JP3117283B2 - 原子力発電プラントの警報表示方法およびその警報表示システム - Google Patents
原子力発電プラントの警報表示方法およびその警報表示システムInfo
- Publication number
- JP3117283B2 JP3117283B2 JP04159383A JP15938392A JP3117283B2 JP 3117283 B2 JP3117283 B2 JP 3117283B2 JP 04159383 A JP04159383 A JP 04159383A JP 15938392 A JP15938392 A JP 15938392A JP 3117283 B2 JP3117283 B2 JP 3117283B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alarm
- display
- level
- abnormality
- nuclear power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
Description
警報表示方法およびその警報表示システムに係り、特に
プラント異常やシステムの動作状態を運転員が迅速かつ
適確に把握することができる原子力発電プラントの警報
表示方法およびその警報表示システムに関する。
ラントにおいては、プラントからの警報(以下、ANN
という。)を運転員に報知するため、中央制御室に制御
盤が複数台設置されており、各制御盤には、全体で10
00を超える警報表示窓(以下、ANN窓という。)が
備えられている。
設置される制御盤2のレイアウト例を示す平面図であ
り、この制御盤2は主盤2aと副盤2b,2cとからな
る。主盤2aおよび副盤2b,2cの表示部3には、全
体で1000を超えるANN窓が形成されている。各A
NN窓は、プラント運転に必要な重要度に応じ、数種類
に色分けされ、各ANN窓相互の識別性を高める工夫が
なされている。
ントの警報表示システムにおいて、ANN窓は、前述の
ように重要度に応じ数種類に色分けされてはいるが、A
NN窓の大きさが殆んど同じであり、しかもプラントの
運転上異なる観点から重要と考えられるものを、一律に
重要としてまとめて取扱っている。すなわち、例えば原
子炉の水位低や原子炉圧力高といったプラントの異常と
して重要なものと、重要なシステム(系統)が作動した
といったシステムの動作状態として重要なものを、同一
表示域のANN窓に同様の表示方法で表示している。
な原子力発電プラントのトリップ事象時には、運転員
は、多くのANN窓の点灯状態から原子力発電プラント
の異常を選別し、プラント状態を把握せざるを得ず、プ
ラントの運転状態を運転員が迅速かつ適確に把握する妨
げとなっている。
は、多くのシステムの軽微な故障を報知するものであ
り、真に認識すべきプラントの異常状態や主要システム
の作動(動作)状態を示すANN窓は、軽微なシステム
の動作状態を表示する多数のANN窓の中に埋もれてし
まい、運転員の誤操作のおそれもある。
たもので、プラントの異常とシステムの動作状態とを、
運転員が極めて容易に識別することができる原子力発電
プラントの警報表示方法およびその警報表示システムを
提供することを目的とする。
の異常発生時に運転員が迅速かつ適確に状況を把握する
ことができ、それに対する対応操作の決定を容易に行な
うことができる原子力発電プラントの警報表示方法およ
びその警報表示システムを提供するにある。
プラントの警報表示方法は、上述した課題を解決するた
めに、請求項1に記載したように、原子力発電プラント
の警報表示盤の警報表示窓を、異常を示す警報群とシス
テムの動作状態を示す警報群とに分類し、前記異常を示
す警報群を、原子力発電プラントの安全系の作動が必要
な第1レベルのプラント異常警報群と前記安全系の作動
に到らない第2レベルのプラント異常警報群と原子力発
電プラントの各システムの故障を示すシステム異常警報
群とに分類するとともに、前記システムの動作状態を示
す警報群を、安全系の作動を示す第1レベルのプラント
動作警報群と、常用系の作動を示す第2レベルのプラン
ト動作警報群と運転員の手動操作の結果としてのシステ
ムの作動を示すシステム動作警報群とに分類し、原子力
発電プラントで発生した個別警報信号を、各警報群に分
類し各レベル毎に集約して一括化し、表示場所、表示色
および表示の大きさのうち少なくとも1つを異にする警
報表示窓に各レベル別に分けて表示する方法である。
発明に係る原子力発電プラントの警報表示システムは、
請求項2に記載したように、原子力発電プラントで発生
した個別警報信号を取り込む系統コントローラと、この
系統コントローラからの警報信号を、異常を示す警報群
とシステムの動作状態を示す警報群とに分類するANN
コントローラと、このANNコントローラでの分類に基
づき各警報群別に分けられて警報を表示する複数の警報
表示窓を備えてなる警報表示盤とを具備し、前記ANN
コントローラは、前記異常を示す警報群を、プラント異
常で安全系の作動が必要な第1レベルの異常警報群と、
プラント異常であるが前記安全系の作動には到らない第
2レベルの異常警報群と、原子力発電プラントの各シス
テムの故障を示す第3レベルの異常警報群とに分類する
とともに、前記異常を示す警報群を各レベル毎に集約し
て一括化し、かつ、表示場所、表示色および表示の大き
さのうち少なくとも1つを異にする警報表示窓に各レベ
ル別に分けて表示させたものである。
の警報表示システムは、上述した課題を解決するため
に、請求項3に記載したように、原子力発電プラントで
発生した個別警報信号を取り込む系統コントローラと、
この系統コントローラからの警報信号を異常を示す警報
群とシステムの動作状態を示す警報群とに分類するAN
Nコントローラと、このANNコントローラでの分類に
基づき各警報群別に分けられて警報を表示する複数の警
報表示窓を備えてなる警報表示盤とを具備し、前記AN
Nコントローラは、前記システムの動作状態を示す警報
群を、原子力発電プラントの安全系の作動を示す第1レ
ベルの動作警報群と、原子力発電プラントの常用系の作
動を示す第2レベルの動作警報群と、運転員の手動操作
の結果としてのシステムの作動を示す第3レベルの動作
警報群とに分類するとともに、前記システムの動作状態
を示す警報群を各レベル毎に集約して一括化し、かつ、
表示場所、表示色および表示の大きさのうち少なくとも
1つを異にする警報表示窓に各レベル別に分けて表示さ
せたものである。
に、本発明に係る原子力発電プラントの警報表示システ
ムは、請求項4に記載したように、原子力発電プラント
の警報表示システムは、さらに前記系統コントローラか
らシステムの動作状態を示す警報信号の入力を受付け警
報の表示制御処理を行なう情報処理装置と、この情報処
理装置からの出力によりプラント異常またはシステムの
動作状態を表示する表示器とを具備し、この表示器は前
記警報信号のプラント異常またはシステムの動作状態を
表示する表示器とを具備し、この表示器は前記警報信号
のプラント異常またはシステムの動作状態に関する重要
度に応じて可変表示可能な構成を有するものである。
を示す警報群とシステムの動作状態を示す警報群とが、
警報表示窓(ANN窓)に分けて表示されるが、各警報
群のANN窓は、表示場所、表示色および表示の大きさ
のうちの少なくとも1つが相互に異なっている。このた
め、運転員は、原子力発電プラントの異常がプラントの
異常表示であるか、システムの動作状態表示であるか
を、極めて容易に識別することが可能となる。
警報表示方法およびその警報表示システムにおいては、
原子力発電プラントの警報が、異常を示す警報群とシス
テムの動作状態を示す警報群とに大別されるとともに、
これら各警報群がさらに、重要度に応じて3つのレベル
の警報群にそれぞれ分類され、かつこれら各警報群は、
各レベル毎に集約、一括化されて警報数が減じられる。
そして、減じられた各警報情報は、各レベル別に分けて
ANN窓に表示される。しかも、各レベルのANN窓
は、表示場所、表示色および表示の大きさのうちの少な
くともいずれか1つが相互に異なっている。このため運
転員は、異常発生時に、迅速かつ適確に状況を把握し、
それに対する対応操作の決定を容易に行なうことが可能
となる。
状態は、警報表示盤のANN窓にプラント異常やシステ
ムの動作状態に分類・体系化されて表示される一方、各
系統コントローラからのシステム動作状態を示す個別警
報信号をプロセス計算機等の情報処理装置で信号処理
し、処理されたシステムの動作状態をその重要度に応じ
て表示器に順次可変表示できる。
電プラントの異常時に、真に認識すべきプラントの異常
状態や主要なシステムの動作状態を分類、整理して体系
化表示でき、全体のANN窓数を減少させ、プラント異
常とシステムの動作状態を正確かつ容易に識別できる。
このため、異常発生時に運転員の迅速かつ適確な状況把
握と、この状況把握に基づく対応操作に必要な判断を容
易かつ適確に行なうことができる。
参照して説明する。
警報表示システムを示すシステム構成例を示すもので、
図中符号10は中央操作室としての中央制御室11に設
置される大型の警報表示盤(以下、ANN表示盤とい
う。)である。このANN表示盤10は大型警報部12
と大型ミミック部13と、大型スクリーン14を備えた
可変表示部15とから構成される。大型スクリーン14
には、原子力発電プラントの警報の個別警報項目がメッ
セージ表示されるようになっている。
のプラント異常等を表示するプラントレベルの警報表示
部16が形成され、大型ミミック部13にはシステム
(系統)の動作状態等を一括して集約表示する系統レベ
ルの警報表示部17が形成される。このANN表示盤1
0はプラント異常等を示す警報表示部16とシステムの
動作状態等を示す警報表示部17とに大きく大別され
る。
現場側制御盤としての系統コントローラ20が各系統毎
に対応して設置されており、各系統コントローラ20に
各系統毎のプロセス計測信号が個別警報信号として取り
込まれる。取り込まれたプロセス計測信号は、図示しな
いロジック回路により信号処理され、そのプロセス値が
系統コントローラ20内に予め格納されたANN設定値
を超えるとデジタル化されたANN信号を光伝送方式あ
るいは電気的なデータライン等の伝送ネットワーク21
を経由してANNコントローラ22およびプロセス計算
機等の情報処理装置23に入力させるようになってい
る。
置23は共に中央制御室11側に設置される。ANNコ
ントローラ22は入力されたANN信号をロジック処理
して集約・一括化し、プラント異常等の異常を示す警報
群とシステムの動作状態を示す警報群とに分類してい
る。分類された各警報群のANN信号はANN表示盤1
0のプラントレベルの警報表示部16およびシステムレ
ベル警報表示部17に送られ、各警報表示部16,17
の所要のANN窓を点灯表示するようになっている。
N信号は情報処理装置23にも入力されて信号処理さ
れ、その処理結果は中央制御室11に設置された制御室
としてのベンチ盤25のCRT等の表示器26に表示さ
れる。この表示器26は例えばタッチスクリーンタイプ
で、プラント異常やシステムの動作状態等が可変表示さ
れるように構成されている。
力発電プラントの警報(ANN)は、数種の警報群に分
けられ、各警報表示部16,17のANN窓に表示され
る。
を示す警報群とシステムの動作状態を示す警報群とに大
別され、図2に示すように、〔プラントおよび系統(シ
ステム)〕*〔異常およびシステムの動作状態〕のマト
リックス表示で表わされる。さらに、両警報群は、重要
度に応じて3個ずつのレベルに分割され、合計6種の警
報群に分けられるようになっている。
原子力発電プラントの安全を維持するために設けられた
安全系の作動が必要となるレベルのプラント異常(例え
ば、原子炉圧力高さ、中性子束高さ、ドライウェル圧力
高さ等)を示すプラント異常警報が選ばれるようになっ
ており、この第1レベルのプラント異常警報群は、例え
ば25個のANNに集約され、一括化されるようになっ
ている。この25個のANNは、図3に示すように第1
表示部27の第1表示領域27aと第2表示領域27b
の各ANN窓に点灯表示される。
トの事故に至る4大イベント〔原子炉スクラム、タービ
ントリップ、MSIV(主蒸気隔離弁)閉論理動作、発
電機トリップ〕が大型のANN窓に表示され、第2表示
領域27bには、プラントレベルの安全に係る主要イベ
ントが集約・一括化されてANN窓に表示される。
安全系は作動しないが、運転員の監視と必要に応じた手
動操作とが必要となるレベルのプラント異常を示すプラ
ント異常警報が選ばれるようになっており、この第2レ
ベルのプラント異常警報群は、例えば11個のANNに
集約、一括化されてANN窓に表示されるようになって
いる。そして、この11個のANNは、図3に示すよう
に第2表示部28の各ANN窓に表示されるようになっ
ている。
各システムの単なる故障を示すシステム異常警報が選ば
れるようになっており、この第3レベルのシステム異常
警報群は、系統単位で一括化されて図3に示す第3表示
部29の各ANN窓に表示されるようになっている。
第1レベルとしては、安全系の作動状態を示すプラント
動作警報が選ばれるようになっており、この第1レベル
のプラント動作警報群は、例えば16個のANNに系統
単位で集約・一括化されるようになっている。そして、
この16個のANNは、図3に示すように、第1表示部
27の第3表示領域27cに表示されるようになってい
る。
ベルとしては、安全系ではないが、常用系と呼ばれるシ
ステムのうち、プラントの異常を未然に防いだり緩和す
るシステム動作を示すプラント/動作警報が選ばれるよ
うになっており、この第2レベルのプラント/動作警報
群は、例えば5個のANNに集約、一括化されるように
なっている。そして、この5個のANNは、図3に示す
ように、第1表示部27の第4表示領域31に表示され
るようになっている。この第4表示領域31は第2表示
部28内にあるいは第2表示部28に隣接させて配置し
てもよい。
ベルとしては、運転員の操作の結果としてのシステム動
作状態を示すシステム動作警報(運転員の注意喚起の目
的で設けられているもの)が選ばれるようになってお
り、この第3レベルのシステム動作警報群は、系統別に
一括化されて図3に示す第3表示部29の各ANN窓に
表示されるようになっている。この第3表示部29には
システム異常警報も色違いで表示される。
7bおよび第3表示領域27cのANN窓は、他のAN
N窓に比べて大型となっており、運転員が重要度に応じ
確認し易いよう第1表示部27内にまとめて配されてい
る。
に、第1レベルの第1表示部27の近接位置に配置され
ており、そのANN窓は、前記第1レベルの表示領域2
7a,27bのANN窓よりも小型か、あるいは同一の
大きさで色を変えて表示されるようになっている。
表示領域31は、図3に示すように、第1表示部27の
第1レベルの表示領域27cの近接位置に配置されてお
り、そのANN窓は、前記表示領域27cのANN窓よ
りも小型か、あるいは同一の大きさで色を変えて表示さ
れるようになっている。
は、そのシステム内の故障が重故障と軽故障との2つに
分類され、各システムで小さな1つのANN窓に色替え
で表示されるようになっている。例えば、重故障はAN
N窓が赤色で点灯表示され、軽故障はANN窓が黄色で
点灯表示されるようになっている。具体的には、原子炉
残留熱除去系(RHR)の重故障や軽故障がこれに該当
する。
(系統)の機能が低下または喪失するような故障を意味
し、また軽故障とは、機能に影響はないような故障(例
えば、多重化されているセンサの1つが故障したような
場合)を意味する。
のANN窓は、従来のANNを集合表示したものである
が、個々の詳細情報は、必ずしもANNの第1情報とし
ては、運転員に提供する必要のないものである。したが
って、本実施例では、図2に示すようにベンチ盤25に
複数の表示器26を設け、個々の詳細情報は、前記各表
示器26の画面上に、運転員のタッチ操作によりあるい
は自動的に可変表示するようになっている。
は、図1に示すように、ANNコントローラ22により
点灯・フリッカ制御されるようになっており、また前記
各CRT等の表示器26は、タッチスクリーンの操作に
より、情報処理装置23により処理されて表示制御され
るようになっている。
セス値が、予め設定されているANN設定値を超える
と、各系統コントローラ20ではANN出力がなされ、
このANN出力は、ANNコントローラ22およびプロ
セス計算機等の情報処理装置23に入力される。
NN信号を、内蔵されているロジック(OR論理)で処
理し、予め定められた表示部27,28,29に出力
し、そのANN窓を点灯・フリッカ制御する。
NN信号に基づき、内蔵されているCRT表示ソフトウ
ェアにより表示制御を行ない、各CRT等の表示器26
を用いて個別警報情報の可変表示を行なう。
ラントに生じる可能性がある1000個を超えるANN
が、内容(プラント異常、システム動作状態)別および
レベル(重要度)別に分けられ、かつ集約、一括化され
た状態で、少ないANN窓に表示されるので、異常発生
時の状況を、運転員が迅速かつ適確に把握することがで
きる。このため、異常に対する対応操作の決定を容易に
行なうことができる。
子力発電プラントからの警報情報を、 (a) 異常表示とシステムの動作状態表示に分け、 (b) 異常のレベル(プラントレベルの異常と系統レ
ベルの異常)毎に分け、 (c) システムの動作状態表示について、系統の作動
と操作結果の作動状態に分け、さらに、 (d) 系統の作動(動作状態)を安全系のものと常用
系のものとに分けることにより分類・整理し、各分類毎
に表示場所や表示の大きさ、表示色の少なくとも一方を
適宜変えて割り付け、表示するようにしたものである。
が、正常な手動操作でのタービンや発電機のトリップで
はANN窓に警報点灯の出力をしないような「抑制」の
ロジックを、ANNコントローラ22に付加するように
してもよい。そしてこの場合には、警報の識別性をより
向上させることができる。
発電プラントの警報を、異常を示す警報群とシステムの
動作状態を示す警報群とに分け、かつ各警報群の表示窓
を、その表示場所、表示色および表示の大きさのうちの
少なくともいずれか1つが異なるようにしているので、
プラントの異常とシステムの動作状態とを、運転員が極
めて容易かつ適確に識別することができる。
群とシステムの動作を示す警報群とに分けるとともに、
各警報群をさらに、重要度に応じて3つずつのレベルの
警報群にそれぞれ分類し、かつこれら各警報群を、各レ
ベル毎に集約、一括化して表示窓の数を減らし、さらに
各レベルの表示窓を、その表示場所、表示色および表示
の大きさのうちの少なくともずれか1つが異なるように
しているので、運転員は、異常発生時の状況あるいは異
常発生後の運転状態を、迅速かつ適確に状況を把握する
ことができ、対応操作等を迅速かつ容易に行なうことが
できる。
ステムの一実施例を示すシステム構成図。
テムの動作状態をマトリックス表示した例を示す図。
ステムにおける警報の分類と割付けを示す説明図。
におけるANN数とANN窓のレイアウトを示す平面
図。
Claims (4)
- 【請求項1】 原子力発電プラントの警報表示盤の警報
表示窓を、異常を示す警報群とシステムの動作状態を示
す警報群とに分類し、前記異常を示す警報群を、原子力
発電プラントの安全系の作動が必要な第1レベルのプラ
ント異常警報群と前記安全系の作動に到らない第2レベ
ルのプラント異常警報群と原子力発電プラントの各シス
テムの故障を示すシステム異常警報群とに分類するとと
もに、前記システムの動作状態を示す警報群を、安全系
の作動を示す第1レベルのプラント動作警報群と、常用
系の作動を示す第2レベルのプラント動作警報群と運転
員の手動操作の結果としてのシステムの作動を示すシス
テム動作警報群とに分類し、原子力発電プラントで発生
した個別警報信号を、各警報群に分類し各レベル毎に集
約して一括化し、表示場所、表示色および表示の大きさ
のうち少なくとも1つを異にする警報表示窓に各レベル
別に分けて表示することを特徴とする原子力発電プラン
トの警報表示方法。 - 【請求項2】 原子力発電プラントで発生した個別警報
信号を取り込む系統コントローラと、この系統コントロ
ーラからの警報信号を異常を示す警報群とシステムの動
作状態を示す警報群とに分類するANNコントローラ
と、このANNコントローラでの分類に基づき各警報群
別に分けられて警報を表示する複数の警報表示窓を備え
てなる警報表示盤とを具備し、前記ANNコントローラ
は、前記異常を示す警報群を、プラント異常で安全系の
作動が必要な第1レベルの異常警報群と、プラント異常
であるが前記安全系の作動には到らない第2レベルの異
常警報群と、原子力発電プラントの各システムの故障を
示す第3レベルの異常警報群とに分類するとともに、前
記異常を示す警報群を各レベル毎に集約して一括化し、
かつ、表示場所、表示色および表示の大きさのうち少な
くとも1つを異にする警報表示窓に各レベル別に分けて
表示させたことを特徴とする原子力発電プラントの警報
表示システム。 - 【請求項3】 原子力発電プラントで発生した個別警報
信号を取り込む系統コントローラと、この系統コントロ
ーラからの警報信号を異常を示す警報群とシステムの動
作状態を示す警報群とに分類するANNコントローラ
と、このANNコントローラでの分類に基づき各警報群
別に分けられて警報を表示する複数の警報表示窓を備え
てなる警報表示盤とを具備し、前記ANNコントローラ
は、前記システムの動作状態を示す警報群を、原子力発
電プラントの安全系の作動を示す第1レベルの動作警報
群と、原子力発電プラントの常用系の作動を示す第2レ
ベルの動作警報群と、運転員の手動操作の結果としての
システムの作動を示す第3レベルの動作警報群とに分類
するとともに、前記システムの動作状態を示す警報群を
各レベル毎に集約して一括化し、かつ、表示場所、表示
色および表示の大きさのうち少なくとも1つを異にする
警報表示窓に各レベル別に分けて表示させたことを特徴
とする原子力発電プラントの警報表示システム。 - 【請求項4】 原子力発電プラントの警報表示システム
は、さらに前記系統コントローラからシステムの動作状
態を示す警報信号の入力を受付け警報の表示制御処理を
行なう情報処理装置と、この情報処理装置からの出力に
よりプラント異常またはシステムの動作状態を表示する
表示器とを具備し、この表示器は前記警報信号のプラン
ト異常またはシステムの動作状態を表示する表示器とを
具備し、この表示器は前記警報信号のプラント異常また
はシステムの動作状態に関する重要度に応じて可変表示
可能な構成を有することを請求項2または3記載の特徴
する原子力発電プラントの警報表示システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04159383A JP3117283B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 原子力発電プラントの警報表示方法およびその警報表示システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04159383A JP3117283B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 原子力発電プラントの警報表示方法およびその警報表示システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063482A JPH063482A (ja) | 1994-01-11 |
JP3117283B2 true JP3117283B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=15692605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04159383A Expired - Lifetime JP3117283B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 原子力発電プラントの警報表示方法およびその警報表示システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3117283B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6270604B1 (en) | 1998-07-23 | 2001-08-07 | Molecular Optoelectronics Corporation | Method for fabricating an optical waveguide |
JP3717801B2 (ja) * | 2001-05-07 | 2005-11-16 | オリンパス株式会社 | 制御システム |
JP5185864B2 (ja) * | 2009-03-25 | 2013-04-17 | 三菱電機株式会社 | 原子力プラントの安全系操作装置 |
JP6104685B2 (ja) * | 2013-04-16 | 2017-03-29 | 株式会社東芝 | 苛酷事故時支援監視装置、苛酷事故時支援監視方法および苛酷事故時支援監視システムならびにプラント監視システム |
FR3045179B1 (fr) | 2015-12-15 | 2018-01-26 | Areva Np | Dispositif electronique et procede de gestion de l'affichage de donnees pour le pilotage d'une centrale nucleaire, systeme de pilotage et produit programme d'ordinateur associes |
KR101961522B1 (ko) * | 2016-02-05 | 2019-03-25 | 한국수력원자력 주식회사 | 원자력 발전소에서의 경보처리방법 |
JP6515937B2 (ja) * | 2017-02-08 | 2019-05-22 | 横河電機株式会社 | イベント解析装置、イベント解析システム、イベント解析方法、イベント解析プログラム、および記録媒体 |
JP2020024765A (ja) * | 2019-11-22 | 2020-02-13 | ホーチキ株式会社 | 防災監視システム |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP04159383A patent/JP3117283B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH063482A (ja) | 1994-01-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110941918B (zh) | 智能化变电站故障分析系统 | |
KR20190109428A (ko) | 핵 반응기 보호 시스템 및 방법 | |
KR101233264B1 (ko) | 섹터 그래프 기반 플랜트 및 건축물 설비 운영상태 감시 장치 및 방법 | |
JP3117283B2 (ja) | 原子力発電プラントの警報表示方法およびその警報表示システム | |
CN109361260A (zh) | 一种电力系统故障智能监控及判断方法 | |
WO2021172723A1 (ko) | 원전의 지능형 상태감시 방법 및 시스템 | |
KR102498106B1 (ko) | 방폭 진단을 위한 안전검사 솔루션 | |
JP7112934B2 (ja) | 発電プラントの運転管理支援装置 | |
JPH06100921B2 (ja) | プラントの異常時処置決定方法 | |
JP6779761B2 (ja) | プラント運転装置 | |
CN112928820B (zh) | 配电柜用自动检测系统及其检测方法 | |
CN210924862U (zh) | 一种堆垛机报警装置和设备 | |
JPH02221874A (ja) | 電力用変電機器の故障診断システム | |
CN111127845A (zh) | 一种堆垛机报警装置和设备 | |
JP2714331B2 (ja) | 電気所の運転保守支援システム | |
JPH0415710A (ja) | プラント警報システムとその警報表示方法 | |
JPS60238791A (ja) | 原子力プラントの異常診断システム | |
CN116720735A (zh) | 一种高风险场景管理方法和系统 | |
JP3163108B2 (ja) | プラント監視装置 | |
FI108817B (fi) | Ydinvoimalan ohjauskompleksin hälytysjärjestelmä | |
JPH03158998A (ja) | 警報システム | |
JP3864023B2 (ja) | 原子炉出力監視方法および装置 | |
JPH03243143A (ja) | 故障表示システム | |
JPH0727056B2 (ja) | 原子力発電所用計装制御系保守支援システム | |
JPH0476697A (ja) | 代表警報装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081006 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081006 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006 Year of fee payment: 12 |