JP3117705U - 加湿機能付枕シート - Google Patents

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Abstract

【課題】他の室内機器の結露等の問題を起こさず、製造が簡単で、使用及びメンテナンスに手間がかからずに、確実に加湿効果を得られる枕シートを提供する。
【解決手段】含水体2と、透湿性カバー3と、メッシュカバー4とから構成される加湿機能付枕シート1において、該透湿性カバーは袋状で、内部に該含水体を収納し、かつ開口部に開閉自在なファスナー3aを具備し、該メッシュカバーは袋状で、内部に該透湿性カバーを収納してなる加湿機能付枕シートであり、これを枕上に置いて使用する。
【選択図】図1

Description

本考案は、加湿機能付枕シートに関するものである。
出張あるいは観光で、ホテル等の宿泊施設は多くの人々に利用されている。ホテルに宿泊する場合、困るのが冬期の室内空気の乾燥である。室内は常に換気をしているので、部屋の湿度は25%程度と低くなり、人体の粘膜部が乾燥してしまうため、喉の痛みや眼球の乾燥を感じる。最近は小型加湿器を設置しているホテルもあるが、小型故あまり効き目がない。
以下、場合を分けて室内空気の加湿に関する従来の対策や方法を説明する。
ホテルの場合、ユニットバスのシャワーで部屋の加湿をする、濡れたタオルを枕元に置く、客室の床の絨毯・カーペット等に水を撒く、ホテルで設置された加湿器を利用する、等の対策が考えられる。
一般家庭の場合、家電品として普及している家庭用加湿器を使用することが多い。また、近年の新築住宅やマンションでは計画換気(強制換気)が一般的で多く普及している。
病院における入院病棟や老人健康施設の場合は、空調設備で加湿を行っている。
上記の従来技術には、下記のような問題点を指摘することができる。
ホテルの場合、シャワーでの加湿方法は、室内の湿度が25%程度から一気に60%以上に上昇し、部屋の乾燥状態は一時的には解決できる。しかし、室内温度が一気に上昇するため、火災報知器の誤作動を起こす恐れがある。また、部屋の湿度が一気に上昇することから部屋の内部が結露する。さらに、出張のビジネスマンはパソコンを携帯している人が多いが、外から持ち込んだパソコンは冷えており、高湿度になるとパソコン内部で結露が起こり故障の原因になる。加えて、ホテルの部屋の窓際に設置されたテレビも窓からの冷気を受けて冷えているので、これも結露と故障の恐れがある。
濡れたタオルを枕元に置く方法は、一見、本考案の加湿機能付枕シートと同様の効果が得られると思われる。しかし、まず、タオルを枕元に置くために寝具等を濡らすことが考えられ、ホテル側の不利益になる。また、寝返りによって就寝中に肩等を濡らすことも考えられる。さらに、頭部への加湿効果においても、タオルの敷設位置と口や鼻の位置に距離ができるため、充分な加湿効果を得られない可能性がある。
客室の床の絨毯・カーペット等に水を撒く方法は、部屋全体が加湿されるため、穏やかで効果的な加湿効果を得られる。しかし、過度に水を撒くと翌日まで床が乾かないことがあり、その場合、翌日にその部屋を他の利用者に提供できなくなる、また、絨毯等の寿命も短くなる等の不利益がホテル側に生じる。
各部屋に設置、あるいはフロントで貸し出している加湿器を使用する方法では、まず、加湿器を揃える時点で多額の設備費用がかかる。また、快適な湿度を得るためには長時間に亘って使用する必要があるため、光熱費や機器のメンテナンス費用がかかり、これもまたホテル側には不利益である。
家庭用加湿器を使用する方法では、冬期に強制換気を行うと、住宅内部に低温の外気が導入される。これが住宅内部に入り、暖められた空気は膨張し、単位容積当たりの水分量は著しく低下する。このため、24時間強制換気を行っている住宅では、家庭用加湿器を使用してもなかなか加湿が追いつかないのが現状である。
また、就寝時は家族がそれぞれの部屋に入る為に、就寝中に加湿をする為には家族の人数分に対応する台数の加湿器と、その台数分の電力を消費する。したがって、加湿器の購入費と加湿器稼動による電気料金の負担が増え、また、多くの家庭で夜間、加湿器を使用することによりエネルギー資源の浪費につながる。
空調設備での加湿方法では、一般家庭やマンション等での欠点と同様、室内の空気が乾燥してしまい、入院患者や入居老人の健康を損ない風邪を引きやすくする。また、湿度が低下するとインフルエンザの蔓延の要因にもなる。また、多数の人々が集まる病棟や老人健康施設では、入院患者個々に加湿器を提供できないので、建物の空調設備で加湿する方法しかない。しかしながらその実態は、加湿機能が追いつかず、冬期の病室は非常に乾燥し、患者の健康が損なわれている。
室内乾燥を改善するための加湿器に関しては、多数の出願があり、例えば、特許文献1には一般家庭での使用やメンテナンスが容易に行える加湿器が記載され、特許文献2には事務所、ホテル、病院等の室内の空気を加湿するための加湿装置が記載されている。
特開2005−037011号公報 特開2005−069497号公報
特許文献1に記載の加湿器、及び特許文献2に記載の加湿装置では、上述の問題点を確実に解決するのは困難であり、現状において、確実に加湿効果を得ることができる技術は知られていない。
そこで本発明は、他の室内機器の結露等の問題を起こさず、製造が簡単で、使用及びメンテナンスに手間がかからずに、確実に加湿効果を得られる枕シートを提供するものである。
本考案は、上述のような問題を解決するため、下記のようになるものである。
請求項1に係る加湿機能付枕シートは、含水体と、透湿性カバーと、メッシュカバーとから構成され、該透湿性カバーは袋状で、内部に該含水体を収納し、かつ開口部に開閉自在なファスナーを具備し、該メッシュカバーは袋状で、内部に該透湿性カバーを収納することを特徴とする。
請求項2に係る加湿機能付枕シートは、前記メッシュカバーが固定具を有する略長方形であり、該透水性カバーに巻着され、該固定具により固定されることを特徴とする。
請求項3に係る加湿機能付枕シートは、前記透湿性カバー及びメッシュカバーが積層添着された袋状の一体型カバーであり、内部に該含水体を収納し、かつ開口部に開閉自在なファスナーを具備することを特徴とする。
本考案は、上述のように構成されているので、下記のような効果を期待することができる。すなわち、本考案による加湿機能付枕シートを使用することにより得られる効果は下記の通りである。
ホテルで使用する場合、ホテル側に上述したようなコストがかからなくなる。つまり、頭部周辺のみ加湿するので、室内の結露等、前項で挙げた弊害が解消される。また、使用電力がなくなり電気代の節減につながる。同時に、使用する側にも適度な湿度が得られるので快適な安眠が得られる。
家庭で使用する場合、家族の個々人が持つことが可能な低価格であり、電力も使用しないことから、冬期間の電気代の節約になる。また、就寝中に喉が痛くなることもなく、風邪を引きにくくすることから、家族の健康が得られ、医療費の削減にもつながる。
病院・老人健康施設で使用する場合、ホテルや各家庭で使用する場合と同様に、設備費や維持費が削減されることはもちろんであるが、入院患者が更に健康を損なうことを未然に防止できることから、病院としての信頼度が上がり、病院経営にも寄与することができる。
また、さらに大きな視野で見た場合、一番の利益は電力等の使用エネルギーの削減である。国家規模または地球規模で本考案のものが使用された場合に削減される電力は多大なもので、昨今の省エネルギー問題や地球温暖化防止に大きく寄与できる。
以下、図面を参照して実施の形態の詳細を説明する。
図1は、本考案による加湿機能付枕シートの第1実施例の概略的一部切欠斜視図である。1は加湿機能付枕シートであり、含水体2と透湿性カバー3とメッシュカバー4とから構成されている。
含水体2は、適度に水分を含むことができ、その水分を一定時間保持できるような材質のもので、枕シートとして適した材であれば特に限定されず、タオルあるいはスポンジ等を使用してもよい。
透湿性カバー3は、袋状に構成され、開口部には必要に応じて開閉自在のファスナー3aが設けられる。メッシュカバー4も同様に袋状に構成される。
透湿性カバー3は、本考案による枕シートを使用する際に、内部の含水体2に含まれた水分を適度に発散させることができる透湿性を有し、かつ頭部を置いて使用する際に不快感のない材質であれば特に限定しない。
また、メッシュカバー4の材質についても、頭部を置いて使用する際に不快感のない柔軟な素材であれば特に限定しない。
本枕シートを使用する際は、含水体2を透湿性カバー3内に収納し、これをさらにメッシュカバー4内に収納した上で、枕上に置いて使用する。
図2(a)は、本考案による加湿機能付枕シートの第2実施例の概略的一部切欠斜視図である。21は加湿機能付枕シートであり、含水体2を収納した透水性カバー3にメッシュカバー4が巻着される。
図2(b)は、第2実施例におけるメッシュカバー4の展開状態を示したものである。メッシュカバー4は略長方形のシート状に構成されており、端部には、透湿性カバー3への巻着後に固定するための固定具4aが取り付けられている。固定具4aとして使用する材料は特に限定されないが、メッシュカバー4の取り外しを容易に行うことができるスナップや面ファスナー等が最適である。
図3は、本考案による加湿機能付枕シートの第3実施例の概略的一部切欠斜視図である。31は加湿機能付枕シートであり、透湿性カバー3とメッシュカバー4が積層添着した袋状の一体型カバー5に構成されている。一体型カバー5の開口部には必要に応じて開閉自在のファスナー5aが設けられる。
含水体2は、各実施例において自由に出し入れができるため、本枕シートは携行あるいは保管の際は小さく折り畳むことができる。
本枕シートを使用することにより、就寝中、本枕シート内部に収納された含水体2の湿気が透湿性カバー3を通して発散される為、頭部周辺の湿度を上げる。また、メッシュカバー4により、人の肌と透湿性カバーが直接的に接することがないので、人の肌によって透湿性カバーの微小な穴が塞がれることがない。したがって、透湿性が損なわれることがなく、効果的に枕シート内部の湿気が頭部の周りに発散される。
冬季間におけるホテルの部屋の湿度は25%程度であるが、人が快適に就寝するためには40〜60%が適当であり、通常の状態では快適な睡眠は望めない。しかし、本考案の加湿機能付枕シートを使用すると、頭部の周辺は40%以上の湿度を維持し、快適な睡眠が実現する。また、加湿の際には電力等は全く使用されることなく、体温と枕シート内部と枕シート外側の湿度差により発散させる為、電気を使用する加湿器に比べて省エネルギー、地球温暖化対策にも寄与するものである。
以上の説明ではホテルの部屋を例に挙げたが、ホテルのみでなく、病院、一般家庭及び老人健康施設等の空気が乾燥しやすい室内において、幅広く活用できるものである。
本考案による加湿機能付枕シートの第1実施例を示す概略的一部切欠斜視図である。 (a)は本考案による加湿機能付枕シートの第2実施例を示す概略的一部切欠斜視図、(b)は(a)におけるメッシュカバーの展開状態を示す概略的斜視図である。 本考案による加湿機能付枕シートの第3実施例を示す概略的一部切欠斜視図である。
符号の説明
1,21,31 枕シート
2 含水体
3 透水性カバー
3a,5a ファスナー
4 メッシュカバー
4a 固定具
5 一体型カバー

Claims (3)

  1. 含水体と、透湿性カバーと、メッシュカバーとから構成される加湿機能付枕シートにおいて、
    該透湿性カバーは袋状で、内部に該含水体を収納し、かつ開口部に開閉自在なファスナーを具備し、
    該メッシュカバーは袋状で、内部に該透湿性カバーを収納することを特徴とする加湿機能付枕シート。
  2. 前記メッシュカバーが固定具を有する略長方形であり、該透水性カバーに巻着され、該固定具により固定されることを特徴とする請求項1記載の加湿機能付枕シート。
  3. 前記透湿性カバー及びメッシュカバーが積層添着された袋状の一体型カバーであり、内部に該含水体を収納し、かつ開口部に開閉自在なファスナーを具備することを特徴とする請求項1記載の加湿機能付枕シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017176326A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 美枝子 田中
CN112603130A (zh) * 2019-10-06 2021-04-06 孙斌 枕压式保湿装置

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