JP3117338U - 容器ホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】安価に製造できるとともに、使用条件の拡大を図ることができ、さらには携帯性にも優れた容器ホルダーを提供すること。
【解決手段】バンド12は、可撓性を有する合成繊維からなる帯状に形成され、マグネット13の連通孔13aに挿通されている。バンド12の表面には第1の面ファスナー15がまた、バンド12の裏面には前記第1の面ファスナー14と係合する第2の面ファスナー15が縫い付けられている。被固定体側吸着体としての金属プレート16は前記マグネット13の平面積と略同面積に形成され、裏面には両面テープ17が貼付されている。
【選択図】 図1
【解決手段】バンド12は、可撓性を有する合成繊維からなる帯状に形成され、マグネット13の連通孔13aに挿通されている。バンド12の表面には第1の面ファスナー15がまた、バンド12の裏面には前記第1の面ファスナー14と係合する第2の面ファスナー15が縫い付けられている。被固定体側吸着体としての金属プレート16は前記マグネット13の平面積と略同面積に形成され、裏面には両面テープ17が貼付されている。
【選択図】 図1
Description
本考案は、ペットボトル等の容器を所定位置に固定保持する容器ホルダーに関するものである。
従来よりペットボトル等の容器を固定保持する保持具が提案されている。このような容器固定保持具の一例として特許文献1を示す。
特開2001−294240号公報
上記特許文献1の容器ホルダーは、合成樹脂等により一体成型された本体の把持部によりペットボトル等の容器の胴部を把持する。そして、下方に向かって延びる装着部を自転車の荷籠や紐、バンド等に引っかけることでペットボトル等の容器を所定位置に固定保持させておくことができるように構成されている。
しかしながら、一体成型するためには金型等も必要となり、製造コストが高くなるという問題があった。また、容器ホルダーを固定保持するためには、紐やバンド等の装着部が引っかかるための引っかかり部がなければ固定保持できないことから、容器ホルダーを使用できる条件が限定されてしまうという問題があった。さらに、容器ホルダーは一体成型されていることから大型化となり、携帯しにくいという問題があった。
本考案は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、安価に製造できるとともに、使用条件の拡大を図ることができ、さらには携帯性にも優れた容器ホルダーを提供することにある。
しかしながら、一体成型するためには金型等も必要となり、製造コストが高くなるという問題があった。また、容器ホルダーを固定保持するためには、紐やバンド等の装着部が引っかかるための引っかかり部がなければ固定保持できないことから、容器ホルダーを使用できる条件が限定されてしまうという問題があった。さらに、容器ホルダーは一体成型されていることから大型化となり、携帯しにくいという問題があった。
本考案は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、安価に製造できるとともに、使用条件の拡大を図ることができ、さらには携帯性にも優れた容器ホルダーを提供することにある。
上記の目的を達成するために請求項1の考案では、容器の胴部外周形状に沿って変形し、前記容器の胴部に巻き付く可撓性を有するバンドと、前記バンドに装着される容器側吸着体と、被固定体に取着され、前記容器側吸着体に対して着脱可能な被固定体側吸着体とを備えたことをその要旨とする。
請求項2に記載の考案では、請求項1に記載の考案の構成に加え、前記両吸着体は磁力によって互いに吸着することをその要旨とする。
請求項2に記載の考案では、請求項1に記載の考案の構成に加え、前記両吸着体は磁力によって互いに吸着することをその要旨とする。
請求項1に記載の構成によれば、バンドを容器の胴部外周に沿って巻き付ける。そして、所定の被固定体に被固定体側吸着体を取着する。この状態で、被固定体側吸着体へ容器側吸着体を吸着させることにより、容器が被固定体の所定位置に固定保持される。
容器側吸着体
請求項2に記載の構成によれば、請求項1に記載の構成の作用に加え、磁力によって容器は被固定体の所定位置に固定保持される。
容器側吸着体
請求項2に記載の構成によれば、請求項1に記載の構成の作用に加え、磁力によって容器は被固定体の所定位置に固定保持される。
上記各請求項の考案では、安価に製造できるとともに、使用条件の拡大を図ることができ、さらには携帯性にも優れるという効果を奏する。
以下、本考案を容器としてペットボトル(本実施の形態では容量が500mlのもので具体化)用のホルダーで具体化した一実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、容器ホルダー11を構成するバンド12は、可撓性を有する合成繊維(ポリプロピレン等)からなる帯状に形成されている。500mlのペットボトル(直径約70mm)Pを対象とした場合、バンド12の幅は20〜40mm、長さは240〜270mmが好ましい(素材、幅及び長さは適宜変更してもよい)。容器側吸着体としての平面四角形状に形成されたマグネット13には、その両端を連通する連通孔14が開口形成されている。前記バンド12はマグネット13の連通孔13aに挿通されている。図2においてバンド12の表面の左端部には、複数の微細な係止針(図示略)を有する平面長方形状の合成繊維からなる第1の面ファスナー15が縫い付けられている。また、バンド12の裏面の右端部には、前記第1の面ファスナー14と係合する複数の微細な係止ループ(図示略)を有する平面長方形状の第2の面ファスナー15が縫い付けられている。なお、面ファスナーについては公知技術であることからここでは詳細な説明は省略する。被固定体側吸着体としての金属プレート16は前記マグネット13の平面積と略同面積に形成され、裏面には両面テープ17が貼付されている。
図1〜図3に示すように、容器ホルダー11を構成するバンド12は、可撓性を有する合成繊維(ポリプロピレン等)からなる帯状に形成されている。500mlのペットボトル(直径約70mm)Pを対象とした場合、バンド12の幅は20〜40mm、長さは240〜270mmが好ましい(素材、幅及び長さは適宜変更してもよい)。容器側吸着体としての平面四角形状に形成されたマグネット13には、その両端を連通する連通孔14が開口形成されている。前記バンド12はマグネット13の連通孔13aに挿通されている。図2においてバンド12の表面の左端部には、複数の微細な係止針(図示略)を有する平面長方形状の合成繊維からなる第1の面ファスナー15が縫い付けられている。また、バンド12の裏面の右端部には、前記第1の面ファスナー14と係合する複数の微細な係止ループ(図示略)を有する平面長方形状の第2の面ファスナー15が縫い付けられている。なお、面ファスナーについては公知技術であることからここでは詳細な説明は省略する。被固定体側吸着体としての金属プレート16は前記マグネット13の平面積と略同面積に形成され、裏面には両面テープ17が貼付されている。
次にこのような容器ホルダー11の使用時について説明する。
まず、予め金属プレート16を、両面テープ17を介して被固定体(壁、柱、窓ガラス等)Wの所望の位置に貼着する。次に図1及び図3に示すようにバンド12をペットボトルPの胴部Paの中央部付近に巻き付け、第1の面ファスナー14を第2の面ファスナー15に面着させる。このとき、バンド12とペットボトルPとの間に隙間ができないようにバンド12をペットボトルPの胴部Paに縛り付けるようにして面ファスナー14、15を面着させる。そして、マグネット13が前記金属プレート16と対向するようにペットボトルPの向きを変えて金属プレート16にマグネット13を吸着させる。ここでペットボトルPから手を放してもマグネット13の磁力によりペットボトルPはバンド12の胴部Paに巻き付けられた状態でその場所に固定保持される。この状態からペットボトルP内の飲料水を飲む際等には、ペットボトルPを把持して前記マグネット13の磁力に抗してマグネット13を金属プレート16から引き離す。また、ペットボトルPを破棄する場合には前記面ファスナー14、15を引き離すことでペットボトルPからバンド12が外れてペットボトルPのみを破棄することができる。
まず、予め金属プレート16を、両面テープ17を介して被固定体(壁、柱、窓ガラス等)Wの所望の位置に貼着する。次に図1及び図3に示すようにバンド12をペットボトルPの胴部Paの中央部付近に巻き付け、第1の面ファスナー14を第2の面ファスナー15に面着させる。このとき、バンド12とペットボトルPとの間に隙間ができないようにバンド12をペットボトルPの胴部Paに縛り付けるようにして面ファスナー14、15を面着させる。そして、マグネット13が前記金属プレート16と対向するようにペットボトルPの向きを変えて金属プレート16にマグネット13を吸着させる。ここでペットボトルPから手を放してもマグネット13の磁力によりペットボトルPはバンド12の胴部Paに巻き付けられた状態でその場所に固定保持される。この状態からペットボトルP内の飲料水を飲む際等には、ペットボトルPを把持して前記マグネット13の磁力に抗してマグネット13を金属プレート16から引き離す。また、ペットボトルPを破棄する場合には前記面ファスナー14、15を引き離すことでペットボトルPからバンド12が外れてペットボトルPのみを破棄することができる。
上記のように構成することで本実施の形態では次のような効果を奏する。
(1)安価な部材で容器ホルダー11を構成することができることから、従来の成型品よりも大幅に製造コストを低減することができる。
(2)バンド12は可撓性を有していることからポケット等に入れて持ち歩くことができ携帯性に優れている。
(3)1枚の金属プレート16で複数の異なるペットボトルPを固定保持することができる。すなわち、壁等の被固定体Wに1枚の金属プレート16を貼着させておくことで、バンド12を装着したペットボトルPであれば、誰でもその金属プレート16にペットボトルPを吸着させておくことができる。ただし、金属プレート16に他のペットボトルPが吸着されていない場合である。
(4)金属プレート16を壁等に一旦貼着すれば、再度同じ金属プレート16を使用できることから経済的である。
(5)マグネット13と金属プレート16との吸着により、ペットボトルPを保持するような構成としたことにより、被固定体Wにバンド12が引っかかるための係合部等が必要なく、ペットボトルPの固定保持場所の範囲を従来技術よりも大幅に広げることができる。
(6)面ファスナー14、15の面着状態(バンド12の長手方向における面着位置)の調整により、面ファスナー14、15を面着させた際のバンド12の内径を変化させることができる。これにより、1つのバンド12で外径の異なる多数種のペットボトルPに対応することができる。
(1)安価な部材で容器ホルダー11を構成することができることから、従来の成型品よりも大幅に製造コストを低減することができる。
(2)バンド12は可撓性を有していることからポケット等に入れて持ち歩くことができ携帯性に優れている。
(3)1枚の金属プレート16で複数の異なるペットボトルPを固定保持することができる。すなわち、壁等の被固定体Wに1枚の金属プレート16を貼着させておくことで、バンド12を装着したペットボトルPであれば、誰でもその金属プレート16にペットボトルPを吸着させておくことができる。ただし、金属プレート16に他のペットボトルPが吸着されていない場合である。
(4)金属プレート16を壁等に一旦貼着すれば、再度同じ金属プレート16を使用できることから経済的である。
(5)マグネット13と金属プレート16との吸着により、ペットボトルPを保持するような構成としたことにより、被固定体Wにバンド12が引っかかるための係合部等が必要なく、ペットボトルPの固定保持場所の範囲を従来技術よりも大幅に広げることができる。
(6)面ファスナー14、15の面着状態(バンド12の長手方向における面着位置)の調整により、面ファスナー14、15を面着させた際のバンド12の内径を変化させることができる。これにより、1つのバンド12で外径の異なる多数種のペットボトルPに対応することができる。
尚、この考案は、次のように変更して具体化することも可能である。
・上記実施の形態では、金属プレート16を両面テープ17で壁等の被固定体Wに貼着したが、金属プレート16に吸盤を装着し、同吸盤の吸引力により窓ガラス等の被固定体Wに金属プレート16を固定するように具体化してもよい。
・上記実施の形態では、帯状のバンド12を使用して具体化したが、このバンド12に代えて環状のゴムバンドを使用して具体化してもよい。この場合、ゴムバンドの内径はペットボトルPの外径よりも小径のものとする。ペットボトルPにゴムバンドを装着した際には、ゴムバンドの収縮力でペットボトルPが締め付けられ、ゴムバンドからペットボトルが抜け落ちることがない。
・図4に示すように、バンド12の表側の途中部位に補助バンド21を同図において上下方向に延びるように垂れ下がるようにして一端側を縫いつける(又は面ファスナーで着脱可能に取着する)。そして、他端側の裏面側に面ファスナー22を取着するとともに、バンド12の表側に前記面ファスナー22が面着する面ファスナー23を取着する。そして、上記実施の形態と同様にペットボトルの胴部にバンド12を巻き付けて補助バンド21をペットボトルの底部を通過させて両面ファスナー22、23を面着させる。これにより、補助バンド21はペットボトルの底部を支える状態となり、ペットボトルがバンド12から抜け落ちるのを確実に防止することができる。
・容器としてペットボトルの他にコップや缶容器等で具体化してもよい。
・上記実施の形態ではマグネット13と金属プレート16を使用し、磁力により容器としてのペットボトルPを被固定体Wに固定保持するようにしたが、バンド12側と被固定体W側とに面ファスナーを設け、面ファスナー同士の面着により容器を固定保持するように具体化してもよい。
・その他、本考案の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
・上記実施の形態では、金属プレート16を両面テープ17で壁等の被固定体Wに貼着したが、金属プレート16に吸盤を装着し、同吸盤の吸引力により窓ガラス等の被固定体Wに金属プレート16を固定するように具体化してもよい。
・上記実施の形態では、帯状のバンド12を使用して具体化したが、このバンド12に代えて環状のゴムバンドを使用して具体化してもよい。この場合、ゴムバンドの内径はペットボトルPの外径よりも小径のものとする。ペットボトルPにゴムバンドを装着した際には、ゴムバンドの収縮力でペットボトルPが締め付けられ、ゴムバンドからペットボトルが抜け落ちることがない。
・図4に示すように、バンド12の表側の途中部位に補助バンド21を同図において上下方向に延びるように垂れ下がるようにして一端側を縫いつける(又は面ファスナーで着脱可能に取着する)。そして、他端側の裏面側に面ファスナー22を取着するとともに、バンド12の表側に前記面ファスナー22が面着する面ファスナー23を取着する。そして、上記実施の形態と同様にペットボトルの胴部にバンド12を巻き付けて補助バンド21をペットボトルの底部を通過させて両面ファスナー22、23を面着させる。これにより、補助バンド21はペットボトルの底部を支える状態となり、ペットボトルがバンド12から抜け落ちるのを確実に防止することができる。
・容器としてペットボトルの他にコップや缶容器等で具体化してもよい。
・上記実施の形態ではマグネット13と金属プレート16を使用し、磁力により容器としてのペットボトルPを被固定体Wに固定保持するようにしたが、バンド12側と被固定体W側とに面ファスナーを設け、面ファスナー同士の面着により容器を固定保持するように具体化してもよい。
・その他、本考案の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
11…容器ホルダー、12…バンド、13…マグネット、14…第1の面ファスナー、15…第2の面ファスナー、16…金属プレート、17…両面テープ、P…容器としてのペットボトル、Pa…胴部、W…被固定体。
Claims (2)
- 容器の胴部外周形状に沿って変形し、前記容器の胴部に巻き付く可撓性を有するバンドと、
前記バンドに装着される容器側吸着体と、
被固定体に取着され、前記容器側吸着体に対して着脱可能な被固定体側吸着体とを備えたことを特徴とする容器ホルダー。 - 前記両吸着体は磁力によって互いに吸着することを特徴とする請求項1に記載の容器ホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005008140U JP3117338U (ja) | 2005-10-04 | 2005-10-04 | 容器ホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005008140U JP3117338U (ja) | 2005-10-04 | 2005-10-04 | 容器ホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3117338U true JP3117338U (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=43467669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005008140U Expired - Fee Related JP3117338U (ja) | 2005-10-04 | 2005-10-04 | 容器ホルダー |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101415093B1 (ko) * | 2013-02-20 | 2014-07-04 | 이유섭 | 휴대용 음료용기 홀더 |
KR20220000482U (ko) * | 2020-08-19 | 2022-02-28 | 김경민 | 거치대와 도구 홀더를 포함하는 홀딩 장치 |
-
2005
- 2005-10-04 JP JP2005008140U patent/JP3117338U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101415093B1 (ko) * | 2013-02-20 | 2014-07-04 | 이유섭 | 휴대용 음료용기 홀더 |
KR20220000482U (ko) * | 2020-08-19 | 2022-02-28 | 김경민 | 거치대와 도구 홀더를 포함하는 홀딩 장치 |
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