JP3116487U - スリッパ - Google Patents

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正裕 真野
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株式会社マノ・コーポレーション
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Abstract

【課題】消音効果を持たせることができると共に、汚れにくく、また耐久性に優れたスリッパを提供する。
【解決手段】底部12が、上底部20と下底部30とからなり、下底部30は、芯材と、合成繊維からなる立体メッシュシート34とからなり、該立体メッシュシート34は、該芯材の下面及び側面全体を包囲してその縁部が芯材の上面に達しており、上底部20と下底部30とが、立体メッシュシート34の縁部を挟んで、縫製または接着等の結合手段によって一体化され、底部12の下面全体が立体メッシュシート34で覆われる。
【選択図】図3

Description

本考案は、室内履きとして使用されるスリッパに関し、特に消音効果を持つスリッパに関する。
従来、室内履きとして使用されるスリッパの多くの底部の下面が、ビニール材によって覆われた構成となっている。このようなスリッパでは、歩行時にビニール材が床材に接地する際に騒音が発生し、階下の部屋へも騒音を発生し、深夜の近隣住民の睡眠を阻害する、という問題がある。かかる騒音は、ビニール材に通気性がないために、スリッパの底部が床面に密着する際に、空気が圧縮されて密閉音を発生し、及び/または、床面と密着すると真空状態になり、歩行前進するために床面から離脱する際に、「パカ」という剥離音が発生することに起因するものと考えられる。また、ビニール材に汚れが付着すると、床面と離脱の際に「ペタペタ」音が発生することもある。
このような騒音を回避するために、通気性のある素材として天然繊維織物等を下面に使用したものも知られているが、かかる天然繊維織物の場合には、床面の汚れが付着しやすく、スリッパの下面が汚れる、という問題がある。
また、特許文献1または2では、底部の下面に、通気性のあるメッシュシートを使用したスリッパを開示している。しかしながら、かかる特許文献の構成では、メッシュシートの縁部をテープ状の布地で押さえて布地と共に縫製することで、固定しており、布地を縫製するために細い糸を使用せざるを得ず、布地が傷みやすく、耐久性に欠けるという問題がある。
特開2000−316601号公報 登録実用新案第3027374号公報
本考案は、かかる課題に鑑みなされたもので、その目的は、消音効果を持たせることができると共に、汚れにくく、また耐久性に優れたスリッパを提供することである。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の考案は、底部が、上底部と下底部とからなるスリッパにおいて、下底部は、芯材と、合成繊維からなる立体メッシュシートとからなり、該立体メッシュシートは、該芯材の下面及び側面全体を包囲してその縁部が芯材の上面に達しており、
上底部と下底部とが、前記立体メッシュシートの縁部を挟んで、縫製または接着等の結合手段によって互いに一体化され、底部の下面全体が立体メッシュシートで覆われることを特徴とする。
請求項2記載の考案は、前記立体メッシュシートが、網目状に編製された表面と、任意に編製された裏面と、該表面と裏面との間を柱状に繊維が繋ぎ止める中間層と、からなる3層の形態をなしており、裏面を内側にして芯材を包囲していることを特徴とする。
請求項3記載の考案は、底部の下面を覆う前記立体メッシュシートの一部分に粗面を下方に向けた滑り止め材が縫製されることを特徴とする。
本考案によれば、底部の下面全体が立体メッシュシートで覆われることになるために、通気性を持たせることができる。このため、歩行の際の床面との接地に際して空気の圧縮や真空を発生させないために、衝撃音の発生を防ぐことができる。
また、合成繊維からなる立体メッシュシートは、天然繊維織物に比較して、撥水性があり汚れにくい。さらには、立体メッシュシートが底部の下面全体を覆うことになるので、立体メッシュシートを固定するための布地などを下面に露出させる必要がなく、耐久性を向上させることができる。
立体メッシュシートを用いることで、クッション性を持たせることができ、歩行時の衝撃を緩和させ、音響を吸収することもできる。特に、立体メッシュシートを柱状の繊維を有する3層の形態とすることにより、その柱状の繊維が変形することで、良好なクッション性を持たせることができる。さらには、通気性と共に編み組織に通水性があるために、洗濯した場合に短時間で乾燥させることができる。
結合手段によって下底部と一体化される上底部は、立体メッシュシートを備える下底部とは独立にデザインすることができるため、デザインの自由度を広げることができる。
また、立体メッシュシートの一部分に滑り止め材を縫製することで、滑り止め効果を持たせることもできる。滑り止め材は、メッシュシートでなくても、立体メッシュシートの一部分に縫製されるだけであるので、消音効果に影響を与えることはない。
以下、図面を用いて本考案の実施の形態を説明する。尚、本考案は下記実施形態に限定されるものではない。
図1ないし図3は本考案のスリッパを表す全体図である。このスリッパ10は、全体として、底部12と、甲被部14とから構成され、底部12は、さらに、上底部20と下底部30とから構成される。
上底部20は、任意の構成とすることができるが、この例の場合、図5に示すように、上底部20は、合成ゴム材等からなる芯材22と、芯材22の上側に積層されるウレタン等からなるクッション材24と、クッション材24の上側に積層される表布材26と、これら積層物の側面を覆う側布材28と、から構成される。側布材28の上縁28aは、表布材26の縁部に縫い付けられており、この際に、甲被部14の端部も合わせて縫い付けられる。そして、表布材26、クッション材24及び芯材22は、積層されて接着等により一体化されており、さらに、表布材26に上縁28aが縫い付けられた側布材28は折り返されて、積層物の側部を包むようにして、その下縁28bが積層物の下面に接着されている。
一方、下底部30は、合成ゴム材等からなる芯材32と、立体メッシュシート34とから構成される。立体メッシュシート34は、例えば、ダブルラッセルメッシュと称されるものを使用することができ、図7に示すように、ポリエステル、ビニロン、ナイロン等の撥水性のある強靭な合成繊維が、円形、楕円形、四角形、六角形等の網目状に編製された表面34aと、ニット状に編製された裏面34bと、該表面と裏面との間を柱状に橋渡しされた中間層34cと、からなる3層の形態をなしているとよい。これにより、撥水性、通気性、弾力性を持たせることができる。
この立体メッシュシート34は、その裏面34bを内側として、芯材32の下面及び側面全体を包囲しており、その縁部34dが、芯材32の上面で重ね合わされて、そこで接着剤によって芯材32に接着される。
上底部20と下底部30とは、図6に示すように、重ね合わされて、接着剤によって互いに接着されると共に、その縁部が縫製(S)されることで、立体メッシュシート34の縁部34dを挟んで一体化される。このときに、縫製するのに使用する糸はタコ糸のような太い糸や合成繊維のような強度の高い糸とすることができる。
尚、任意には、図8に示すように、立体メッシュシート34の一部に、表面の粗い布等からなる滑り止め材36を縫製により縫い付けることも可能である。
このようにして構成されたスリッパ10においては、底部12の下面全体が立体メッシュシート34によって覆われることになるために、歩行の際の床面との接地に際して、空気が立体メッシュシート34内を通過して逃げることができ、空気が圧縮されることなく分散され、また、真空状態にも至らないために、衝撃音の発生を防ぐことができる。さらには、立体メッシュシート34によるクッション性により、歩行時の衝撃を緩和させて、床面に着地した際に発し易い衝撃音も防ぐことができる。
さらには、立体メッシュシート34自体は合成繊維で構成されるために、汚れにくく、また、洗濯する際に、上底部20と下底部30との間に水が浸入したとしても、立体メッシュシート34の繊維材質による撥水性及び編み組織による通水性により、水分が残りにくいので、迅速に乾燥させることができる。
また、スリッパ10は、底部12の下面全体が立体メッシュシート34にて覆われるために、耐久性にも優れ、騒音に対しても優れたものとすることができる。即ち、立体メッシュシート34を固定するためのテープ状の布地などが不要となっており、且つ、上底部20とした下底部30とが互いに縫製によって連結されて一体化されるために、簡単に製造することができ、高い強度を持ち、耐久性に優れる。また、この例では、下底部30にのみ立体メッシュシート34が使用されているだけであるので、コストの高い立体メッシュシート34の使用部分を限定することにより、経済性に優れたものとすることができる。
以上で説明した、上底部20の構成及び上底部20と下底部30との結合は、外縫いタイプであったが、上底部20と下底部30とで甲被部14の両端または縁部及び立体メッシュシート34の縁部34dを挟み、甲被部14の内側を通り、上底部20と下底部30と縁部34dを縫製する吊込みタイプ(内縫いタイプ)であってもよく、または、上底部20と下底部30とを縫製なしに接着剤によって接着するタイプであってもよい。つまり、上底部20及び甲被部14の構成は、立体メッシュシート34を備える下底部30とは独立に自由に選択することができるので、そのデザインは任意の様々な形状とすることができ、また、例えば表布材26の素材を適宜選択することにより、冬用の防寒的、または、夏用の清涼的なスリッパとすることもできる。
本考案のスリッパの実施形態を表す全体斜視図である。 図1のスリッパの全体側面図である。 図1のスリッパの下方から見た全体斜視図である。 図1のスリッパの上底部と下底部の分解斜視図である。 図2の5−5線に沿って見た上底部と下底部のそれぞれの断面図である。 図2の5−5線に沿って見た断面図である。 (a)は立体メッシュシートの拡大斜視図、(b)は(a)のb−b断面図である。 本考案のスリッパの滑り止め材を有する実施形態を表す下方から見た斜視図である。
符号の説明
10 スリッパ
12 底部
20 上底部
30 下底部
32 芯材
34 立体メッシュシート
34a 表面
34b 裏面
34c 中間層
34d 縁部
36 滑り止め材

Claims (3)

  1. 底部(12)が、上底部(20)と下底部(30)とからなるスリッパにおいて、
    下底部(30)は、芯材(32)と、合成繊維からなる立体メッシュシート(34)とからなり、該立体メッシュシート(34)は、該芯材(32)の下面及び側面全体を包囲してその縁部(34d)が芯材(32)の上面に達しており、
    上底部(20)と下底部(30)とが、前記立体メッシュシート(34)の縁部(34d)を挟んで、縫製または接着等の結合手段によって互いに一体化され、底部(12)の下面全体が立体メッシュシート(34)で覆われることを特徴とするスリッパ。
  2. 前記立体メッシュシート(34)は、網目状に編製された表面(34a)と、任意に編製された裏面(34b)と、該表面と裏面との間を柱状に繊維が繋ぎ止める中間層(34c)と、からなる3層の形態をなしており、裏面(34b)を内側にして芯材(32)を包囲していることを特徴とする請求項1記載のスリッパ。
  3. 底部(12)の下面を覆う前記立体メッシュシート(34)の一部分に粗面を下方に向けた滑り止め材(36)が縫製されることを特徴とする請求項1または2記載のスリッパ。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101122874B1 (ko) * 2008-05-31 2012-03-20 최리나 실내화

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