JP3116369U - 電気モーター野菜加工器 - Google Patents

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Abstract

【課題】野菜や加工用途に応じた回転速度が得られる。半密封構造とすることで加工した野菜等が飛散する事なく回収できる。切削加工部が製作容易になり、軽量化できた。加工部を含めて水洗いできるし、容器本体を着脱して水洗いできるなどの改良効果が得られる、電気モーター野菜加工器を提供する。
【解決手段】変速機能のあるモーターを使う。野菜の切削加工部に金属刃を使用せず、プラスチック製の凹凸面を利用する。野菜の切削加工部を半密封容器内に収納する。加工粉や加工液の収容部を着脱可能な構造にする。
【選択図】図2

Description

考案の詳細な説明
[考案が解決しようとする課題]
電気モーターの回転力で野菜の皮むきや加工をすると、加工した野菜が周囲に飛散するので加工は可能だが実用にならない。また切削加工部を金属刃にすると切り傷や巻き込みによる危険があり、不安感が伴う。また重量大になり、価格が高くなり、装置も大型になり、振動もひどくなるなどの問題点を有していた。安全装置も複雑で、水洗いも困難だった。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、家庭用扇風機の変速機構を採用する。切削加工部の周囲を半密封構造にする。業務用途以外の一般製品には合成樹脂加工あるいはプラスチック加工による切削加工部を採用する構造とした。
[考案の効果]
野菜や加工用途に応じた回転速度が得られる。半密封構造とすることで加工した野菜等が飛散する事なく回収できる。切削加工部が製作容易になり、軽量化できた。加工部を含めて水洗いできるし、容器本体を着脱して水洗いできるなどの改良効果が得られた。
図面8の加工済み野菜の収容部を着脱することで、作業を何回でも繰り返すことができ、皿に盛ることができる。
切削加工部は加工対象が野菜や果物なので、わずかな凹面や凸面を連続あるいはランダムに配置するだけで皮むきからみじん切り(野菜おろし)までこなすことが出来る。工夫すれば、各種の野菜調理たとえば千切りなどもできるようになる切削加工部が開発可能である。本考案は当初の加工対象を大根、人参、山芋などのみじん切り(野菜おろし)としていたので加工野菜の挿入部は深く設計されていたが、モーターの回転力の野菜に与える特殊性から野菜の皮むきもこなせることが明らかになったので、加工器本体への接続部2を上部に2ケ所作ると対応出来るようになる。
野菜のみじん切り機器に使ったり、野菜や果物の皮むき機器に使ったり出来る。加工対象が鉄や木材ではないので強度は弱めでも良い。
野菜加工器本体を直接モーターに取り付けるよりも、モーターに金枠を取り付け固定してから、加工器収納容器を取り付け取り外しできるようにしても良い。ゴムパッキンなどで防水処理する必要がある。
大根おろしなどが簡単高速にできるようになった。
りんご、梨などの果物の皮むきもできるが、馬鈴薯(じゃがいも)の皮むきは果汁が飛散するので作業用の腕あて着用が安全である。こうすれば台所を清潔に保つことができる。プラスチック切削方式なので、手を切ったりする危険性は少なくなった。包丁なら安全などという常識は誤解で、子供が包丁で皮をむく方がよほど危険が多い。
加工器本体の正面側の切削加工部は、性能強化すなわち多機能化の為で無くても構わない部分だが、アタッチメント取り替えに使える。
本考案の製品は、市販されている一部の家庭用扇風機にそのまま取り付けて使用できるようにつくられている。扇風機の羽根のロック機構がそのまま利用でき、切削加工部が作業中に脱落することがない。家庭用の扇風機は原理的にはどれも似ているが、首振り機能は不要になるし、タイマー機能などもかならずしも必要ではない。左右よりも前後への首振り機構が頑丈でボルトナットで固定出来る製品が望ましい。
以前は切削加工部に金属刃を使用し、安全機構を付加し、開放型だったが、本考案では切削加工部にプラスチックの凹凸面を利用し、密封型容器を利用した。プラスチック加工刃は製作容易で、パターンで製作できる。
またパターン方式の場合は、合成樹脂管や金属管にも応用できるので、素材の調達が容易であり、業務用の製品にも対応できる。交換部品として安価に製造できる。手動による野菜加工と違って、電動モーターによる野菜加工はわずかな力で十分こなせる。みじん切りが主目的なので、切削加工部の凹凸は鋭利にする必要がない。表面を全体にみじん切りすることで結果的に皮むき作業までこなせるという原理になっている。滑らかに野菜皮むきできるわけではないが、ある程度できますと言うことです。
切削加工部の各切削面を鋭利に仕上げるなら、より滑らかに仕上がることになる。包丁の場合はあまり言わないが、作業時は手袋着用するのが安全だし、慣れるまで無理な作業は控えたほうが良い。プラスチック材料の場合は、少し鋭利にしても手を切ることはほとんどない。金属管の場合も扇風機の回転速度が余り速くないので、大ケガする心配はないが扇風機には転倒する危険もあるので専用機で使うのが良い。
[補足説明]
本考案の応用例としての図面は、より安価に、より簡単にを考慮して家庭用扇風機で使用できるように作られている。より複雑な加工処理のできる切削方法も考案されるかもしれないが、専用の架台による野菜加工機器とする方が使いやすいし、不意の事故が防げると思う。
モーターとスイッチ類を一体化し、切削加工部を含めて1ボックス化して、鉛筆削り器のように引き出し式に出来上がり品を取り出す方法も考えられるし、その方がより小型化できる。
また業務用の場合は大量生産のために、ステンレス加工刃を採用した方が良いかもしれない。ステンレス管を加工したパーツの方が安全性が高いし、製作も容易であるように思われる。
野菜加工製品なので、それほど鋭利シャープにする必要がない。
とにかく皮がむければよいのなら、とにかくみじん切りが出来れば良いのなら、切削加工部の形式は余り気にする必要がない。また、あまりシャープにすると危険な場合があるし、今度はみじん切りができない。
皮むきの作業時は蛇腹から手をいれるか、透明の腕あてを着用することにより、加工品の散乱を防止した清潔な作業が可能になる。食器フードのような開閉可能なフードを加工機器の周囲に配するなら、さらに予期せぬ野菜粉の散乱を防止できる。深い丸型食品容器(フタ付き)を加工し引き出しを取り付け時計型にするとか、深い角型食品容器の下部に引き出しをつけるなどして似たような機能製品を作ることもできる。フタ側に透明の蛇腹をラッパ型に付けることで、加工粉や加工液の散乱を防止できる。防水対策を工夫する必要がある。フタを着脱することで、全体の水洗いが簡単になる。フタに丸い枠をつけても良い。
四角い金魚鉢の中に、あるいは似たような透明ケースの中に本体を収納し、開閉可能な蓋をつけておき、適時飛散防止膜(枠)を利用して作業する方法もある。そのほうが見栄えが良いし、収納も楽になる。
軽いプラスチック切削加工部(刃)があれば各種開発可能になる。
家庭用扇風機のモーターは巻き込まれによる危険防止の為にその出力を小さくしているので、余り無理な力が加わると止まってしまうように作られている。野莱加工機器のモーターに利用するときも、野菜ゆえにその出力は大体丁度であると考えられるし、実験でも特に問題がなく良い結果が出ている。同じように余り無理な力が加わると止まるので、一度離して少し待ち、作業を再開すると良い。扇風機としての安全機構がそのまま採用でき、役に立つことが確認できた。
複雑な野菜加工や調理作業に対応する切削加工刃は未開発だが、推測することはできる。きゅうりなどは、本考案の正面側の皮むき用加工部を使って加工することができ、散乱防止対策の方が問題になる。
まずはみじん切りや皮むきが先であるし、料理家ではないので細かいことまでは余り言及できない。
[図1] 野菜加工器の正面図である。
[図2] 野菜加工器の平面図である。
[図3] 野菜加工器の側面の断面図である。
符号の説明
1 野菜加工器の上部キャップ 2 キャップ1と容器本体との接続部 3 野菜加工器の本体 4 正面側のキャップ9を外した時の断面 5 正面側の切削加工部 6 切削用の凸部あるいは凹部 7 加工器本体3と加工済み野菜収容部8の接続部 8 加工済み野菜収容部 9 正面側の切削加工部の保護キャップ 10 加工器本体の正面側断面図 11 野菜加工器本体の上部キヤップ1を取り外した時の加工する野菜挿入口 12 野菜挿入口11から挿入された野菜の切削加工部(凸部あるいは凹部配置部) 13 モーターの回転軸 14 モーターと野菜加工器本体の接続固定用キャップ 15 切削加工用の電気モーター 16 図面では省略されている電気モーター支持制御部
本発明は、ジャガ芋や里芋等の野菜の皮むき、柿や梨やりんご等の果物の皮むきみじん切り加工、さらに長芋や大根等の野菜おろしを、1台の野菜加工機で可能にする為の技術に関するものである。
リンゴの皮むき機は手動手回し型が市販されている。ジャガ芋や里芋等の皮むき機でモーター式の家庭用は市販されていない。
従来は大根おろしで大根を手ですりおろすのが一般的であり、最近は手動手回し型や電気モーターを利用したフードプロセサー型の大根おろし機も発明され市販されるようになっている。
しかし、構造が複雑であり製作費も高価になる場合が多い。また、電気モーター応用の野菜果物皮むき機は、加工粉や加工液が周囲に飛散する事や、その形状が大小様々で難しいとされてきた。
解決しようとする問題点は、構造が複雑では高価になる。
野菜果物の皮むきや野菜の各種加工をモーターの回転力で行うとき散乱現象がおきる。加工対象の大小凹凸にどう対応するか。金属刃にすると切り傷や巻き込みによる危険がある。水洗いが困難である。
縦型では効率よく回収できない。既に各種の野菜加工機が発明されているので、より高性能な多機能機が求められているなどである。
課題を解決する為の手段
上記目的の達成のために、家庭用扇風機の変速機構を利用する。
家庭用扇風機のモーターは巻き込みによる危険を防止する為に、その出力を小さくしているので、余り無理な力が加わると自然に止まるように作られている。離すとそのうち回り出すようになっている。
加工刃の周囲を半密封構造にする。業務用途以外の一般製品には合成樹脂あるいはプラスチックによる加工刃等を利用する。
半密封容器は左右あるいは前後に動かせる構造にする。又は最初から斜め45度位の形状で半密封容器をモーター側に取り付ける。
防水カバーでモーターを保護すると共に、アース線も取り付ける。
そのまま、又は分解して水を流すと洗浄できるようにする。
半密封容器本体の上部に接続部を2ケ所以上作り、深さを浅くしたり深くしたり加減出来るようにする。あるいは接続部は1カ所でも、滑らせる等の方法で半密封容器の野菜果物の加工口の深さを調節できる構造として加工対象に応じた深さで作業できるようにする。
皮むき作業時の散乱防止のために、野菜加工口に透明の腕あてを取り付けられるように端面の形を工夫する。必要に応じて透明のジャバラをラッパ型にして取り付けても良いようにする。
加工刃の左右にわずかに高い山型加工面を作ることにより、野菜果物の凹凸面に応じた各種加工に対応できるようにする。
発明の効果
構造が簡単であり、既製の家電品をわずかに改良するだけなので、安価に大量生産できる。夏は扇風機として使うことができる。
野菜や加工用途に応じた回転速度が得られる。
加工刃が製作容易になり、軽量化できた。半密封構造とすることで、加工した野菜等を飛散させる事なく回収できるようになった。。加工刃を含めて水洗いできるし、容器本体を着脱して水洗いすることもできるなどの改良効果が得られた。加工刃の交換も容易にできるし、加工目的に応じた専用の加工刃を利用する事も可能になった。
半密封容器の上部の深さが接続部を加減することにより可変できるので、皮むき時と野菜おろし時に応じた深さで作業出来る。
作業しやすい角度に設定できるし、約45度位が最も効率良く作業でき、分割して洗浄することもできるようになる。
回転型の場合は、加工刃につけたわずかな凸面で効果が得られる。
加工刃の加工対象が野菜や果物なので、わずかな凸面を連続あいはランダムに配置するだけで良い。
加工済み野菜の収容部を着脱することで、作業を何回でも繰り返すことができる。遊休機器を無駄なく活用できる。
本来は野菜や果物の皮むきが主目的ながらも専用機器とするには何かと問題が多かったが、加工刃の交換により長芋おろしや大根おろしも可能になり、野菜のみじん切りも出来るなど多機能化した。
最速モードでは1基の加工刃(通常は果物皮むき用の加工刃)でも野菜果物の皮むきから長芋おろしまで出来る。
加工対象が鉄や木材ではないので強度は弱めでも良い。
りんご、梨などの果物の皮むきもできるが、馬鈴薯(じゃがいも)の皮むきは果汁が飛散するので作業用の腕あて着用が安全である。こうすれば台所を清潔に保つことができる。プラスチック切削方式なので、手を切ったりする危険性は少なくなった。
本発明の応用例としての図面は、より安価に、より簡単にを考慮して家庭用扇風機で使用できるように作られているが、専用の架台による野菜加工機とする方が使いやすいし、不意の事故が防げる。
扇風機型は1実施例であり、モーターの回転軸受けを左右に設けた専用機にした方が安定性が良いし、全体が小型化できる。
半密封容器を直接モーターに取り付けるよりも、モーターに金枠を取り付け固定してから、半密封容器を取り付けるようにしても良い。
この場合はゴムパッキンなどで防水処理した方が良い。より早く、半密封容器の取り付け取り外しが出来るようになる。
左右あるいは前後への首振り機構があり、頑丈にボルトナットで固定出来る製品が望ましい。フード付きの深型容器の中に全体を収納する構造にすれば、保管時にほこり等がはいらない。水抜き用のバルブもあった方が洗浄する時に有利になる。
図1は、本発明装置の1例である。正面から見た図面であり、一見すると加工刃6(切削用の凸部あるいは凹部)で作業するようにも見えるがオプションであり、上部からの挿入によって作業する。
扇風機の羽根部分をカットして、その部分に凸面を配置しただけの簡単な構造になっており、分解要領も全く同じである。
加工機器本体の正面側の加工刃5は、性能強化すなわち多機能化の為で無くてもよいが、キャップ9は扇風機への取り付け取り外し時に必要になる。本発明の製品は、一部の家庭用扇風機にそのまま取り付けて使用できるようにつくられている。家庭用の扇風機は原理的にはどれも似ている。羽根のロック機構がそのまま利用でき、加工刃が作業中に脱落することがないのも安全上の効果になる。
モーターとスイッチ類を一体化し、1ボックス化して製品全体を小型化しても良い。フタ側に透明のジャバラをラッパ型に付けることで、加工粉や加工液の散乱を防止できる。
ジューサーミキサーの上半分に本考案を応用すれば、同様の効果が出る可能性はあるが変速装置や変速機能が必要になる。
扇風機型のモーターの利用や、ベルトクラッチ型など各種ある。
また容器全体の形状を1部斜めにできるようにした方が良い。
産業上の利用の可能性
フードプロセサーでも同様に応用する事は可能である。
業務用の場合は大量生産のために、ステンレス加工刃を採用した方が良いかもしれない。ステンレス管を加工したパーツの方が安全性が高いし、製作も比較的容易であるように思われる。価格も高価になるが構造をより複雑化すると共に、加工刃も各種開発して多様な用途に対応できる野菜加工機器ができるかも知れない。
野菜加工製品なので、それほど鋭利シャープにする必要がない。
プラスチック加工刃は製作容易で、パターンで製作できる。
またパターン方式の場合は、合成樹脂管や金属管にも応用できるので、素材の調達が容易であり、業務用の製品にも対応できる。交換部品として安価に製造できる。手動による野菜加工と違って、モーターによる野菜加工はわずかな力で良い。
プラスチック加工刃で堅い果物の皮むきはできないように思はれるが、表面全体をみじん切りすることで結果的に皮むき作業までできるという原理になっている。モーターによる回転型加工刃だからできる不思議な現象である。滑らかに野菜皮むきできるわけではないが、ある程度できるようになる。加工刃の各切削面を鋭利に仕上げるなら、より滑らかに仕上がることになる。
通常は簡単な凸面をランダムに配置すれば作業できる。
なを実施例として示したものは、モーター軸を水平にして回転するが、モーター軸を垂直にして回転する構造にしても良い。図面で例示したオプションの回転加工刃はその場合を示している。
あるいは左右の端面なども加工できるようにした方が良い。
扇風機は首振り機能や角度調整機能を持っているが、使用時は角度45度位で作業すると効率良く受け皿に集まる。
扇風機は柔軟性と安定性を兼ね備え、広く普及した家電品であり、組み立てから分解まで簡単にできる利点があります。
野菜加工機の正面図である。 野菜加工機の平面図である。 野菜加工機の側面の断面図である。
符号の説明
1 野菜加工機の上部キャップ
2 キャップ1と容器本体との接続部
3 野菜加工機の本体
4 正面側のキャップ9を外した時の断面
5 正面側の切削加工刃(オプション)
6 切削用の凸部あるいは凹部
7 加工機本体3と加工済み野菜収容部8の接続部
8 加工済み野菜収容部
9 正面側の切削加工刃の保護キャップ
10 加工機本体の正面側断面図
11 野菜加工機本体の上部キヤップ1を取り外した時の野菜挿入口
12 野菜挿入口11から挿入された野菜の加工部(通常は凸面)
13 モーターの回転軸
14 モーターと野菜加工機本体の接続固定用キャップ
15 切削加工用の電気モーター
16 図面では省略されている電気モーター支持制御部
17 挿入部の深さ調節用の予備接続部
18 扇風機のモーター防水カバー(省略)
本考案は、ジャガ芋や里芋等の野菜の皮むき、柿や梨やりんご等の果物の皮むきみじん切り加工、さらに長芋や大根等の野菜おろしを、1台の野菜加工機で可能にする為の技術に関するものである。
リンゴの皮むき機は手動手回し型が市販されている。ジャガ芋や里芋等の皮むき機でモーター式の家庭用は市販されていない。
従来は大根おろしで大根を手ですりおろすのが一般的であり、最近は手動手回し型や電気モーターを利用したフードプロセサー型の大根おろし機も発明され市販されるようになっている。
しかし、構造が複雑であり製作費も高価になる場合が多い。また、電気モーター応用の野菜果物皮むき機は、加工粉や加工液が周囲に飛散する事や、その形状が大小様々で難しいとされてきた。
解決しようとする問題点は、構造が複雑では高価になる。
野菜果物の皮むきや野菜の各種加工をモーターの回転力で行うとき散乱現象がおきる。加工対象の大小凹凸にどう対応するか。金属刃にすると切り傷や巻き込みによる危険がある。水洗いが困難である。
縦型では効率よく回収できない。既に各種の野菜加工機が発明されているので、より高性能な多機能機が求められているなどである。
課題を解決する為の手段
上記目的の達成のために、家庭用扇風機の変速機構を利用する。
家庭用扇風機のモーターは巻き込みによる危険を防止する為に、その出力を小さくしているので、余り無理な力が加わると自然に止まるように作られている。離すとそのうち回り出すようになっている。
加工刃の周囲を半密封構造にする。業務用途以外の一般製品には合成樹脂あるいはプラスチックによる加工刃等を利用する。
半密封容器は左右あるいは前後に動かせる構造にする。又は最初から斜め45度位の形状で半密封容器をモーター側に取り付ける。
防水カバーでモーターを保護すると共に、アース線も取り付ける。
そのまま、又は分解して水を流すと洗浄できるようにする。
半密封容器本体の上部に接続部を2ケ所以上作り、深さを浅くしたり深くしたり加減出来るようにする。あるいは接続部は1カ所でも、滑らせる等の方法で半密封容器の野菜果物の加工口の深さを調節できる構造として加工対象に応じた深さで作業できるようにする。
皮むき作業時の散乱防止のために、野菜加工口に透明の腕あてを取り付けられるように端面の形を工夫する。必要に応じて透明のジャバラをラッパ型にして取り付けても良いようにする。
加工刃の両側面あるいは片側面の凸面の高さを少し高くする構造としたり、あるいは段階的に丸みを持たせる構造として野菜果物の凹凸面によりスムーズに対応した加工ができる。加工刃の基本はプラスチックタイプなので製造がパターン化できるので量産に適している。
考案の効果
構造が簡単であり、既製の家電品をわずかに改良するだけなので、安価に大量生産できる。夏は扇風機として使うことができる。
野菜や果物の加工用途に応じた回転速度が得られる。加工刃が製作容易になり軽量化できた。半密封構造とすることで、加工した野菜等を飛散させる事なく回収できるようになった。加工刃を含めて水洗いできるし、容器本体を着脱して水洗いすることもできる。
加工刃の交換も容易にできるし、加工目的に応じた専用の加工刃を利用する事も可能になった。半密封容器の上部の深さが接続部を加減することにより可変できるので、皮むき時と野菜おろし時に応じた深さで作業できる。作業しやすい角度に設定できるし、約45度位が最も効率良く作業でき、分割して洗浄することもできるようになる。
回転型の場合は、加工刃につけたわずかな凸面で効果が得られる。
加工刃の加工対象が野菜や果物なので、わずかな凸面を連続あいはランダムに配置するだけで良い。モーターの回転する加工力によって高速加工、低速加工、みじん切り加工ができる。
加工済み野菜の収容部を着脱することで、作業を何回でも繰り返すことができる。遊休機器を無駄なく活用できる。
加工刃の交換により長芋おろしや大根おろしも同様に可能になる。
最速モードでは1基の加工刃(通常は果物皮むき用の加工刃)でも野菜果物の皮むきから長芋おろしまで出来る。
加工対象が鉄や木材ではないので強度は弱めでも良い。
りんご、梨などの果物の皮むきもできるが、馬鈴薯(じゃがいも)の皮むきは果汁が飛散するので作業用の腕あて着用が安全である。こうすれば台所を清潔に保つことができる。プラスチック切削方式なので、手を切ったりする危険性は少なくなった。
[考案を実施するための最良の形態]
本考案の応用例としての図面は、より安価に、より簡単にを考慮して家庭用扇風機で使用できるように作られているが、専用の架台による野菜加工器とする方が使いやすいし、不意の事故が防げる。
扇風機型は1実施例であり、モーターの回転軸受けを左右に設けた専用機にした方が安定性が良いし、全体が小型化できる。
半密封容器を直接モーターに取り付けるよりも、モーターに金枠を取り付け固定してから、半密封容器を取り付けるようにしても良い。
この場合はゴムパッキンなどで防水処理した方が良い。より早く、半密封容器の取り付け取り外しが出来るようになる。
左右あるいは前後への首振り機構があり、頑丈にボルトナットで固定出来る製品が望ましい。フード付きの深型容器の中に全体を収納する構造にすれば、保管時にほこり等がはいらない。水抜き用のバルブもあった方が洗浄する時に有利になる。
図1は、本考案装置の1例である。正面から見た図面であり、一見すると加工刃6(切削用の凸部あるいは凹部)で作業するようにも見えるがオプションであり、上部からの挿入によって作業する。
扇風機の羽根部分をカットして、その部分に凸面を配置しただけの簡単な構造になっており、分解要領も全く同じである。
加工機器本体の正面側の加工刃5は、性能強化すなわち多機能化の為で無くてもよいが、キャップ9は扇風機への取り付け取り外し時に必要になる。本考案発明の製品は、一部の家庭用扇風機にそのまま取り付けて使用できるようにつくられている。家庭用の扇風機は原理的にはどれも似ている。羽根のロック機構で、加工刃が脱落しない。
モーターとスイッチ類を一体化し、1ボックス化して製品全体を小型化しても良い。フタ側に透明のジャバラをラッパ型に付けることで、加工粉や加工液の散乱を防止できる。透明の腕当ても市販されているので備品の補充に困るような事はない。
ジューサーミキサーの上半分に本考案を応用すれば、同様の効果が出る可能性はあるが変速装置や変速機能が必要になる。
扇風機型のモーターの利用や、ベルトクラッチ型など各種ある。
また容器全体の形状を1部斜めにできるようにした方が良い。
[産業上の利用の可能性]
野菜加工製品なので、それほど鋭利シャープにする必要がない。
プラスチック加工刃は製作容易で、パターンで製作できる。
交換部品として安価に製造できる。手動による野菜加工と違って、モーターによる野菜加工はわずかな力で良い。各種加工刃の開発や加工刃を交換するだけで応用範囲が広がる。
プラスチック加工刃で堅い果物の皮むきはできないように思はれるが、表面全体をみじん切りすることで結果的に皮むき作業までできるという原理になっている。モーターによる回転型加工刃だからできる不思議な現象である。滑らかに野菜皮むきできるわけではないが、ある程度できるようになる。加工刃の各切削面を鋭利に仕上げるなら、より滑らかに仕上がることになる。
通常は簡単な凸面をランダムに配置すれば作業できる。
なを実施例として示したものは、モーター軸を水平にして回転するが、モーター軸を垂直にして回転する構造にしても良い。図面で例示したオプションの回転加工刃はその場合を示している。
扇風機は首振り機能や角度調整機能を持つているが、使用時は角度45度位で作業すると効率良く受け皿に集まる。
扇風機は柔軟性と安定性を兼ね備え、広く普及した家電品であり、組み立てから分解まで簡単にできる利点がある。
野菜加工器の正面図である。 野菜加工器の平面図である。 野菜加工器の側面の断面図である。
符号の説明
1 野菜加工器の上部キャップ
2 キャップ1と容器本体との接続部
3 野菜加工器の本体
4 正面側のキャップ9を外した時の断面
5 正面側の切削加工刃(オプション)
6 切削用の凸部あるいは凹部
7 加工器本体3と加工済み野菜収容部8の接続部
8 加工済み野菜収容部
9 正面側の切削加工刃の保護キャップ
10 加工器本体の正面側断面
11 野菜加工器本体の上部キヤップ1を取り外した時の野菜挿入口
12 野菜挿入口11から挿入された野菜の加工部(通常は凸面)
13 本モーターの回転軸
14 モーターと野菜加工器本体の接続固定用キャップ
15 切削加工用の電気モーター
16 図面では省略されている電気モーター支持制御部

Claims (2)

  1. 電気モーターの回転軸に各用途対応の切削加工部を取り付け、それらを半密封容器内に収納する構造とした、電気モーターによる野菜加工器。
  2. プラスチック材や合成樹脂管やステンレス管を使用し、その表面に用途に対応する凹凸面をつけ、あるいはパターンとして電気ドリル刃のような凹凸面を加工して製作した切削加工部。
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