JP3118723U - 姿勢矯正用椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 着座者を選ばず、誰でも安心して無理なく使用でき、着座者のペースに合わせて所望の姿勢矯正効果を得ることのできる簡単で使い易い姿勢矯正用椅子を提供する。
【解決手段】 背板と座板と一対の側板とから構成された椅子本体と、上記椅子本体の座板の前部に設けられ着座者の太腿を支える傾斜板と、から構成された姿勢矯正用椅子において、上記傾斜板の傾斜角度を調整可能に構成したものであり、それによって、着座者の体格や症状に合わせて傾斜板の傾斜角度を調整し、最適な姿勢矯正状態に設定することができる。
【選択図】 図4

Description

本考案は姿勢矯正用椅子に係り、特に、着座者の年齢、体格、身体の硬軟等の違いに応じて最適な姿勢矯正状態を調整して提供することができ、簡単で使い易く、高い姿勢矯正効果を得ることができるように工夫したものに関する。
従来の姿勢矯正用椅子としては、例えば、特許文献1に示す自然体療法脊椎矯正椅子がある。この自然体療法脊椎矯正椅子は座る人の太腿を支える傾斜板と、背面板に付帯して、座る人の腰骨を支えるクッション部で構成されている。そして上記傾斜板を設けることによって座る人の膝への負担を軽減すると共に体重が腰骨を支えるクッションにかかり、通常の生活で猫背になりがちな姿勢を自然に脊椎を反らせた正しい姿勢に矯正するというものである。
しかし姿勢矯正用椅子を使用する着座者の年齢、体格、身体の硬軟、症状は多岐に及んでおり、全ての人に同様の姿勢矯正効果を期待することはできない。却って着座者の年齢、体格、身体の硬軟、症状に合わない姿勢矯正用椅子を使用すれば着座者の姿勢を逆に悪くしたり、症状を悪化させることになる。又、着座者によっては一度に正しい姿勢まで矯正することが困難な場合もあり、その場合には段階的に徐々に姿勢を矯正することが望ましい。
実用新案登録第3100529号公報
上記背景技術及び背景技術が抱えていた問題点を踏まえて本考案が解決しようとする課題を整理すると、着座者の年齢、体格、身体の硬軟、症状の違いに応じて着座者の年齢、体格、身体の硬軟、症状に合った最適な姿勢矯正状態に調整し得る機能を姿勢矯正用椅子に付加することであり、着座者の症状の改善に合わせて段階的に徐々に姿勢矯正の度合を調整することのできる機能を姿勢矯正用椅子に付加することである。
本考案はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、着座者を選ばず誰でも安心して無理なく使用でき、着座者のペースに合わせて所望の姿勢矯正効果を得ることのできる簡単で使い易い姿勢矯正用椅子を提供することにある。
上記目的を達成するべく本願考案の請求項1による姿勢矯正用椅子は、背板と座板と一対の側板とから構成された椅子本体と、上記椅子本体の座板の前部に設けられ着座者の太腿を支える傾斜板と、から構成された姿勢矯正用椅子において、 上記傾斜板の傾斜角度を調整可能に構成したことを特徴とするものである。
又、請求項2による姿勢矯正用椅子は、請求項1に記載の姿勢矯正用椅子において、上記傾斜板は上記座板に回動可能に取り付けられていて、上記傾斜板の下面には支持板が取り付けられていて、一方、上記座板には複数箇所に係合溝が形成されていて、上記支持板を上記複数の係合溝の内の任意の係合溝に係合させることにより、上記傾斜板の傾斜角度を任意に調整・設定するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項3による姿勢矯正用椅子は、請求項2記載の姿勢矯正用椅子において、上記座板上には臀部用マットが着脱可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
又、請求項4による姿勢矯正用椅子は、請求項3記載の姿勢矯正用椅子において、上記背板には背中用マットが着脱可能であって、高さ方向に位置調整可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
又、請求項5による姿勢矯正用椅子は、請求項4記載の姿勢矯正用椅子において、上記椅子本体にはストレッチ時に把持するための把持部が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項6による姿勢矯正用椅子は、請求項5記載の姿勢矯正用椅子において、上記把持部は、上記一対の側壁の後端において上方に向けて突設された把持部と、上記背板の背面側左右上端において後方に向けて突設された把持部であることを特徴とするものである。
又、請求項7による姿勢矯正用椅子は、請求項6記載の姿勢矯正用椅子において、上記背板に設けられた把持部にはストレッチ用棒体が着脱可能に備えられていることを特徴とするものである。
したがって、本考案による姿勢矯正用椅子によると、背板と座板と一対の側板とから構成された椅子本体と、上記椅子本体の座板の前部に設けられ着座者の太腿を支える傾斜板と、から構成された姿勢矯正用椅子において、上記傾斜板の傾斜角度が調整可能に構成されているので、着座者の年齢、体格、身体の硬軟、症状に合わせて傾斜板の傾斜角度を調整し、最適な姿勢矯正状態に設定することができる。又、傾斜板の傾斜角度を最初は緩く、徐々に傾斜を急にして行くことが可能であるから、着座者の症状に応じて着座者のペースで無理なく姿勢矯正効果を高めて行くことが可能である。
又、上記傾斜板が上記座板に回動可能に取り付けられていて、上記傾斜板の下面には支持板が取り付けられていて、一方、上記座板には複数箇所に係合溝が形成されていて、上記支持板を上記複数の係合溝の内の任意の係合溝に係合させることにより、上記傾斜板の傾斜角度を任意に調整・設定するようにした場合には、傾斜板の傾斜角度の調整・設定を誰でも簡単に行うことができ、着座者の年齢、体格、身体の硬軟、症状に合わせて係合溝の数だけ段階的に傾斜板の傾斜角度を調整・設定できるようになる。
又、座板上に臀部用マットが着脱可能に取り付けられている場合には臀部用マットを使用する場合と使用しない場合とで2段階に高さを調整できるようになり、上記傾斜板の傾斜角度の調整と組み合わせることによって着座者の年齢、体格、身体の硬軟、症状に合わせた更に細かな姿勢矯正位置の調整が可能になる。
又、背板に背中用マットが着脱可能であって、高さ方向に位置調整可能に取り付けられている場合には背中用マットの高さ方向の位置を調整できるようになり、着座者の年齢、体格、身体の硬軟、症状に合わせた更に細かな姿勢矯正位置の調整が可能になる。
又、上記椅子本体にストレッチ時に把持するための把持部が設けられている場合には、着座者は姿勢矯正用椅子に座って姿勢の矯正を行うと同時に、把持部を持ってストレッチ運動をすることができる。又、把持部の形状や設置箇所を異ならせて把持部を複数組設ければ、目的・効果を異にする種々のストレッチ運動を実行できるようになる。
又、把持部にストレッチ用棒体を着脱可能に備えるようにすれば、そのストレッチ用棒体を適宜使用してストレッチを行なうことができる。
以下、図1乃至図10を参照して本考案の一実施の形態を説明する。
本実施の形態による姿勢矯正用椅子1は、背板3と座板5と一対の側板7、9とから構成された椅子本体11と、上記椅子本体11の座板5の前部13に設けられ着座者Aの太腿Bを支える傾斜板15とを備えている。
背板3は、図8に示すように、下方の左右のコーナー部が円弧状にえぐられた幾分横に長い矩形平板状の部材である。又、背板3の上部には幅方向に離れた左右一対の取付穴17が上下に2組、計4個刻設されている。そしてこの内、例えば、下方の一対の取付穴17を使用して背板3の前面に背の高い蒲鉾形状の背中用マット19がビス等を使用して取り付けられている。
背中用マット19は着座者Aの臀部Cに近い背中Dに押し当てられる部材で適度なクッション性と所望の姿勢矯正効果を発揮し得るだけの硬さを兼ね備えている。又、背中用マット19の背板3から前方に張り出した部分の高さは一例として110mm程度に設定されている。
座板5は、図6に示すように、後方の左右のコーナー部が円弧状に切り取られた平面視略正方形状の矩形平板状の部材である。又、座板5の後部寄りの中央には円形状をした比較的大きな穴部21が貫通状態で設けられており、この穴部21を塞ぐように上方から臀部用マット23が着脱可能に取り付けられている。
臀部用マット23は着座者Aの臀部Cに宛がわれる部材で適度なクッション性と着座者Aの着座高さを調整できるだけの硬さを兼ね備えている。又、臀部用マット23は座板5より奥行き寸法が小さめに形成されており、座板5の後部側の上面に宛がわれる。そして臀部用マット23のほぼ中心には上記座板5に設けられている穴部21と一致する位置に当該穴部21より幾分大きめの穴部25が形成されている。
したがって臀部用マット23は外形形状が横に長い矩形状のドーナツ様の形状を有している。又、臀部用マット23の無負荷時の高さは一例として50mm程度に設定されている。
上記臀部用マット23が取り付けられる部分より前方の座板5の上面には幅方向に長い平面視長円形状の所定深さの3本の係合溝27が前後方向に等間隔で設けられている。この係合溝27は後述する傾斜板15の下面に取り付けられる支持板29と係合することにより、後述する傾斜板15の傾斜角度αを3段階に調整・設定するのに使用される。
側板7、9は左右対称に形成されており、前方上部のコーナー部が大きく曲面形状にえぐられると共に後方下部のコーナー部が円弧状にえぐられた平板状の部材である。又、側板7、9の上面には側板7、9の左右に幾分張り出すように設けられ、周面が面取り加工された偏平角棒状の肘掛け31が取り付けられている。
更に側板7、9の前方寄りの下部には以下説明する傾斜板15の回動支点となる回動軸33が内側に突出するように設けられている。
傾斜板15は後方の左右のコーナー部が上記側板7、9の板厚分、段差状に切除された横に長い矩形平板状の部材である。そして傾斜板15の後方の左右の側面には上記回動軸33が嵌まる図示しない嵌合穴が形成されている。したがって傾斜板15は上記回動軸33を中心にして約180°の範囲に亘って回動できるようになっている。
又、傾斜板15の下面には一例として2個の蝶番35を介して支持板29が約90°の範囲に亘って回動自在に設けられている。支持板29は傾斜板15より幅寸法の小さな横に長い矩形平板状の部材で上記係合溝27に係合する下端部37は楔状(先端が幾分窄まった形状)に加工されている。
又、上記肘掛け31の後部上面に左右1本ずつと、上記背板3の上部コーナー部付近に左右1本ずつの計4本の把持部39、39、41、41が設けられている。これらの把持部39、39、41、41は着座者Aが着座姿勢でストレッチ運動を行う場合に使用される部材で、着座者Aが握り易い直径及び形状をした先端に頭部が形成されたグリップ状の部材である。
又、この内背板3の上部コーナー部付近に設けられている把持部41には、軸部の上面の一部が円弧状にえぐられることによって係止凹部43が形成されている。そして係止凹部43を利用し、左右の把持部41間に架け渡されるようにして幅方向に長い丸棒状のストレッチ用棒体45が着脱可能に設けられている。
そして着座者Aがストレッチ運動を行う場合には、図5に示すように、腕Eを後に回して適宜の把持部39、41、45を握り所望の箇所のストレッチ運動を行う。
次にこのようにして構成される本考案の姿勢矯正用椅子1の各部の調整の手順について説明する。
(1)傾斜板の調整(図2、3、4参照)
着座者Aの体格や症状の違いに応じて最適な姿勢矯正位置になるようにしたり、着座者Aの症状に合わせて徐々に姿勢矯正を行う場合に傾斜板15の傾斜角度αの調整を行う。
最も負荷の低くなる設定を選択する場合には、図2に示すように、支持板29を傾斜板15の下面に沿うように折り畳み、傾斜板15を手前に倒してフラットな状態とする。この状態では前方に伸ばした着座者Aの太腿Bは傾斜板15の上面に支持された状態となる。
そしてこの状態から負荷をかけて行く場合には、図3及び図4に示すように、傾斜板15を上方に拡開して、傾斜板15の下面に取り付けられている支持板29を起こして支持板29の下端部37を上記係合溝27に係合させる。又、支持板29の下端部37が係合する係合溝27が、図3に示すように、最も手前側のものであれば負荷が低くなり、図4に示すように、最も奥部側のものであれば負荷が高くなる。
これらの状態では着座者Aの足は膝を折り曲げた状態で前方に投げ出されており、着座者Aの太腿Bは傾斜板15の自由端側の端面によって支持された状態となる。
因みに、この実施の形態の場合には、傾斜板15の傾斜角度αは15°、30°、45°の3種類で調整可能になっている。
(2)臀部用マットによる調整(図4、7参照)
例えば着座者Aの体格の違いによって着座高さを調整したい場合に臀部用マット23による調整が行われる。着座高さを高くしたい場合には、図4に示すように、座板5の上面に臀部用マット23を敷いて着座高さを高くする。
尚、着座高さが高くなると着座者Aの太腿Bに作用する負荷は低くなり、背中Dに当接する背中用マット19の当接位置が低くなる。
一方、着座高さを低くしたい場合には、図7に示すように、座板5の上面に敷いてあった臀部用マット23を取り外し、着座者Aは座板5上に直接座ることによって着座高さを低くする。
尚、着座高さが低くなると着座者Aの太腿Bに作用する負荷は高くなり、背中Dに当接する背中用マット19の当接位置が高くなる。
(3)背中用マットの調整(図4、8、9参照)
例えば着座者Aの体格の違いによって背中Dに当接する背中用マット19の当接位置を調整したい場合に背中用マット19の取付け位置の高さ調整が行われる。背中用マット19の取付位置を低くしたい場合には、図8(a)に示すように、下方の一対の取付穴17を選択して背中用マット19を背板3に取り付ける。この状態では、図4に示すように、背中Dに当接する背中用マット19の当接位置は低くなる。
一方、背中用マット19の取付け位置を高くしたい場合には、図8(b)に示すように、上方の一対の取付穴17を選択して背中用マット19を背板3に取り付ける。この状態では図9に示すように背中Dに当接する背中用マット19の当接位置は高くなる。
そしてこのような姿勢矯正用椅子1を使用することによって着座者Aの年齢、体格、身体の硬軟、症状の違いに応じて着座者Aの年齢、体格、身体の硬軟、症状に合った最適な姿勢矯正状態に調整することができ、着座者Aの症状の改善に合わせて段階的に徐々に姿勢矯正の度合いを調整することが可能となる。したがって本考案の姿勢矯正用椅子1は着座者Aを選ばず、誰でも安心して無理なく使用でき、着座者Aのペースに合わせて所望の姿勢矯正効果を得ることができる。
姿勢矯正、ストレッチの一例を図10に示す。図10は、着座者Aが着座した状態で左右の膝を開いた様子が示されている。Cのような開いた状態で左右の膝の上に左右の手を置いてこれを適宜のタイミングで押し付ける。それによって、太腿の内側の筋肉にストレッチを施すことができる。又、その状態で上半身を前方に屈ませたり、或いは、上半身を左右に捻ったりしてストレッチを施すものである。又、図10に示すように、ストレッチ用棒体45を把持して首に押し付けて回転させるようなストレッチを施すこともできる。
又、傾斜板15の傾斜角度αについては、前述したように、着座者Aの年齢、体格、身体の硬軟等に応じて適宜調整・設定すればよい。同様に、臀部用マット23の有無、背中用マット19の高さについても、着座者Aの年齢、体格、身体の硬さ等に応じて適宜調整・設定すればよい。
以上、本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
まず、着座者Aの年齢、体格、身体の硬軟、症状に合わせて傾斜板15の傾斜角度αを調整し、最適な姿勢矯正状態に設定することができる。又、傾斜板15の傾斜角度αを最初は緩く、徐々に傾斜を大きくしていくことが可能であるから、着座者Aの症状に応じて着座者のペースで無理なく姿勢矯正効果を高めて行くことが可能である。
特に、この実施の形態の場合には、傾斜板15が上記座板5に回動可能に取り付けられていて、上記傾斜板15の下面には支持板29が取り付けられていて、一方、上記座板5には複数箇所に係合溝27が形成されていて、上記支持板29を上記複数の係合溝27の内の任意の係合溝27に係合させることにより、傾斜板15の傾斜角度αを任意に調整・設定できるように構成されているので、傾斜板15の傾斜角度αの調整・設定を誰でも簡単に行うことができ、着座者Aの体格や症状に合わせて係合溝の数だけ段階的に傾斜板15の傾斜角度αを調整・設定できるものである。
又、背板3と側板7、9にはストレッチ時に把持するための把持部39、39、41、41が設けられているので、着座者Aは姿勢矯正用椅子に座って姿勢の矯正を行うと同時に、把持部39、39、41、41を持ってストレッチ運動をすることができる。
又、把持部39、39、41、41の形状や設置箇所を異ならせて把持部を複数組設ければ、目的・効果を異にする種々のストレッチ運動を実行できるものである。
又、把持部41、41の係合凹部43、43にストレッチ用棒体45を着脱可能に備えるようにしているので、そのストレッチ用棒体45を適宜使用してストレッチを行なうことができる。
又、座板5上に臀部用マット23が着脱可能に取り付けられているので、臀部用マット23を使用する場合と使用しない場合とで2段階に高さを調整できるようになり、上記傾斜板15の傾斜角度αの調整と組み合わせることによって着座者Aの体格や症状に合わせた更に細かな姿勢矯正位置の調整が可能になる。
又、背板3に背中用マット19が着脱可能であって、高さ方向に位置調整可能に取り付けられているので、背中用マット19の高さ方向の位置を調整できるようになり、着座者Aの年齢、体格、身体の硬軟や症状に合わせた更に細かな姿勢矯正位置の調整が可能になる。
尚、本考案は上述した一実施の形態に限定されるものではない。
例えば、前記一実施の形態では、傾斜板の傾斜角度を三段階で調整・設定するように構成したが、二段階、四段階以上で調整・設定するようにしてもよい。
また、傾斜板の傾斜角度の調整を連続的に調整できる構造とすることも可能である。
又、傾斜板の自由端の端面に太腿を保持する円弧状の凹陥部等を2つ形成することも可能である。
又、臀部用マットと背中用マットとして高さや硬さを異ならせた複数のものを予め用意しておき、これらを付け換えて使用することも可能である。又、把持部の形状、長さ、個数や設置箇所も適宜調整可能である。
又、前記一実施の形態では、傾斜板の傾斜角度を三段階で調整・設定するように構成したが、二段階、四段階以上で調整・設定するようにしてもよい。
本考案は、家庭内や公民館等のリクレーション施設、あるいは病院や老人ホーム等において正しい姿勢に矯正したい場合に利用でき、特に着座者の体格や症状の違いに因ることなく所望の姿勢矯正効果を無理なく効果的に得たい場合に利用可能性を有する。
本考案の一実施の形態を示す図で、姿勢矯正用椅子の使用状態を示す斜視図である。 本考案の一実施の形態を示す図で、姿勢矯正用椅子の使用状態を示す傾斜板を折り畳んだ状態の側面図である。 本考案の一実施の形態を示す図で、姿勢矯正用椅子の使用状態を示す傾斜板の傾斜角度を低めに設定した状態の側面図である。 本考案の一実施の形態を示す図で、姿勢矯正用椅子の使用状態を示す傾斜板の傾斜角度を高めに設定した状態の側面図である。 本考案の一実施の形態を示す図で、図4の姿勢でストレッチ運動を行っている場合を示す側面図である。 本考案の一実施の形態を示す図で、傾斜板と臀部用マットを取り外した状態を示す平面図である。 本考案の一実施の形態を示す図で、図4の姿勢で臀部用マットを取り外した状態を示す側面図である。 本考案の一実施の形態を示す図で、図8(a)は背中用マットを下方の取付穴に取り付けた状態の背面図、図8(b)は背中用マットを上方の取付穴に取り付けた状態の背面図である。 本考案の一実施の形態を示す図で、図4の姿勢で背中用マットを上方の取付穴に取り付けた状態を示す側面図である。 本考案の一実施の形態を示す図で、ストレッチを施す様子を示す斜視図である。
符号の説明
1 姿勢矯正用椅子
3 背板
5 座板
7 側板
9 側板
11 椅子本体
13 前部
15 傾斜板
19 背中用マット
23 臀部用マット
27 係合溝
29 支持板
39 把持部
41 把持部
45 ストレッチ用棒体
A 着座者
B 太腿
α 傾斜角度

Claims (7)

  1. 背板と座板と一対の側板とから構成された椅子本体と、上記椅子本体の座板の前部に設けられ着座者の太腿を支える傾斜板と、から構成された姿勢矯正用椅子において、
    上記傾斜板の傾斜角度を調整可能に構成したことを特徴とする姿勢矯正用椅子。
  2. 請求項1に記載の姿勢矯正用椅子において、
    上記傾斜板は上記座板に回動可能に取り付けられていて、上記傾斜板の下面には支持板が取り付けられていて、一方、上記座板には複数箇所に係合溝が形成されていて、上記支持板を上記複数の係合溝の内の任意の係合溝に係合させることにより、上記傾斜板の傾斜角度を任意に調整・設定するようにしたことを特徴とする姿勢矯正用椅子。
  3. 請求項2記載の姿勢矯正用椅子において、
    上記座板上には臀部用マットが着脱可能に取り付けられていることを特徴とする姿勢矯正用椅子。
  4. 請求項3記載の姿勢矯正用椅子において、
    上記背板には背中用マットが着脱可能であって、高さ方向に位置調整可能に取り付けられていることを特徴とする姿勢矯正用椅子。
  5. 請求項4記載の姿勢矯正用椅子において、
    上記椅子本体にはストレッチ時に把持するための把持部が設けられていることを特徴とする姿勢矯正用椅子。
  6. 請求項5記載の姿勢矯正用椅子において、
    上記把持部は、上記一対の側壁の後端において上方に向けて突設された把持部と、上記背板の背面側左右上端において後方に向けて突設された把持部であることを特徴とする姿勢矯正用椅子。
  7. 請求項6記載の姿勢矯正用椅子において、
    上記背板に設けられた把持部にはストレッチ用棒体が着脱可能に備えられていることを特徴とする姿勢矯正用椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0521936U (ja) * 1991-09-05 1993-03-23 株式会社資生堂 生理用ナプキン

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