JP3117044U - インクジェット記録用ロール紙 - Google Patents

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直樹 土屋
長谷川  篤
賢治 川瀬
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Abstract

【課題】巻芯部に粘着テープが付着残留せず、ロール紙から紙管を容易に剥離することができ、その剥離時および剥離後に印字手段に損傷を及ぼすことがなく、印字中においては、用紙のカールにより紙端部がヘッドに擦れて印字ヘッドを損傷させることもないようにしたインクジェット記録用ロール紙の提供。
【解決手段】支持体3の表面に少なくとも1層以上のインク受理層4および裏面にバック層5を設けたインクジェット記録用シートを、クラフト紙の螺旋巻紙管である紙管1の外周に接着して巻きつけたインクジェット記録用ロール紙において、バック層の表面に両面強弱粘着テープの弱粘着面2aが接着され、紙管1の外周に両面強弱粘着テープの強粘着面2bが接着され、該粘着テープの弱粘着面の所がロール紙の巻き始め部となることおよび上記バック層5が水溶性樹脂を主体とするものであることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案はインクジェット記録方式を利用した、インクジェット記録用ロール紙に関する。
近年、インクジェットプリンターやプロッターの進歩により、フルカラーでしかも高精細な画像が容易に得られるようになってきた。
インクジェット記録方式は、種々の作動原理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙等の記録用紙に付着させ、画像・文字等の記録を行うものである。インクジェットプリンターやプロッターはコンピューターにより作成した文字や各種図形等の画像情報のハードコピー作成装置として、種々の用途に於いて近年急速に普及している。特に多色インクジェット方式により形成されるカラー画像は製版方式による多色印刷やカラー写真方式による印画に比較しても遜色のない記録を得ることが可能であり、更に作成部数が少ない用途に於いては、印刷技術や写真技術によるよりも安価ですむことから広く応用されつつある。
近年、インクジェット記録方式においても記録用シートと記録用ロール紙を利用することが可能である。記録用シートは枚数が制限され、また、大型のインクジェット記録装置では、記録用ロール紙を使用するのが一般的である。
インクジェット記録方式に使用される記録用ロール紙としては、インク受理層に多量にインクを付着させるので、インクが付着され乾燥した面が縮む現象で用紙のカールが問題となり、紙端部が印字途中でヘッドに擦れ、さらには印字ヘッドを破損することが問題であった。
インクジェット記録方式に使用される記録用ロール紙としては、2インチや3インチ紙管を使用したものが一般的ではあるが、紙管部への接着には通常粘着テープ止めが行なわれているため、紙終わりの巻芯部はテープが付着してしまう問題でインクジェット記録装置のヘッド部に剥がれたテープが付着する問題や、テープが記録装置に付着する問題が生じていた。
また、インクジェット記録用ロール紙の紙終わり部が直接粘着剤により接着されているものもあり、紙管から用紙が剥がれなくなり、駆動がかかったままで用紙が停止状態となって無理な力が掛かり、記録装置を損傷させる問題が生じていた。
両面強弱粘着テープを使用したロールの製造方法として、行なうことも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−309472号公報
従って本考案の課題は、インクジェット記録用ロール紙の終わりの巻芯部に粘着テープが付着残留せず、ロール紙から紙管を容易に剥離することができ、その剥離時および剥離後に印字手段に損傷を及ぼすことがなく、そして印字中においては、インクが付着され乾燥することにより紙の表面が縮む現象に起因して生じる用紙のカールにより紙端部がヘッドに擦れて印字ヘッドを損傷させることもないようにしたインクジェット記録用ロール紙を提供することである。
本考案者等は、インクジェット記録方式のインクジェット記録用ロール紙に関して鋭意検討の結果、支持体3の表面に少なくとも1層以上のインク受理層4および該インク受理層塗布面の裏面にバック層5を設けたインクジェット記録用シートを、クラフト紙の螺旋巻紙管である紙管1の外周に接着して巻きつけたインクジェット記録用ロール紙において、該支持体3の裏面のバック層5の表面に両面強弱粘着テープの弱粘着面2aが接着され、紙管1の外周に両面強弱粘着テープの強粘着面2bが接着され、該粘着テープの弱粘着面の所がロール紙の巻き始め部となることおよび上記バック層5が水溶性樹脂を主体とするものであることを特徴とするインクジェット記録用ロール紙によって上記の課題が解決できることを見出した。
本考案のインクジェット記録用ロール紙は、ロール紙のバック層が水溶性樹脂、例えばポリビニルアルコール等であり、該ロール紙終わり部巻芯部と紙管とを両面強弱粘着テープを使用して、該テープの強粘着面を紙管部に接着し、該テープの弱粘着面をロール紙終わり部巻芯部裏面に接着させることによって、インクジェット記録用ロール紙側に粘着物が無く、ロール紙の最終部まで印字可能とし、さらにインクジェット記録装置での印字ヘッドへの粘着剤の付着による損傷やインクジェット記録装置での粘着剤の付着による損傷が起こらなくしたこと、また、インクが付着され乾燥することにより紙の表面が縮む現象に起因して生じる用紙のカールにより紙端部が印字途中でヘッドに擦れ、印字ヘッドを損傷させることがないよいようにしたことに特徴がある。
インクジェット記録用ロール紙を製造する場合、紙管にインクジェット記録用紙を粘着テープで留めるか、直接紙管に接着剤で接着させる方法を取るが、紙管に直接接着した場合、紙管から用紙が剥がれずに、インクジェット記録装置の送りローラーに負荷が掛かる。また、この場合、装置でエラーを感知して損傷の原因になる。粘着テープを使用した場合、粘着テープをインクジェット記録用紙のインク受容層の表面と紙管に粘着テープを使用した場合、紙管から粘着テープが剥がれ、インクジェット記録用紙に粘着テープが貼りついた状態になり、粘着テープがインクジェット装置内部に接着したり、印字ヘッドに粘着テープが貼りついたりする現象が起こりやすくなり、機械を損傷させる原因となる。
バック層5が水溶性樹脂を主体としたものであるために、インクジェット記録用ロール紙のインク受理層に多量にインクを付着させた場合に紙の表面が縮む現象が軽減されるために、用紙のカールにより紙端部が印字ヘッドを損傷させることがなくなる。
更に、本考案の場合、インクジェット記録用ロール紙を製造する際に、紙管に両面強弱粘着テープを使用し、強粘着面を紙管に接着させ、インクジェット記録用紙のインクジェット受容層裏面に弱粘着面を接着させていることにより、インクジェット記録装置の損傷が更に生じ難いインクジェット記録用ロール紙を製造することを可能としている。
実施例:
以下、実施例により本考案を詳細に説明するが、本考案の内容はこれに限定するものではない。また、実施例において示す「部」及び「%」は特に明示しない限り重量部及び重量%を示す。
<インク受容層塗工液組成>
インク受容層の塗被組成物は、合成非晶質シリカ(サイロジェットP−412:グレースデビソン社製)100部、ポリビニルアルコール(PVA117:クラレ社製)40部とし、混合調液した。
<光沢発現層塗工液組成>
光沢発現層の塗被組成物は、有機カチオン処理されたコロイダルシリカ(Cab−O−Sperse PG022:キャボット社製)100部、ポリビニルアルコール(PVA117:クラレ社製)5部、カチオン性染料定着剤(パピオゲンP−105:センカ社製)5部とし、混合調液した。
支持体表面にインク受理層10g/mを設け、さらにその上層に光沢発現層10g/mを設けたインクジェット記録用シートのインク受理層塗布面の裏面にポリビニルアルコール1%を用いて裏面加工してバック層を設けたインクジェット記録用シートを作成した。
[比較例1]
実施例1の裏面加工を水にて行い、インクジェット記録用シートを作成した。
[ヘッド擦れ]
得られたインクジェット記録用シートに、エプソン社製インクジェットプロッター(PX−10000)にて印刷可能な限りの幅になるように黒べた約50cmを印字し、ヘッドの擦れを目視で評価した。感覚的にヘッド擦れをしないものを○、感覚的にヘッド擦れをしたものを×として評価した。
Figure 0003117044
表1からは、バック層が水溶性樹脂を主体とする層よりなる場合には、ヘッド擦れが生じないことが判る。
紙管に両面強弱粘着テープ(セメダイン株式会社製:TP−706)により、強粘着層の面を紙管に接着し、弱粘着面の面を実施例1で得られたインクジェット記録用紙のインクジェット受容層のバック層の面に接着させてインクジェット記録用ロール紙を作成した。
[比較例2]
紙管に両面強弱粘着テープ(セメダイン株式会社製:TP−706)により、弱粘着層の面を紙管に接着し、強粘着層の面を実施例1で得られたインクジェット記録用紙のバック層の面に接着させてインクジェット記録用ロール紙を作成した。
[比較例3]
紙管とインクジェット記録用紙のインク受容層表面に粘着テープ(ニチバン株式会社製:建築用<ホワイト>マスキングテープNo.251)により接着させてインクジェット記録用ロール紙を作成した。
[比較例4]
紙管とインクジェット記録用紙のインク受容層裏面を粘着剤(クラリアントポリマー株式会社製:モビニール590S)を用いて接着させてインクジェット記録ロール紙を作成した。
[ヘッド破損]
粘着テープが紙管側に残りロール紙側に粘着テープが残らないことによりヘッド破損の可能性がまったく無い状態であったものを○、粘着テープが紙管に接着せずにロール紙に粘着テープが残ったものを×、紙管からロール紙が剥がれなかったものを××と評価した。
Figure 0003117044
表2からは、強粘着層の面を紙管に接着し、弱粘着層の面をインクジェット記録用紙のバック層の面に粘着させた場合だけ、ヘッド破損が生じないことがわかる。
図面は、本考案のインクジェット記録用ロール紙の一例を図示したものである。
符号の説明
1・・・紙管
2a・・・弱粘着層
2b・・・強粘着層
3・・・ロール紙支持体
4・・・インク受理層
5・・・バック層







Claims (2)

  1. 支持体3の表面に少なくとも1層以上のインク受理層4および該インク受理層塗布面の裏面にバック層5を設けたインクジェット記録用シートを、クラフト紙の螺旋巻紙管である紙管1の外周に接着して巻きつけたインクジェット記録用ロール紙において、該支持体3の裏面のバック層5の表面に両面強弱粘着テープの弱粘着面2aが接着され、紙管1の外周に両面強弱粘着テープの強粘着面2bが接着され、該粘着テープの弱粘着面の所がロール紙の巻き始め部となることおよび上記バック層5が水溶性樹脂を主体とするものであることを特徴とするインクジェット記録用ロール紙。
  2. 該インクジェット記録用ロール紙のインク受理層最上層に光沢発現層が積層されたことを特徴とした。請求項1記載のインクジェット記録用ロール紙。
JP2005007807U 2005-09-22 2005-09-22 インクジェット記録用ロール紙 Expired - Lifetime JP3117044U (ja)

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