JP3118604U - コイン回収式のロッカー装置 - Google Patents

コイン回収式のロッカー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3118604U
JP3118604U JP2005009555U JP2005009555U JP3118604U JP 3118604 U JP3118604 U JP 3118604U JP 2005009555 U JP2005009555 U JP 2005009555U JP 2005009555 U JP2005009555 U JP 2005009555U JP 3118604 U JP3118604 U JP 3118604U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
coins
arm
entry
checker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005009555U
Other languages
English (en)
Inventor
幹 松崎
Original Assignee
日本自動保管機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本自動保管機株式会社 filed Critical 日本自動保管機株式会社
Priority to JP2005009555U priority Critical patent/JP3118604U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3118604U publication Critical patent/JP3118604U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】特定の金銭硬貨と特定の専用コインの二種類を通過させつつ、他の硬貨およびコインの進入を遮断する検銭器を有するコイン回転式ロッカー装置の提供。
【解決手段】検銭器は、まず、百円玉や専用コインのように、利用可能なコインC1が開口40から進入したときは、図2に示すように、コインC1の上面が選別アーム20の湾曲部23の下面と接触して、選別アーム20を上方に回動させる。これに伴い、遮蔽アーム30の上側のアーム36が上方に押し上げられ、下側のアーム37の先端の進入阻止部38も上方に回動して、当該コインC1の進入を許可する。このとき、開口40の下の遮蔽突起42と進入阻止部38との最短の離隔距離は、常時の離隔距離よりも大きくなるからである。
【選択図】図4

Description

本考案は、利用に際して投入されたコインを返却せずに全部回収するタイプのロッカー装置に関する。
手荷物等を一時的に保管するロッカー装置は、金銭硬貨、例えば百円玉をコイン投入口から入れて開閉ドアを施錠し利用する。従来、ロッカー装置は、コイン返却型のものとコイン回収型のものがある。
いわゆる無料ロッカーであるコイン返却型のロッカー装置は、例えば、百貨店や銭湯における顧客の利便のため、施錠時に金銭硬貨(多くは百円硬貨)の投入を求め、利用後(開錠時)に投入した金銭硬貨を返却する。金銭硬貨の投入を求めることによって、悪戯等による施錠キーの持ち去りを抑制することができる利点をもつ。
一方、コイン回収型のロッカー装置は、施錠時に金銭硬貨(多くは百円硬貨)の投入を必須とし、利用後(開錠時)には投入した金銭硬貨を全部回収する。いわゆる有料ロッカーである。わが国では利用可能なコインとして金銭硬貨(百円硬貨)を求めることが多い。
なし
問題は、顧客サービスの一環として設置するコイン返却型のロッカー装置が、店舗利用者ではない人々によって勝手に使用される点にある。これは例えば、百貨店の店舗内に設置しているロッカー装置に多くみられる。
百貨店は、店舗内で多くの買い物をした顧客が他のフロアの商品も身軽な状態でみることができるよう、店舗内にコイン返却型のロッカー装置を設ける。しかしながら、利用後にコインが返却され、誰もが自由に使用できる条件であることから、当該店舗では買い物をしない者、例えば旅行者、一般通行人、浮浪者など、本来の利用者であるべき顧客以外の者が勝手に無料ロッカー装置を利用し、無料ロッカーの設置者の意図とはほど遠い利用のされ方となっている。
そこで、本考案の目的は、各種店舗に設置されているロッカー装置の利用上の不公平感や不合理性を排除する点にある。
前記目的を達成するため、本考案に係るコイン回収型のロッカー装置は、開閉ドアと、この開閉ドアをロックする施錠装置とを備え、施錠装置は、コイン投入口と、コイン投入口から進入するコインを回収庫に移動させる検銭器と、該検銭器をコインが通過したときに開閉ドアの閉塞を許可する判別装置とを備えるロッカー装置を技術的前提として、前記検銭器は、特定の金銭硬貨と特定の専用コインの二種類を通過させつつ、他の硬貨およびコインの進入を遮断する(請求項1)。
かかる構成によれば、検銭器が特定の金銭硬貨と特定の専用コインの二種類を受け入れてロッカー利用を可能ならしめるので、顧客は、店舗が発行する特定の専用コインを用いてロッカー装置を無料で利用することが出来るし、一般通行人などの非顧客は金銭硬貨を用いて有料でロッカー装置を利用することが出来るため、店舗内設備の利用の不公平感を払拭することが可能となる。店舗側が用意したロッカー装置は誰もが自由に使えるが、顧客は無料の利用が可能となるため、店舗の売上金額も確実に増加することが期待できる。また顧客ではない者の利用による金銭投入は、ロッカー装置の維持管理等を支援し又は利益をもたらす。
非金銭硬貨である専用コインは、百円硬貨よりも大きく十円硬貨よりも小さな外径とする場合がある(請求項2)。
現時点では、金銭硬貨としては百円硬貨の利用が望ましいため、専用コインは百円硬貨よりも外径寸法が大きいものを利用することが望ましい。百円硬貨と同一の外径でも法律的には問題はないのであるが、一般のコインロッカーや自動販売機に投入されると誤作動を導く可能性が高いため、専用コインは金銭硬貨とは異なる外径とすることが望ましい。
この場合、専用コインの外径を百円硬貨より若干大きくしておけば、検銭器は、百円硬貨と専用コインを通過させつつ十円硬貨を遮断できる。十円硬貨は、百円硬貨よりも外径が幾分大きいため、専用コインの外径が百円玉と十円玉の中間にあれば、検銭器は、コインの外径を機構的に判別する構造であれ、センサ利用のものであれ、百円硬貨、専用コイン、十円硬貨の三種類を確実に識別するからである。
請求項3は、機械的な構造の検銭器に関するもので、検銭器は、コインの進入接触によって上方に回動する選別アームと、選別アームの回動によりコインの進入路を開放するよう上方に回動する遮蔽アームとを備え、前記選別アームは、コイン投入口の裏面上方近傍に回動軸点を備え、回動軸点の下方に、利用可能なコインの進入によって接触する湾曲部を備えており、この湾曲部は、百円硬貨と専用コインとに接触して選別アームを上方回動させる。
機械的な構造の検銭器は、構造が単純でコストも安く故障も少ないため、多くのロッカー装置で使用されている。既存の検銭器は、百円硬貨を通過させるが、百円玉より外径が小さな五円玉と一円玉は、コイン投入口から入れ込んでも遮蔽アームによってそれ以上の進入を妨げられ、百円玉より外径が大きな十円玉は、コイン投入口から入れ込んでも選別アームの湾曲部が進入を阻む。
このため、選別アームの湾曲部の一部を微量切除すると、百円玉と専用コインは通過させるが、十円玉の進入を阻止することが出来る。このとき、百円玉と専用コインは、それぞれ選別アームの湾曲部の微妙に異なる部位に接触して選別アームを上方に回動させ、遮蔽アームを回動駆動してコインの進入通路を開放し、ロッカー利用を可能とする。
本考案に係るコイン回収型のロッカー装置によれば、店舗の利用者は無料で、店舗を利用しない者は有料でロッカー利用が出来るため、各種店舗に設置されているロッカー装置の利用上の不公平感や不合理を解消することが出来る。
図1は、本考案に係るコイン回収型のロッカー装置の検銭器の実施形態を示すものである。この検銭器10は、コイン投入口の裏側に配するプレート11と、コインの進入接触によって上方に回動する選別アーム20と、この選別アーム20の回動によりコインの進入路を開放するよう上方に回動する遮蔽アーム30とを備える。
選別アーム20と遮蔽アーム30は、回動部材であり、プレート11に軸着してある。またプレート11には、百円硬貨と専用コインを通させつつ、それらよりも外径の大きな硬貨(十円硬貨、五百円硬貨)の通過を阻むための開口40を備える。この開口40は、例えば、上の遮蔽突起41と下の遮蔽突起42とを離隔させて配置し、両者の隙間を開口40とするものである。
この開口40は、ロッカー装置のコイン投入口の背後に位置させてある。外側に露出しているコイン投入口の上下寸法に関係なく、その背後にある開口40が、専用コインよりも大きな十円硬貨や五百円硬貨の進入を阻む。
選別アーム20は、ピン21によって回動自在にプレート11に軸着した略円形の固定部22と、この固定部22から下方傾斜するアーム部25とからなる。固定部22とアーム部25は、例えばステンレス等の難錆金属の平板を打ち抜いて一体に成形する。
固定部22は、ピン21による軸着が可能な大きさをもっていれば良いので必ずしも略円形である必要はないが、少なくともその下端には湾曲部23を設けて、コインの進入時に利用可能な大きさをもっているか否かを接触によって判定可能としておく。
アーム部25は、先端に向かって下方に傾斜させた部材である。略鉛直の角度に設ける開口40に対する下向き角度は、例えば35〜50度、好ましくは略45度とする。
遮蔽アーム30は、ピン31によって回動自在にプレート11に軸着した固定部32と、この固定部32から開口40に向かってV字状に開いた二つのアーム36、37を備える。固定部32とアーム部36、37は、例えばステンレス等の難錆金属の平板を打ち抜いて一体に成形する。
固定部32は、二つのアーム36、37の角度を常時(非利用時)に一定に保つため、プレート11の例えば最奥部に設けた角度維持突起33にその背面を接触させて、遮蔽アーム30が下向きに回動しないようにしてある。遮蔽アーム30は、二つのアーム36、37が、それぞれ適宜の(例えば15度)上方傾斜と下降傾斜の状態を保ち、それ以上は下方に回動しないが、上方には回動できる状態となっている。
前記の選別アーム20のアーム部25は、V字状をなす二つのアーム36、37の間の隙間に位置させ、利用可能なコインの進入によって選別アーム20が上向きに回動したとき、アーム部25が、遮蔽アーム30の上側のアーム36を押し上げるようになっている。プレート11には角度維持突起33があるので、遮蔽アーム30の上側のアーム36が鉛直に直立したときは、角度維持突起33によってそれ以上の回動は阻止される。
なお、選別アーム20も回動ピン21によって軸止しているだけであるからストッパがなければ下方に回動する。このため、選別アーム20のアーム部25の上縁に係止突起29を設け、遮蔽アーム30の上側のアーム36の先端部が、この係止突起29に係合して選別アーム20の下方回動を抑えるようになっている。
遮蔽アーム30の下側のアーム37の先端は、開口40から進入する利用不能な小さなコイン、例えば一円玉や五円玉の進入を阻む進入阻止部38である。この進入阻止部38は、利用不能なコインの不正な進入を防ぐためにやや面積を大きくしてある。形状は例えば略半円形である。小さなコインの進入時には、開口40の下の遮蔽突起42と、遮蔽アーム30の進入阻止部38との離隔距離によって、コインの進入を妨げる。離隔距離は、利用不能な小さなコイン(例えば一円玉や五円玉)の外径よりも小さく設定する。60は固定用のビス孔である(センサ用開口として用いても良い)。
このように構成した検銭器は、次のように機能する。まず、百円玉や専用コインのように、利用可能なコインC1が開口40から進入したときは、図2に示すように、コインC1の上面が選別アーム20の湾曲部23の下面と接触して、選別アーム20を上方に回動させる。これに伴い、遮蔽アーム30の上側のアーム36が上方に押し上げられ、下側のアーム37の先端の進入阻止部38も上方に回動して、当該コインC1の進入を許可する。このとき、開口40の下の遮蔽突起42と進入阻止部38との最短の離隔距離は、常時の離隔距離よりも大きくなるからである。
なお、百円玉の利用が可能な既存のロッカー装置において、専用コインの利用を可能ならしめるには、選別アーム20の湾曲部23の最下端部をヤスリ等を用いて微量だけ切除すればよい。こうすれば、百円硬貨と微妙にサイズの異なる専用コインも容易に利用可能となる。
第二に、百円玉や専用コインC1よりも大きなコインC2、例えば十円玉や五百円玉が開口40から進入するときは、図3に示すように、開口40の上下寸法によって遮られ、選別アーム20の湾曲部23と接触せず、従って選別アーム20を上方回動させることもない。
第三に、百円玉や専用コインCよりも小さなコインC3、例えば一円玉や五円玉が開口40から進入したときは、図4に示すように、コインC3は開口40は通過するが、遮蔽アーム30の進入阻止部38によって遮られ、それ以上の進入は出来ない。
本考案は、以上の実施形態で示した内容に限定されない。例えば、検銭器は、機械的なものに限定されず、電磁気等を用いた電気的なセンサや光学的なセンサを用いてもよい。通常用いられる金銭硬貨(例えば百円玉)と、それとは外径の異なる専用コインの両方を使用できれば良い。
実施形態に係る機械的な検銭器を例示する図である。 図1に示す検銭器の作用を示す第一の図である。 図1に示す検銭器の作用を示す第二の図である。 図1に示す検銭器の作用を示す第三の図である。
符号の説明
10 検銭器
11 プレート
20 選別アーム
21、31 ピン
22、32 固定部
25 アーム部
29 係止突起
30 遮蔽アーム
33 角度維持突起
36、37 アーム
38 進入阻止部
40 開口
41、42 遮蔽突起
C1 (利用可能な)コイン
C2 (利口可能なコインより大きな)コイン
C3 (利口可能なコインより小さな)コイン

Claims (3)

  1. 開閉ドアと、この開閉ドアをロックする施錠装置とを備え、
    施錠装置は、コイン投入口と、コイン投入口から進入するコインを回収庫に移動させる検銭器と、該検銭器をコインが通過したときに開閉ドアの閉塞を許可する判別装置とを備えるロッカー装置において、
    前記検銭器は、特定の金銭硬貨と特定の専用コインの二種類を通過させつつ、他の硬貨およびコインの進入を遮断する機能を備えることを特徴とするコイン回収式のロッカー装置。
  2. 非金銭硬貨である専用コインは、百円硬貨よりも大きく十円硬貨よりも小さな外径であることを特徴とする請求項1記載のコイン回収式のロッカー装置。
  3. 検銭器は、
    コインの進入接触によって上方に回動する選別アームと、
    選別アームの回動によりコインの進入路を開放するよう上方に回動する遮蔽アームとを備え、
    前記選別アームは、
    コイン投入口の裏面上方近傍に回動軸点を備え、
    回動軸点の下方に、利用可能なコインの進入によって接触する湾曲部を備えており、
    この湾曲部は、百円硬貨と専用コインとに接触して選別アームを上方回動させるものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコイン回収式のロッカー装置。
JP2005009555U 2005-11-14 2005-11-14 コイン回収式のロッカー装置 Expired - Fee Related JP3118604U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005009555U JP3118604U (ja) 2005-11-14 2005-11-14 コイン回収式のロッカー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005009555U JP3118604U (ja) 2005-11-14 2005-11-14 コイン回収式のロッカー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3118604U true JP3118604U (ja) 2006-02-02

Family

ID=43468876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005009555U Expired - Fee Related JP3118604U (ja) 2005-11-14 2005-11-14 コイン回収式のロッカー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3118604U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9652921B2 (en) Coin chute with anti-fishing assembly
JP5387514B2 (ja) 紙幣処理装置
EP0055768A1 (en) CASSETTE FOR MONEY NOTES OR OTHER VALUABLES.
EP0688000B1 (en) Tamper-resistant vending machine
US3670955A (en) Exact fare system
US4508260A (en) Portable container for valuable articles
JP3118604U (ja) コイン回収式のロッカー装置
US3613855A (en) Coin controlled lock for two coins
EP0137013A1 (en) PORTABLE CONTAINERS FOR VALUABLES.
JP2008307129A (ja) コインセレクタ
JP2007206767A (ja) 異物返却機構および自動取引装置
US949751A (en) Coin-controlled machine.
Saket et al. ATM reliability and risk assessment issues based on fraud, security and safety
JP2000093636A (ja) 遊技媒体貸出機
JP2006195601A (ja) 自動機
JP3000276U (ja) 自動販売機、両替機等における施錠金庫
US1753481A (en) Coin-operated vending machine
JP3340229B2 (ja) コインの検銭機構
US2336780A (en) Automatic vending machine attachment
JP3691800B2 (ja) 硬貨選別機構付き係留ポスト
JP4056926B2 (ja) 有料トイレの課金収受装置
JPH074705Y2 (ja) 貸しロッカー装置
JP2003161075A (ja) 紙幣専用金庫
JP3160483U (ja) 集銭箱の錠を内部構造とし盗難を防止できる構造の賽銭箱。
JP2017068395A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees