JP3116909U - 褥瘡治療具 - Google Patents
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Abstract
【課題】深い褥瘡で感染が心配される病状の褥瘡治療に適し、治療の祭に患者に負担がかからず、そのうえ処置をする介護者などが不便を感じることがない。
【解決手段】少なくとも1つの支持体がポリエチレン不織布又はポリエチレンフィルムから成る2枚のシートによって挟み褥瘡治療用の軟膏が支持されてなることを特徴としている。
【選択図】図1
【解決手段】少なくとも1つの支持体がポリエチレン不織布又はポリエチレンフィルムから成る2枚のシートによって挟み褥瘡治療用の軟膏が支持されてなることを特徴としている。
【選択図】図1
Description
本考案は褥瘡治療具に関する。さらに詳しくは、深い褥瘡で感染が心配される病状の褥瘡治療に適用され得る褥瘡治療具に関する。
褥瘡には、皮膚壊死が真皮までにとどまる浅い褥瘡と、皮下脂肪組織以下に及ぶ深い褥瘡とがある。浅い褥瘡は1〜2週間で治癒させることができるが、筋肉までにも壊死が及ぶような深い褥瘡では、治癒までに半年〜1年以上かかることもある。
深い褥瘡が治ってゆく過程は、褥瘡の創面の色に反映される。通常は、つぎの表に示すとおり、黒色期、黄色期、赤色期、白色期の順で褥瘡の病状が推移する。
褥瘡(床ずれ)による褥創部位の保護及び治癒促進、擦過部位の保護に好適な創傷保護用絆創膏を提供することを目的とした褥瘡治療具として、プラスチックフィルムからなる基材と、この基材の片面に設けられた弾性ポリマーを主成分とする疎水性粘着剤と、この疎水性粘着剤の上に設けられた親水性粘着材と、この親水性粘着材の上に貼着されかつ粘着面をカバーするように設けられた離型紙とを含むことを特徴とする創傷保護用絆創膏が知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、柔軟性、耐久性、ずれ緩和性、接触圧分散性に優れた褥瘡(床ずれ)予防・治療に有効な積層体および該積層体からなるクッション材を提供することを目的とした褥瘡治療具として、熱可塑性エラストマーより形成された少なくとも片面に複数の凸部を有するシート状構造体(A)と、熱可塑性樹脂より形成された連続線状体のランダムなループ状またはカール状の隣接する線状体の相互を接触絡合してなる嵩密度が0.01〜1.0g/cm3の空隙を有する三次元構造体(B)とを、シート状構造体(A)を構成する凸部が、三次元構造体(B)と接触するように積層してなる積層体および該積層体からなるクッション材が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、特許文献1および2に開示された褥瘡治療具は、膚壊死が真皮までにとどまる浅い褥瘡の治療に適したものであるが、深い褥瘡で感染が心配される病状の褥瘡治療に適していない。
また、褥瘡の治療薬であるポビドンシュガー製剤は、広口ビンやチューブに入った軟膏として販売されているが、その製剤の特徴として軟膏の硬さがやや硬く、ビンやチューブから必要量を取り出すことに労力が必要である。すなわち、少し練るとやや柔らかくなるが、しばらく置いておくと硬くなってしまうのである。また、処置をする介護者等には女性も多く、不便を感じることも多い。
さらに、ポビドンシュガー製剤を使用する褥瘡は、深く、大きな褥瘡であることが多いため、比較的多くの軟膏を患部に塗る必要があるが、軟膏自体がやや固めで塗りにくいため、軟膏を患部全体にまんべんなく塗ることは患者にとっても負担である(すなわち、硬い軟膏を塗るためには力を加えて塗る必要がある)。
本考案は、深い褥瘡で感染が心配される病状の褥瘡治療に適し、治療の際に患者に負担がかからず、そのうえ、処置をする介護者等が不便を感じることがない褥瘡治療具を提供することを目的とする。
本考案の褥瘡治療具は、少なくとも1つの支持体に褥瘡治療用の軟膏が支持されてなることを特徴としている。
また、前記支持体が、前記軟膏を狭持する2枚のシートから構成されていると、一方のシートを剥がすだけで簡単に軟膏を取り出すことができ、取り出した軟膏を患部にあてがい、他方のシートを剥がすだけで患部への軟膏の塗布が完了するので好ましい。
また、前記2枚のシートによって狭持された前記軟膏が密封包装されてなるようにすることもできる。
また、前記2枚のシートがポリエチレン不織布またはポリエチレンフィルムであると、シートが軟膏から剥がれやすいため、平板状に形成された軟膏のみを取り出すことができるので、好ましい。
本考案によれば、軟膏の取出しが簡単であり、かつガーゼや患部に塗り広げる手間が省ける褥瘡治療具を提供することができる。
実施の形態1
本考案の褥瘡治療具を添付図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
本考案の褥瘡治療具を添付図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
図1は本考案の褥瘡治療具の一例を示す分解斜視図、図2は参考例にかかわる褥瘡治療用軟膏の容器の一例を示す断面説明図、図3は参考例にかかわる褥瘡治療用軟膏の容器の他の例を示す斜視図、図4は参考例にかかわる褥瘡治療用軟膏の容器のさらに他の例を示す斜視図、図5は参考例にかかわる褥瘡治療用軟膏の容器のさらに他の例を示す斜視図である。
本考案の褥瘡治療具1は、少なくとも1つの支持体に褥瘡用の軟膏が支持されている。
図1(a)および(b)に示されているように、本実施の形態においては、支持体が、褥瘡治療用の平板状の軟膏4を狭持する2枚のシート2、3から構成されている。このため、2枚のシート2、3のうち、一方のシートを剥がすだけで簡単に褥瘡用の軟膏4を取り出すことができ、取り出した軟膏を患部にあてがい、他方のシートを剥がすだけで患部への軟膏の施用を完了することができる。
図1(a)に示された褥瘡治療具1の場合、平板状の軟膏4は、一辺の長さがたとえば1〜15cmの長さと約0.01〜5mmの厚さの平板状の形態であるので、褥瘡の大きさが大きくても1枚の平板状の軟膏4で患部を覆うことも可能であり、また複数枚の平板状の軟膏4を組み合わせて患部を覆うことも可能である。しかし、軟膏4はかかる形態に限られることなく傷バンドに適用されるような帯状の形態や、図1(b)に示されるような、たとえば直径が1〜15cmの大きさの円形のもの、楕円状や長円状のもののほか、これらの2種以上を組み合わせた形態であってもよい。
本実施の形態の場合、2枚のシート2、3の材質としては、ロウ紙や、油紙、樹脂をコーティングした紙、エンボス処理をしたフィルムを用いることができる。シート2、3の大きさとしては、とくに制限はないが、たとえば、正方形のシートの場合(1〜15cm)×(1〜15cm)の範囲が好ましい。一方、円形のシートの場合、直径は1〜15cmの範囲が好ましい。
褥瘡治療用の軟膏としては、ポビドンシュガー軟膏(白糖とポビドンヨードとを混ぜ合わせた軟膏)が好適に用いられる。そして、平板状の軟膏4の厚さは、前述のようにたとえば0.01〜5mmの範囲が好ましい。
2枚のシート2、3によって狭持された平板状の軟膏4は、アルミニウムフィルムなどで密封包装されるようにすることもできる。このようにすると、使用時に2枚のシート2、3によって狭持された平板状の軟膏4を取り出せばよいので、汚染を防止することができるので好ましい。
また、2枚のシート2、3がポリエチレン不織布またはポリエチレンフィルムであると、シート2、3が平板状の軟膏4から剥がれやすいという利点がある。
つぎに、参考例にかかわる褥瘡治療用の軟膏が収容される容器を説明する。
参考例
図2を参照すると、容器10は閉じられた内部空間を有しており、内部空間内に褥瘡治療用の軟膏4が収容される。容器10の材質としては、たとえばアルミニウムフィルムが用いられる。
図2を参照すると、容器10は閉じられた内部空間を有しており、内部空間内に褥瘡治療用の軟膏4が収容される。容器10の材質としては、たとえばアルミニウムフィルムが用いられる。
容器10の直径Dは5〜20mm程度であり、長さLは20〜100mm程度である。図2の容器の場合、容器10内に一回使用分程度の軟膏4を充填しておけば、必要なときに、軟膏4搾り出せばよい。患部の大きさに応じて使用する容器の本数を決めればよい。
図3を参照すると、図2の容器10の変形例が示されている。図3(a)に示された容器10は、細長いチューブ状のフィルムからなり、このチューブ状の容器10内に褥瘡治療用の軟膏4が収容される。図3(a)の容器10の場合、容器10の長さ方向に接着されたテープ11の自由端を摘んで引っ張って剥がせばチューブ状の容器10が破れ、容器10内から筒状の軟膏4を取り出せるので、褥瘡の形状に合わせて筒状のまま患部に軟膏4を詰め込む。図3(b)の容器は、テープ11が円周状に設けられているが、作用効果は図3の(a)と同じである。
図4を参照すると、カップ状の容器10に褥瘡治療用の軟膏4が充填されている。容器に10には蓋12が設けられており、必要なときに、蓋12を剥がして軟膏4を押し出して使用する。容器10の材質としては、たとえばPP(ポリプロピレン)などの合成樹脂を採用することができ、蓋12の材料としては、たとえばアルミニウムフィルムを採用することができる。また、容器10内に充填される軟膏4の直径は15〜100mm程度であり、厚さTは5〜20mm程度が好ましい。このように容器10が構成されていると、容器10内に一回分の軟膏4が充填されることになり、蓋12を剥がして軟膏4を押し出して使用することができる。
つぎに、図5を参照すると、複数の容器10から構成されており、個々の容器10の開口部10aにはフランジ部10fが形成されている。そして、容器10には、たとえばアルミニウムフィルムからなる蓋12が設けられている。
複数の容器10はフランジ部10fを介して互いに接続されている(図では9個の容器が接続されている)。隣り合う容器10間のフランジ部10fは図示されているようにミシン線13を刻設しているので分離しやすいという利点がある。しかし、分離を容易にすることはフランジ部10fを薄肉にすることによっても達成される。このように、複数の容器10が分離可能に接続されていると、数日分にわたって使用する容器10をセットで提供できるという利点がある。
1 褥瘡治療具
2、3 シート(支持体)
4 軟膏
10 容器
11 テープ
12 蓋
2、3 シート(支持体)
4 軟膏
10 容器
11 テープ
12 蓋
Claims (4)
- 少なくとも1つの支持体に褥瘡治療用の軟膏が支持されてなる褥瘡治療具。
- 前記支持体が、前記軟膏を狭持する2枚のシートからなる請求項1記載の褥瘡治療具。
- 前記2枚のシートによって狭持された前記軟膏が密封包装されてなる請求項2記載の褥瘡治療具。
- 前記2枚のシートがポリエチレン不織布またはポリエチレンフィルムである請求項2または3記載の褥瘡治療具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005007760U JP3116909U (ja) | 2005-09-21 | 2005-09-21 | 褥瘡治療具 |
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JP2005007760U JP3116909U (ja) | 2005-09-21 | 2005-09-21 | 褥瘡治療具 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2005
- 2005-09-21 JP JP2005007760U patent/JP3116909U/ja not_active Expired - Fee Related
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