JP3118745B2 - 自動車用ハロゲン電球 - Google Patents
自動車用ハロゲン電球Info
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- JP3118745B2 JP3118745B2 JP06133990A JP13399094A JP3118745B2 JP 3118745 B2 JP3118745 B2 JP 3118745B2 JP 06133990 A JP06133990 A JP 06133990A JP 13399094 A JP13399094 A JP 13399094A JP 3118745 B2 JP3118745 B2 JP 3118745B2
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- Japan
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- power supply
- supply means
- tongue piece
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Description
関する。
規格などでH1型、H2型、H3型、H4型などが知ら
れている。例えば図2に示す自動車用ハロゲン電球は、
H3型類似の構造であって、一般に次に説明するような
構造となっている。図において、1は、石英ガラスのよ
うな硬質ガラスからなる発光管、2はその発光管の一端
に設けられた偏平に圧潰された封止部、3は、その封止
部2に埋設されたモリブデン金属箔、4は、発光管の他
端に設けられた排気管の残部、いわゆるチップである。
6aと6bは、フィラメント5の両端と金属箔2とを結
ぶ内部リード部材、8aと8bは、金属箔2から、発光
管の管軸と略平行して伸びる外部リード部材である。内
部リード部材と金属箔と外部リード部等から電力供給手
段が構成される。7は、筒状の金属製の口金であって、
封止部2との間隙12に接着剤を充填して封止部を固定
する場合もあれば、口金から舌片を切り起こして、その
舌片のバネ性を利用して封止部を挟持して固定する場合
もある。11は、ハロゲン電球を、自動車のヘッドライ
トに装着した時、ミラーとフィラメントとの位置関係が
決まるように、あらかじめフィラメントとの位置関係の
規定された位置調節板である。
切り起こされた舌片13に熔接され、他方の外部リード
部材8bは、被覆リード線10に接続されている。この
リード線10は、自動車用バッテリーに連絡される。と
ころが、上記構造の自動車用ハロゲン電球は、外部リー
ド部材8aと舌片13との熔接はずれが未使用状態で時
々生ずる。また、使用中でも、昇温によって熔接部の酸
化が進行して熔接はずれが発生することがあった。詳細
な年間調査データによると30から40ppmの発生率
であることが分かった。
の説明図である。図において、1は、硼珪酸系統の硬質
ガラスからなる発光管であって、この場合は、タングス
テンやモリブデンと近似の膨張係数を有するガラスが得
やすいので、電力供給手段は、モリブデンリード棒14
a,14bから構成する。このリード棒の内端に、フィ
ラメント5の両端15a,15bを接続する。他方、こ
のリード棒の外端は、図2の場合と同様、一方のリード
棒14aは、舌片13に熔接され、他方のリード棒14
bは、被覆リード線10に接続される。この構造の自動
車用ハロゲン電球も、リード棒14aと舌片13との熔
接はずれが数十ppmのオーダーで発生することが分か
った。
鑑みなされたものであって、その目的とするところは、
上記熔接はずれの少ない自動車用ハロゲン電球を提供す
ることにある。
らなる発光管と、この発光管の封止部に固定された金属
製口金と、発光管内に配置されたフィラメントと、この
フィラメントの一端から当該発光管の管軸と略平行して
伸びて前記口金に接続される第一の電力供給手段と、こ
のフィラメントの他端から伸びて、自動車用バッテリー
に電気的に連なることになる第二の電力供給手段とを含
み、前記口金は、前記第一の電力供給手段の伸びる方向
と略直交する方向に切り起こされた舌片を有してなり、
前記舌片は折り返し部を有して、前記第一の電力供給手
段を、前記舌片の折り返し部に挟持して熔接することを
特徴とする。
段の伸びる方向と略直交する方向に切り起こされた舌片
で折り返し部において挟持するので、熔接個所が少なく
とも2個所、もしくは、電力供給手段を取り囲むように
なるので、熔接はずれが生じにくい。また、熔接部の熱
容量も大きくなり昇温が抑制される。また、舌片は、口
金から切り起こすものであるから、製作は容易であり、
かつ、口金の方に残された孔は、通風孔として機能する
ので封止部やその他の冷却に寄与する。従来の構造は、
平板状の構造であるため、外部リード部材との熔接は一
個所でおこなわれる。他方、外部リード部材は前工程
で、それまでに生じた表面酸化をあらかじめ除去してい
たが局部的に残存する場合がある。酸化が残存している
と、熔接が不十分となり電気的には導通であっても、構
造上、外力に対して弱くなる。本発明の構造では、舌片
の折り返し部においては外部リード部材の上下2個所で
熔接されるため、局部的な酸化の影響が軽減される。加
えて、外部リード部材を、舌片の折り返し部で上下から
包みこんでいるためたとえ熔接が不十分であっても、外
れない構造となっている。
施例の要部の説明図である。この図は、口金7、封止部
2いずれも一部分を示している。図において、切り起こ
し舌片16は、折り返し部17を有していて、外部リー
ド部材8aを挟持して熔接されている。口金7の方に
は、通風孔として孔18が形成される。したがって、そ
の孔は筒状の口金の内部の冷却に寄与する。口金の材質
としては、ニッケル/銅/亜鉛の三元合金例えば洋白
や、ステンレス系の合金にニッケルを被覆した材料など
が使用できる。発光管の材料としては、バイコール(商
品名)やパイレックス(商品名)などの高硅酸ガラスも
硬質ガラスとして使用でき、電流供給手段は、発光管の
ガラスの膨張係数に合わせればタングステンも使用でき
る。
従来の構造の場合よりも20%程低下し、また接続の強
度は、同じ条件で熔接しても、従来の引っ張り強度が約
7kg・fであったのに対し、本発明では14kg・f
であり、熔接はずれの発生率は1ppm以下にすること
ができた。また、電球使用中の熔接はずれも低減でき
た。尚、外部リード部材の材質がモリブデンの場合、口
金の方の材質は、洋白よりもステンレス系の法が熔接し
やすく、熔接強度も大きい。
きるように、本発明によれば、未使用状態においても、
使用状態においても電力供給部材と口金との熔接はずれ
を低減でき、信頼性の高い自動車用ハロゲン電球が提供
できる。
の説明図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 硬質ガラスからなる発光管と、この発光
管の封止部に固定された金属製口金と、発光管内に配置
されたフィラメントと、このフィラメントの一端から当
該発光管の管軸と略平行して伸びて前記口金に接続され
る第一の電力供給手段と、このフィラメントの他端から
伸びて、自動車用バッテリーに電気的に連なることにな
る第二の電力供給手段とを含み、前記口金は、前記第一の電力供給手段の伸びる方向と略
直交する方向に切り起こされた舌片を有してなり、 前記舌片は、折り返し部を有して、 前記第一の電力供給手段が、前記舌片の折り返し部に挟
持されて熔接されてなることを特徴とする自動車用ハロ
ゲン電球。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06133990A JP3118745B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 自動車用ハロゲン電球 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06133990A JP3118745B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 自動車用ハロゲン電球 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07320699A JPH07320699A (ja) | 1995-12-08 |
JP3118745B2 true JP3118745B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=15117813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06133990A Expired - Fee Related JP3118745B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 自動車用ハロゲン電球 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3118745B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-25 JP JP06133990A patent/JP3118745B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07320699A (ja) | 1995-12-08 |
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Legal Events
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