JP3118657B2 - 駐車場の車内火災消火システム - Google Patents
駐車場の車内火災消火システムInfo
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- JP3118657B2 JP3118657B2 JP03287091A JP28709191A JP3118657B2 JP 3118657 B2 JP3118657 B2 JP 3118657B2 JP 03287091 A JP03287091 A JP 03287091A JP 28709191 A JP28709191 A JP 28709191A JP 3118657 B2 JP3118657 B2 JP 3118657B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、駐車場の車内火災消
火システムに関するものである。
火システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、土地の有効利用の観点から立体的
な機械式駐車場が建設されている。この駐車場は多段状
に配設された駐車ステージの駐車部に、エレベータや走
行台車等の搬送手段を用いて自動的に車両の出し入れを
するものであるが、人を使わずに高密度に駐車できるの
で、注目を集めている。
な機械式駐車場が建設されている。この駐車場は多段状
に配設された駐車ステージの駐車部に、エレベータや走
行台車等の搬送手段を用いて自動的に車両の出し入れを
するものであるが、人を使わずに高密度に駐車できるの
で、注目を集めている。
【０００３】この駐車場には、消火システムが設けられ
ているが、駐車場内に人間が入る余地が無いことに鑑
み、このシステムはすべて自動式となっている。即ち、
このシステムでは、各駐車ステージの天井に適当な間隔
をおいて火災感知器を設置し、該感知器が火災を検出し
た時、その火災感知器の受け持つ範囲内のスプリンクラ
ヘッド或は泡ヘッドが作動し自動的に消火を行うように
なっている。
ているが、駐車場内に人間が入る余地が無いことに鑑
み、このシステムはすべて自動式となっている。即ち、
このシステムでは、各駐車ステージの天井に適当な間隔
をおいて火災感知器を設置し、該感知器が火災を検出し
た時、その火災感知器の受け持つ範囲内のスプリンクラ
ヘッド或は泡ヘッドが作動し自動的に消火を行うように
なっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】機械式駐車場の火災
は、通常車内から発生し、その多くはタバコの吸殻の不
始末が原因である。ところが、この車内で発生した火災
の初期状態においては、微量な煙と微小な熱変化しか発
生しないので、従来例の火災監視システムにおける外か
らの火災監視では、この状態を早期に検出することは困
難である。その為、火災の発見が遅れるので、火災が拡
大し他の車両に延焼したり、又は、エレベータや走行車
等の制御装置が故障して駐車場が機能ダウンすることが
ある。
は、通常車内から発生し、その多くはタバコの吸殻の不
始末が原因である。ところが、この車内で発生した火災
の初期状態においては、微量な煙と微小な熱変化しか発
生しないので、従来例の火災監視システムにおける外か
らの火災監視では、この状態を早期に検出することは困
難である。その為、火災の発見が遅れるので、火災が拡
大し他の車両に延焼したり、又は、エレベータや走行車
等の制御装置が故障して駐車場が機能ダウンすることが
ある。
【０００５】又、従来の駐車場では、どの駐車部の車両
に火災が発生しているのか、正確に知ることが困難なの
で、迅速な消火活動ができない。更に、従来の消火シス
テムでは、車両の外面に向かって消火剤を噴出させてい
るので、直接車内の消火を行うことができない。その
為、初期火災の段階で消火することが困難である。
に火災が発生しているのか、正確に知ることが困難なの
で、迅速な消火活動ができない。更に、従来の消火シス
テムでは、車両の外面に向かって消火剤を噴出させてい
るので、直接車内の消火を行うことができない。その
為、初期火災の段階で消火することが困難である。
【０００６】この発明は上記事情に鑑み、車両の室内で
発生した火災を早期に検出するとともに、どの車両に火
災が発生したのかを知ることを目的とする。又、他の目
的は、車内消火を直接行えるようにすることである。
発生した火災を早期に検出するとともに、どの車両に火
災が発生したのかを知ることを目的とする。又、他の目
的は、車内消火を直接行えるようにすることである。
【０００７】この発明は、Ａ：駐車場に駐車される車両
の外部に設置される可搬式の火災感知器と、該車両の外
部より該車両の窓枠内を通って該車両の室内に挿入さ
れ、該火災感知器と該車両の室内とを連通せしめる内気
サンプリング管と、からなることを特徴とする駐車場の
車内火災消火システム、により、また、Ｂ：駐車場に駐
車される車両の外部に設置される可搬式の火災感知器
と、該車両の外部より該車両の窓枠内を通って該車両の
室内に挿入され、該火災感知器と該車両の室内とを連通
せしめる内気サンプリング管と、該管に連通し、前記火
災感知器の火災検出に基き起動する消火装置と、からな
ることを特徴とする駐車場の車内火災消火システム、に
より、更には、Ｃ：駐車場の各駐車部の駐車アドレス
と、該駐車部の車両に設置され、かつ、自己アドレスを
有する搬送可能な無線式火災感知器と、該火災感知器と
該車両の室内とを連通せしめる内気サンプリング管と、
該管に連通し、前記火災感知器の火災検出に基き起動す
る消火装置と、前記駐車アドレスと自己アドレスとが記
憶されている火災受信部と、からなることを特徴とする
駐車場の車内火災消火システム、により前記目的を達成
しようとするものである。
の外部に設置される可搬式の火災感知器と、該車両の外
部より該車両の窓枠内を通って該車両の室内に挿入さ
れ、該火災感知器と該車両の室内とを連通せしめる内気
サンプリング管と、からなることを特徴とする駐車場の
車内火災消火システム、により、また、Ｂ：駐車場に駐
車される車両の外部に設置される可搬式の火災感知器
と、該車両の外部より該車両の窓枠内を通って該車両の
室内に挿入され、該火災感知器と該車両の室内とを連通
せしめる内気サンプリング管と、該管に連通し、前記火
災感知器の火災検出に基き起動する消火装置と、からな
ることを特徴とする駐車場の車内火災消火システム、に
より、更には、Ｃ：駐車場の各駐車部の駐車アドレス
と、該駐車部の車両に設置され、かつ、自己アドレスを
有する搬送可能な無線式火災感知器と、該火災感知器と
該車両の室内とを連通せしめる内気サンプリング管と、
該管に連通し、前記火災感知器の火災検出に基き起動す
る消火装置と、前記駐車アドレスと自己アドレスとが記
憶されている火災受信部と、からなることを特徴とする
駐車場の車内火災消火システム、により前記目的を達成
しようとするものである。
【０００８】
【作用】駐車中の車両の室内で火災が発生すると、該室
内の煙は内気サンプリング管を介して吸引され火災感知
器に接触する。そうすると、該火災感知器が出力すると
ともに火災信号と自己アドレスとが火災受信部に無線式
で送出される。この火災受信部には、予め駐車部の駐車
アドレスと火災感知器の自己アドレスとが対照表となっ
て入力されているので、前記火災信号により、どこの駐
車部の車両で火災が発生したかを知ることができる。
又、前記火災感知器の出力により消火装置が起動し、消
火ガスなどの放出が前記内気サンプリング管を介して行
われ、車両の室内の初期消火を行う。
内の煙は内気サンプリング管を介して吸引され火災感知
器に接触する。そうすると、該火災感知器が出力すると
ともに火災信号と自己アドレスとが火災受信部に無線式
で送出される。この火災受信部には、予め駐車部の駐車
アドレスと火災感知器の自己アドレスとが対照表となっ
て入力されているので、前記火災信号により、どこの駐
車部の車両で火災が発生したかを知ることができる。
又、前記火災感知器の出力により消火装置が起動し、消
火ガスなどの放出が前記内気サンプリング管を介して行
われ、車両の室内の初期消火を行う。
【０００９】
【実施例】この発明の実施例を添付図面により説明する
が、同一図面符号はその名称も機能も同一である。図
９、図１０に示す様に機械式駐車場１には複数の駐車部
２を有する駐車ステージ３が複数段設けられている。こ
の駐車ステージ３の側部には、レール４上を摺動する走
行台車５の搬送路６が設けられ、又、この搬送路６はエ
レベータ８の垂直路９に連設されている。この走行台車
５とエレベータ８により車両Ｇは所定の駐車部２ａに駐
車するが、この車両の屋根１００上面には、火災感知器
Ｗが設けられている。
が、同一図面符号はその名称も機能も同一である。図
９、図１０に示す様に機械式駐車場１には複数の駐車部
２を有する駐車ステージ３が複数段設けられている。こ
の駐車ステージ３の側部には、レール４上を摺動する走
行台車５の搬送路６が設けられ、又、この搬送路６はエ
レベータ８の垂直路９に連設されている。この走行台車
５とエレベータ８により車両Ｇは所定の駐車部２ａに駐
車するが、この車両の屋根１００上面には、火災感知器
Ｗが設けられている。
【００１０】この感知器Ｗは、無線式煙感知器Ｗ1 で、
図１、図２に示す様に、取付板１０１に固定された検出
箱１０２内に設置されている。該検出箱１０２の入口は
バルブ（電磁弁）１０３を介してポンプＰの出口に接続
され、又、該ポンプＰの入口は、ノズル１０４を有する
内気サンプリング管１０５に連結されている。前記ポン
プＰはバルブ（電磁弁）１０６の付いたパイプ１０７を
介して消火装置、例えばＣＯ2 ボンベ１０８に連通して
おり、内気サンプリング管１０５は、内気のサンプリン
グと消火ガスの放出との両方に使用される。検出箱１０
２の上部には、図示しない送信部とバルブ１０３、１０
６やＣＯ2 ボンベ１０８を制御する駆動部１０９が設け
られている。なお、ポンプＰと消火装置１０８は、前記
取付板１０１に固定され、煙感知器Ｗ1 と一体となって
いる。
図１、図２に示す様に、取付板１０１に固定された検出
箱１０２内に設置されている。該検出箱１０２の入口は
バルブ（電磁弁）１０３を介してポンプＰの出口に接続
され、又、該ポンプＰの入口は、ノズル１０４を有する
内気サンプリング管１０５に連結されている。前記ポン
プＰはバルブ（電磁弁）１０６の付いたパイプ１０７を
介して消火装置、例えばＣＯ2 ボンベ１０８に連通して
おり、内気サンプリング管１０５は、内気のサンプリン
グと消火ガスの放出との両方に使用される。検出箱１０
２の上部には、図示しない送信部とバルブ１０３、１０
６やＣＯ2 ボンベ１０８を制御する駆動部１０９が設け
られている。なお、ポンプＰと消火装置１０８は、前記
取付板１０１に固定され、煙感知器Ｗ1 と一体となって
いる。
【００１１】この感知器Ｗ1 は、図３に示す様に、マイ
クロプロセッサＭＰＵ１に接続するＲＯＭ１１、１２と
ＲＡＭ１１とインタフェースＩ／Ｆ１１、１２、１３、
１４とから構成されている。ＲＯＭ１１はプログラムの
記憶領域、ＲＯＭ１２は火災感知器毎に設定されている
自己のアドレスの記憶領域、ＲＡＭ１１は作業用領域で
ある。ＦＳはインタフェースＩ／Ｆ１１に接続されてい
る検出部、ＴＸ１１はインタフェースＩ／Ｆ１２に接続
されている通信部、ＴＸ１２は起動部Ｕに接続されてい
る通信部、ＤＳはインタフェースＩ／Ｆ１４に接続され
ている表示部、である。火災受信部ＲＥは、図４に示す
様にマイクロプロセッサＭＰＵ２に接続されるＲＯＭ２
１とＲＡＭ２１、２２とインタフェースＩ／Ｆ２１、２
２、２３、２４とから構成されている。
クロプロセッサＭＰＵ１に接続するＲＯＭ１１、１２と
ＲＡＭ１１とインタフェースＩ／Ｆ１１、１２、１３、
１４とから構成されている。ＲＯＭ１１はプログラムの
記憶領域、ＲＯＭ１２は火災感知器毎に設定されている
自己のアドレスの記憶領域、ＲＡＭ１１は作業用領域で
ある。ＦＳはインタフェースＩ／Ｆ１１に接続されてい
る検出部、ＴＸ１１はインタフェースＩ／Ｆ１２に接続
されている通信部、ＴＸ１２は起動部Ｕに接続されてい
る通信部、ＤＳはインタフェースＩ／Ｆ１４に接続され
ている表示部、である。火災受信部ＲＥは、図４に示す
様にマイクロプロセッサＭＰＵ２に接続されるＲＯＭ２
１とＲＡＭ２１、２２とインタフェースＩ／Ｆ２１、２
２、２３、２４とから構成されている。
【００１２】ＲＯＭ２１はプログラム記憶領域、ＲＡＭ
２１は作業領域、ＲＡＭ２２は火災感知器Ｗ毎に設定さ
れている自己アドレスとそのアドレスの火災感知器の駐
車場内での位置、即ち、駐車部２の駐車アドレス、とを
対応させるテーブルの記憶領域である。ＴＸ２１はイン
タフェースＩ／Ｆ２１に接続され、火災感知器Ｗからの
無線式の信号を受信する通信部、ＴＸ２２はインタフェ
ースＩ／Ｆ２２に接続され、駐車場のシステムの管理部
Ｍの信号を送受信するための並、直列変換器等で構成さ
れる通信部、ＤＰはインタフェースＩ／Ｆ２３に接続さ
れ、かつ、ＣＲＴ等を備えた表示部、ＡＭはインタフェ
ースＩ／Ｆ２４に接続され、ブザー等を備えた警報部、
である。
２１は作業領域、ＲＡＭ２２は火災感知器Ｗ毎に設定さ
れている自己アドレスとそのアドレスの火災感知器の駐
車場内での位置、即ち、駐車部２の駐車アドレス、とを
対応させるテーブルの記憶領域である。ＴＸ２１はイン
タフェースＩ／Ｆ２１に接続され、火災感知器Ｗからの
無線式の信号を受信する通信部、ＴＸ２２はインタフェ
ースＩ／Ｆ２２に接続され、駐車場のシステムの管理部
Ｍの信号を送受信するための並、直列変換器等で構成さ
れる通信部、ＤＰはインタフェースＩ／Ｆ２３に接続さ
れ、かつ、ＣＲＴ等を備えた表示部、ＡＭはインタフェ
ースＩ／Ｆ２４に接続され、ブザー等を備えた警報部、
である。
【００１３】本実施例の作動について説明する。機械式
駐車場１の入口に車両Ｇが到着すると、ドライバは管理
人から無線式煙感知器Ｗ1 等の付いた取付板１０１を受
け取る。そして、該車両Ｇの車両の外部、例えば屋根１
００上面に取付板１０１を固定する。ガラス窓６３を開
け、該窓６３と窓枠６５との間からノズル１０４を車両
の室内Ｒに挿入する。そして、該ガラス窓６３をＡ６３
方向に上昇させると、該管１０５は、ガラス窓６３と窓
枠６５とにより挟持される。この状態において、該車両
Ｇは、エレベータ８や走行台車５を介して自動的に空き
駐車部２ａに移動する。
駐車場１の入口に車両Ｇが到着すると、ドライバは管理
人から無線式煙感知器Ｗ1 等の付いた取付板１０１を受
け取る。そして、該車両Ｇの車両の外部、例えば屋根１
００上面に取付板１０１を固定する。ガラス窓６３を開
け、該窓６３と窓枠６５との間からノズル１０４を車両
の室内Ｒに挿入する。そして、該ガラス窓６３をＡ６３
方向に上昇させると、該管１０５は、ガラス窓６３と窓
枠６５とにより挟持される。この状態において、該車両
Ｇは、エレベータ８や走行台車５を介して自動的に空き
駐車部２ａに移動する。
【００１４】図６に示す様に、入車があると（Ｓ１）、
前記管理人は管理部Ｍのバーコードやテンキーを利用し
て搭載される無線式煙感知器Ｗ1 の自己アドレスを入力
し、インタフェースＩ／Ｆ２２より該感知器Ｗの自己ア
ドレスを読み込みＲＡＭ２２の所定位置に記憶させる
（Ｓ２）。そして、駐車場のシステムの管理部Ｍが車両
を搬送して空き駐車部２ａの位置、即ち駐車アドレス、
の信号を受けた後（Ｓ３、Ｓ４）その駐車アドレスをイ
ンタフェースＩ／Ｆ２２より読み込みＲＡＭ２２に前記
自己アドレスと駐車アドレスとが対照表となる様に記憶
させる（Ｓ５）。
前記管理人は管理部Ｍのバーコードやテンキーを利用し
て搭載される無線式煙感知器Ｗ1 の自己アドレスを入力
し、インタフェースＩ／Ｆ２２より該感知器Ｗの自己ア
ドレスを読み込みＲＡＭ２２の所定位置に記憶させる
（Ｓ２）。そして、駐車場のシステムの管理部Ｍが車両
を搬送して空き駐車部２ａの位置、即ち駐車アドレス、
の信号を受けた後（Ｓ３、Ｓ４）その駐車アドレスをイ
ンタフェースＩ／Ｆ２２より読み込みＲＡＭ２２に前記
自己アドレスと駐車アドレスとが対照表となる様に記憶
させる（Ｓ５）。
【００１５】該感知器Ｗ1 はＲＯＭ１１に記憶されてい
るプログラムに従い動作しており、通常検出部ＦＳの出
力をインタフェースＩ／Ｆ１１を介して読み込み、その
値を火災判別基準と比較している。この状態において、
バルブ１０３が開かれポンプＰが起動しているので、室
内Ｒの空気は管１０５を介して検出箱１０２内に強制的
に吹込まれる。そして、該空気は煙感知器Ｗ1 と接触し
た後、箱１０２外に排出される。この時、バルブ１０６
は閉じられているので、吸引された室内Ｒの空気は消火
装置１０８に到達しない。タバコの吹殻１２０等により
室内Ｒに火災が発生し煙Ｓが出ると、該煙Ｓはノズル１
０４から強制的に管１０５内に吹い込まれ煙感知器Ｗ1
に接触する。そのため、該感知器Ｗ1 は火災を検出する
ので、検出部ＦＳから火災信号が出力される。
るプログラムに従い動作しており、通常検出部ＦＳの出
力をインタフェースＩ／Ｆ１１を介して読み込み、その
値を火災判別基準と比較している。この状態において、
バルブ１０３が開かれポンプＰが起動しているので、室
内Ｒの空気は管１０５を介して検出箱１０２内に強制的
に吹込まれる。そして、該空気は煙感知器Ｗ1 と接触し
た後、箱１０２外に排出される。この時、バルブ１０６
は閉じられているので、吸引された室内Ｒの空気は消火
装置１０８に到達しない。タバコの吹殻１２０等により
室内Ｒに火災が発生し煙Ｓが出ると、該煙Ｓはノズル１
０４から強制的に管１０５内に吹い込まれ煙感知器Ｗ1
に接触する。そのため、該感知器Ｗ1 は火災を検出する
ので、検出部ＦＳから火災信号が出力される。
【００１６】そして、図５に示す様に、室内Ｒに火災が
発生し煙感知器Ｗ1 が煙Ｓに接触して火災を検出し、該
検出部ＦＳの出力が前記火災判別基準を越えると（Ｋ１
のＹＥＳ）、ＲＯＭ１２から自己アドレスを読み出し
（Ｋ２）インタフェースＩ／Ｆ１２を介して、通信部Ｔ
Ｘ１１より火災受信部ＲＥに対して火災信号及び自己ア
ドレスを無線式に送出する（Ｋ３）。それと同時にイン
タフェースＩ／Ｆ１３を介して火災信号を通信部ＴＸ１
２に送出し（Ｋ４）駆動部１０９を起動させバルブ１０
３を閉じると共にバルブ１０６を開く。そのため、消火
ガスＦ、例えば、ＣＯ2 ガスがノズル１０４から噴出
し、室内Ｒの消火を開始させる。この時、インタフェー
スＩ／Ｆ１４を介して表示部ＤＳに火災表示が行われ
（Ｋ５）、室内Ｒにガスが充満している事を示す。
発生し煙感知器Ｗ1 が煙Ｓに接触して火災を検出し、該
検出部ＦＳの出力が前記火災判別基準を越えると（Ｋ１
のＹＥＳ）、ＲＯＭ１２から自己アドレスを読み出し
（Ｋ２）インタフェースＩ／Ｆ１２を介して、通信部Ｔ
Ｘ１１より火災受信部ＲＥに対して火災信号及び自己ア
ドレスを無線式に送出する（Ｋ３）。それと同時にイン
タフェースＩ／Ｆ１３を介して火災信号を通信部ＴＸ１
２に送出し（Ｋ４）駆動部１０９を起動させバルブ１０
３を閉じると共にバルブ１０６を開く。そのため、消火
ガスＦ、例えば、ＣＯ2 ガスがノズル１０４から噴出
し、室内Ｒの消火を開始させる。この時、インタフェー
スＩ／Ｆ１４を介して表示部ＤＳに火災表示が行われ
（Ｋ５）、室内Ｒにガスが充満している事を示す。
【００１７】この火災信号が通信部ＴＸ２１に入ると、
該感知器Ｗ1 の自己アドレスをインタフェースＩ／Ｆ２
１を介して読み込み、ＲＡＭ２２の対照表からそのアド
レスに対応する駐車アドレスを読み出す（Ｆ２）。その
後、インタフェースＩ／Ｆ２３、Ｉ／Ｆ２４を介して表
示部ＤＰ及び警報部ＡＭを動作させ（Ｆ４）、煙の発生
を表示警報する。
該感知器Ｗ1 の自己アドレスをインタフェースＩ／Ｆ２
１を介して読み込み、ＲＡＭ２２の対照表からそのアド
レスに対応する駐車アドレスを読み出す（Ｆ２）。その
後、インタフェースＩ／Ｆ２３、Ｉ／Ｆ２４を介して表
示部ＤＰ及び警報部ＡＭを動作させ（Ｆ４）、煙の発生
を表示警報する。
【００１８】駐車中の車両Ｇが出車する際には、ドライ
バが窓ガラス６３を矢印Ａ６３と逆方向に移動させて管
１０５を引き抜いた後、取付板１０１を屋根１００から
外し、煙感知器Ｗ1 等の付いた取付板１０１を管理人に
渡す。この様に出車があると（Ｄ１）火災受信部ＲＥは
管理部ＰよりインタフェースＩ／Ｆ２２を介して運び出
された車両Ｇの駐車アドレス又は、取り外された煙感知
器Ｗ1 の自己アドレスを読み込み、ＲＡＭ２２内のその
駐車アドレス及び対応する自己アドレスを消去する（Ｄ
２）。
バが窓ガラス６３を矢印Ａ６３と逆方向に移動させて管
１０５を引き抜いた後、取付板１０１を屋根１００から
外し、煙感知器Ｗ1 等の付いた取付板１０１を管理人に
渡す。この様に出車があると（Ｄ１）火災受信部ＲＥは
管理部ＰよりインタフェースＩ／Ｆ２２を介して運び出
された車両Ｇの駐車アドレス又は、取り外された煙感知
器Ｗ1 の自己アドレスを読み込み、ＲＡＭ２２内のその
駐車アドレス及び対応する自己アドレスを消去する（Ｄ
２）。
【００１９】この発明の実施例は上記に限定されるもの
ではなく、例えば、図７に示す様に、ポンプＰを検出箱
１０２の出口に接続するとともに、円筒状の管１０５の
先端部分１０５ａを扁平状につぶしてもよい。このよう
にすると、ポンプＰは消火装置１０８から放出されるガ
スに晒されることがなく、又、内気サンプリング管１０
５挾持の際に生じるガラス窓６３と窓枠６５との隙間を
狭くすることができる。又、火災感知器Ｗは無線式煙感
知器に限定されるものではなく、無線式熱感知器等でも
良いことは勿論である。更に、管１０５をガラス窓６３
と窓枠６５とにより挾持する代わりに、アンテナの設置
や電線の配設に用いる引き出し孔に挿入して保持した
り、又は、直接ドアに挟んで保持してもよい。
ではなく、例えば、図７に示す様に、ポンプＰを検出箱
１０２の出口に接続するとともに、円筒状の管１０５の
先端部分１０５ａを扁平状につぶしてもよい。このよう
にすると、ポンプＰは消火装置１０８から放出されるガ
スに晒されることがなく、又、内気サンプリング管１０
５挾持の際に生じるガラス窓６３と窓枠６５との隙間を
狭くすることができる。又、火災感知器Ｗは無線式煙感
知器に限定されるものではなく、無線式熱感知器等でも
良いことは勿論である。更に、管１０５をガラス窓６３
と窓枠６５とにより挾持する代わりに、アンテナの設置
や電線の配設に用いる引き出し孔に挿入して保持した
り、又は、直接ドアに挟んで保持してもよい。
【００２０】更に、消火装置を火災感知器の火災信号に
より起動させる代わりに、火災受信部の確認動作などを
経た制御信号により起動させる様にしてもよい。又、消
火装置はガス消火装置に限られるものではなく、その
他、例えば、泡消火装置系も用いることが可能である。
この発明は、上記屋内の機械式駐車場だけでなく、一般
的な自走式の駐車場でも用いることが出来る。
より起動させる代わりに、火災受信部の確認動作などを
経た制御信号により起動させる様にしてもよい。又、消
火装置はガス消火装置に限られるものではなく、その
他、例えば、泡消火装置系も用いることが可能である。
この発明は、上記屋内の機械式駐車場だけでなく、一般
的な自走式の駐車場でも用いることが出来る。
【００２１】
【発明の効果】この発明は火災感知器と車両内とを連通
せしめる内気サンプリング管を設けているので、車両の
室内で火災が発生し煙等が出ると、該煙等は強制的に吸
引されて火災感知器に接触させられる。そのため、煙等
が自然に感知器に近ずく場合に比べ、早く火災の発見を
することができるので初期消火が可能となる。又、駐車
場に置かれている車両の室内で火災が発生すると、火災
感知器が火災を検出しそれに基ずく信号により消火装置
が起動して、該室内の火災を内気サンプリング管を介し
て直接消火できる。そのため、初期火災の段階で消火で
きるので、従来例に比し消火効率が飛躍的に向上する。
更に、無線式火災感知器を使用し、該感知器から火災信
号と自己アドレスを火災受信部に送出することにより、
従来例と異なり、火災発生の初期段階で火災の検出と同
時にどの駐車部の車両に火災が発生しているのかを知る
ことができる。
せしめる内気サンプリング管を設けているので、車両の
室内で火災が発生し煙等が出ると、該煙等は強制的に吸
引されて火災感知器に接触させられる。そのため、煙等
が自然に感知器に近ずく場合に比べ、早く火災の発見を
することができるので初期消火が可能となる。又、駐車
場に置かれている車両の室内で火災が発生すると、火災
感知器が火災を検出しそれに基ずく信号により消火装置
が起動して、該室内の火災を内気サンプリング管を介し
て直接消火できる。そのため、初期火災の段階で消火で
きるので、従来例に比し消火効率が飛躍的に向上する。
更に、無線式火災感知器を使用し、該感知器から火災信
号と自己アドレスを火災受信部に送出することにより、
従来例と異なり、火災発生の初期段階で火災の検出と同
時にどの駐車部の車両に火災が発生しているのかを知る
ことができる。
【図１】本発明の実施例を示す図で、図２の要部拡大断
面図である。
面図である。
【図２】本発明の実施例を示す正面図である。
【図３】火災感知器のブロック図である。
【図４】火災受信部のブロック図である。
【図５】火災感知器のフローチャートである。
【図６】火災受信部のフローチャートである。
【図７】他の実施例を示す要部拡大正面図で、図１に相
当する図である。
当する図である。
【図８】図７のVIII-VIII 線拡大断面図である。
【図９】機械式駐車場の平面図である。
【図１０】図９のＸ−Ｘ線縮小断面図である。
１ 機械式駐車場 ２ 駐車部 １０５ 内気サンプリング管 １０８ 消火装置 Ｒ 車両の室内 Ｗ 無線式火災感知器 ＲＥ 火災受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A62C 3/07 A62C 27/00 - 39/00 E04H 6/18 E04H 6/42 G08B 17/00
Claims (3)
- 【請求項１】 駐車場に駐車される車両の外部に設置さ
れる可搬式の火災感知器と、該車両の外部より該車両の
窓枠内を通って該車両の室内に挿入され、該火災感知器
と該車両の室内とを連通せしめる内気サンプリング管
と、からなることを特徴とする駐車場の車内火災消火シ
ステム。 - 【請求項２】 駐車場に駐車される車両の外部に設置さ
れる可搬式の火災感知器と、該車両の外部より該車両の
窓枠内を通って該車両の室内に挿入され、該火災感知器
と該車両の室内とを連通せしめる内気サンプリング管
と、該管に連通し、前記火災感知器の火災検出に基き起
動する消火装置と、からなることを特徴とする駐車場の
車内火災消火システム。 - 【請求項３】駐車場の各駐車部の駐車アドレスと、該駐
車部の車両に設置され、かつ、自己アドレスを有する搬
送可能な無線式火災感知器と、該火災感知器と該車両の
室内とを連通せしめる内気サンプリング管と、該管に連
通し、前記火災感知器の火災検出に基き起動する消火装
置と、前記駐車アドレスと自己アドレスとが記憶されて
いる火災受信部と、からなることを特徴とする駐車場の
車内火災消火システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03287091A JP3118657B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 駐車場の車内火災消火システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03287091A JP3118657B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 駐車場の車内火災消火システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596021A JPH0596021A (ja) | 1993-04-20 |
| JP3118657B2 true JP3118657B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=17712939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03287091A Expired - Fee Related JP3118657B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 駐車場の車内火災消火システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3118657B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7895369B2 (en) | 2008-07-17 | 2011-02-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor memory device and method of controlling semiconductor memory device |
| US8677069B2 (en) | 2008-03-31 | 2014-03-18 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor storage device |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7013147B2 (ja) * | 2017-06-15 | 2022-01-31 | ホーチキ株式会社 | 煙検知装置 |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP03287091A patent/JP3118657B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8677069B2 (en) | 2008-03-31 | 2014-03-18 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor storage device |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0596021A (ja) | 1993-04-20 |
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