JP3118093B2 - 排気マニホールドの製造方法 - Google Patents

排気マニホールドの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製パイプを加工す
ることによってつくられる排気マニホールドの製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用エンジンには、燃焼室
内の燃焼ガス(排気ガス)をエンジン外部に排出するため
の排気マニホールドが設けられる。そして、かかる排気
マニホールドとしては、従来より鋳造品が多用されてい
るが、鋳造によってつくられた排気マニホールドは重量
が大きくなるといった問題があり、また内周面が粗面と
なるので排気抵抗が大きくなるといった問題がある。さ
らに、熱容量が大きくなるので、エンジン始動後におい
て排気ガス浄化触媒を迅速に昇温させることができず、
エミッション性能の低下を招くといった問題がある。
【0003】そこで、軽量でかつ内周面が平滑な金属パ
イプ(例えば鉄製パイプ)を用いた金属パイプ製の排気マ
ニホールドが提案され、かかる金属パイプ製排気マニホ
ールドの製造方法として例えば次のような手法が提案さ
れている。すなわち、図21に示すように、金属パイプ
100の所定の位置に穴101をあけ、これらの穴10
1に夫々金属製の枝管102を溶接し、さらにこれらの
枝管102の先端部を夫々フランジ103に溶接すると
いった排気マニホールドの製造方法が提案されている。
しかしながら、かかる方法によって製造された金属パイ
プ製排気マニホールドは、枝管軸線方向すなわちエンジ
ン幅方向の長さがかなり大きくなり、エンジンのコンパ
クト化を妨げるといった問題がある。また、かかる金属
パイプ製排気マニホールドでは、各溶接部分が互いに接
近しているので、溶接部の強度が低下するといった問題
がある。
【0004】これを改善するため、図22に示すよう
に、鉄製パイプ部材110の周壁をバーリング加工によ
って筒状に引き出して枝管部111を形成し、この枝管
部111の先端部をフランジ112に溶接するといった
排気マニホールドの製造方法が提案されている(特開昭
62−206216号公報参照)。この排気マニホール
ドの製造方法においては、まずバルジ成形により、鉄製
パイプ部材の周壁に隆起部を形成し、この隆起部の先端
面に穴をあけ、引き出し用型を、パイプ部材内からこの
穴を通してパイプ部材外へ引き出すことによって、パイ
プ部材の周壁を筒状に突出させ、枝管部111を形成す
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
62−206216号公報に開示された排気マニホール
ドの製造方法では、パイプ部材にバルジ成形を施すため
の油圧機構を必要とするので加工設備が複雑化して設備
コストがかさみ、またバルジ成形に手間がかかるといっ
た問題がある。さらに、多気筒エンジンでは、1つの排
気マニホールドをつくるために何回も複雑なバーリング
加工を施さなければならないので、生産性が低くなると
いった問題がある。本発明は、上記従来の問題点を解決
するためになされたものであって、簡素な設備及び工程
で、金属製パイプからコンパクトな排気マニホールドを
能率的につくることができる排気マニホールドの製造方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、第1の発明は、直管状金属製パイプ部材の長手方向
中寄りの所定の部分を、径方向内方にプレス加工するこ
とにより、径方向外方であって上記プレス方向とは略直
交する1つの方向に膨出させ、パイプ部材の上記膨出部
の先端部付近に、パイプ壁を厚み方向に貫通する所定の
形状の穴部を形成し、該穴部まわりのパイプ壁に径方向
外向きの力をかけ、該パイプ壁を径方向外方に曲げ変形
させることによって、パイプ部材本体部から径方向外方
に分岐して突出する中側枝管部を形成し、上記パイプ部
材の両端部近傍の部分を所定の小さい曲率で湾曲させて
パイプ部材の両端部に上記中側枝管部と略同一方向に突
出する端部側枝管部を形成し、中側枝管部及び端部側枝
管部の先端部に、エンジン本体側への取付用フランジを
溶接して排気マニホールドを形成することを特徴とする
排気マニホールドの製造方法を提供する。
【0007】第2の発明は、第1の発明にかかる排気マ
ニホールドの製造方法において、穴部を直管状のパイプ
部材の長手方向に長手となる長穴とし、かつ該穴部の形
状を、その長手方向にみて両端部近傍では、夫々各端部
側に向かって直線的に先細りとなるように形成して、中
側枝管部の通路断面をパイプ部材本体部軸線方向に長手
となる略楕円形とし、さらに、各端部側枝管部をプレス
加工することによって、該端部側枝管部の通路断面を中
側枝管部の通路断面とほぼ同じ形状に成形することを特
徴とする排気マニホールドの製造方法を提供する。
【0008】第3の発明は、第1または第2の発明にか
かる排気マニホールドの製造方法において、後端部近傍
では中側枝管部の通路断面に対応する形状の横断面をも
ち、かつ先端部に向かって細手となるテーパ状に形成さ
れた枝管成形部材を、パイプ部材の内側から穴部を通し
てパイプ部材外へ貫通させることによって、中側枝管部
を形成することを特徴とする排気マニホールドの製造方
法を提供する。
【0009】
【実施例】図1は、本発明にかかる金属パイプ製排気マ
ニホールドの製造方法を示すフローチャートである。以
下、図1に示すフローチャートに従って、かかる排気マ
ニホールドの製造方法を説明する。なお、本実施例で
は、V型6気筒エンジンの一方のバンク側の3つの気筒
用の排気マニホールドの製造方法について説明するが、
本発明はこれに限定されるものではなく、気筒数あるい
は気筒の配列型式にかかわりなく、種々のエンジンに対
して適用できるのはもちろんである。 (1)ステップ#1(パイプ切断工程) 図2に示すように、鉄系金属材料からなる所定の径D
(例えば、43mm)のパイプ(例えば、5m)を切断して所
定の長さL(例えば、350mm)の直管状のパイプ部材1
を得る。なお、パイプ部材1の内周面すなわち中空部2
の表面は、排気抵抗を低減するためにできるだけ平滑化
するのが好ましい。
【0010】(2)ステップ#2(プレス工程) パイプ部材1の長手方向中央部まわりの部分に径方向内
向きの押圧力を加えてプレス加工を施す。図3(a),(b),
(c)及び図4に示すように、かかるプレス加工によっ
て、パイプ部材1のプレスされた部分には、径がプレス
方向にやや短縮された偏平部3が形成される。このと
き、偏平部3では、パイプ部材1がh1だけ上側に膨出
し、これによって膨出部4が形成される。このプレス工
程においては、詳しくは図示していないが、パイプ部材
1は、下側への膨出変形はできないが上側への膨出変形
は可能な成形治具内に配置される。このため、かかるプ
レス加工によってパイプ部材1は上側へのみ膨出し、下
側へは膨出しない。このように、パイプ部材1に膨出部
4を形成するのは、後で説明するカラーリング工程(ス
テップ#4)で形成される枝管部7(図8参照)の長さ(高
さ)を十分に確保するためである。かかるプレス加工に
よれば、例えば前記の特開昭62−206216号公報
に開示された排気マニホールドの製造方法で用いられて
いるようなバルジ成形に比べて、非常に簡素な設備で膨
出部4を形成することができ、また加工作業も極めて容
易となる。
【0011】(3)ステップ#3(穴あけ工程) 図5に示すように、パイプ部材1の膨出部4の上面(先
端面)に、フライス加工によりパイプ部材軸線方向に長
手となる長穴形状の穴部5を形成する。図6に拡大して
示すように、穴部5は、その長手方向にみて、中間部で
は幅が一定値wに保持されているが、両端部付近では円
弧状となっている。そして、上記中間部と上記両端部と
の間の部分では、夫々端部側に向かって穴幅が直線的に
減少している。ここで、穴部5の各種寸法a,b,c,d,e,f,
wは、例えば次のような値に設定される。なお、ここでf
は半径である。 a…51mm b…8mm c…35mm
d…16mm e…2mm f…2〜4mm w…11mm ここで、穴部5の中間部と両端部との間に、穴幅が直線
的に減少する部分を形成するのは、次のステップ#4
(カラーリング工程)で、パイプ壁が筒状に引っ張りださ
れて形成される枝管部7(図8参照)の高さを均一化する
ためである。すなわち、普通の長穴のように穴部の長手
方向の両端部近傍を破線6のような半円形状とした場
合、枝管部の先端部はこの破線6に対応する部分では、
図7中のYで示すように、他の部分よりも低くなってし
まい、枝管部7'の高さが不均一となってしまうからで
ある。
【0012】(4)ステップ#4(カラーリング工程) 図8及び図9に示すように、パイプ部材1にカラーリン
グ加工(バーリング加工ないし引き出し加工)を施し、パ
イプ部材1の穴部5(図5参照)まわりのパイプ壁を筒状
に上向きに曲げ変形させ、中側枝管部7を形成する。こ
のカラーリング加工において、中側枝管部7の高さh2
6〜7mmは十分に確保される。ここで、カラーリング加
工は、以下で説明するように成形治具10(図10〜図
12参照)を用いて行なわれる。
【0013】図10〜図12に示すように、カラーリン
グ工程における成形治具10には、第1枠部材11と第
2枠部材12とが設けられている。そして、第1枠部材
11には、上側締結ボルト13と下側締結ボルト14と
を用いて第1固定部材15が取り付けられ、他方第2枠
部材12には、上側締結ボルト16と下側締結ボルト1
7とを用いて第2固定部材18が取り付けられている。
また、第1枠部材11と第2枠部材12とは、連結部材
19,19'と連結ボルト20,20'とスプリング21,
21'とを用いて互いに連結されている。さらに、第1
枠部材11と第2枠部材12とは、固定部材23,23'
を用いて互いに位置決めされている。なお、固定部材2
3,23'は、固定ボルト24,24',25,25'により
第1枠部材11に締結されている。
【0014】ここで、パイプ部材1は、第1固定部材1
5と第2固定部材18との間に形成された空間部25内
に配置される。この空間部25は、カラーリング加工が
施される偏平部3(膨出部4)付近では図11から明らか
なように上方に開かれている。しかしながら、それ以外
の部分では図12から明らかなように両固定部材15,
18によって閉じられており、これによってパイプ部材
1は両固定部材15,18によって強固に固定されてい
る。
【0015】そして、カラーリング加工時には、パイプ
部材1の偏平部3内に枝管成形部材26が配置される。
この枝管成形部材26は、後端部付近では中側枝管部7
の通路断面に対応する形状の横断面をもつが、これより
先端側では先端部に向かって細手となるテーパ状に形成
されている。そして、枝管成形部材26は、先端部が上
向きとなるように、すなわち先端部が穴部5側に位置す
るように配置され、この状態においては枝管成形部材2
6は、その側面がパイプ部材1の内周面に当接し、軸線
まわりには回転できないようになっている。この枝管成
形部材26にはねじ穴26aが設けられ、このねじ穴2
6aには、パイプ部材1の上側から穴部5を通してパイ
プ部材1内に差し込まれた引き上げボルト28の先端部
が螺入されている。そして、引き上げボルト28は係止
部材27によって支持されている。ここで、引き上げボ
ルト26は係止部材27によって上下移動は規制されて
いるが、軸線まわりには回転可能となっている。
【0016】そしてカラーリング加工時には、枝管部引
き上げボルト26が回転させられ、これに伴って引き上
げボルト26と螺合している枝管成形部材26が上向き
に非常に強い力で引き上げられる。このため、枝管成形
部材26が穴部5を貫通してパイプ部材1の外側に移動
するが、その際穴部5まわりのパイプ壁が上向きに曲げ
変形させられ、これによって膨出部4に枝管成形部材2
6の後端部の断面形状に対応する通路断面をもつ中側枝
管部7が形成される。なお、枝管成形部材26をテーパ
機構等を用いて下側から押し上げるようにしてもよい。
【0017】(5)ステップ#5(端面仕上削り工程) 中側枝管部7の上端部(先端部)に、フライス盤を用いて
端面仕上削り加工を施す。カラーリング加工によって形
成された中側枝管部7の上端部には、図13(a)中のS1
で示すような細かい凹凸が生じているので、中側枝管部
7の上端部に仕上削り加工を施し、図13(b)中のS2
示すように平滑化する。
【0018】(6)ステップ#6(曲げ工程) 図14に示すように、パイプ部材1の両端部近傍の部分
に曲げ加工を施す。かかる曲げ加工によって形成される
第1,第2湾曲部31,33の曲率は、かかる曲げ加工に
おけるほぼ最小限界である0.7DRに設定される。か
かる曲げ加工によって、パイプ部材1の両端部には、夫
々中側枝管部7とほぼ同一方向に伸長する第1,第2端
部側枝管部32,34が形成される。
【0019】(7)ステップ#7(両端切断工程) 図15に示すように、中側枝管部7と第1,第2端部側
枝管部32,34とがほぼ同一の長さとなるように、第
1,第2端部側枝管部32,34の先端部が切断される。
なお、この状態において、中側枝管部7の通路断面Q1
は略楕円形であるが、第1,第2端部側枝管部32,34
の通路断面Q2,Q3はともに円形である。
【0020】(8)ステップ#8(両端成形工程) 図16に示すように、第1,第2端部側枝管部32,34
にプレス加工を施して、第1,第2端部側枝管部32,3
4の通路断面Q2',Q3'を、中側枝管部7の通路断面Q1
とほぼ同一の略楕円形状に成形する。このように、第
1,第2端部側枝管部32,34が、カラーリング加工の
ような複雑な加工方法ではなく、曲げ工程と切断工程と
からなる簡単な加工方法で形成されるので、排気マニホ
ールドの製造工程が簡素化され、生産性が大幅に高めら
れる。
【0021】(9)ステップ#9(フランジ取付工程) 図17及び図18に示すように、中側枝管部7及び第
1,第2端部側枝管部32,34の先端部に、エンジン本
体への取付用フランジ41を溶接する。ここで、中側枝
管部7と対応する位置においてフランジ41にはこれを
厚み方向に貫通する第1貫通穴42が設けられ、また第
1,第2端部側枝管部32,34と対応する位置において
フランジ41には夫々これを厚み方向に貫通する第2,
第3貫通穴43,44が設けられている。このフランジ
41をエンジン本体側にボルト締結することによって、
排気マニホールドがエンジン本体に取り付けられるよう
になっている。
【0022】(10)ステップ#10(共通排気管取付穴
形成工程) 図19に示すように、パイプ部材1の本体部の軸線方向
(図19では左右方向)にみて、中側枝管部7よりやや第
1端部側枝管部32寄りの部分に、共通排気管取付穴4
6を形成する。
【0023】(11)ステップ#11(共通排気管取付工
程) 図20に示すように、パイプ部材1の共通排気管取付穴
46(図19参照)まわりのパイプ壁に共通排気管47を
溶接する。なお、共通排気管47には、該共通排気管4
7を下流側の排気系(図示せず)に接続するための接続フ
ランジ48が取り付けられている。
【0024】かかる製造方法によれば、簡素な設備によ
り、金属製パイプから軽量でかつ排気抵抗の小さい排気
マニホールドを能率的に製造することができる。また、
このようにして製造された排気マニホールドは、枝管部
軸線方向(エンジン幅方向)の長さHが非常に小さくなる
ので、エンジンのコンパクト化を図ることができる。さ
らに、パイプ部材1と共通排気管47との溶接部X
1が、パイプ部材1(各枝管部7,32,34)とフランジ
41との溶接部X2とは近接していないので、各溶接部
1,X2の強度が高められる。
【0025】
【発明の作用・効果】第1の発明によれば、プレス加工
によって膨出部が形成されるので、バルジ成形によって
膨出部を形成する従来の金属パイプ製排気マニホールド
製造方法に比べて、膨出部を形成するための設備と工程
とが大幅に簡素化される。また、パイプ部材の両端部に
簡単な曲げ加工及び切断加工を施すことによって2つの
端部側枝管部が形成されるので、この分だけ複雑なカラ
ーリング加工ないしバーリング加工を行う箇所が少なく
なり、排気マニホールドの製造工程が簡素化され、生産
性が大幅に高められる。
【0026】第2の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、穴部が長穴
形状とされ、穴部長手方向にみて中間部と各端部との間
に、夫々端部側に向かって直線的に細手となる部分が形
成されているので、カラーリング加工によって形成され
る中側枝管部の先端部に凹部が生じるのが防止される。
このため、中側枝管部の長さないし高さをより大きくす
ることができる。
【0027】第3の発明によれば、基本的には第1また
は第2の発明と同様の作用・効果が得られる。さらに、
枝管成形部材をパイプ部材の内側から穴部を通してパイ
プ部材外部に移動させるだけで中側枝管部を形成するこ
とができるので、中側枝管部の形成が極めて容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる排気マニホールドの製造方法
を示すフローチャートである。
【図2】 プレス加工前のパイプ部材の立面説明図であ
る。
【図3】 (a)はプレス加工後のパイプ部材の立面説明
図であり、(b)は(a)に示すパイプ部材のA−A線断面説
明図であり、(c)は(a)に示すパイプ部材のB−B線断面
説明図である。
【図4】 プレス加工後のパイプ部材の平面説明図であ
る。
【図5】 穴あけ加工後のパイプ部材の平面説明図であ
る。
【図6】 図5中の穴部を拡大して示した図である。
【図7】 穴部の端部近傍を半円形状とした場合の、カ
ラーリング加工後のパイプ部材の斜視説明図である。
【図8】 カラーリング加工後のパイプ部材の立面説明
図である。
【図9】 カラーリング加工後のパイプ部材の平面説明
図である。
【図10】 カラーリング加工に用いられる成形治具の
一部断面側面立面説明図である。
【図11】 図10に示す成形治具のE−E線断面説明
図である。
【図12】 図10に示す成形治具のF−F線断面説明
図である。
【図13】 (a)は端面仕上削り加工前のパイプ部材の
立面説明図であり、(b)は端面仕上削り加工後のパイプ
部材の立面説明図である。
【図14】 曲げ加工後のパイプ部材の立面説明図であ
る。
【図15】 両端切断加工後のパイプ部材の立面説明図
である。
【図16】 両端成形加工後のパイプ部材の立面説明図
である。
【図17】 フランジ取付加工後のパイプ部材の立面説
明図である。
【図18】 図17に示すパイプ部材の平面説明図であ
る。
【図19】 共通排気管取付穴形成後のパイプ部材の立
面説明図である。
【図20】 共通排気管取付後のパイプ部材(排気マニ
ホールド)の立面説明図である。
【図21】 従来の金属パイプ製排気マニホールドの製
造方法の一例を示す図である。
【図22】 従来の金属パイプ製排気マニホールドの製
造方法のもう1つの例を示す図である。
【符号の説明】
1…パイプ部材 2…中空部 3…偏平部 4…膨出部 5…穴部 7…中側枝管部 10…成形治具 26,26'…枝管成形部材 28…引き上げボルト 31,33…第1,第2湾曲部 32,34…第1,第2端部側枝管部 41…フランジ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直管状金属製パイプ部材の長手方向中寄
    りの所定の部分を、径方向内方にプレス加工することに
    より、径方向外方であって上記プレス方向とは略直交す
    る1つの方向に膨出させ、 パイプ部材の上記膨出部の先端部付近に、パイプ壁を厚
    み方向に貫通する所定の形状の穴部を形成し、 該穴部まわりのパイプ壁に径方向外向きの力をかけ、該
    パイプ壁を径方向外方に曲げ変形させることによって、
    パイプ部材本体部から径方向外方に分岐して突出する中
    側枝管部を形成し、 上記パイプ部材の両端部近傍の部分を所定の小さい曲率
    で湾曲させてパイプ部材の両端部に上記中側枝管部と略
    同一方向に突出する端部側枝管部を形成し、 中側枝管部及び端部側枝管部の先端部に、エンジン本体
    側への取付用フランジを溶接して排気マニホールドを形
    成することを特徴とする排気マニホールドの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された排気マニホールド
    の製造方法において、 穴部を直管状のパイプ部材の長
    手方向に長手となる長穴とし、かつ該穴部の形状を、そ
    の長手方向にみて両端部近傍では、夫々各端部側に向か
    って直線的に先細りとなるように形成して、中側枝管部
    の通路断面をパイプ部材本体部軸線方向に長手となる略
    楕円形とし、 さらに、各端部側枝管部をプレス加工することによっ
    て、該端部側枝管部の通路断面を中側枝管部の通路断面
    とほぼ同じ形状に成形することを特徴とする排気マニホ
    ールドの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載された排
    気マニホールドの製造方法において、 後端部近傍では中側枝管部の通路断面に対応する形状の
    横断面をもち、かつ先端部に向かって細手となるテーパ
    状に形成された枝管成形部材を、パイプ部材の内側から
    穴部を通してパイプ部材外へ貫通させることによって、
    中側枝管部を形成することを特徴とする排気マニホール
    ドの製造方法。
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