隔壁の突出態様に自由度を与えることができる。また、互いに係着された雄雌一対の面ファスナーの係着を外し、柔軟性生地から成る一対の帯状隔壁を互いに囲んだ前記内周壁区分け部分の内壁面に沿う位置へそれぞれ凹ませて、収納ケース内を隔壁が無くされた1つの広い収納空間として用いる場合においても、外された雄雌一対の面ファスナーの係着面が収納空間内で露出せず、収容された衣類などと不要な接触や接着を避けられる。しかも、柔軟な連結片の自由端側に取付けられた面ファスナーは固定された状態に保持される。
本考案の収納ケースによれば、コンパクトな形態に容易に折り畳むことができると共に、この折り畳み形態から容易にケース形態に復元でき、また、外部からの衝撃に対しても収納物品を効果的に保護できる、というクッション壁部構造の収納ケースの長所を保持しつつ、且つこの収納ケースの内部収納空間を一空間又は4分割空間に容易且つ確実に変更できるようにして、比較的大きな物品を収納する場合は勿論のこと、小さな雑多な物品を収納する場合でも整理良く収納できる。
以下、本考案の実施形態を示した図面に基づいて説明する。図1から図3に示した本考案の収納ケースは底壁部を略四角形状とし、図4に示した本考案の収納ケースは底壁部を略円形状としたものである。図1から図3の収納ケースと図4の収納ケースは、その実質的な構成を共通にしているため、特に限定した説明を除き、以下の説明は両者に共通するものである。
本考案の収納ケース1は、底壁部2と該底壁部2の周縁部にその下縁部を連接した側壁部3とで形成された開口上縁部をもつ有底収納部4と、この有底収納部4の開口上縁部の一端側に折り曲げ自在な連接部5を介して連接され、前記有底収納部4の開口部を開閉自在に覆う天壁部6とをもち、これらの底壁部2、側壁部3及び天壁部6の各壁部を、各壁部の表裏面を形成する柔軟な表生地7aと裏生地7bとの間に屈曲性且つ弾力性を有するスポンジなどのクッション材から成るクッション性芯材8を挟んで構成し、各壁部を屈曲自在でクッション性を有する壁部構造に構成し、前記連接部5箇所を除く前記有底収納部4の開口上縁部と該開口上縁部に対応する前記天壁部6の周縁部とに架けてスライドファスナー9を装着し、このスライドファスナー9の開閉によって前記有底収納部4の開口部に対して前記天壁部6を開閉自在な構成としたものであり、前記有底収納部4内に該収納部内を複数の縦割り分割空間に隔てる隔壁部10を設けたことを特徴としている。
前記クッション性芯材8は、ポリウレタン製のスポンジから成る板状のクッション材であり、このクッション性芯材8を挟む表裏生地7a,7bは、綿やポリエステルなどの柔軟な天然又は合成繊維を採用し、表生地7aには特に丈夫な生地を採用している。前記底壁部2の周縁部と前記側壁部3の下縁部は逢着糸で逢着することによって連接され、前記側壁部3の開口上縁部や前記天壁部6の周縁部も逢着糸でそれぞれ逢着している。前記スライドファスナー9は、互いに係合される一方のスライドファスナー部の帯布部を前記側壁部3の開口上縁部(前記連接部5箇所を除く)に沿って逢着し、他方のスライドファスナー部の帯布部を前記天壁部6の周縁部(前記連接部5箇所を除く)に沿って逢着し、装着されている。なお、スライドファスナー9を開閉するスライド開閉部9aを二つ取付け、両方から開閉できるようにしている。
前記の隔壁部10は、前記側壁部3の内周壁をほぼ均等にその開口上縁部の開口周り方向に4つに区分け、この4つに区分けされた一方の対向した2つの内周壁区分け部分3a,3aをそれぞれ囲むように柔軟性生地から成る一対の帯状部材の縦両端部を前記内周壁区分け部分3a,3aの縦境界線に沿ってそれぞれ逢着手段で止着13し、縦両端部を逢着された一対の該帯状部材の各中間自由部を、互いに囲んだ前記内周壁区分け部分3a,3aから離間する対向方向にそれぞれ突出し、又は互いに囲んだ前記内周壁区分け部分3a,3aの内壁面に沿う位置までそれぞれ凹ませるように構成した柔軟性生地から成る一対の帯状隔壁11,12と、この一対の帯状隔壁11,12の各中間自由部の各中心位置の上部にそれぞれ設けられ、互いに囲んだ前記内周壁区分け部分3a,3aから離間する対向方向にそれぞれ突出された各中間自由部を互いに着脱自在に係着する雄雌一対の面ファスナー15,16とで構成し、よって、前記有底収納部4内を、互いに係着された雄雌一対の前記面ファスナー15,16で突出状態に連結された一対の前記帯状隔壁11,12を介して隔てられた、一対の前記帯状隔壁11,12で囲まれた2つの縦割り分割空間20a,20aと、これらの縦割り分割空間20a,20aに挟まれた2つの縦割り分割空間20b,20bとからなる合計4つの縦割り分割空間(20a,20a,20b,20b)に構成した。柔軟性生地から成る帯状隔壁11,12の材質は、各壁部の表裏生地と同様な綿やポリエステルなどの柔軟な天然又は合成繊維を採用し、表生地を突出側、裏生地を凹み側にし、各壁部の場合と同様に表生地には特に丈夫な生地を採用している。
本考案の収納ケース内を4分割空間として用いる場合は、図1及び図4に実線で示したように、柔軟性生地から成る一対の帯状隔壁11,12の各中間自由部を互いに囲んだ前記内周壁区分け部分3a,3aから離間する対向方向へそれぞれ突出させ、突出された各中間自由部にそれぞれ設けた雄雌一対の面ファスナー15,16を係着すれば良い。これによって、収納ケース内は、互いに係着された雄雌一対の前記面ファスナー15,16で突出状態に連結された一対の前記帯状隔壁11,12を介して隔てられた、一対の前記帯状隔壁11,12で囲まれた2つの縦割り分割空間20a,20aと、これらの縦割り分割空間20a,20aに挟まれた2つの縦割り分割空間20b,20bとからなる合計4つのほぼ均等な縦割り分割空間20a,20a,20b,20bに構成される。また、本考案の収納ケース内を一空間として用いる場合は、図1及び図4に一点鎖線で示したように、互いに係着された雄雌一対の面ファスナー15,16の係着を外し、柔軟性生地から成る一対の帯状隔壁11,12を互いに囲んだ前記内周壁区分け部分3a,3aの内壁面に沿う位置へそれぞれ凹ませることによって、隔壁を無くした一空間に構成される。このようにして、本考案の収納ケースによれば、その内部収納空間を一空間又は4分割空間に容易且つ確実に変更できる。
図1から図3に示した収納ケースは、前記底壁部2を略四角形状とし、略四角形状の底壁部2をもつ前記有底収納部4の前記側壁部3の内周壁に4つのコーナー部3c,3c,3c,3cを設け、前記帯状隔壁11,12を、各コーナー部3c,3c,3c,3cをそれぞれ配して4つに区分けされた一方の対向した2つの内周壁区分け部分3a,3aをそれぞれ囲むように柔軟性生地から成る一対の帯状部材の縦両端部を前記内周壁区分け部分3a,3aの縦境界線に沿ってそれぞれ止着(逢着)13して構成した。このように、前記帯状隔壁11,12は、コーナー部3cをもつ内周壁区分け部分3a,3aを囲むように帯状部材の縦両端部を止着(逢着)13して構成したことによって、収納ケース内を一空間として用いる場合、前記帯状隔壁11,12はコーナー部3cをもつ前記内周壁区分け部分3a,3aの凹んだ内壁面にフィットした状態に凹まされ(図1に一点鎖線で示す。)、凹まされた前記帯状隔壁11,12の弛みを防ぐことができる。
図4に示した収納ケースは、前記底壁部2を略円形状とし、前記帯状隔壁11,12を、ほぼ均等な円弧状に4つに区分けされた一方の対向した2つの円弧状の内周壁区分け部分3a,3aをそれぞれ囲むように柔軟性生地から成る一対の帯状部材の縦両端部を前記内周壁区分け部分3a,3aの縦境界線に沿ってそれぞれ止着(逢着)13して構成した。
雄雌一対の前記面ファスナー15,16は、図2及び図3に示すように、一方の面ファスナー(雌の面ファスナー)15が一方の帯状隔壁11の内側に取付けられ、他方の面ファスナー(雄の面ファスナー)16が他方の帯状隔壁12に一端側を止着(逢着)された柔軟な連結片17の自由端側に取付けられ、柔軟な連結片17の自由端側に取付けられた前記面ファスナー(雄の面ファスナー)16は一方の帯状隔壁11を越えて該帯状隔壁11の内側に取付けられている前記面ファスナー(雌の面ファスナー)15と対向する位置まで該連結片17が逆U字状に折り曲げられ、対向した互いの面ファスナー15,16が着脱自在に係着され連結されるように構成され、且つ、非連結状態においては、柔軟な連結片17の自由端側に取付けられた前記面ファスナー(雄の面ファスナー)16は該面ファスナー16を取付けた同じ帯状隔壁12の外側に取付けた固定用の面ファスナー(雌の面ファスナー)18に対して着脱自在に係着され固定されるように構成した。なお、雄の面ファスナーは多数の樹脂製鉤状フックを植設したもので、雌の面ファスナーは前記樹脂製鉤状フックに着脱自在に絡み合う樹脂製繊維を植設したものであり、周知のものである。
これによって、雄雌一対の前記面ファスナー15,16を互いに係着して一対の帯状隔壁11,12をそれぞれ突出状態に連結した場合、一方の面ファスナー16は柔軟な連結片17の自由端側に取付けられているため、互いに連結される一対の帯状隔壁11,12の突出態様に自由度を与えることができる。また、互いに係着された雄雌一対の面ファスナー15,16の係着を外し、柔軟性生地から成る一対の帯状隔壁11,12を互いに囲んだ前記内周壁区分け部分3a,3aの内壁面に沿う位置へそれぞれ凹ませて、収納ケース内を隔壁が無くされた1つの広い収納空間として用いる場合においても、外された雄雌一対の面ファスナー15,16の係着面が収納空間内で露出せず(一方の面ファスナー15は一方の帯状隔壁11の内側に取付けられており、他方の面ファスナー16は固定用の面ファスナー18に係着してあるため)、収容された衣類などと不要な接触や接着を避けられる。しかも、柔軟な連結片17の自由端側に取付けられた面ファスナー16は固定された状態に保持される。
符号22は前記収納ケース1を吊下げ又は手提げ可能にする一対の略ループ状の提げ部で、この提げ部22は前記側壁部3の外壁面の対称位置にそれぞれ取付けられている。なお、この提げ部22の構造や取付け位置は特に限定されるものではなく、例えば、前記天壁部の外壁面に取付けても良い。
前記したように、この収納ケースの前記底壁部2、側壁部3及び天壁部6の各壁部は、屈曲自在なクッション壁部構造に構成され、前記帯状隔壁11,12も柔軟性生地で形成してあるため、この収納ケース内に荷物を入れてない空の未収納状態においては屈曲自在なクッション壁部構造の各壁部及び柔軟生地の前記帯状隔壁11,12が腰を折るように屈曲されて折り畳み可能である。
図1から図3の収納ケースは、縦横幅を約28cm、高さを約20cmのサイズとしている。
図4の収納ケースは、直径を約28cm、高さを約20cmのサイズとしている。
天壁部を開けた状態における本考案の平面図である。 図1のA−A矢視線による拡大縦断面図である。 図2のA部、B部及びC部の各拡大図である。 天壁部を開けた状態における本考案の他の実施例の平面図である。
符号の説明
1 収納ケース
2 底壁部
3 側壁部
3a,3a 内周壁区分け部分
3c,3c,3c,3c コーナー部
4 有底収納部
5 連接部
6 天壁部
9 スライドファスナー
10 隔壁部
11,12 帯状隔壁
13 止着部
15 面ファスナー(雌の面ファスナー)
16 面ファスナー(雄の面ファスナー)
17 連結片
18 固定用の面ファスナー
20a,20a,20b,20b 縦割り分割空間
22 提げ部

Claims (4)

  1. 底壁部と該底壁部の周縁部にその下縁部を連接した側壁部とで形成された開口上縁部をもつ有底収納部と、この有底収納部の開口上縁部の一端側に折り曲げ自在な連接部を介して連接され、前記有底収納部の開口部を開閉自在に覆う天壁部とをもち、これらの底壁部、側壁部及び天壁部の各壁部を屈曲自在でクッション性を有する壁部構造に構成し、前記連接部箇所を除く前記有底収納部の開口上縁部と該開口上縁部に対応する前記天壁部の周縁部とに架けてスライドファスナーを装着し、このスライドファスナーの開閉によって前記有底収納部の開口部に対して前記天壁部を開閉自在な構成とした収納ケースであり、前記有底収納部内に該収納部内を複数の縦割り分割空間に隔てる隔壁部を設け、この隔壁部は、前記側壁部の内周壁をほぼ均等にその開口上縁部の開口周り方向に4つに区分けし、この4つに区分けされた一方の対向した2つの内周壁区分け部分をそれぞれ囲むように柔軟性生地から成る一対の帯状部材の縦両端部を前記内周壁区分け部分の縦境界線に沿ってそれぞれ止着し、縦両端部を止着された一対の帯状部材の各中間自由部を、互いに囲んだ前記内周壁区分け部分から離間する対向方向にそれぞれ突出し、又は互いに囲んだ前記内周壁区分け部分の内壁面に沿う位置までそれぞれ凹ませるように構成した柔軟性生地から成る一対の帯状隔壁と、この一対の帯状隔壁の各中間自由部の各中心位置の上部にそれぞれ設けられ、互いに囲んだ前記内周壁区分け部分から離間する対向方向にそれぞれ突出された各中間自由部を互いに着脱自在に係着する雄雌一対の面ファスナーとで構成し、よって、前記有底収納部内を、互いに係着された雄雌一対の前記面ファスナーで突出状態に連結された一対の前記帯状隔壁を介して隔てられた、一対の前記帯状隔壁で囲まれた2つの縦割り分割空間と、これらの縦割り分割空間に挟まれた2つの縦割り分割空間とからなる合計4つの縦割り分割空間に構成したことを特徴とする4分割の収納空間に構成できるクッション壁部構造の収納ケース。
  2. 請求項1記載の収納ケースにおいて、前記底壁部を略四角形状とし、略四角形状の底壁部をもつ前記有底収納部の前記側壁部の内周壁に4つのコーナー部を設け、前記帯状隔壁を、各コーナー部をそれぞれ配してほぼ均等に4つに区分けされた一方の対向した2つの前記内周壁区分け部分をそれぞれ囲むように柔軟性生地から成る一対の帯状部材の縦両端部を前記内周壁分割部分の縦境界線に沿ってそれぞれ止着して構成したことを特徴とする4分割の収納空間に構成できるクッション壁部構造の収納ケース。
  3. 請求項1記載の収納ケースにおいて、前記底壁部を略円形状とし、前記帯状隔壁を、ほぼ均等な円弧状に4つに区分けされた一方の対向した2つの円弧状の前記内周壁区分け部分をそれぞれ囲むように柔軟性生地から成る一対の帯状部材の縦両端部を前記内周壁分割部分の縦境界線に沿ってそれぞれ止着して構成したことを特徴とする4分割の収納空間に構成できるクッション壁部構造の収納ケース。
  4. 請求項1から3に記載のいずれかの収納ケースにおいて、雄雌一対の前記面ファスナーは、一方の面ファスナーが一方の帯状隔壁の内側に取付けられ、他方の面ファスナーが他方の帯状隔壁に一端側を止着された柔軟な連結片の自由端側に取付けられ、柔軟な連結片の自由端側に取付けられた前記面ファスナーは一方の帯状隔壁を越えて該帯状隔壁の内側に取付けられている前記面ファスナーと対向する位置まで該連結片が逆U字状に折り曲げられ、対向した互いの面ファスナーが着脱自在に係着され連結されるように構成され、且つ、非連結状態においては、柔軟な連結片の自由端側に取付けられた前記面ファスナーは該面ファスナーを取付けた同じ帯状隔壁の外側に取付けた固定用の面ファスナーに対して着脱自在に係着され固定されるように構成したことを特徴とする4分割の収納空間に構成できるクッション壁部構造の収納ケース。
JP2005009884U 2005-11-24 2005-11-24 4分割の収納空間に構成できるクッション壁部構造の収納ケース Expired - Fee Related JP3118775U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005009884U JP3118775U (ja) 2005-11-24 2005-11-24 4分割の収納空間に構成できるクッション壁部構造の収納ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005009884U JP3118775U (ja) 2005-11-24 2005-11-24 4分割の収納空間に構成できるクッション壁部構造の収納ケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3118775U true JP3118775U (ja) 2006-02-02

Family

ID=43469040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005009884U Expired - Fee Related JP3118775U (ja) 2005-11-24 2005-11-24 4分割の収納空間に構成できるクッション壁部構造の収納ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3118775U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4447629B2 (ja) パーテーション
US5404600A (en) Combination sleeping/carry bag
US4735246A (en) Foldable display and storage receptacle
US6568012B2 (en) Inflatable mattress with storage compartment
US6959806B2 (en) Jewelry case
US9314079B2 (en) Device, systems, and methods for holding objects
WO2012016235A2 (en) Expandable soft-sided jewelry organizer with secured display compartments
US20090188821A1 (en) Multiple size strap and tie down container
US11284691B2 (en) Optical instrument case with low profile lid and harness for the same
KR102439205B1 (ko) 막대 모양 소품류 수납 케이스
US20200154913A1 (en) Reversible pillow and storage device
JP3118775U (ja) 4分割の収納空間に構成できるクッション壁部構造の収納ケース
KR101247694B1 (ko) 분리가 가능한 물품수납부를 구비한 여행용 가방
US20160264165A1 (en) Securement system
JP5034459B2 (ja) 買物袋
JP3221377U (ja) スーツケース
JP2010172380A (ja) ランドセル用吊下物入れ
JP4558666B2 (ja) リュックサック
KR200289295Y1 (ko) 착탈식 매트를 내장한 가방
JP3602423B2 (ja) かばん類等の収納庫
JP3112328U (ja) クッション壁部構造の収納ケース
JP2023138940A (ja) バイクの荷台用収納ボックス
KR200474193Y1 (ko) 파우치
JP3181228U (ja) リュックサック
JP3165181U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090111

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090111

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees