JP3117584U - パズル式のコンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】コンテナを改良して、錠(ロック機構)が外観に現れず、しかも、解錠しても所定の手順によらねば開くことができないようなパズル式コンテナの提供。
【解決手段】有底の函状枠6がコンテナの骨格である。この有底函状枠6に頂面覆板7を乗せて蓋とし(矢印1)、一対の側面覆板8,8′を矢印2,2′のように装着して、側面覆板取付ネジ9で固定し(矢印3,3′)、その次に一対の端面覆板10,10′を装着し(矢印4,4′)、この端面覆板を隠しネジ11で有底函状枠6に固定する(矢印5)。上記隠しネジ11は外観に現れない。このような構造であるから、最初に隠しネジ11を抜き取らないと分解できず、しかも、上記隠しネジ11を抜き取っても、前述の組み立て手順1〜5の反対の順序でなければ分解して頂面覆板7を開くことができない。
【選択図】図1
【解決手段】有底の函状枠6がコンテナの骨格である。この有底函状枠6に頂面覆板7を乗せて蓋とし(矢印1)、一対の側面覆板8,8′を矢印2,2′のように装着して、側面覆板取付ネジ9で固定し(矢印3,3′)、その次に一対の端面覆板10,10′を装着し(矢印4,4′)、この端面覆板を隠しネジ11で有底函状枠6に固定する(矢印5)。上記隠しネジ11は外観に現れない。このような構造であるから、最初に隠しネジ11を抜き取らないと分解できず、しかも、上記隠しネジ11を抜き取っても、前述の組み立て手順1〜5の反対の順序でなければ分解して頂面覆板7を開くことができない。
【選択図】図1
Description
本考案は、第三者が易に開き得ず、かつ、ロック機構が外観に現れないように改良したコンテナに関するものである。ただし、本考案においてコンテナとは、形状寸法の大小を問わず、物品を収納する筺体を総称する意であって、その用途を限定されない。
コンテナに関しては種々の改良工夫が為されており、ロック方式に関してはロック機能を有する包装箱(特許文献1)や、折畳みコンテナ(特許文献2)が提案されている。
特定の者以外は容易に開き得ないようにすることについて、種々の工夫が為されているが、要するに厳重に施錠(ロック)するものであって、施錠機構そのものを隠してしまおうという発想は未だ無かった。また一旦開錠してしまえば、その後の開扉は簡単に行なうことができた。
特開2005−144553号公報
特開2005−104490号公報
特開2002−293326号公報
特定の者以外は容易に開き得ないようにすることについて、種々の工夫が為されているが、要するに厳重に施錠(ロック)するものであって、施錠機構そのものを隠してしまおうという発想は未だ無かった。また一旦開錠してしまえば、その後の開扉は簡単に行なうことができた。
ロック式のコンテナに関しては多数の発明考案が公開されている。しかし、解決すべき課題が多岐に亙り、操作の作業性改善や、空の場合の折り畳みを可能ならしめるなどが解決課題に採り上げられているが、盗難防止や秘密保持(盗視防止)については未だ完全ではない。
如何に丈夫な施錠を施しても、錠が外観に現れていて、手を触れることができれば盗難や盗視の危険が有る。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、その目的とする処は、錠(ロック機構)が外観に現れず、かつ、たとえ開錠しても所定の手順を履まなければ開くことのできないコンテナを提供するにある。
如何に丈夫な施錠を施しても、錠が外観に現れていて、手を触れることができれば盗難や盗視の危険が有る。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、その目的とする処は、錠(ロック機構)が外観に現れず、かつ、たとえ開錠しても所定の手順を履まなければ開くことのできないコンテナを提供するにある。
上記の目的を達成するために創作した本考案の基本的原理を、その1実施形態に対応する図1を参照しつつ略述すると次の通りである。
コンテナの骨格を成しているのは、有底の函状枠6である。
イ.上記の有底函状枠6に物品を入れて、矢印1のように頂面覆板7を被せる。
ロ.上記頂面覆板7を押さえ付けて、側面覆板8,8′を、矢印2,2′のように有底函状枠6の側面に装着する。
ハ.側面覆板取付ネジ9で、矢印3,3′のように、側面覆板8,8′を有底函状枠6に固定する。
ニ.上記側面覆板取付ネジ9を覆い隠して、端面覆板10,10′を有底函状枠6に装着する。
ホ.上記の端面覆板10,10′を、隠しネジ11で有底函状枠6に固定する。
これにより、隠しネジ11の存在を知らない限り、コンテナの収納物品に触れることも見ることもできない。
その上、隠しネジ11を抜き取っても、前記の手順イ→ホの反対の順序ホ→イを履まねば覆板を取り外すことはできない。
このように、所定の手順によらねば開くことのできないことをパズル機能と名付ける。
本考案はパズル機能を備えたコンテナを創作したものである。
コンテナの骨格を成しているのは、有底の函状枠6である。
イ.上記の有底函状枠6に物品を入れて、矢印1のように頂面覆板7を被せる。
ロ.上記頂面覆板7を押さえ付けて、側面覆板8,8′を、矢印2,2′のように有底函状枠6の側面に装着する。
ハ.側面覆板取付ネジ9で、矢印3,3′のように、側面覆板8,8′を有底函状枠6に固定する。
ニ.上記側面覆板取付ネジ9を覆い隠して、端面覆板10,10′を有底函状枠6に装着する。
ホ.上記の端面覆板10,10′を、隠しネジ11で有底函状枠6に固定する。
これにより、隠しネジ11の存在を知らない限り、コンテナの収納物品に触れることも見ることもできない。
その上、隠しネジ11を抜き取っても、前記の手順イ→ホの反対の順序ホ→イを履まねば覆板を取り外すことはできない。
このように、所定の手順によらねば開くことのできないことをパズル機能と名付ける。
本考案はパズル機能を備えたコンテナを創作したものである。
上述の原理に基づく具体的な構造として請求項1に係る考案は(図1参照)、
有底の函状枠(6)の頂部開口を覆う頂面覆板(7)と、
上記有底函状枠(6)及び頂面覆板(7)に係合して、該有底函状枠(6)の側面を覆う一対の側面覆板(8,8′)と、
上記側面覆板(8)を有底函状枠(6)に固定する側面覆板取付ネジ(9)と、
上記側面覆板取付ネジ(9)を覆い隠して、有底函状枠(6)の端面を覆う一対の端面覆板(10,10′)と、
上記一対の端面覆板(10,10′)それぞれを、有底函状枠(6)に固定する隠しネジ(11)と、を具備していることを特徴とする。
有底の函状枠(6)の頂部開口を覆う頂面覆板(7)と、
上記有底函状枠(6)及び頂面覆板(7)に係合して、該有底函状枠(6)の側面を覆う一対の側面覆板(8,8′)と、
上記側面覆板(8)を有底函状枠(6)に固定する側面覆板取付ネジ(9)と、
上記側面覆板取付ネジ(9)を覆い隠して、有底函状枠(6)の端面を覆う一対の端面覆板(10,10′)と、
上記一対の端面覆板(10,10′)それぞれを、有底函状枠(6)に固定する隠しネジ(11)と、を具備していることを特徴とする。
請求項2に係る考案の構成は、前記請求項1の考案の構成要件に加えて、
(図2参照)側面覆板(8,8′)を、有底の函状枠(6)及び頂面覆板(7)に係合する手段が、
有底函状枠(6)に穿たれたフック孔(6a)および頂面覆板(7)に穿たれたフック孔(7a)と、側面覆板(8)に設けられて上記フック孔(6a,7a)に差し込まれるフック(8a)との対偶であり、
及び/又は、(図3参照) 端面覆板(10,10′)を、有底の函状枠(6)及び頂面覆板(7)に係合する手段が、
有底函状枠(6)に穿たれたフック孔(6a)および頂面覆板(7)に穿たれたフック孔(7a)と、端面覆板(10)に設けられて上記フック孔(6a,7a)に差し込まれるフック(10a)との対偶であることを特徴とする。
(図2参照)側面覆板(8,8′)を、有底の函状枠(6)及び頂面覆板(7)に係合する手段が、
有底函状枠(6)に穿たれたフック孔(6a)および頂面覆板(7)に穿たれたフック孔(7a)と、側面覆板(8)に設けられて上記フック孔(6a,7a)に差し込まれるフック(8a)との対偶であり、
及び/又は、(図3参照) 端面覆板(10,10′)を、有底の函状枠(6)及び頂面覆板(7)に係合する手段が、
有底函状枠(6)に穿たれたフック孔(6a)および頂面覆板(7)に穿たれたフック孔(7a)と、端面覆板(10)に設けられて上記フック孔(6a,7a)に差し込まれるフック(10a)との対偶であることを特徴とする。
請求項3に係る考案の構成は、前記請求項1または請求項2の考案の構成要件に加えて、
(図4参照)側面覆板(8)の下端の面に開口(8a)が設けられるとともに、
上記開口の内側に、「有底の函状枠(6)の側面に対して垂直な透孔(8b)が穿たれており、
かつ、有底函状枠(6)の側面に、上記透孔(8b)と同心のメネジ孔(6b)が設けられていて、
上記透孔(8b)に挿通された隠しネジ(11)が、前記メネジ孔(6b)に螺合されるようになっていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載したパズル式のコンテナ。
(図4参照)側面覆板(8)の下端の面に開口(8a)が設けられるとともに、
上記開口の内側に、「有底の函状枠(6)の側面に対して垂直な透孔(8b)が穿たれており、
かつ、有底函状枠(6)の側面に、上記透孔(8b)と同心のメネジ孔(6b)が設けられていて、
上記透孔(8b)に挿通された隠しネジ(11)が、前記メネジ孔(6b)に螺合されるようになっていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載したパズル式のコンテナ。
請求項1の考案によれば、有底の函状枠6に対して頂面覆板7と、側面覆板8と、側面覆板取付ネジ9と、端面覆板10とが順次に組つけられた構造であるから、その反対の順序に操作しなけれコンテナを開くことができない。
その上、閉じたばあいに最終の手順であり開く場合に最初の手順である端面覆板10が、ロック手段である隠しネジ11によって固定されているから、当該コンテナの外観にロック手段が現れない。このようにパズル機能が果たされる。
このパズル機能によって盗難や盗視を防止することができ、しかも外観がすっきりしていて意匠的な価値が高い。
その上、閉じたばあいに最終の手順であり開く場合に最初の手順である端面覆板10が、ロック手段である隠しネジ11によって固定されているから、当該コンテナの外観にロック手段が現れない。このようにパズル機能が果たされる。
このパズル機能によって盗難や盗視を防止することができ、しかも外観がすっきりしていて意匠的な価値が高い。
請求項2の考案によると、簡単な構造で「有底函状枠6及び頂面覆板7」に対して側面覆板8を係着し、及び/又は、端面覆板10を係着することができる。
特に、単一部材であるフックを「有底函状枠6のフック孔6aと頂面覆板7のフック孔7a」に差し込むことによって、頂面覆板7が有底函状枠6に対して自動的に固定され、このフックを外さない限り、蓋として作用している頂面覆板7を開くことができないので、パズル機能がより完全になる。
特に、単一部材であるフックを「有底函状枠6のフック孔6aと頂面覆板7のフック孔7a」に差し込むことによって、頂面覆板7が有底函状枠6に対して自動的に固定され、このフックを外さない限り、蓋として作用している頂面覆板7を開くことができないので、パズル機能がより完全になる。
請求項3の考案によると、簡単で低コストの、しかも有効な隠しネジが構成される。 すなわち、請求項1の考案を実施する場合、端面覆板10,10′を装着することによってコンテナの密封性が完成し、これに隠しネジを施すことによってロックされるのであって、任意の構造の隠しネジを適用することもできる。しかし、本請求項3の隠しネジ11を適用すると、目立たず、しかも第三者には発見されにくく、その上、信頼性が高くて、コンテナ搬送中に振動や衝撃を受けてもロック機能を喪失する虞れが無い。
このようにして、完璧なパズル機能が発揮され、しかも構造が簡単で製作コストが低廉である。
このようにして、完璧なパズル機能が発揮され、しかも構造が簡単で製作コストが低廉である。
図1は本考案に係るパズル式コンテナの1実施形態を示す分解斜視図に、パズル操作の手順(1〜5)を付記した説明図である。
符号6を付して示したのは有底の函状枠であって、本例のコンテナにおける骨格を形成している。
この有底函状枠6の中に所望の物品を入れて頂面覆板7を被せる。(矢印1の手順)これによって、前記有底函状枠6は蓋をされた形になる。
更に必要なことは、勝手に蓋を開けないようにすること(盗難防止)、および収納物品を見えなくすること(盗視・盗撮防止)である。
符号6を付して示したのは有底の函状枠であって、本例のコンテナにおける骨格を形成している。
この有底函状枠6の中に所望の物品を入れて頂面覆板7を被せる。(矢印1の手順)これによって、前記有底函状枠6は蓋をされた形になる。
更に必要なことは、勝手に蓋を開けないようにすること(盗難防止)、および収納物品を見えなくすること(盗視・盗撮防止)である。
前記有底函状枠6の周囲上面にはフック孔6aが穿たれており、これに対応するフック孔7aが頂面覆板7に穿たれている。尚、上記の「対応する」とは、蓋をしたときに重なり合う意である。
一方、側面覆板8は、前記有底函状枠6の側面を覆い得る形の板状部材であって、その上縁付近に「前記フック孔6aおよびフック孔7aに係合するフック8a」が設けられている。
矢印2の手順で、上記のフック8aを鎖線矢印のようにフック孔7a及びフック孔6aに差し込んで係着する。これにより、「フック8aを取りはずさなければ頂面覆板7を開けない状態」が現出される。
一方、側面覆板8は、前記有底函状枠6の側面を覆い得る形の板状部材であって、その上縁付近に「前記フック孔6aおよびフック孔7aに係合するフック8a」が設けられている。
矢印2の手順で、上記のフック8aを鎖線矢印のようにフック孔7a及びフック孔6aに差し込んで係着する。これにより、「フック8aを取りはずさなければ頂面覆板7を開けない状態」が現出される。
本考案においては、有底函状枠6の両側面を覆うように、2枚の側面覆板8,8′が設けられる。
本図1において側面覆板8′は外側面を手前に向けているのでフック8aが隠れ線で描かれているが、前記の側面覆板8と同様にして、手順矢印2′のごとく有底函状枠6に装着される。
この手順矢印2の工程については、図2を参照して後に詳しく説明する。
本図1において側面覆板8′は外側面を手前に向けているのでフック8aが隠れ線で描かれているが、前記の側面覆板8と同様にして、手順矢印2′のごとく有底函状枠6に装着される。
この手順矢印2の工程については、図2を参照して後に詳しく説明する。
矢印3の手順で、側面覆板取付ネジ9によって側面覆板8を有底函状枠6に固定する。
これにより、側面覆板取付ネジ9を抜き取らねば側面覆板8を取り外すことができなくなる。ただし、この段階(手順3)まででは、側面覆板取付ネジ9が外観に現れているので、盗難防止効果は不充分である(盗難・盗視防止効果は、引き続いて説明する手順4、手順5によって完成する)。
なお、本実施形態においては、1個の側面覆板を4個の側面覆板取付ネジ9で固定しているので、該側面覆板取付ネジ9の設置個数は全部で8本である(その内の4本を図示してある)。
これにより、側面覆板取付ネジ9を抜き取らねば側面覆板8を取り外すことができなくなる。ただし、この段階(手順3)まででは、側面覆板取付ネジ9が外観に現れているので、盗難防止効果は不充分である(盗難・盗視防止効果は、引き続いて説明する手順4、手順5によって完成する)。
なお、本実施形態においては、1個の側面覆板を4個の側面覆板取付ネジ9で固定しているので、該側面覆板取付ネジ9の設置個数は全部で8本である(その内の4本を図示してある)。
有底函状枠6の両端面を覆うように、2枚の端面覆板10,10′が設けられている。これら端面覆板の構造は、先に説明した側面覆板8,8′と類似である。
すなわち、フック10aを備えていて、頂面覆板7のフック孔7aおよび有底函状枠6のフック孔6aに差し込んで係合される(矢印4,4′)。
この手順4により、側面覆板取付ネジ9が覆い隠される。このため「端面覆板を取り外さなければ側面覆板取付ネジ9を抜き取ることができない」という、パズル機能の一つのステップが形成される。
この手順4の工程については、図3を参照して後に詳しく説明する。
すなわち、フック10aを備えていて、頂面覆板7のフック孔7aおよび有底函状枠6のフック孔6aに差し込んで係合される(矢印4,4′)。
この手順4により、側面覆板取付ネジ9が覆い隠される。このため「端面覆板を取り外さなければ側面覆板取付ネジ9を抜き取ることができない」という、パズル機能の一つのステップが形成される。
この手順4の工程については、図3を参照して後に詳しく説明する。
前記端面覆板10,10′には、隠しネジ11が設けられていて、外観に現れないようにして、該端面覆板を有底函状枠6に固定している(手順矢印4,4′)。これにより、組み立て方向のパズル機能が完成する。
上記隠しネジ11の構造については、図4を参照して後に詳しく説明する。
以上のようにして、錠(ロック機構)が外観に現れないように、かつ所定の手順を履まなければ頂面覆板7を開き得ないように、パズル式のコンテナが形成される。
上記隠しネジ11の構造については、図4を参照して後に詳しく説明する。
以上のようにして、錠(ロック機構)が外観に現れないように、かつ所定の手順を履まなければ頂面覆板7を開き得ないように、パズル式のコンテナが形成される。
図2は、手順2を説明するための工程図である。
(A)に実線で描いたのは、有底函状枠6を覆った頂面覆板7と、取り付け前の側面覆板8とである。
側面覆板8に設けられているフック8aを、矢印αのように、頂面覆板7のフック孔7aを通って、有底函状枠6のフック孔6aに差し込む。
実際の操作は、鎖線出描かれている位置の側面覆板8″を矢印2aのごとく有底函状枠6に接近させ、フック8aをフック孔7aに差し込みながら、矢印2bのごとく圧し下げる。
その後、側面覆板取付ネジ9を取り付けると(B)図のようになる(手順3)。
(A)に実線で描いたのは、有底函状枠6を覆った頂面覆板7と、取り付け前の側面覆板8とである。
側面覆板8に設けられているフック8aを、矢印αのように、頂面覆板7のフック孔7aを通って、有底函状枠6のフック孔6aに差し込む。
実際の操作は、鎖線出描かれている位置の側面覆板8″を矢印2aのごとく有底函状枠6に接近させ、フック8aをフック孔7aに差し込みながら、矢印2bのごとく圧し下げる。
その後、側面覆板取付ネジ9を取り付けると(B)図のようになる(手順3)。
図3(A)には、前掲の図2(B)に描かれていた(手順3を完了した状態)コンテナが描かれ、更に端面覆板10が描き添えられている。
端面覆板10のフック10aを頂面覆板7のフック孔7aに差し込んで装着する(手順4)。
図示を省略したが、この操作も、前掲の図2において矢印2a,2bに分解して説明したように、近づけてからフックを差し込む。
端面覆板10のフック10aを頂面覆板7のフック孔7aに差し込んで装着する(手順4)。
図示を省略したが、この操作も、前掲の図2において矢印2a,2bに分解して説明したように、近づけてからフックを差し込む。
上述のようにして、手順4の操作を終了した状態のコンテナを図3(B)に示した。
有底函状枠6は、頂面覆板7と側面覆板8,8′と端面覆板10,10′とに覆われて隠されている。
鎖線の円で示した箇所に隠しネジ11が設けられて、端面覆板10′を有底函状枠6に固定している(その詳細は、図4を参照して次の段落で説明する)。
従って、上記の隠しネジ11を取り外さなければ、端面覆板10′を開くことができない。このようにしてパズル機能が完成している。
有底函状枠6は、頂面覆板7と側面覆板8,8′と端面覆板10,10′とに覆われて隠されている。
鎖線の円で示した箇所に隠しネジ11が設けられて、端面覆板10′を有底函状枠6に固定している(その詳細は、図4を参照して次の段落で説明する)。
従って、上記の隠しネジ11を取り外さなければ、端面覆板10′を開くことができない。このようにしてパズル機能が完成している。
図4は、前記隠しネジ11付近の拡大断面図である。側面覆板8の下面に開口8aが設けられ、隠しネジ11を差し入れ得るようになっている。
一方、有底函状枠6にメネジ孔6bが設けられ、側面覆板8には、上記メネジ孔6bと同心をなす位置に透孔8bが穿たれている。
前記開口8aの中へ隠しネジ11を差し入れ、透孔8bを通してメネジ孔6bに螺入して締め付けると、側面覆板8が有底函状枠6に対して固定される。
一方、有底函状枠6にメネジ孔6bが設けられ、側面覆板8には、上記メネジ孔6bと同心をなす位置に透孔8bが穿たれている。
前記開口8aの中へ隠しネジ11を差し入れ、透孔8bを通してメネジ孔6bに螺入して締め付けると、側面覆板8が有底函状枠6に対して固定される。
図4の構造から容易に理解されるように、隠しネジ11は外観に現れず、第三者にとって、その存在を察知することはできない。
この図4を見ると、隠しネジ11の螺入および螺脱の操作が困難ではないかと危惧されるかも知れないが、本考案者の実験によると、「開口8aの、紙面に垂直な方向の寸法」を充分に取っておけば、隠しネジ11の螺入操作も螺脱操作も、別段の困難無く遂行できる。この場合、ラチェット式のレンチを使用すると一層容易に操作することができる。
この図4を見ると、隠しネジ11の螺入および螺脱の操作が困難ではないかと危惧されるかも知れないが、本考案者の実験によると、「開口8aの、紙面に垂直な方向の寸法」を充分に取っておけば、隠しネジ11の螺入操作も螺脱操作も、別段の困難無く遂行できる。この場合、ラチェット式のレンチを使用すると一層容易に操作することができる。
1…手順1(第1の工程)を表す矢印、2、2′…手順2(第2の工程)を表す矢印、3、3′…手順3(第3の工程)を表す矢印、4、4′…手順4(第4の工程)を表す矢印、5…手順5(第5の工程)を表す矢印、6…有底の函状枠、6a…フック孔、6b…メネジ孔、7…頂面覆板、7a…フック孔、8…側面覆板、8a…フック、9…側面覆板取付ネジ、10、10′…端面覆板、10a…フック、11…隠しネジ。
Claims (3)
- 有底の函状枠(6)の頂部開口を覆う頂面覆板(7)と、
上記有底函状枠(6)及び頂面覆板(7)に係合して、該有底函状枠(6)の側面を覆う一対の側面覆板(8,8′)と、
上記側面覆板(8)を有底函状枠(6)に固定する側面覆板取付ネジ(9)と、
上記側面覆板取付ネジ(9)を覆い隠して、有底函状枠(6)の端面を覆う一対の端面覆板(10,10′)と、
上記一対の端面覆板(10,10′)それぞれを、有底函状枠(6)に固定する隠しネジ(11)と、を具備していることを特徴とする、パズル式のコンテナ。 - 側面覆板(8,8′)を、有底の函状枠(6)及び頂面覆板(7)に係合する手段が、
有底函状枠(6)に穿たれたフック孔(6a)および頂面覆板(7)に穿たれたフック孔(7a)と、側面覆板(8)に設けられて上記フック孔(6a,7a)に差し込まれるフック(8a)との対偶であり、
及び/又は、
端面覆板(10,10′)を、有底の函状枠(6)及び頂面覆板(7)に係合する手段が、有底函状枠(6)に穿たれたフック孔(6a)および頂面覆板(7)に穿たれたフック孔(7a)と、端面覆板(10)に設けられて上記フック孔(6a,7a)に差し込まれるフック(10a)との対偶であることを特徴とする、請求項1に記載したパズル式のコンテナ。 - 側面覆板(8)の下端の面に開口(8a)が設けられるとともに、上記開口の内側に、
「有底函状枠(6)の側面に対して垂直な透孔(8b)が穿たれており、
かつ、有底函状枠(6)の側面に、上記透孔(8b)と同心のメネジ孔(6b)が設けられていて、
上記透孔(8b)に挿通された隠しネジ(11)が、前記メネジ孔(6b)に螺合されるようになっていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載したパズル式のコンテナ。
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JP2009056188A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2012250128A (ja) * | 2012-09-28 | 2012-12-20 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2014076292A (ja) * | 2013-09-18 | 2014-05-01 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
-
2005
- 2005-07-25 JP JP2005005878U patent/JP3117584U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2009056188A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
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