JP3116333U - 傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿 - Google Patents

傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿 Download PDF

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Abstract

【課題】自動車用のドリンクボトルホルダーなどに対して脱着自在に装着して用いる自動車用灰皿であって、車輌の急発進、 急停止あるいは急カーブ走行時おいても、傾倒しないように構成してなる傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿を提供すること。
【解決手段】自動車のインストルメントパネルに装備されているドリンクボトルホルダーあるいは自動車用アクセサリーとして準備されるドリンクボトルホルダーを利用して、該ドリンクボトルホルダーに対して脱着自在に装着して用いる自動車用灰皿ATであって、該自動車用灰皿が、上端部側1aに開口3を備え、該開口に連なる吸殻収容室4を区画する底壁5および周壁6からなる灰皿本体1と、灰皿本体に枢支連結されていて、灰皿本体の開口を開閉する開閉蓋2とを含むものからなり、前記灰皿本体の底壁側1bに傾倒を防止するための錘手段12を設けてなる傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿。
【選択図】図1

Description

この考案は、自動車内において使用される自動車用灰皿に係るものであって、特に、自動車のインストルメントパネルに装備されているドリンクボトルホルダーあるいは自動車用アクセサリーとして準備されるドリンクボトルホルダーなどに対して、脱着自在に装着して用いるタイプの自動車用灰皿であって、急発進、 急停止あるいは急カーブなどでの傾倒を防止するように構成した傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿に関するものである。
従来、自動車には、そのインストルメントパネルにスライド引き出し式の自動車用灰皿が装備されていた。近年の自動車には、上記するような自動車用灰皿が装備されていないものもあり、その場合、喫煙者は、自動車用アクセサリーとして別途準備されている持ち込み式の自動車用灰皿を利用するというものであった。この持ち込み式の自動車用灰皿は、自動車のインストルメントパネルに装備されているドリンクボトルホルダー、あるいは、自動車用アクセサリーとして準備されるドリンクボトルホルダーなどに対して脱着自在に装着して用いるタイプのものである。
この持ち込み式の自動車用灰皿は、各種開発され提供されてきている。例えば、現在の最新式の持ち込み式の自動車用灰皿は、明かり取りのための電源がソーラータイプ(蓄電池付)か電池交換タイプのものが主流であって、これらが灰皿頭部の蓋体側に設けられているため、頭部側が重く、極めて不安定な構造のものであった。
加えて、この持ち込み式の自動車用灰皿は、上記するように、既存のドリンクボトルホルダーを兼用し、当該ドリンクホルダーに差し込んで使用するものであるため、ドリンクボトルホルダーと自動車用灰皿との設計寸法の相違に基づき、しっかりと保持することができず、車輌の急発進、 急停止あるいは急カーブ走行時などにおいて、当該自動車用灰皿が傾倒し、回転してしまい、開閉蓋の位置が移動するなど、その使用に際して極めて不都合なものであった。
そこで、この考案は、上記するような自動車のインストルメントパネルに装備されているドリンクボトルホルダー、あるいは、自動車用アクセサリーとして準備されるドリンクボトルホルダーなどに対して脱着自在に装着して用いるタイプの持ち込み式の自動車用灰皿に対するものであって、車輌の急発進、 急停止あるいは急カーブ走行時などにおいても、当該自動車用灰皿が傾倒しないように構成してなる傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿を提供することにある。
この考案は、上記する目的を達成するにあたって、請求項1に記載の考案は、自動車のインストルメントパネルに装備されているドリンクボトルホルダーあるいは自動車用アクセサリーとして準備されるドリンクボトルホルダーを利用して、該ドリンクボトルホルダーに対して脱着自在に装着して用いる自動車用灰皿であって、前記自動車用灰皿が、上端部側に開口を備え、前記開口に連なる吸殻収容室を区画する底壁および周壁からなる灰皿本体と、前記灰皿本体に枢支連結されていて、前記灰皿本体の開口を開閉する開閉蓋とを含むものからなり、前記灰皿本体の底壁側に傾倒を防止するための錘手段を設けてなることを特徴とする傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿を構成するものである。
さらに、この考案において請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿であって、前記灰皿本体が、比較的比重の小さいプラスチック材料でなり、前記錘手段が、比較的比重の大きい金属材料によるものであり、前記灰皿本体における底壁の内面及び/又は外面に取り付けられる金属板部材であることを特徴とするものである。
さらにまた、この考案において請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿であって、前記金属材料が、鉄、鉛、ステンレスなどであることを特徴とするものでもある。
さらにまた、この考案において請求項4に記載の考案は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿であって、前記錘手段が、前記灰皿本体における底壁内面の平面視形状に符合する形状の金属板部材でなり、前記底壁内面上に載置し、あるいは接着剤により接着し、あるいはビスなどによりビス止めしてなることを特徴とするものでもある。
さらにまた、この考案において請求項5に記載の考案は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿であって、前記錘手段が、前記灰皿本体における底壁外面の平面視形状に符合する形状の金属板部材でなり、前記底壁外面に接着剤により接着し、あるいはビスなどによりビス止めしてなることを特徴とするものでもある。
この考案になる傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿は、灰皿本体の底壁側に傾倒を防止するための錘手段を設けたものであり、より具体的には、灰皿本体が比較的比重の小さいプラスチック材料であるのに対して、前記錘手段が比較的比重の大きい金属材料によるものであり、当該錘手段を灰皿本体における底壁の内面及び/又は外面に取り付けられる金属板部材によって構成したものであり、構造が簡単であり、多量生産に適合し、極めて安価に提供することができる点、さらには、その使用に際して、車輌の急発進、 急停止あるいは急カーブ走行時などにおいても、確実に直立状態を維持しておくことができる点、などの諸点において極めて有効に作用するものといえる。
以下、この考案になる傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿について、図面に示す具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、この考案になる傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿の具体的な一実施例を示す概略的な側断面図時である。図2および図3は、自動車用アクセサリーとして準備されるドリンクボトルホルダーに対する適用例を示すものであて、図2は、当該自動車用灰皿をドリンクボトルホルダーに差し込む前の状態を示す概略的な斜視図であり、図3は、差し込んだ状態を示す概略的な斜視図である。図4は、自動車のインストルメントパネルに予め装備されている引き出し式のドリンクボトルホルダーに対する適用例を示す概略的な斜視図である。
この考案になる傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿ATは、その一例として、図1に示すような内部構造のものからなっている。図1に示すように、前記自動車用灰皿ATは、上端部側1aに開口3を備え、前記開口3に連なる吸殻収容室4を区画する底壁5および周壁6からなる灰皿本体1と、前記灰皿本体1に連結されていて、前記灰皿本体1の開口3を開閉する開閉蓋2とからなっている。前記灰皿本体1および開閉蓋2は、比較的比重の小さいプラスチック材料により成形品であり、前記灰皿本体1における吸殻収容室4側の横断面形状は、円形形状のほか、特に限定されるものではない。
図1に示す実施例では、前記灰皿本体1における上端部側の開口3内に、灰落とし板7および消化筒8が設けてある。前記開閉蓋2には、明かり取りのための照明装置9が組み込まれている。図1に示す実施例において、前記照明装置9は、電源としてのソーラーバッテリー10と、光源体11とからなっている。
この考案になる傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿ATは、図1に示すように、前記灰皿本体1の底壁側1bに傾倒を防止するための錘手段12が設けられている。前記錘手段12は、鉄、鉛、ステンレスなどの比較的比重の大きい金属材料によるものであり、前記灰皿本体1における底壁5の内面5a及び/又は外面5bに取り付けられる金属板部材13によって構成されるものでる。
この錘手段12は、前記灰皿本体1における底壁5の内面5aの平面視形状に符合する形状の金属板部材13でなり、前記底壁内面5a上に、単に載置するだけのものであってもよいし、あるいは前記底壁内面5aに対して、適宜接着剤により接着したものであってもよいし、さらにまた、図1に示す実施例のもののように、ビス14などによりビス止めしたものであてもよい。
さらに、前記錘手段12は、前記灰皿本体1における底壁5の外面5bの平面視形状に符合する形状の金属板部材13でなり、前記底壁外面5bに対して、適宜接着剤により接着したものであってもよいし、あるいは、図1に示す実施例のもののように、ビス14などによりビス止めしたものであてもよい。
この考案になる傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿ATは、例えば、図2および図3に示すような、自動車用アクセサリーとして準備されるドリンクボトルホルダーDHaに対して適用することができる。このドリンクボトルホルダーDHaは、自動車のインストルメントパネルの所望の個所に適宜固着する構成のものであり、ドリンクボトルなどの底部を支持するホルダー基部15と、該ホルダー基部15から後方に向けてのびていて、自動車のインストルメントパネルに固着するための固着手段16と、該ホルダー基部15の上部に設けた支持枠体17と、前記支持枠体17に組み合わされていて、上方から押し込むことにより、下方に向けて回動する補助支持片18とを含むものからなっている。
さらに、この考案になる傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿ATは、例えば、図4に示すような、自動車のインストルメントパネルに予め装備されている引き出し式のドリンクボトルホルダーDHbに対しても適用することができる。このドリンクボトルホルダーDHbは、自動車のインストルメントパネルの所望の個所に予め装備されていて、引き出すことによりドリンクボトルホルダーとして機能するものであり、ドリンクボトルなどの底部側を支持する支持孔19を備えた引き出し式ホルダー基部20によって構成されるものである。
図1は、この考案になる傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿の具体的な一実施例を示す概略的な側断面図時である。 図2は、自動車用アクセサリーとして準備されるドリンクボトルホルダーに対する適用例を示すものであて、自動車用灰皿をドリンクボトルホルダーに差し込む前の状態を示す概略的な斜視図である。 図3は、自動車用アクセサリーとして準備されるドリンクボトルホルダーに対する適用例を示すものであて、自動車用灰皿をドリンクボトルホルダーに差し込んだ状態を示す概略的な斜視図である。 図4は、自動車のインストルメントパネルに予め装備されている引き出し式のドリンクボトルホルダーに対する適用例を示す概略的な斜視図である。
符号の説明
AT 傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿
1 灰皿本体
1a 灰皿本体の上端部側
1b 灰皿本体の底壁側
2 開閉蓋
3 灰皿本体の開口
4 吸殻収容室
5 灰皿本体の底壁
5a 底壁の内面
5b 底壁の外面
6 灰皿本体の周壁
7 灰落とし板
8 消化筒
9 明かり取りのための照明装置
10 ソーラーバッテリー
11 光源体
12 錘手段
13 金属板部材
14 ビス
DHa 取り付け式ドリンクボトルホルダー
15 ホルダー基部
16 固着手段
17 支持枠体
18 補助支持片
DHb 引き出し式ドリンクボトルホルダー
19 支持孔
20 引き出し式ホルダー基部

Claims (5)

  1. 自動車のインストルメントパネルに装備されているドリンクボトルホルダー、あるいは、自動車用アクセサリーとして準備されるドリンクボトルホルダーを利用して、当該ドリンクボトルホルダーに対して脱着自在に装着して用いる自動車用灰皿であって、前記自動車用灰皿が、上端部側に開口を備え、前記開口に連なる吸殻収容室を区画する底壁および周壁からなる灰皿本体と、前記灰皿本体に枢支連結されていて、前記灰皿本体の開口を開閉する開閉蓋とを含むものからなり、前記灰皿本体の底壁側に傾倒を防止するための錘手段を設けてなることを特徴とする傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿。
  2. 前記灰皿本体が、比較的比重の小さいプラスチック材料でなり、前記錘手段が、比較的比重の大きい金属材料によるものであり、前記灰皿本体における底壁の内面及び/又は外面に取り付けられる金属板部材であることを特徴とする請求項1に記載の傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿。
  3. 前記金属材料が、鉄、鉛、ステンレスなどであることを特徴とする請求項2に記載の傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿。
  4. 前記錘手段が、前記灰皿本体における底壁内面の平面視形状に符合する形状の金属板部材でなり、前記底壁内面上に載置し、あるいは接着剤により接着し、あるいはビスなどによりビス止めしてなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿。
  5. 前記錘手段が、前記灰皿本体における底壁外面の平面視形状に符合する形状の金属板部材でなり、前記底壁外面に接着剤により接着し、あるいはビスなどによりビス止めしてなることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の傾倒防止機能を備えた自動車用灰皿。
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