JP3118547U - 立体映像システム - Google Patents

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肇 山田
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Abstract

【課題】 臨場感と詳細感を共に享受できる立体映像システムを提供する。
【解決手段】 映像が標準レンズによって撮影されている場合には、左眼用プロジェクターから左眼によって知覚される左眼用映像を、右眼用プロジェクターから右眼によって知覚される右眼用映像を、同時に同一のスクリーンに投射・上映し、望遠レンズによって撮影されている場合には、左眼用プロジェクターあるいは右眼用プロジェクターのいずれかから、単一の映像を投射・上映する。
【選択図】 図1

Description

本考案は立体映像システムに関する。
立体映像システムは、左眼用プロジェクターと右眼用プロジェクターを装備し、左眼用プロジェクターから左眼によって知覚される左眼用映像を、右眼用プロジェクターから右眼によって知覚される右眼用映像を、同時に同一のスクリーンに投射・上映するように構成されている。この立体映像システムはアミューズメント施設等で利用されている。
テレビカメラ等で撮影した通常の映像を一つのプロジェクターからスクリーンに投射・上映すると、スクリーン上の映像は二次元で再現されてしまうため、平面的な物のとらえ方しか出来ない。このような平面映像システムを用いると、マラソン中継で後続のランナーが離れているにもかかわらず接近しているかのように視聴者が感じるといった、錯覚現象を引き起こす。立体映像システムは、このような錯覚を生じないようにして、立体的な空間把握が視聴者にとって可能となるように、ある間隔を置いて設置した複数のテレビカメラ等で撮影した複数の映像を、複数のプロジェクターから同一のスクリーンに同時に投射・上映するようにできている。
立体映像システムで見る映像が、視聴者に違和感を起こさせない映像として認識されるためには、複数のテレビカメラ等の間隔が重要である。すなわち、人間の両眼の間隔程度に接近して設置されている必要がある。それと大幅に異なって、たとえば1メートル間隔でテレビカメラ等が設置されていると、立体映像は、視聴者には自分の両眼が1メートル離れたかのように認識されてしまう結果となって、著しい違和感を引き起こすという問題があった。テレビカメラ等の焦点距離と画角も、視聴者に違和感を起こさせないために重要である。35ミリメートルカメラ換算で50ミリメートル前後の焦点距離と、45度前後の画角を持つ、いわゆる標準レンズで撮影した映像は、肉眼に近い映像なので違和感がおきない。これに対して、35ミリメートルカメラ換算で85ミリメートル以上の焦点距離と、狭い画角を持つ、いわゆる望遠レンズで撮影した映像は、映像の対象に急接近した上に視野の中央部だけが鮮明な映像として視聴者に認知されてしまい、著しい違和感を引き起こすという問題があった。
アミューズメント施設で利用されている立体映像システムは、以上に説明したような違和感を、観客を楽しませるために逆用している。スクリーンから手が伸びてきたように感じさせたり、突然、登場人物が遠方まで飛んでいったりするといった映像効果が、それに相当する。しかし、このように違和感を伴う映像は、長時間視聴を続けると不快感を生むという問題があった。
たとえばサッカー中継の場合、立体映像は、あたかもスタジアム内の特定席で見続けたかのように視聴者に認識され、臨場感を与える。これが視聴者に違和感や不快感を生じさせないようにするためには、標準レンズで撮影した映像を見せ続けるしかない。しかし、それでは映像に変化が乏しくなって、立体映像システムの魅力を損なうことになる。望遠レンズの使用を避けると、ゴールシーンにもゴール付近のズームアップ映像は提供されないという点で視聴者に不満を生じさせることになって、立体映像システムの製品としての魅力を損なうという問題があった。
なお、本願考案に関連する公知技術として、立体映像システムの次の特許文献1、2等がある。
特開2005−165032 特開2000−209614
上述のように、今までの立体映像システムは、違和感や不快感を生み出したり、あるいは逆にズームアップして初めてわかる詳細感が欠如したりするという問題があった。
本考案は、このような点に鑑みてなされたものであって、その目的は、立体映像システムに特有の臨場感を確保したままでズームアップの詳細感を提供し、全体として視聴者に違和感や不快感を生じさせないようにすることにある。
上述の目的を達成する新しい立体映像システムは、基本的には次のように構成される。
映像が標準レンズによって撮影されている場合には、左眼用プロジェクターから左眼によって知覚される左眼用映像を、右眼用プロジェクターから右眼によって知覚される右眼用映像を、同時に同一のスクリーンに投射・上映し、望遠レンズによって撮影されている場合には、左眼用プロジェクターあるいは右眼用プロジェクターのいずれかから、単一の映像を投射・上映する。
これによって、標準レンズによって撮影されているときには視聴者は臨場感を、望遠レンズで撮影されているときにはズームアップ映像の詳細感を、共に違和感や不快感を生じることなく、視聴者に実感させることができる効果がある。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本考案の立体映像システムのブロック構成図である。
標準レンズで撮影したか望遠レンズで撮影したかの情報が標準/望遠弁別機1に供給される。標準レンズで撮影したときには、標準/望遠弁別機1から左眼用プロジェクター2に左眼によって知覚される左眼用映像が、右眼用プロジェクター3に右眼によって知覚される右眼用映像が供給され、それらが同時にスクリーン4に投射・上映される。望遠レンズで撮影されたときには、標準/望遠弁別機1から左眼用プロジェクター2あるいは右眼用プロジェクター3のいずれかに映像が供給され、それらがスクリーン4に投射・上映される。これによって、視聴者は臨場感と詳細感を、共に違和感や不快感を生じることなく、実感することができる。
本考案の要点は、標準レンズによって撮影されているときには立体映像を提供し、望遠レンズによって撮影されているときには平面映像を提供することにある。これによって、立体映像に特有の臨場感と、ズームアップした平面映像に特有の詳細感とを、視聴者は共に享受できるようになる。
本考案は、特にスポーツ中継や舞台中継など、イベントの中継に適するものである。スポーツ中継の代表例としてサッカー中継を取り上げると、現在のテレビ中継でも映像の大半はフィールドの広い面積を映している。これに対してズームアップの詳細映像は、ゴールシーンやペナルティが発生したときなどに、ビデオで再現するのに利用されることが多い。したがって本考案を用いれば、大半の時間は立体映像によって臨場感を得ることができ、ゴールシーンやペナルティが発生したときなどには、ズームアップの平面映像で詳細感を得ることができるようになる。舞台やバレエ、オペラの中継といった場合、舞台全体の状況を把握するためには標準レンズによる映像が不可欠で、一方、主役が見せる表情の変化を伝えたいといった際には望遠レンズが使用されている。この場合にも、立体映像に特有の臨場感と、ズームアップした平面映像に特有の詳細感とを、視聴者は共に享受できるようになる。
標準/望遠弁別機1は、受信側に装備することができる。この場合には、映像信号に標準レンズで撮影したか望遠レンズで撮影したかの情報が付加されることになる。
他の実施例では標準/望遠弁別機1は、送信側に装備する。左眼用撮影用カメラと右眼用撮影用カメラを搭載した雲台上に標準/望遠弁別機1を装備して、撮影者が標準レンズから望遠レンズに切り替えた瞬間に、標準/望遠弁別機1の指示で、左眼用撮影用カメラからと右眼用撮影用カメラからの、いずれかの映像を遮断するようにしておけば、受信側では、受信した映像信号をそのまま左眼用プロジェクター2と右眼用プロジェクター3に供給することで、自動的に立体映像と平面映像が切り替わるようになる。
中継現場に置かれたテレビ中継車内で、標準レンズで撮影された場合には左眼用映像と右眼用映像を送信するように、望遠レンズで撮影されたときにはどちらかの映像だけを送信するように手動で切り替えたときには、その人物が標準/望遠弁別機1を果たすことになる。
なお、立体映像システムには、ある時刻には左眼用映像を投射・上映し、その瞬間には左眼前におかれたシャッターを開き右眼前におかれたシャッターを閉じ、次の瞬間には右眼用映像を投射・上映し、その瞬間には左眼前におかれたシャッターを閉じ右眼前におかれたシャッターを開く、といった時分割型のシステムがある。この場合にも、標準レンズで撮影された場合にはそのままに動作させ、望遠レンズで撮影されたときには左眼用映像と右眼用映像のいずれかを遮断することで、本考案と同様の効果を生むことが可能である。
本考案は、臨場感と詳細感を共に享受したい視聴者に立体映像を提供することに利用することができる。特に多くの視聴者を集めてスポーツ中継を上映する、スポーツバーなどで利用することができる。
本考案の立体映像システムのブロック構成図である。
符号の説明
1 標準/望遠弁別機
2 左眼用プロジェクター
3 右眼用プロジェクター
4 スクリーン

Claims (1)

  1. 左眼用プロジェクターと右眼用プロジェクターを装備し、標準レンズによって撮影された場合には、当該左眼用プロジェクターから左眼によって知覚される左眼用映像を、当該右眼用プロジェクターから右眼によって知覚される右眼用映像を、同時に同一のスクリーンに投射・上映し、望遠レンズによって撮影された場合には、当該左眼用プロジェクターあるいは当該右眼用プロジェクターのいずれかから、単一の映像を投射・上映することを特徴とする立体映像システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013062795A (ja) * 2011-08-29 2013-04-04 Hae-Yong Choi スポーツカフェ用音響及び映像システム

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