JP3117063U - 食品・薬品等の密閉式粉末充填装置における粉末体の供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】真空凍結乾燥機により乾燥された乾燥品が粉砕されて粉末品となった食品・医薬等の粉末体を、粉末充填装置に供給して、瓶・容器に充填し封栓する際の、粉末充填装置に対する粉末体の供給が、無菌・無塵を担保するクローズドの状態において複雑な機構・装置を要することなく、自動で行えるようにする。
【解決手段】真空凍結乾燥機1の排出口16に接続する粉砕装置2の取出口21を、収缶容器3に接続し、収缶容器3には底部に取出口32を開設して、そこに、粉末充填装置Aの定量繰出機構fが繰り出す粉末体の繰出量に対応する量の粉末体を切り出す切出装置cを組付け、その切出装置cの切り出し方向の先端側に粉末体を導く搬送管4を接続し、それの先端側を、粉末充填装置Aの粉末体間の供給ホッパaまたは定量繰出機構fに粉末体を供給するコンテナeに接続連通させる。
【選択図】図3

Description

本考案は、真空凍結乾燥機で製造した薬品・食品等の粉末体を、無菌性・無塵性を確保して瓶・容器に充填する粉末体の粉末充填装置において、その粉末充填装置に粉末体を供給する供給手段に関する。
食品・薬品等の粉末体は、瓶・容器類に充填し密閉処理して製品とする。この医薬等の粉末体の瓶・容器への充填は、通常、まず、原材料から液材料を調整して、それを真空凍結乾燥機により凍結乾燥して乾燥バルクとし、その乾燥バルクを真空凍結乾燥機から取出して、粉砕装置にかけて粉末体に粉砕し、その粉砕装置から取出す粉末体を、粉末充填装置のホッパに投入し、粉末充填装置の定量繰出機構の作動によりホッパから定量づつ繰出して、フィダーにより粉末充填装置に順次送り込まれてくる瓶・容器に対し充填し、密封する工程を経て行われている。
このとき、無菌性・無塵性を担保するため、原液材を調整する調整工程、調整した原液材を真空乾燥する乾燥工程、乾燥した乾燥バルクを粉末に粉砕する粉砕工程、粉砕した粉末体を瓶・容器に充填する充填工程は、それぞれ、無菌性・無塵性を確保したクリーンブースまたはアイソレーターの中で行うようにしているが、各工程間を繋げる作業においては、密閉系で処理することが困難なことから、調整した原液材、それを凍結乾燥した乾燥バルク、粉末に粉砕した粉末体は、それぞれ収缶容器に蓄え、その収缶容器を、開放系において別室にある次工程の設備装置に運び、その装置のホッパ・受入口に開放系で供給するようにしている。
例えば、粉末充填装置に対し粉末体を供給する作業について説明すれば、粉末充填装置Aは、通常、図1にあるように、上部を開放させた供給ホッパaの底部に、回転するアジテータbを設け、そのアジテータbの下方のホッパaの底面の開放口に、横軸で回転するスクリューローラよりなる切出装置cを設けて、これの作動で供給ホッパa内の粉末体を切り出し、これを搬送管dにより送り出し、その搬送管dの先端側を小円筒状のコンテナ(ホッパ)eに接続し、それの内部に縦軸で回転するアジテータb’を設け、コンテナeの底部には、定速で回転する縦軸のオーガーよりなる定量繰出機構fを設けておき、この定量繰出機構fの下方に、図2にあるように、搬送機構gにより順次供給されてくるバイアルhを位置させ、そのバイアルhに対し、コンテナe内に送られてきた粉末体が、定量繰出機構fの作動により定量づつ繰り出され、これにより粉末体が所定量投入されたバイアルhが、打栓機iおよび巻締機jを経て、打栓・密封された状態となって送り出されるように構成している。
そして、この粉末充填装置Aは、それの装置の全体を、図2にあるように、無菌性・無塵性を確保するアイソレーターkで囲うか、またはクリーンブース内に設置するが、粉末体を供給ホッパaに投入する作業は、収缶容器に収容して運んできた粉末体を、アイソレーターkの隔壁に設けておく挿入口lから挿入し得る形状に形成した袋等の容器に小わけして、その容器を、作業者が、アイソレーターkの隔壁に設けておく、手袋操作の操作口n・nを介して差し込む手による操作で、挿入口lからアイソレーターk内に挿入し、次いでアイソレーターk内の供給ホッパaに投入するようにするか、クリーンブース内に持ち込んだ収缶容器から、作業員が手袋操作で容器に小わけし、供給ホッパに投入するようにしていて、開放系において行われている。
これと同様の操作・作業を、真空凍結乾燥機に対する液材料の供給、粉砕装置に対する凍結乾燥した原液材の乾燥バルクの供給においても、手作業によりそれぞれ行っているのである。
このことから、従前の医薬等の粉末体を、瓶・容器に充填して密封して製品とするには、各工程の繋ぎの部位が開放系となることで、無菌性・無塵性の確保が困難な問題がある。
ところで、出願人は、食品・薬品等の粉末体の製品を作るに際し、原材料から調整した液材料を、真空凍結乾燥機により乾燥バルクに凍結乾燥する乾燥工程と、その乾燥バルクを粉砕装置で粉砕して粉末体とする粉砕工程とを、クローズドに繋ぎ、液材料の乾燥から粉砕までを密閉式とするクローズドシステムを、特願2001−106128(特開2002−310556号公報)により完成している。
この出願人が開発した手段は、原材料を液材料に調整する調整工程と、凍結真空乾燥機による乾燥工程とを繋ぐ部分も含めてクローズドとする手段である。
このことから、粉砕装置による粉砕工程と、粉末充填装置により粉末体を瓶・容器に充填する充填工程とを、クローズドで繋ぐことが出来れば、液材料の凍結乾燥工程から粉砕工程を経て充填工程により瓶・容器へ充填するまでの一貫システムが密閉式で完成し得るようになって、粉末品を粉末充填装置で瓶・容器に充填するまでの無菌性・無塵性の確保が容易になってくる。
真空凍結乾燥機と粉砕装置との工程間をクローズドに繋ぐのが、真空凍結乾燥機の機体内においてすでに終えていて、真空凍結乾燥機から取出される粉末体を粉末充填装置に供給する間をクローズドに繋げばよいことになるからである。
特開2002−310556
本考案において解決しようとする課題は、真空凍結乾燥機により乾燥された乾燥品が粉砕されて粉末品となった食品・医薬等の粉末体を、粉末充填装置に供給して、瓶・容器に充填し封栓する際の、粉末充填装置に対する粉末体の供給が、無菌・無塵を担保するクローズドの状態において複雑な機構・装置を要することなく、自動で行えるようにする手段を実現することにある。
上述の課題を解決するための本考案による手段は、前述の出願人が開発した特開2002−310556号公報の手段を、課題の解決との関連において検討することで想到した知見に基づいて得られたものである。
即ち、原材料から液材料に調整して、真空凍結乾燥機1で乾燥し、粉砕装置で粉砕した食品・薬品類の粉末体は、それを粉末充填装置Aに供給して、瓶・容器に充填し、封栓するのであるから、粉砕装置で粉砕した粉末体は、それを収容する収缶容器から取り出して、粉末充填装置Aに供給すればよいこと、そのようにするには、収缶容器には、収容した粉末体を取り出す取出口を設けておき、その取出口に収缶容器内の粉末体を順次切り出す切出装置を組付け、これにより切り出した粉末体を搬送管により導いて、粉末充填装置Aの供給ホッパaに供給すればよいことに想到したこと、そして、このように粉末充填装置Aに対する粉末体の供給手段を構成するときは、粉砕装置で粉砕した粉末体を収容する収缶容器は、それを、粉末体の搬送のために移動させる必要がなく、粉砕装置に対して一体的に接続させて粉砕装置と共に固定状態に設置してよいこと、また、固定状態に設置してよいことから、内腔を内周壁が円筒面の円筒状に形成してエアーフィルターを装備せしめた排気管を接続することで、サイクロンを兼ねたものに構成することが可能となり、これにより粉砕装置をそれに装備せしめていたサイクロンを省略して構成を簡略化し得ること、また、収缶容器の底部に設ける取出口に、収缶容器内の粉末体の取り出しのために設ける切出装置は、切り出す粉末体を粉末充填装置Aに送給することから、粉末充填装置Aの定量繰出機構fが、供給されてくる瓶・容器hに対し粉末体を繰り出す作動に支障を生ぜしめない量の粉末体を送り出せればよく、図1、図2に示している従前の粉末充填装置Aが供給ホッパaの底部に組付けている切出装置cの程度の切り出し能力のもので足り、小規模のものでよいことに想到したことにより成されたものである。
そして、このことから、本考案においては、上述の課題を解決するための手段として、請求項1に記載したように、
真空凍結乾燥機1の乾燥品を回収する回収チャンバー14の底部に設けた排出口16を搬送管17により粉砕装置2の受入口20に接続し、その粉砕装置2の取出口21を、収缶容器3に接続し、収缶容器3には底部に取出口32を開設して、そこに、粉末充填装置Aの定量繰出機構fが繰り出す粉末体の繰出量に対応する量の粉末体を切り出す切出装置cを組付け、その切出装置cの切り出し方向の先端側に粉末体を導く搬送管4を接続し、それの先端側を、粉末充填装置Aの粉末体間の供給ホッパaまたは定量繰出機構fに粉末体を供給するコンテナeに接続連通させることを特徴とする粉末充填装置における粉末体の供給装置。
を提起し、これに併せて、請求項2に記載したように、
収缶容器3を、それの内壁面が円筒面となる筒状に形成し、かつ、エアーフィルター30を具備する排気管31を接続して粉末体とエアーとに分級するサイクロンと一体型に構成して、この収缶容器3の底部に取出口32を装設し、その取出口32に、粉末充填装置Aの定量繰出機構fが繰り出す粉末体の繰出量に対応する量の粉末体を切り出す切出装置cを組付けるとともに、切り出す粉末体を導く搬送管4を接続し、その搬送管4の粉末体の誘導方向の先端側を、粉末充填装置Aの粉末体の供給ホッパaまたは定量繰出機構fに粉末体を供給するコンテナeに接続連通させることを特徴とする請求項1記載の粉末充填装置における粉末体の供給装置。
を提起するものであり、また、真空凍結乾燥機1が、多連に並列して設置されるか、真空凍結乾燥機1の能力が、組合せる粉末充填装置Aの、粉末体を瓶・容器hに対し繰り出し充填していく処理能力よりも大きい場合に対処させるために、請求項3に記載したように、
収缶容器3の底部の粉末体の取出口32に、密閉大型ホッパ7を、それの受入口を取出口32に連通させて接続して設け、その密閉大型ホッパ7の底部に粉末体の取出口70を設けて、その取出口70に粉末体を切り出す切出装置cを組付け、その切出装置cの切り出し方向の先端側に粉末体を導く搬送管4を接続して、それの先端側を粉末充填装置Aの粉末体の供給ホッパaまたは定量繰出機構fに粉末体を供給するコンテナeに連通させることを特徴とする請求項1記載の粉末充填装置における粉末体の供給装置。
を提起するものである。
本考案による粉末充填装置における粉末品の供給装置は、真空凍結乾燥機の機体内において無菌性・無塵性を担保するクローズドの状態で製造された粉末体が、切出装置で順次切り出されて、搬送管を介し、粉末充填装置の、粉末体の供給ホッパまたは定量繰出機構と接続するコンテナに、自動で供給されるようになるのだから、粉末充填装置に対し粉末体を、クローズドの状態で供給するのが、適確に、かつ、複雑な機構・装置を要さずに行えるようになる。
また、粉砕装置で粉砕した粉末体を収缶する収缶容器を、サイクロンを兼ねた構成のものとして、サイクロンを省略したときは、全体の構成を簡略化しうる。また、粉末充填装置に対する粉末体の供給を、定量繰出機構と接続するコンテナに対して行うようにしたときは、粉末充填装置に装備される供給ホッパ及びそれの底部に設けられる切出装置を不要とし得るので、粉末体の供給のための機構・装置の簡略化を効果的にする。
本考案による食品・薬品等の密閉式粉末充填装置において、真空凍結乾燥機の機体内において無菌性・無塵性が担保されたクローズドの状態で製造された粉末品を、真空凍結乾燥機の回収チャンバーの底部に設けた取出口、または、回収チャンバーの底部の取出口に接続させて設ける収缶容器に装設する取出口から、順次切り出すように設ける切出装置は、粉末体を、粉末充填装置の定量繰出機構が所定量づつ粉末体を繰り出す作動に不足を生ぜしめない程度において、連続して切り出していけるようになればよく、通常の切出装置に用いられている振動式、スクリューローラ式のものを用いてよいものであり、また粉末充填装置の供給ホッパの底部に用いられているものを利用し、これを付け換えるように用いてよいものである。
また、収缶容器の底部に設けた取出口に装設しておく切出装置、または収缶容器の取出口に接続させた密閉大型ホッパの、底部の取出口に装設しておく切出装置で切りだした粉末体を粉末充填装置に対して送り込む搬送管の先端側は、通常の粉末充填装置が具備する供給ホッパに対して接続してもよく、また、定量繰出機構が粉末体を取出すコンテナに対し接続してもよく、さらに、粉末充填装置は、既存のものが具備している供給ホッパ、コンテナを取り除いた形態に改造し、粉末充填装置に導いた搬送管の誘導方向の終端側に、定量繰出機構による粉末体の繰出しを可能とする小室を形成するように改造することで、粉末充填装置の定量繰出機構に対しダイレクトに粉末体を送り込むようにしてもよいものである。
図3乃至図7は本考案手段の実施の一例を示し、図3は真空凍結乾燥機までを含めた全体の概要図、図4は粉末充填装置部の概要平面図、図5は収缶容器から粉末体を切り出す切出機構部の一部破断した正面図、図6は粉末充填装置の定量繰出機構部の縦断正面図を示し、これら図において、1は原材料から調整した液材料を凍結乾燥する真空凍結乾燥機、2はその真空凍結乾燥機1で乾燥した液材料の乾燥バルクを粉砕する粉砕装置、3は粉砕装置2で粉砕された粉末体を収缶する収缶容器、cはその収缶容器3の底部に接続させて設けた収缶容器3内の粉末体を切り出す切出装置、4はその切出装置cで切り出される粉末体を導く搬送管、Aは粉末充填装置、eは粉末充填装置Aに装備せしめたコンテナ、fは、そのコンテナe内に、切出装置cの作動で搬送管4により送り込まれてくる粉末体を定量づつ繰り出す定量繰出機構、gは前記定量繰出機構fの下方に順次供給されてくる瓶・容器hを供給するよう搬送する搬送機構、iは定量繰出機構fにより、定量の粉末体が投入された瓶hに打栓する打栓機、jは打栓した瓶hの口を巻き締め封栓する巻締機、kは粉末充填装置Aを囲うアイソレーターを示している。
真空凍結乾燥機1は、出願人が開発した前述の特開2002−310556号公報記載の手段に用いられている形態のもので、原材料から調整装置(図示省略)で調整されて送液ラインにより液材料タンクtに送給された液材料を、真空排気系に通ずるコールドトラップに対し連通するチャンバー10の下面側に接続させて設けた直立円筒状のチューブ11の内壁面に噴射して供給し、そのチューブ11の外周に設けたジャケット12に循環さす熱媒体により冷却して円筒状に凍結させ、所定の厚さの円筒状に凍結したところで、その円筒状の液材料の凍結体を、チューブ11の下端側に設けておく支え13により支承させた状態において、熱媒体により昇華熱を与えながら真空排気系の作動で真空に排気することで凍結乾燥させ、その乾燥が終えたところで排気を停め、支え13を解放して円筒状の乾燥品Mを、チューブ11の下方に接続してある回収チャンバー14内に落下させ、その回収チャンバー14の周壁に設けておくノズル15からの噴気により乾燥バルクに破砕し、それを回収チャンバー14内に噴射した噴気の圧力で、底部に設けた排出口16からバルブvを具備する搬送管17で粉砕装置2に送り出すように構成している密閉式の真空凍結乾燥機である。
粉砕装置2は、エアーにより受入口20に送り込まれてくる被粉砕物を、回転するローターにより粉砕する通常のもので、エアーと共に粉砕物が取り出される取出口21は、収缶容器3の受入口に搬送管22を介し接続している。
収缶容器3は、粉砕装置2からエアーと共に送り込まれてくる粉砕物を、受け入れて蓄積する通常の収缶容器でよいものであるが、この例においては、内腔を、内壁面が円筒面となる円筒状に形成し、かつ、エアーフィルター30を装備せる排気管31を接続させて設けることで、粉砕装置2からエアーと共に送り込まれてくる粉砕物を、エアーと粉末体とに分級するサイクロンを兼ねた構成のものとしてあって、エアーはフィルター30を介して外部に取り出し、粉末体は底部の取出口32から取出すようにしている。
収缶容器3は、それの底部に、内部に収容した粉末体を取り出す取出口32が設けてあり、その取出口32は、バルブvにより開閉制御される取出管33を介し切出装置cに接続してある。
切出装置cは、収缶容器3内の粉末体を切り出すよう収缶容器3の底部に設けた取出口32に組み付けたもので、この例においては、モーターmにより横軸で回転するスクリューローラにより構成され、それの切り出し方向の始端側が、収缶容器3の取出口32に設けたバルブvを具備する取出管33の下端の開放口に接続させてあり、切り出し方向の終端側は、切り出した粉末体を所望の個所に導き出す搬送管4に接続している。
粉末充填装置Aは、粉末体を充填する瓶hを順次供給する搬送機構gと、供給される瓶hに対し粉末体を定量づつ投入していくための定量繰出機構fと、その定量繰出機構fが繰り出す粉末体を収容しておくコンテナeと、定量繰出機構fにより所定量の粉末体が投入された瓶hの口に対し打栓する打栓機iと、打栓し終えた瓶hの口をアルミ材の帯を巻き付けて封栓する封栓機jとを具備すること通常の粉末充填装置と変わりがないものであるが、供給ホッパは省略した形態のものとしてあって、前述の切出装置cで切り出されて、搬送管4により導かれる粉末体は、コンテナe・eに対し供給されるようにしてある。
コンテナeは、図6に示しているように密閉容器に形成されて、それの頂部に前述の搬送管4の先端側が接続・連通してあり、内部には、前記搬送管4により供給されてくる粉末体の蓄積量を検出するための、ロアセンサs1とアッパセンサs2が設けてあって、これらセンサs1・s2により切出装置cの作動を制御して、コンテナeに送り込まれる粉末体の量を適量にコントロールするようにしてある。
また、このコンテナeの底部には、定量繰出機構fと接続する部位に、繰出口となる開口51が開設してあり、その開口51の上方におけるコンテナeの内部には粉末体を撹拌するアジテータ52が設けてある。
このコンテナeの開口51から繰り出される粉末体を定量づつ繰り出す定量繰出機構fは、この例においては、図6にあるように、横軸で回転するローター60の周面に、放射状に突出する多数のシリンダ61を取付け、それらシリンダ61のそれぞれの内腔に摺動するピストン62を設けて、そのピストン62がローター60の回転により吸引と吐出の作動を行うようにして、前記コンテナeの開口51に臨んだシリンダ61内のピストン62が吸引作動を行って粉末体を取り込み、そのシリンダ61が180度回転して瓶hの口に臨む位置にきたところで、ピストン62が吐出作動を行って定量の粉末体を瓶h内に投入するローター式のものとなっているが、上下方向の軸芯線で回転する縦のオーガーを用いるなど、他の形態のものを用いる場合がある。
そして、この粉末充填装置Aは、図4にあるように、コンテナe、定量繰出機構f、打栓機i、封栓機j、瓶hの搬送機構g等を、アイソレーターkにより囲うようにしている。
図7は、別の実施例を示している。この例は、前述の実施例において、真空凍結乾燥機1が多連に並設され、それに伴いそれらに接続する粉砕装置2及び収缶容器3が多連に設置されるようになった場合に、その並列する収缶容器3を密閉大型ホッパ7に接続して、これに粉末体を集めるようにしている場合の例であり、切出装置cはその密閉大型ホッパ7の底部に設ける取出口70に組付けてある。
密閉大型ホッパ7は、内部に収容する粉末体を撹拌するアジテータ(図示省略)が設けられ、それの作動で粉末体が取出口70から接続管71を経て、切出装置cの切り出し方向の始端部に、流動していき、切出装置cにより切り出されていくようにしてある。
切出装置cで切り出された粉末体を導く搬送管4は粉末充填装置Aの、コンテナeに接続させてあり、粉末充填装置Aは前述の実施例と同様に構成してある。
真空凍結乾燥機1及び粉砕装置2は前述の実施例のものと同様に構成してあり、また、粉末充填装置A及びそれを囲うアイソレーターkも前述の実施例と変わりがなく、同様に構成してある。
従前の粉末充填装置の要部の一部破断した斜視図である。 同上粉末充填装置の全体の一部破断した正面図である。 本考案を実施せる粉末充填装置の、真空凍結乾燥機及び粉砕装置と組み合わせた状態の全体の概要図である。 同上の粉末充填装置部の概要平面図である。 同上の粉末充填装置の切出装置部の一部破断した側面図である。 同上の粉末充填装置の定量繰出機構部の縦断正面図である。 別の実施例の全体の概要図である。
符号の説明
A…粉末充填装置、a…供給ホッパ、b・b’…アジテータ、c…切出装置、d…搬送管、e…コンテナ、f…定量繰出機構、g…搬送機構、h…瓶(バイアル)、i…打栓機、j…巻締機、k…アイソレーター(またはクリーンブース)、l…挿入口、m…モーター、n…手袋操作の操作口、s1…ロアセンサ、s2…アッパセンサ、v…バルブ、1…真空凍結乾燥機、10…チャンバー、11…チューブ、12…ジャケット、13…支え、14…回収チャンバー、15…ノズル、16…排出口、17…搬送管、2…粉砕装置、20…受入口、21…取出口、22…搬送管、3…収缶容器、30…エアーフィルター、31…排気管、32…取出口、33…取出管、4…搬送管、51…開口、52…アジテータ、60…ローター、61…シリンダ、62…ピストン、7…密閉大型ホッパ、70…取出口、71…接続管。

Claims (3)

  1. 真空凍結乾燥機1の乾燥品を回収する回収チャンバー14の底部に設けた排出口16を搬送管17により粉砕装置2の受入口20に接続し、その粉砕装置2の取出口21を、収缶容器3に接続し、収缶容器3には底部に取出口32を開設して、そこに、粉末充填装置Aの定量繰出機構fが繰り出す粉末体の繰出量に対応する量の粉末体を切り出す切出装置cを組付け、その切出装置cの切り出し方向の先端側に粉末体を導く搬送管4を接続し、それの先端側を、粉末充填装置Aの粉末体間の供給ホッパaまたは定量繰出機構fに粉末体を供給するコンテナeに接続連通させることを特徴とする粉末充填装置における粉末体の供給装置。
  2. 収缶容器3を、それの内壁面が円筒面となる筒状に形成し、かつ、エアーフィルター30を具備する排気管31を接続して粉末体とエアーとに分級するサイクロンと一体型に構成して、この収缶容器3の底部に取出口32を装設し、その取出口32に、粉末充填装置Aの定量繰出機構fが繰り出す粉末体の繰出量に対応する量の粉末体を切り出す切出装置cを組付けるとともに、切り出す粉末体を導く搬送管4を接続し、その搬送管4の粉末体の誘導方向の先端側を、粉末充填装置Aの粉末体の供給ホッパaまたは定量繰出機構fに粉末体を供給するコンテナeに接続連通させることを特徴とする請求項1記載の粉末充填装置における粉末体の供給装置。
  3. 収缶容器3の底部の粉末体の取出口32に、密閉大型ホッパ7を、それの受入口を取出口32に連通させて接続して設け、その密閉大型ホッパ7の底部に粉末体の取出口70を設けて、その取出口70に粉末体を切り出す切出装置cを組付け、その切出装置cの切り出し方向の先端側に粉末体を導く搬送管4を接続して、それの先端側を粉末充填装置Aの粉末体の供給ホッパaまたは定量繰出機構fに粉末体を供給するコンテナeに連通させることを特徴とする請求項1記載の粉末充填装置における粉末体の供給装置。
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