JP3217878U - トレーニングチェア - Google Patents

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雄一 森岡
雄一 森岡
智 宮下
智 宮下
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Abstract

【課題】着座することによりトレーニングを行うことができるトレーニングチェアを提供する。
【解決手段】トレーニングチェア1は、使用者60が腰をおろす座面10aを有する着座部10と、座面10aが前方に向けて下方に傾斜するように着座部10を保持する座枠20と、座面10aが所定の高さ位置となるように座枠20を保持する脚部40と、を備える。使用者60が座面10aに腰をおろした際に足を載置する場所は、脚部40が置かれた床面に設定されている。
【選択図】図4

Description

本考案は、着座することでトレーニングが行えるトレーニングチェアに関する。
従来、椅子本来の機能を向上させるために、座り心地を快適にしたり、体に負担をかけないようにしたりするための技術が様々開発されている。
特許文献1には、長時間の着座を可能とするため、大腿部を載置する部分を下方に傾斜させるとともに、背もたれ部に移動自在のパッドを設けた椅子が開示されている。
特開2000−60679号公報
特許文献1に開示された椅子は、上述した椅子本来の機能の向上を図った椅子である。そのため、椅子に座ったとしても着座した者の筋肉には何ら負荷がかかることはなく、座ることによってトレーニングが行えるというものではなかった。
本考案は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、着座することによりトレーニングが行えるトレーニングチェアを提供することを目的としている。
本考案に係るトレーニングチェアは、
使用者が腰をおろす座面を有する着座部と、
前記座面が前方に向けて下方に傾斜するように前記着座部を保持する保持部と、
前記座面が所定の高さ位置となるように前記保持部を支持する脚部と、を備え、
前記使用者が前記座面に腰をおろした際に足を載置する場所は、前記脚部が置かれた床面に設定されている、
ことを特徴とする。
本考案によれば、着座することによりトレーニングを行うことができるトレーニングチェアを提供することができる。
本考案の実施の形態に係るトレーニングチェアの斜視図。 本考案の実施の形態に係るトレーニングチェアの断面図。 図1中のIII部で示す左前脚の分解斜視図。 本考案の実施の形態に係るトレーニングチェアに着座している様子を示した側面図。 トレーニング用のアタッチメントが取り付けられた本考案の実施の形態に係るトレーニングチェアの側面図。 他の例に係るキャップを脚部に取り付ける作業を作業順に示した説明図。
以下、この考案の好適な実施の形態に係るトレーニングチェアについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本考案の実施の形態に係るトレーニングチェア1の斜視図である。図2は、本考案の実施の形態に係るトレーニングチェア1の断面図である。図3は、図1中のIII部で示す左前脚の分解斜視図である。また、図4は、本考案の実施の形態に係るトレーニングチェアに着座している様子を示した側面図である。以下の説明において、本考案の理解を容易にするために、図1の斜め手前方向であり着座したときに使用者の顔が向く方向をトレーニングチェア1の前方、その反対方向をトレーニングチェア1の後方とし、トレーニングチェア1に着座した使用者からみた上下左右方向をそのままトレーニングチェア1の上下左右方向として説明する。また、図2に示す断面図は、左右対称となるように中央を切断したトレーニングチェア1の右側部を示している。なお、図2においては、実線で囲ったトレーニングチェア1の部位を拡大した拡大図も図示している。
トレーニングチェア1は、図1に示すように、椅子の基本構成である着座部10、座枠20、肘掛けとしても使用される手すり部30、31と、脚部40とを備えている。脚部40は、右前脚40a、右後脚40b、左前脚40c、及び左後脚40dを有している。
着座部10は、図1に示すように、矩形状のクッション材から構成されており、その厚みは全域にわたって均一である。着座部10は、着座した者が座っても大きく沈みこまない、硬質のウレタンから主に構成されている。着座部10の座面10aは、図2に示すように、前方に向けて下方に角度θ1だけ傾斜している。角度θ1は、例えば12°である。一方、座面10aの左右方向は水平である。
座枠20は、スチール製であり、図1、2に示すように着座部10の下方に配置され着座部10を保持する保持部として機能する。座枠20は、図2に示すように、四角形状の中空部22aを有する支持バー22が、着座部10の外縁に沿って枠状をなすように接続されて構成されている。座枠20上には着座部10が配置され、座枠20は着座部10を下方から支持する。座枠20は、図2、4に示すように、前方に向けて下方に角度θ2だけ傾斜している。角度θ2は、例えば12°であり、角度θ1と同じである。このように、着座部10の厚みは均一のため、座枠20の傾斜が、そのまま座面10aの傾斜となっている。なお、着座部10は、図2に示すように、ビス21によって座枠20に固定されている。これにより、着座部10は、傾斜した座枠20上からずれ落ちることがない。なお、座枠20には、ビス21の頭を収容するためのザグリ加工が施されており、ビス21の頭の座枠20からの突出が防止されている。
着座部10の右側には、図1に示すように、略U字状に折り曲げ加工された折り曲げパイプ70が設けられている。折り曲げパイプ70は、円形状の金属製のパイプから構成されている。折り曲げパイプ70は、図1に示すように、略U字の文字が上下に反対となるように配置され、中間部に座枠20が溶接付けされている。これにより、着座部10よりも上方には、折り曲げパイプ70によって形成された手すり部30が設けられている。また、着座部10よりも下方には、折り曲げパイプ70によって形成された右前脚40a及び右後脚40bが設けられている。
同様に着座部10の左側には、略U字状に折り曲げられた折り曲げパイプ71が設けられている。折り曲げパイプ71は、円形状の金属製のパイプから構成されている。折り曲げパイプ71は、図1に示すように、略U字の文字が上下に反対となるように配置され、中間部に座枠20が溶接付けされている。これにより、着座部10よりも上方には、折り曲げパイプ71によって形成された手すり部31が設けられている。また、着座部10よりも下方には、折り曲げパイプ71によって形成された左前脚40c及び左後脚40dが設けられている。
手すり部30、31は、その外径が例えば4cm弱程度の円管状であり、着座部10の両サイドに設置されているため、容易に把持することが可能である。手すり部30、31は、使用者60が着座する際、起立する際、あるいは体の重心を移動する際に把持されるとともに、座った状態の時には肘置きとして用いられる。手すり部30、31は、図2、4に示すように、前方に向けて下方に角度θ3だけ傾斜した直線部30a、31aを有している。角度θ3は、例えば12°であり、座面10aの傾斜角度と等しい。
4つの脚部40の先端には、図1に示すようにキャップ45がそれぞれ取り付けられている。キャップ45は、例えばゴム製で、図3に示すように脚部40の先端と嵌合する凹部45aが形成されている。図3に示すように、キャップ45と脚部40との間には、円形に加工されたシート材である接触防止シート41と、金属製のプレートである平座金42とが介在している。接触防止シート41は、ポリエステル等の化学繊維製の不織布である。接触防止シート41は、共に金属製の脚部40と平座金42とが接触するのを防止する。これにより、金属同士がぶつかる不快な音の発生を防止することができる。また、平座金42は、脚部40から作用する力を受け止め、受け止めた力をキャップ45と接触した面全体でキャップ45に伝えることができる。これにより、キャップ45に集中した力を作用させることがないため、キャップ45の破損を抑制することができる。このように、接触防止シート41及び平座金42を介在させて脚部45からの力を受け止めるキャップ45は、床面に傷がつかないように脚部40から床面を保護するとともに、トレーニングチェア1を動かす際に生じる騒音を軽減する。
次に、トレーニングチェア1の使用方法と、使用したことによって得られる効果について説明する。図4には、トレーニングチェア1に着座している使用者60を図示している。使用者60が背筋を伸ばして上半身を起立させた状態で着座すると、トレーニングが開始される。
トレーニングチェア1の座面10aの高さ位置は、図4に示すように、使用者60の足裏が調度床面に接する位置となるように調整されている。このとき、座面10aの前端と使用者60の太ももの裏(あるいは膝裏)との間には、約1cm程度の隙間H2を開けておくのが好ましい。隙間H2の誤差は50%以内であると好ましい。トレーニングチェア1に着座した使用者60は、足裏で床面に着地することにより効果的なトレーニングが行える。この状態は、深部体幹筋(特に本実施形態では腹横筋を指す)が効果的に働く骨盤と脊柱との位置関係を具現化する座面角度となっており、座位を決めた時点で深部体幹筋が刺激される。これにより、トレーニングチェア1は、座位を決めた時点で深部体幹筋を強化でき、さらに四肢の筋力強化にも貢献する。この状態で使用者60が様々なトレーニング、エクササイズを行うことで、低い負荷量の運動でありながらも、効果的なトレーニングを行い鍛えることができる。
なお、トレーニングチェア1の座面10aの位置が図4に示す位置よりも高く、使用者60の足が床面から浮いた状態にあると、単に座面10aに腰かけている状態となってしまい深部体幹筋に負荷がかからない。これでは、上手く深部体幹筋を鍛えることができない。このことから、トレーニングチェア1は、使用者60の体のサイズに合わせて製作され、着座した使用者60の足裏が調度床面に接する状態となるように調整される。
次に、トレーニングチェア1を、使用者60の体のサイズに合わせて製作、調整する方法について説明する。図4に示すように、床面から座面10aの前端までの高さを前座高H1とすると、前座高H1を使用者60の体格に合わせてトレーニングチェア1を製作する。一例として、身長が160cmの使用者60に対しては、前座高H1が約39cmとなるようにトレーニングチェア1を製作する。また、身長が170cmの使用者60に対しては、前座高H1が約43cmとなるようにトレーニングチェア1を製作する。このように、使用者60の身長が1cm大きくなるにつれて、前座高H1が0.4cmずつ高くなるように製作することを目安とする。前座高H1の誤差は5%以内であると好ましい。この前座高H1は、脚部40を形成する折り曲げパイプ70、71の長さを変えることにより変更することができる。そのため、前座高H1が高くなるほど折り曲げパイプ70、71の全長を長くして脚部40を長くする必要があるが、その他のトレーニングチェア1の各部材は何ら変更する必要はない。このように、トレーニングチェア1は、使用者60の体格に合わせて脚部40の長さが決定され製作される。さらに、トレーニングチェア1は、実際に使用者60に着座してもらい脚部40の長さを微調整することで、使用者60に対する最適な前座高H1とすることができる。
4つの脚部40の全てにキャップ45を装着した後、使用者60はトレーニングチェア1に着座し、腹横筋に負荷がかかる状態であるか確認する。このとき、使用者60の足が浮いた状態にあり前座高H1(図2を参照)が高いと判断すると、全ての脚部40を同じ量だけ切断する。これにより、座面10aの傾斜角度は変更させることなく維持され、切断した脚部40の高さ分だけ前座高H1(図4を参照)を低くすることができる。
このように、座面10aの傾斜角度を変更することなく、前座高H1を低くするためには、全ての脚部40を同じ高さだけ切断する。
また、トレーニングチェア1は、一部の脚部40を切断することで、座面10aの傾斜角度を微調整することができる。すなわち、図1に示す前側の脚部40、すなわち右前脚40a及び左前脚40cを切断する一方で、後側の脚部40、すなわち右後脚40b及び左後脚40dを切断しなければ、座面10aの傾斜角度は変化することになる。一例として、前側の脚部40のみを切断することで、前傾した座面10aの傾斜角度を大きくすることができる。反対に、後側の脚部40のみを切断することで、前傾した座面10aの傾斜角度を小さくすることができる。これにより、座面10aの傾斜角度が使用者60に適していない場合には、一部の脚部45を切断することにより、座面10aの傾斜角度を微調整することができる。
上記実施の形態のトレーニングチェア1は、座面10aが前に傾いた状態にある。このような座面10aの状態は、深部体幹筋が効果的に働く骨盤と脊柱の位置関係を具現化する座面角度となっている。これにより、トレーニングチェア1は、座位を決めた時点で深部体幹筋が刺激されている状態をつくることができ、低い負荷量で深部体幹筋のトレーニングを行うことができる。そのため、トレーニングチェア1は、健常者だけでなく、障害を有する高齢者にも用いることができる。
また、トレーニングチェア1は、使用者60の体格、例えば使用者60の身長に合わせて製作され、床面から座面10aまでの高さは使用者60の身長に基づいて決定される。そのため、体格の違う使用者60に、それぞれの体格に合ったトレーニングチェア1を提供することができる。これにより、使用者60は、正しい姿勢で効果的にトレーニングを行うことができる。
また、全ての脚部40を切断したり、一部の脚部40を切断したりすることにより、床面から座面10aまでの高さを調整することができるとともに、座面10aの傾斜角度を調整することができる。これにより、使用者60の体格、体型、年齢、及び体の状態に基づいて細かな調整を行うことができる。
また、着座部10は、使用者60が座っても大きく沈みこまない、硬質のウレタン材を主としたクッション材から構成されている。これにより、使用者60が着座したとしても、座面10aの傾斜角度や、表面の凹凸状態は大きく変化することない。これにより、使用者60は、正しい姿勢で効果的にトレーニングを行うことができる。
また、着座部10を保持する座枠20を、座面10aの傾斜角度と同じ角度で傾斜させている。そのため、着座部10を均一な厚みを有するクッション材から構成することができる。そのため、座面10aの硬さも部位に依らず一定であり、着座したときの使用者60の姿勢が崩れることがない。これにより、正しい姿勢で効果的にトレーニングを行うことが可能となる。
また、着座部10の左右に手すり部30、31を設けている。手すり部30、31は、その外径が例えば4cm弱程度の円管状である。また、手すり部30、31は、座面10aの傾斜角度と同じ角度で傾いた直線部30a、31aを有している。これにより、利用者60は、容易に手すり部30、31を把持することができ、安心してトレーニングを行うことができる。
また、トレーニングチェア1は、自宅で食事や読書をしながら、また勤務先でのデスクワークや工場の生産現場などで使用してもよい。特に腰痛患者は、深部体幹筋の機能低下が要因であることが多いことから、自宅や勤務先等で手軽にトレーニングできるトレーニングチェア1は労災予防にも貢献することができる。
また、高齢者においては深部体幹筋の機能を向上させることにより、四肢の動きをスムーズにすることができる。これにより、高齢者の転倒予防にも貢献することができる。
この考案は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。上記の形態では、座面10aの傾斜角度θ1は12°であると説明したが、傾斜角度θ1の大きさは任意に設定することができる。考案者は、様々な角度の座面を用意し、各座面でのトレーニング効果について検証した。その結果、座面の傾斜角度を8°〜18°の範囲に設定することで、効果的にトレーニングを行うことができることが判明した。一方、座面の傾斜角度を18°より大きくすると、使用者は座面からずり落ちてしまい、着座すること自体が難しい場合があった。また、座面の傾斜角度を8°よりも大きくしたトレーニングチェアに着座すると、深部体幹筋の筋厚増加が特に認められた。以上から、座面の傾斜角度は、8°〜18°の間で設定することが好ましいとの結論を得た。一方で、多くの人で、座面の傾斜角度を、10°〜12°、特に約12°とすることにより、深部体幹筋の筋厚が顕著に増加することを確認することができた。
また、トレーニングチェア1において、折り曲げパイプ70、71及び座枠20は、スチール製であるとしたが、用いる材質については任意である。例えば、座枠、手すり、及び脚部をスチール以外の金属から構成してもよいし、木製としてもよい。
また、トレーニングチェア1には、背もたれを設けていないが、トレーニング中に一時的に休息できるように、背もたれを設置するようにしてもよい。
また、着座部10には硬質ウレタン材が用いられていると説明したが、着座したときに体が大きく沈み込むような材質のものでなければ、とくに材質等は限定されない。例えば、着座部を、木製のプレートと、該木製のプレートに貼り付けられた滑り止め用のゴムシートとから構成してもよい。着座部10の材質が硬質であるほど筋厚が増加する傾向にある。例えば、柔らかい素材から硬質の素材に変えると筋厚が0.98cmから1.11cmまで増加する。筋厚は、エコーなどで測定できる。
また、脚部40や手すり部30、31を形成する折り曲げパイプ70、71は、略U字状に折り曲げ加工されたひと続きのパイプから構成されていると説明した。しかしながら、分割されたパイプを嵌合させたり、締めつけたりして組み立てて折り曲げパイプ70、71を構成してもよい。
また、脚部40と平座金42との間に、化学繊維製の不織布からなる接触防止シート41を介在させていたが、脚部40と平座金42との接触音を防止できるのであれば材質は限定されない。例えば、織布を介在させてもよいし、硬質のゴム材を介在させてもよい。
また、トレーニングチェア1は、着座するのに加えて、手を伸ばしたり、体を回旋したり、脚を上げたりするなどの動きを取り入れることにより、さらに効果的なトレーニングが可能になる。図5は、トレーニング用のアタッチメントが取り付けられた本考案の実施の形態に係るトレーニングチェアの側面図を示している。図5に示すように、左前脚40cにアタッチメント72がねじ73によって取り付けられている。アタッチメント72には、孔72aが形成されている。この孔72aには、例えばトレーニング用のゴム紐(不図示)が引掛けられ、これにより着座しながらゴム紐(不図示)を使用したトレーニングを行うことができる。アタッチメント72は、右前脚40a(図1参照)にも取り付けることで、左右それぞれにゴム紐(不図示)を引っ掛けることができる。なお、アタッチメント72の取付位置は、図5に示す位置に限定されず、折り曲げパイプ70、71(図1)の様々な位置に取り付けることができる。これにより、ゴム紐(不図示)を使った種々のトレーニングを行うことができる。
また、アタッチメントも、ゴム紐を引っ掛けるものに限定されず、例えばダンベルを用いたトレーニングをする際に利用するアタッチメントを取り付けてもよい。具体的には、トレーニングの際に肘を固定するための台を取り付けるためのアタッチメントであってもよい。
また、座面10aの高さと傾斜角度とを微調整する構成として、脚部40を切断する場合について説明したが、他の調整手段を有していてもよい。例えば、それぞれの脚部の先端に、ねじを締めたり緩めたりすることで高さ調整を行えるアジャスタを設置してもよい。また、座面10aの高さと傾斜角度とを手動で調整する場合について説明したが、別途駆動手段を設け、コントローラを操作することにより座面の高さと傾斜角度とを変更できるようにしてもよい。
また、脚部40に取り付けるキャップに切断代を設け、キャップを切断等で変更を加えることで、座面10aの高さと傾斜角度とを微調整してもよい。図6は、上述したキャップとは異なる他の例に係るキャップを脚部に取り付ける作業を作業順に示した説明図である。キャップ80を取り付ける作業は、トレーニングチェア1の最終調整の段階で行われる。図6(a)に示すように、キャップ80には、脚部40を挿入し嵌合するための凹部80aが形成されている。そして、凹部80aに脚部40を嵌め込み、図6(b)に示すように、脚部40にキャップ80を装着する。4つの脚部40の全てにキャップ80を装着すると、使用者60はトレーニングチェア1に着座し、深部体幹筋に負荷がかかる状態であるか確認する。このとき、使用者60の足が浮いた状態にあり前座高H1(図2を参照)が高いと判断すると、図6(c)に示すように、全ての脚部40で、キャップ80の一部82を同じ量だけ切断する。これにより、座面10aの傾斜角度は変更させることなく維持され、図6(d)に示すように、キャップ80の切断した高さH3だけ、前座高H1(図2を参照)を低くすることができる。
このように、座面10aの傾斜角度を変更することなく、前座高H1を変更するためには、全ての脚部40のキャップ80を同じように変更する必要がある。例えば、前座高H1を低くするためには、キャップ80を同じ高さだけ切断する。一方、前座高H1を高くするためには、装着するキャップ80を高さが高いキャップ80に変更する。
また、トレーニングチェア1は、脚部40に取り付けられるキャップ80を変更することで、座面10aの傾斜角度を微調整することができる。すなわち、図1に示す前側の脚部40、すなわち右前脚40a及び左前脚40cのキャップ80の高さを変更する一方で、後側の脚部40、すなわち右後脚40b及び左後脚40dのキャップの高さを変更しなければ、座面10aの傾斜角度は変化することになる。一例として、前側の脚部40のキャップ80のみを切断することで、前傾した座面10aの傾斜角度を大きくすることができる。反対に、後側の脚部40のキャップ80のみを切断することで、前傾した座面10aの傾斜角度を小さくすることができる。これにより、座面10aの傾斜角度が使用者60に適していない場合には、キャップ80の高さを変更することにより、座面10aの傾斜角度を微調整することができる。このように、キャップ80は、座面10aの高さを調整する高さ調整手段、及び座面10aの傾斜角度を調整する傾斜角度調整手段としても機能する。
1 トレーニングチェア、10 着座部、10a 座面、20 座枠、20a 枠体、20b 支持部、21 ビス、30、31 手すり部、40 脚部、41 接触防止シート、42 平座金、45 キャップ、50 机、60 使用者、70、71 折り曲げパイプ、72 アタッチメント

Claims (14)

  1. 使用者が腰をおろす座面を有する着座部と、
    前記座面が前方に向けて下方に傾斜するように前記着座部を保持する保持部と、
    前記座面が所定の高さ位置となるように前記保持部を支持する脚部と、を備え、
    前記使用者が前記座面に腰をおろした際に足を載置する場所は、前記脚部が置かれた床面に設定されている、
    ことを特徴とするトレーニングチェア。
  2. 前記座面の高さ位置を調整することができる高さ調整手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のトレーニングチェア。
  3. 前記高さ調整手段は、前記脚部の先端に取り付けられたゴム製のキャップであり、前記キャップの一部を切断することで、前記座面の高さ位置が調整される、
    ことを特徴とする請求項2に記載のトレーニングチェア。
  4. 前記座面の傾斜角度を調整することができる傾斜角度調整手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のトレーニングチェア。
  5. 前記傾斜角度調整手段は、前記脚部の先端に取り付けられたゴム製のキャップであり、前記キャップの一部を切断することで、前記座面の傾斜角度が調整される、
    ことを特徴とする請求項4に記載のトレーニングチェア。
  6. 前記座面の高さは、前記使用者の体格に合わせて決定されている、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のトレーニングチェア。
  7. 前記座面の傾斜角度は、8°〜18°の間で設定されている、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のトレーニングチェア。
  8. 前記座面の傾斜角度は、12°に設定されている、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のトレーニングチェア。
  9. 前記着座部は略均一の厚みを有しており、
    前記保持部は、前記座面の傾斜角度と同じ角度で傾斜した状態で前記着座部を保持している、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のトレーニングチェア。
  10. 前記着座部は、腰をおろした使用者の沈み込みを抑制するウレタン材を主としたクッションである、
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のトレーニングチェア。
  11. 前記着座部の両サイドに設けられた手すり部を備え、
    前記手すり部は、前記座面の傾斜角度と同一の角度で傾斜している、
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のトレーニングチェア。
  12. 前記脚部と前記手すり部は、折り曲げ加工されたひと続きのパイプにより形成されている、
    ことを特徴とする請求項11に記載のトレーニングチェア。
  13. トレーニング用の器材を取り付けるためのアタッチメントをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載のトレーニングチェア。
  14. 前記脚部の先端には、ゴム製のキャップが取り付けられており、
    前記脚部と前記キャップとの間には、金属製のプレートと、該プレートと前記脚部との間に介在するシート材とが設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のトレーニングチェア。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201900025675A1 (it) * 2019-12-30 2021-06-30 Roberto Piga Elemento di seduta

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