JP3118296U - 下半身衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】臀部の丸みを潰さずにヒップアップ補整し、メリハリのあるヒップラインを形成できるパンツやガードル等の下半身衣類を提供する。
【解決手段】背面側本体14の内面側に、一対の三角形状の左右布21、22を臀裂に沿う垂下縁21b、22bで連結してなる当て布20を備え、該当て布20と本体14とは、左右布21、22のウエスト側の上縁21a、22aと、臀裂に沿う垂下縁21b、22bとで縫着する一方、上縁21a、22aと垂下縁21b、22bの先端を連結する傾斜縁21c、22cは本体14と縫着せずに浮かせ、かつ、該当て布20は傾斜縁21c、22cが左右臀部の頂点T、Tに至らない大きさとすると共に、該当て布20は伸縮性素材から形成して、垂下縁21b、22bに沿う部分を緊締力部23とすると共に傾斜縁21c、22c側の部分を弱緊締力部24としている。
【選択図】図2

Description

本考案は、パンツやガードルなどの下半身衣類に関し、特に、ヒップラインを造形的に補整するものである。
従来より、臀部を中心とするヒップラインを補整するためにガードルやボディースーツ等が提供されている。この種の衣料においては、特に臀部外周の下側から外側に向かって、所謂臀溝に沿って緊締力の大きい素材や編み方からなる裏当て布を斜め上方に配することにより、臀部膨出部の垂れ下がりを防止し、臀部膨出部がくっきりとなるようにヒップアップ補整を図るものが代表的である。
例えば、本出願人は、先に、特開2001−303305号(特許文献1)において、図4に示すように、ガードル1に臀部の膨らみの頂点を含む比較的大きい面積の臀部裏当て布3を縫着して取り付け、該裏当て布3の下辺縁3aの全長または全長の少なくとも2/3以上を本体布2に縫着せず、フリーの状態で浮かせることを提案している。これにより、裏当て布3の運動追従性がよくなり、ヒップライン補整機能と良好な着用感とを両立させた衣料としている。
また、特許第2625082号(特許文献2)では、図5に示すように、ボトムス4の臀部に配置される伸縮性の裏当て布6を、身頃布5の縫い合わせ部5aに重ね縫い付け、上辺縁6aおよび下辺縁6bは身頃布5に縫着せず、フリーの状態で浮かせることが提案されている。これにより、体にフィットするボトムス4であっても、裏当て布6の縫い目が現出せず、外観を良くできるとされている。
しかしながら、これら従来例の裏当て布3、6はそれぞれ臀部周囲の贅肉を持ち上げる、或いは寄せ集めるために該部分に配置される且つ比較的面積の大きい生地であるため、その下辺縁3a、6bを非縫着として浮かせていると、その補整効果を最大限発揮することが困難となる。
また、特開平10−60706号(特許文献3)では、図6に示すように、ガードル7の背面側の本体布9に、後ろ中央部を切り欠いたU字状の伸縮性布からなる補強材8を重ねて縫着し、内側から外側に向かって、該伸縮性布が三重に配置された4層部分8a、二重に配置された3層部分8b、一重に配置された2層部分8cの順に形成することが提案されている。これにより、補強材8の伸縮率が外側から内側に向かって強くなるように変化がつけられ、臀部の贅肉を効果的に寄せ上げることができるとされている。
さらに、前記特許文献1では、前記裏当て布3やガードル本体布2の緊締力を部分的に切り替え、臀部のふくらみの頂点近傍では緊締力を弱くし、その外側では、臀部下部から斜め上方へと帯状に緊締力の強い補整部を配置することにより、臀部の丸みをつぶすことなく、立体的にヒップアップ補整することも提案している。
これらのガードル1、7は、補整箇所の緊締力を部分的に切り替えることによる立体的なヒップライン形成を目指しているが、いずれも臀裂に沿った後ろ中心線近傍の緊締力が低いため、左右膨出部の間の臀裂に沿った部分を谷間状に引き締めて左右の臀部膨出部をそれぞれくっきりと膨出させる機能は備えていない。
特開2001−303305号公報 特許第2625082号公報 特開平10−60706号公報
本考案は前記問題に鑑みてなされたもので、左右の臀部膨出部の丸みをつぶすことなく、左右の臀部膨出部の間の臀裂に沿った部分は谷間となるように引き締め、左右の臀部膨出部を夫々くっきりと現出させるメリハリのあるヒップラインを形成できる下半身衣類の提供を課題としている。
前記課題を解決するために、本考案は、背面側の本体を中央の臀裂に沿って左右に分割し、これら分割された本体の内面側にそれぞれ配置する当て布を備え、
前記当て布は、ウエスト側の上縁と、臀裂に沿う垂下縁と、前記上縁と垂下縁の先端を連結する傾斜縁を備えた三角形状とし、上縁は前記本体に縫着すると共に垂下縁は本体と共に左右両側を接合して縫着する一方、前記傾斜縁は本体と縫着せずに浮かせ、かつ、該当て布は前記傾斜縁が左右臀部の頂点に至らない大きさとすると共に、該当て布は伸縮性素材から形成して、前記垂下縁に沿う部分の緊締力を強めると共に傾斜縁側の部分の緊締力を弱めていることを特徴とする股部を有する下半身衣類を提供している。
このように、前記当て布のなかでも緊締力が強い前記垂下縁に沿う部分を、臀裂に沿う後ろ中心線沿いに配置し、該後ろ中心線で本体と共に縫着することにより、この下半身衣類の後ろ中心部分の緊締力を高めることができる。
かつ、前記当て布により緊締力が強化される箇所は臀裂に沿った部分、所謂臀部の左右膨出部を山とすると、山の間の谷に当たる部分のみであり、臀部の丸みの頂点に近い前記傾斜縁側では緊締力が弱く、かつ該傾斜縁は本体と縫着されずに浮いているため、該当て布は着用時に臀部膨出部を押さえることなく、臀裂に沿った谷を押さえこむことで臀部膨出部の丸みに立体的にくっきりと現出させることができる。
即ち、臀裂に沿った部分を浮き上がらせず、左右の臀部膨出部は押さえていないことより、臀部膨出部を相対的にくっきりと膨出させることができ、メリハリのあるヒップラインを形成できる
さらに、当て布の傾斜縁側を浮かせていることで運動追従性も良好となると共に、この当て布が臀部の頂点を覆わない大きさであることにより、該当て布の輪郭を表面に現出させにくくすることもできる。
また、前記背面側で左右に分割された本体は緊締力を切り替えている伸縮性素材からなり、臀裂に沿った部分から左右臀部の頂点を囲む第一領域の緊締力は弱とし、該第一領域の外周の腰側および股側にかけた円弧状の第二領域の緊締力は中とし、該第二領域の外周の臀溝から太股を囲んで下端脚回りに達する第三領域の緊締力は強としている。さらに、この第三領域では下端脚回りに沿った裾の緊締力を最も強くして、緊締力を4段階に切り替えることが好ましい。
このように、本体は緊締力を切り替えた伸縮性素材で形成し、左右の臀部膨出部の外周の臀溝から太股を囲む領域の緊締力を最も強めると、左右の臀部膨出部を外周ラインを明確化することができると共に、太股回りをすっきりとさせて足長ラインを現出することができる。
前記第二領域の中緊締力領域は円弧形状の比較的細いサークルラインとすることが好ましく、この強緊締力領域と、膨出部を覆う第一領域の弱緊締力領域とを区画する中緊締力のサークルラインの存在により、より膨出部の外縁をくっきりとさせることができる。かつ、このサークルラインの外周側の臀部下部や腰側に流出して体型崩れの原因となっている贅肉を強緊締力で押さえこみ、緊締力の弱い頂点側へと自然に移動させて、膨出部へと贅肉を集めることができ、高く且つ中心寄りの左右両側位置に臀部の丸みを現出させて、美しいヒップラインを形成することができる。
前記伸縮性素材からなる当て布および本体は、糸のデニールあるいは/および編み組織を切り替えて緊締力を切り替えている。
また、中緊締力の部分は、弱緊締力の部分と強緊締力の部分とを交互に形成することで中程度の緊締力としている。該構成とするとデニールの相違する糸を2種類もちいて2段階の緊締力の切り替えを行うことが出来ると共に、デザイン的にもユニークなものとすることができる。かつ、前記当て布の本体と縫着しない傾斜縁は端始末不要のヘム仕様とし、当て布の外縁が外面側に響かないようにしていると共に肌へのフィット感を高めている。
前記臀裂における本体および当て布はギャザーをつけて縫着していること好ましい。
このように、臀裂に沿った本体および当て布の縫着箇所に、本体および当て布と共にストレッチテープを伸ばした状態で逢着してギャザーをつけることにより、臀裂に沿った部分は谷間として左右の膨出部に向けて丸みを形成しやすくなる。かつ、該ギャザーでズレ落ちも軽減でき、丸みをしっかりとキープすることができる。また、本体の脚回りは端始末不要のヘム仕様として、端縁を外部に現出させないようにすることが好ましい。
さらに、前記本体では、前記第三領域の強緊締力部分をそれぞれ腰部を越えて正面側へと延在させ、該正面側の中央に配置する緊締力の強い腹押さえ部の下側に連続させていることが好ましい。
前記構成とすると、腹押さえ部と前記第三領域の強緊締力部分とが連続して、腰周り全周を強緊締力部で覆うことになるため、腹押さえ部による主に下腹部を押さえる補整機能と合わせて、腰回りから正面側の腹部までも補正することができる。
前記腹押さえ部の上側部と前記本体との間には通気性素材部を介在させることが好ましい。該通気性素材部を配置する位置は特に汗の溜まりやすい位置であるため、蒸れを生じさせず、快適な着心地を得ることができと共に、デザイン上もユニークなものとすることができる。
本考案の股部を有する下半身衣類は、主として、ショートのパンツやガードル等を対象とし、ショート丈、ロング丈でも良い。さらに、パンツ、ガードル以外のスパッツ、ストッキング、タイツ、ボディスーツ、レオタードなどにも適用することができる。
上述したように、本考案によれば、当て布により左右の膨出部の間の臀裂に沿った部分に明確な谷間を現出させることが出来ると共に、該当て布で膨出部の丸みをつぶさないため、メリハリのある立体的なヒップラインを形成することができる。
また、前記当て布は、臀部頂点を覆わない大きさとし、傾斜縁側の緊締力を弱くし、かつ、該傾斜縁と本体とを縫着しないため、該当て布の運動追従性が良好となり、該当て布の輪郭が本体表面または外衣に現出することも防止できる。
以下、本考案の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は、本考案の第一実施形態に係るショート丈のパンツ10を示す。このパンツ10は、背面側の中央で分割された本体14と、該本体14を腰部を通して正面側へと延在させ、正面側中央の腹押さえ部11に左右一対の通気性素材部12を介して連続させ、股部13と、背面側本体14を備え、これらを縫着してウエストライン近傍の上端には履き口18を、下端には左右脚回り19を形成している。前記本体14の臀裂に沿った裏面には、図2に示すように、当て布20を取り付けている。
前記本体14は、図1(B)に示すように、左右の身頃布14−1、14−2を臀裂に沿った後ろ中心線Lで縫着して形成している。左右身頃布14−1、14−2は、伸縮性縦編地からなる。
この本体14は、図3(A)(B)に示すように、背面側では臀部から左右太股付け根までを覆い、脇部を超えて正面側へと延在し、正面側では、正面中央部を除きウエスト近傍から鼠けい溝近傍までを覆っている。また、部分的に弾性糸の太さや地編みの編組織を切り替えて、緊締力を変えている。
詳しくは、前記本体14は、図1(B)に示すように、臀裂に沿った後ろ中心線Lから、左右の臀部の頂点T、Tを越えて覆う第一領域15と、該第一領域15の外周の脇側から股側にかけて帯状に配置し、臀溝に沿った内周側を覆う左右の第二領域16と、該第二領域16よりも外周側の全体を覆う左右の第三領域17とからなる。第一領域15は緊締力を弱く、第三領域17は緊締力を強く、第二領域16は中程度の緊締力としており、第三領域では、その裾部は17bは他の部分よりもさらに緊締力を強としている。即ち、本体布14の緊締力の強さは4段階に変えている。
この第二領域16は、具体的には、第三領域17と同じデニールおよび編み密度で編成された帯状の強緊締力部16aと、第一領域15と同じデニールおよび編み密度で編成された帯状の弱緊締力部16bとを交互に配置すると共に、外側から内側に向かって強緊締力部16aの幅が漸次細くなるように配置して、前記第三領域17から第一領域15に向かって緊締力を段階的に弱めていく構成としている。
前記左右の第二領域16の形状は、上端を本体14の上端縁14aとし、下端を股部13の後端縁13bまでとする、臀溝に沿った円弧形状であり、詳しくは、左右それぞれの臀溝につき、上下2つの円弧を連結した2段円弧形状としている。
前記左右の第三領域17の脇部には、前記第一領域15と同じデニールおよび編み密度で編成された細幅の2本の弱緊締力ライン17aを、所要間隔をあけて縦方向に形成している。
前記構成よりなる本体14の内面側には、図2に示すように、端始末不要のヘム仕様で編成された三角形状の当て布20を取り付けている。この当て布20は、一対の左布21と右布22とからなり、本体14の左右身項布14−1、14−2とを縫着する際に同時に縫着している。該当て布20の左右布21、22は、それぞれ、ウエスト側の上縁21a、22aと、臀裂に沿う垂下縁21b、22bと、上縁21a、22aと垂下縁21b、22bの先端を連結する傾斜縁21c、22cとを備えた三角形状としている。これら左右布21、22は、後述のとおり本体14に縫着されたときに、傾斜縁21c、22cが左右の臀部の丸みの頂点T、Tに至らない大きさとしている。
前記左布21は、前記本体14の縫着前の左身頃14−1に、上縁21aと垂下縁21bとを縫着し、前記右布22は、前記右身頃14−2に、上縁22aと垂下縁22bとを縫着して取り付けているが、それぞれの傾斜縁21c、22cは、左右身頃14−1、14−2には縫着せず、浮かせた状態としている。この状態で、左右身頃14−1、14−2を後ろ中心線Lで本体14に縫着することにより、左右布21、22も互いに接合されて当て布20が形成される。このとき、後ろ中心線Lにギャザー25ができるように、左右身頃14−1、14−2および左右布21、22を縫着している。
前記当て布20は、部分的に糸のデニールと編み密度を切り替え、図2に示すように、臀裂に沿う部分、即ち後ろ中心線Lに沿う部分は強緊締力部23とし、傾斜縁21c、22c側の部分は、該傾斜縁21c、22cに沿った斜め方向の伸びを大とする弱緊締力部24としている。かつ、該傾斜縁21c、22cは端始末不要のヘム仕様とし、端縁の厚さを薄くして外部に響かないようにしている。
前記腹押さえ部11は、図3(A)に示すように、正面側中央部の、ウエストライン近傍から恥骨までを覆う略四角形状とし、縦方向にのみ伸縮性を有するトリコネットで形成してなる。
前記左右一対の通気性素材部12は、伸縮性メッシュ素材で形成され、前記腹押さえ部11の上側部の外側に細幅の三角形状に配置されている。
前記股部13は、外布13−1と内布13−2の二枚重ねで構成され、内布13−2はエステル天竺で形成し、外布13−1は、前記本体14の第三領域17と同じ強緊締力の生地で形成している。
前記本体14は、図1(A)に示すように、その正面側端縁14bを、上側部は前記通気性素材部12と、下側部は前記腹押さえ部11と縫着し、通気性素材部12は、前中央側端縁12bを腹押さえ部11と縫着して、通気性素材部12を、本体14と腹押さえ部11との間に介在させている。
また、本体14の正面側下端部14cは前記股部13の前端縁13aと縫着し、該股部13と本体14とで左右脚回り19を形成している。この左右脚回り19は端始末不要のヘム仕様26としている。
このように互いに縫着され、連結された、本体14の上端縁14aと、通気性素材部12の上端縁12aと、腹押さえ部11の上端縁11aには、幅広の伸縮ゴム27を連続的に縫着して、前記履き口18を形成している。
前記構成よりなるパンツ10は、背面側本体14の段階的緊締力切り替え構造により、強緊締力の第三領域17により押さえつけられた臀部周囲の贅肉が、中緊締力の第二領域16、さらに弱緊締力の第一領域15へと移動し、臀部中央に寄せ集められるため、臀部の丸みの頂点T、Tを、中央寄りの高い位置に持ってくることができる。
特に、臀裂に沿った後ろ中心線L近傍に、当て布20の強緊締力部23を取り付けているため、臀裂に沿わせて浮き上がりを防止できると共に、本体14のズリ下がりや、後ろ中心線Lの位置ズレを防止できる。
このように、本体14の緊締力切り替え構造による造形的補整機能と、前記当て布20により、臀部の膨出部の丸みを潰すことなく臀部の間の谷部は引き締めて、メリハリのある美しいヒップラインを形成することができる。
また、当て布20は、臀部の丸みの頂点Tまでは覆わない大きさであると共に、臀部の丸みの頂点Tに近い外側は弱緊締力部24としているため、該当て布20の緊締力により臀部の丸みを潰すことを防止でき、かつ、該当て布20の外側の傾斜縁21c、22cは本体14に縫着されていないため、運動追従性が良好となり、該当て布20が引き攣れたり、輪郭が本体14の表面あるいは外衣に現出することも防止できる。
さらに、腹押さえ部11を前記背面側本体と連結して備えることにより、ウエスト回りの贅肉を全周にわたって絞りこむことができ、下腹部のたるみも臀部から脇にかけてのたるみも効果的に押さえることができる。また、汗の溜まりやすい腹押さえ部11と本体14との間に通気性素材部12を介在させることにより、効果的に放湿でき、快適な着用感を得ることができる。
また、本体14の第三領域17の脇部に弱緊締力ライン17aを縦方向に配置することにより、脚の付け根に生じやすい横皴を抑制するともに、スッキリとした脚長効果が得られる。
なお、本考案は前記実施形態に限定されるものではない。また、ロング丈のパンツやガードル、タイツ、ストッキング、スパッツ、ボディスーツ等に適用してもよい。
本考案の第一実施形態に係る下半身衣類を示し、(A)は正面図であり、(B)は背面図である。 図1に示す下半身衣類の背面側の裏面図である。 図1に示す下半身衣類の着用状態を示し、(A)は正面側および脇側を示す斜視図であり、(B)は背面側および脇側を示す斜視図である。 従来例の衣類の裏当て布を示す図である。 他の従来例の図である。 他の従来例の図である。
符号の説明
10 パンツ(下半身衣類)
11 腹押さえ部
12 通気性素材部
14 背面側本体
15 第一領域
16 第二領域
17 第三領域
20 当て布
23 強緊締力部
24 弱緊締力部

Claims (4)

  1. 背面側の本体を中央の臀裂に沿って左右に分割し、これら分割された本体の内面側にそれぞれ配置する当て布を備え、
    前記当て布は、ウエスト側の上縁と、臀裂に沿う垂下縁と、前記上縁と垂下縁の先端を連結する傾斜縁を備えた三角形状とし、上縁は前記本体に縫着すると共に垂下縁は本体と共に左右両側を接合して縫着する一方、前記傾斜縁は本体と縫着せずに浮かせ、かつ、該当て布は前記傾斜縁が左右臀部の頂点に至らない大きさとすると共に、該当て布は伸縮性素材から形成して、前記垂下縁に沿う部分の緊締力を強めると共に傾斜縁側の部分の緊締力を弱めていることを特徴とする股部を有する下半身衣類。
  2. 前記背面側で左右に分割された本体は緊締力を切り替えている伸縮性素材からなり、臀裂に沿った部分から左右臀部の頂点を囲む第一領域の緊締力は弱とし、該第一領域の外周の腰側および股側にかけた円弧状の第二領域の緊締力は中とし、該第二領域の外周の臀溝から太股を囲んで下端脚回りに達する第三領域の緊締力は強としている請求項1に記載の下半身衣類。
  3. 前記伸縮性素材からなる当て布および本体は、糸のデニールあるいは/および編み組織を切り替えて緊締力を切り替え、かつ、前記当て布は本体と縫着しない傾斜縁を端始末不要のヘム仕様としている請求項2に記載の下半身衣類。
  4. 前記臀裂における本体および当て布はギャザーをつけて縫着し、かつ、本体の脚回りは端始末不要のヘム仕様とし、かつ、
    前記本体では、前記第三領域の強緊締力部分をそれぞれ腰部を越えて正面側へと延在させ、該正面側の中央に配置する緊締力の強い腹押さえ部の下側部に連続させ、さらに、
    前記腹押さえ部の上側部と前記本体との間には通気性素材部を介在させている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の下半身衣類。
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