JP3116221U - 緊急車両 - Google Patents

緊急車両 Download PDF

Info

Publication number
JP3116221U
JP3116221U JP2005007064U JP2005007064U JP3116221U JP 3116221 U JP3116221 U JP 3116221U JP 2005007064 U JP2005007064 U JP 2005007064U JP 2005007064 U JP2005007064 U JP 2005007064U JP 3116221 U JP3116221 U JP 3116221U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
fire
water jet
blower
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2005007064U
Other languages
English (en)
Inventor
宏 伊藤
清之介 中村
哲也 中村
信行 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakura Rubber Co Ltd
Original Assignee
Sakura Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sakura Rubber Co Ltd filed Critical Sakura Rubber Co Ltd
Priority to JP2005007064U priority Critical patent/JP3116221U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3116221U publication Critical patent/JP3116221U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】車体に大容量の送風を行う陽圧換気用の送風機及び高水圧を噴射して建造物等を切断するウォータージェットカッターを搭載し、火災現場等の状況に応じて送風機及びウォータージェットカッターを使用できる緊急車両を提供するものである。
【解決手段】キャビン12及び荷台13を有する車体11と、車体に搭載され、大容量の送風を行う陽圧換気用の送風機15と、車体に搭載され、高水圧を噴射して建造物等を切断するウォータージェットカッター23と、車体に搭載され、送風機15及びウォータージェットカッター23を駆動・制御する駆動装置及び制御装置とを具備したことを特徴とする緊急車両にある。
【選択図】図1

Description

本考案は、車体に、大容量の送風を行う陽圧換気用の送風機及び高水圧を噴射して建造物等を切断するウォータージェットカッターを搭載した消防車等の緊急車両に関する。
建造物等の火災時に火災現場に急行して消火活動を行う消防車は、車体の荷台に消防ポンプ、消防ホース等を搭載している。そして、火災現場において、消防ポンプによって消火栓や貯水槽から大量の水を吸い込んで消防ホースの消火ノズルから吐出して消火活動を行う。
従って、消防車には消火活動に必要な種々の消防機器が搭載されているとともに、消火栓や貯水槽が無い地域や水源が遠い地域での火災を想定して消火用水を貯水したタンクを搭載した車両、ビル等の火災に備えたハシゴを搭載した車両あるいは電気、化学工場等の火災を想定して消火用薬液を搭載した車両がある。
また、エンジン動力のフルパワーで駆動して大量棒状放水する消防ポンプとトランスミッション動力で駆動して高圧噴霧放水する高圧ポンプを車体に搭載して、大規模火災に適応する大量棒状放水する消火活動と小規模火災に対応する高圧噴霧放水する消火活動が選択して切り換えられるようにした消防車も知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−87408号公報
しかしながら、従来の消防車においては、ビル火災、トンネル火災、車両火災、船舶等の火災のように密閉された空間に充満した煙、有害ガス等を迅速に排出し、延焼を防止したり、消火活動空間を確保したり、避難通路を確保する消防機器は備えていない。また、火災現場に隣接する建造物に開口部を形成し、充満した煙、有害ガス等を迅速に排出したり、倒壊建物から人身を救助するために、建造物を切断して救助空間を作る救助機器は備えていない。
本考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、車体に大容量の送風を行う陽圧換気用の送風機及び高水圧を噴射して建造物等を切断するウォータージェットカッターを搭載し、火災現場等の状況に応じて送風機及びウォータージェットカッターを使用できる緊急車両を提供するものである。
本考案は、前記目的を達成するために、請求項1は、キャビン及び荷台を有する車体と、前記車体に搭載され、大容量の送風を行う陽圧換気用の送風機と、前記車体に搭載され、高水圧を噴射して建造物等を切断するウォータージェットカッターと、前記車体に搭載され、前記送風機及びウォータージェットカッターを駆動・制御する駆動装置及び制御装置とを具備したことを特徴とする緊急車両にある。
請求項2は、キャビン及び荷台を有する車体と、前記車体に昇降機構を介して昇降可能に搭載され、大容量の送風を行う陽圧換気用の送風機と、前記車体に高圧ホースを介して延長可能に搭載され、高水圧を噴射して建造物等を切断するウォータージェットカッターと、前記車体に搭載され、前記送風機及びウォータージェットカッターを駆動・制御する駆動装置及び制御装置とを具備したことを特徴とする緊急車両にある。
請求項3は、請求項1または2記載の前記車体には、火災時の消火活動を行うに必要な消防ポンプ、消防ホース等の消防機器が搭載されていることを特徴とする。
請求項4は、請求項1または2記載の前記ウォータージェットカッターは、長尺の高圧ホースに接続された手持ち式のウォータージェット放水銃であることを特徴とする。
本考案によれば、車体に搭載した送風機によって陽圧換気し、ビル火災、トンネル火災、車両火災、船舶等の火災のように密閉された空間に充満した煙、有害ガス等を迅速に排出して延焼を防止したり、消火活動空間を確保したり、避難通路を確保できる。また、前記陽圧換気のために、火炎発生現場に隣接する建造物に開口部を形成して充満した煙、有害ガス等を迅速に排出したり、倒壊建物から人身を救助するために、建造物を切断して救助空間を作ることができ、特にガス漏れ、可燃性ガスのある現場での切断救助活動に有効である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は第1の実施形態を示し、図1は大容量の送風を行う陽圧換気用の送風機及び高水圧を噴射して建造物等を切断するウォータージェットカッターを搭載した緊急車両を示し、車体11にはキャビン12及び荷台13が設けられている。荷台13には例えばパンタグラフ式の昇降機構14を介して大容量の送風を行う陽圧換気用の送風機15が搭載されている。
送風機15は、図2に示すように、円筒状のケーシング16を有しており、このケーシング16の内部には油圧モータ17が設けられている。油圧モータ17の回転軸18には複数枚の羽根を有するプロペラ19が装着され、このプロペラ19の回転によって矢印方向に大容量の送風を行うことができるようになっている。この送風機15は、ケーシング16の外径が1500mm(60インチ)タイプの仕様で、送風量が200000立方メートル/時間、風速35メートル/分(送風口部)である。
前記昇降機構14は、図1に示すように、油圧シリンダ20によって駆動されるようになっており、この油圧シリンダ20及び油圧モータ17は油圧配管21を介して車体11に搭載された駆動装置としての油圧ポンプを含む油圧装置22に接続されている。昇降機構14によって昇降される送風機15の昇降長は、例えば3000mm、傾斜角度35度(上方向)、35度(下方向)、回転は連続360度である。
また、車体11にはウォータージェットカッター23が搭載されている。このウォータージェットカッター23は、図3に示すように、水ポンプ24を備えており、この水ポンプ24は水タンク25、油圧駆動源(油圧ポンプまたはPTO駆動)26と接続されて駆動されるようになっている。なお、水ポンプ24には切削材タンクを備えたパワーユニット27が接続されている。
さらに、水ポンプ24にはホースリール28に巻回された長尺の高圧ホース29が接続され、高圧ホース29の先端部にはウォータージェット放水銃30が設けられている。ウォータージェット放水銃30は、例えば手持ち式であり、ハンドル部31には開閉レバー32が設けられている。ウォータージェットカッター23は、放水圧力が25Mpa、放水量が40L/min、噴霧粒子の径が150μであり、ベニヤ板、コンクリート、鋼板、GFRP等の建材等に噴射することにより、穿孔、切断することができる。
前記送風機15、ウォータージェットカッター23は、図1に示すように、車体11に搭載された制御装置としての集中制御盤33で各駆動系をコントロールすることができるようになっている。
なお、前記車体11には消防機器を搭載していない緊急車両について説明したが、火災時の消火活動を行うに必要な消防ポンプ、消防ホース等の消防機器を搭載した消防自動車に、前述した送風機15、ウォータージェットカッター23を搭載してもよいことは勿論である。
次に、前述した緊急車両に搭載した送風機15及びウォータージェットカッター23の使用例について説明する。例えば、ビル火災、トンネル火災、車両火災、船舶等の火災のように周囲が壁等によって覆われた空間で火災が発生した場合、隣接した部屋等の空間に煙や有害ガス等が充満する場合がある。
この煙や有害ガスは、避難の障害になるとともに消火活動の妨げになる。そこで、この煙や有害ガスを迅速に排出して避難通路を確保したり、消火活動空間を確保する必要が生じる。このような場合、煙や有害ガス等が充満する空間に向って送風機15から大容量の送風を行う。つまり、画期的な陽圧換気方式による消火戦法によって煙や有害ガスを迅速に排出して避難通路を確保したり、消火活動空間を確保することができる。
また、前述のような陽圧換気を行う場合には煙や有害ガス等を排出する排出開口部が必要となる。しかし、ウォータージェットカッター23を駆動してウォータージェット放水銃30から壁等に向ってウォータージェット放水し、壁等に穿孔したり、切断して煙や有害ガス等を排出する排出開口部を設けることができる。同時に、倒壊建物から人身を救助するために、建造物を切断して救助空間を作ることもできる。また、ウォータージェットカッター23は、ベニヤ板、コンクリート、鋼板、GFRP等の建材等に噴射することにより、穿孔、切断することができるため、あらゆる建造物に有効であり、特にガス漏れ、可燃性ガスのある現場での切断救助活動に有効である。
なお、この考案は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の考案を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
本考案の第1の実施形態を示し、緊急車両の斜視図。 同実施形態を示し、送風機の縦断側面図。 同実施形態を示し、ウォータージェットカッターの全体構成図。
符号の説明
11…車体、12…キャビン、13…荷台、14…昇降機構、15…送風機、23…ウォータージェットカッター

Claims (4)

  1. キャビン及び荷台を有する車体と、
    前記車体に搭載され、大容量の送風を行う陽圧換気用の送風機と、
    前記車体に搭載され、高水圧を噴射して建造物等を切断するウォータージェットカッターと、
    前記車体に搭載され、前記送風機及びウォータージェットカッターを駆動・制御する駆動装置及び制御装置と、
    を具備したことを特徴とする緊急車両。
  2. キャビン及び荷台を有する車体と、
    前記車体に昇降機構を介して昇降可能に搭載され、大容量の送風を行う陽圧換気用の送風機と、
    前記車体に高圧ホースを介して延長可能に搭載され、高水圧を噴射して建造物等を切断するウォータージェットカッターと、
    前記車体に搭載され、前記送風機及びウォータージェットカッターを駆動・制御する駆動装置及び制御装置と、
    を具備したことを特徴とする緊急車両。
  3. 前記車体には、火災時の消火活動を行うに必要な消防ポンプ、消防ホース等の消防機器が搭載されていることを特徴とする請求項1または2記載の緊急車両。
  4. 前記ウォータージェットカッターは、長尺の高圧ホースに接続された手持ち式のウォータージェット放水銃であることを特徴とする請求項1または2記載の緊急車両。
JP2005007064U 2005-08-29 2005-08-29 緊急車両 Expired - Lifetime JP3116221U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005007064U JP3116221U (ja) 2005-08-29 2005-08-29 緊急車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005007064U JP3116221U (ja) 2005-08-29 2005-08-29 緊急車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3116221U true JP3116221U (ja) 2005-12-02

Family

ID=43278445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005007064U Expired - Lifetime JP3116221U (ja) 2005-08-29 2005-08-29 緊急車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3116221U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113800337A (zh) * 2021-10-08 2021-12-17 江苏徐工工程机械研究院有限公司 一种排水抢险车用可翻转水带卷盘架及排水抢险车

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113800337A (zh) * 2021-10-08 2021-12-17 江苏徐工工程机械研究院有限公司 一种排水抢险车用可翻转水带卷盘架及排水抢险车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3761405B2 (ja) 救出業務に使用するための方法および装置
JP7214446B2 (ja) ドローンを用いた消火システム
RU2394724C2 (ru) Способ и вертолетное устройство комбинированного тушения пожаров лесных массивов и промышленных объектов (варианты)
EP1924330B1 (en) Equipment for use in rescue service for making holes in roof etc by cutting
US6446731B1 (en) Smoke evacuating fire vehicle
JP3836792B2 (ja) 火災鎮圧用不活性ガスジェネレータ
CN103611227B (zh) 钻洞穿墙灭火装置
JP4767089B2 (ja) 消火装置、消火剤の生成方法、及び消火剤
US20100032175A1 (en) Bubble Fire Extinguisher
US20070114048A1 (en) Fire Removal System
JP3116221U (ja) 緊急車両
CN203389264U (zh) 钻洞穿墙灭火装置
CN103751936A (zh) 一种举高强风灭火消防装置
RU2451625C1 (ru) Вертолет для тушения пожара
JP4474425B2 (ja) 消火ガス供給システム
JP2001087408A (ja) 消防自動車
CN203694475U (zh) 一种举高强风灭火消防车
JP5681748B2 (ja) 消火装置
JP2007185518A5 (ja)
JP2007222448A (ja) 消防車の排気ガスを利用する火災抑制方法および装置
Bonsor How Fire Engines Work
JP4232865B2 (ja) 消火ガス供給システム
JPH07163672A (ja) 消火ポンプシステム
JPH119715A (ja) 多段ブーム式消防車
JPH11309221A (ja) 消防車の脱酸素空気噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091019

Year of fee payment: 4

A623 Registrability report

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623

Effective date: 20080919

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091019

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131019

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term