JP3115758B2 - 過電流保護機能付安定化電源回路 - Google Patents
過電流保護機能付安定化電源回路Info
- Publication number
- JP3115758B2 JP3115758B2 JP05321886A JP32188693A JP3115758B2 JP 3115758 B2 JP3115758 B2 JP 3115758B2 JP 05321886 A JP05321886 A JP 05321886A JP 32188693 A JP32188693 A JP 32188693A JP 3115758 B2 JP3115758 B2 JP 3115758B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- output
- output voltage
- circuit
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
- Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不安定な直流電圧を安
定化させ、負荷が短絡あるいは過負荷時における出力電
流を制限できる過電流保護機能付安定化電源回路に関す
る。
定化させ、負荷が短絡あるいは過負荷時における出力電
流を制限できる過電流保護機能付安定化電源回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】不安定な直流入力電圧をあらかじめ設定
された安定化直流出力電圧に変換する安定化電源回路の
従来例について、図5、図6を用いて説明する。
された安定化直流出力電圧に変換する安定化電源回路の
従来例について、図5、図6を用いて説明する。
【0003】ここで、図5は従来例による安定化電源回
路の電気回路図、図6は同じく安定化電源回路の出力電
圧─出力電流の特性図である。
路の電気回路図、図6は同じく安定化電源回路の出力電
圧─出力電流の特性図である。
【0004】また、図5の中で、20は不安定な直流入
力電圧を安定化直流出力電圧に変換する直流電圧変換回
路であり、ここで、1は出力段パワートランジスタ、2
は誤差増幅回路、3は基準電圧発生回路、4は出力段パ
ワートランジスタ1のベース駆動用トランジスタ、5お
よび6は出力電圧設定用の抵抗である。
力電圧を安定化直流出力電圧に変換する直流電圧変換回
路であり、ここで、1は出力段パワートランジスタ、2
は誤差増幅回路、3は基準電圧発生回路、4は出力段パ
ワートランジスタ1のベース駆動用トランジスタ、5お
よび6は出力電圧設定用の抵抗である。
【0005】また、7は出力電流制限回路(短絡保護回
路および過電流保護回路)で負荷が短絡あるいは過負荷
時の出力異常時に出力電流を制限し、負荷および安定化
電源回路の過熱等による発煙、発火等の災害を防止する
ための保護回路である。
路および過電流保護回路)で負荷が短絡あるいは過負荷
時の出力異常時に出力電流を制限し、負荷および安定化
電源回路の過熱等による発煙、発火等の災害を防止する
ための保護回路である。
【0006】以下に、従来の安定化電源回路の動作内容
について説明する。
について説明する。
【0007】まず、不安定な入力電圧が図5におけるV
in端子に入力される。
in端子に入力される。
【0008】一方、出力電圧Voは、出力電圧設定用の
抵抗5、6により分割され、分割された電圧が誤差増幅
回路2に入力され基準電圧発生回路3により発生された
基準電圧Vrefと比較される。比較結果に応じて出力
段パワートランジスタ1のベース電流を制御し出力電圧
Voを安定化直流電圧に制御する。
抵抗5、6により分割され、分割された電圧が誤差増幅
回路2に入力され基準電圧発生回路3により発生された
基準電圧Vrefと比較される。比較結果に応じて出力
段パワートランジスタ1のベース電流を制御し出力電圧
Voを安定化直流電圧に制御する。
【0009】ここで、出力電圧設定用抵抗5、6の抵抗
値をそれぞれR5、R6とし基準電圧の値をVrefと
すると、出力電圧Voは、 Vo=Vref×(1+R5/R6) に安定化される。
値をそれぞれR5、R6とし基準電圧の値をVrefと
すると、出力電圧Voは、 Vo=Vref×(1+R5/R6) に安定化される。
【0010】このような安定化電源回路には、負荷が短
絡あるいは過負荷時の出力異常時の災害防止のため出力
電流制限回路7が設けられ、出力電流制限回路7は出力
電流をある一定値以上流せない特性を有し、さらに周辺
回路および安定化電源回路自体の保護機能を増すため図
6で示すように負荷が重くなるにつれ出力電流を減少さ
せる出力電圧−出力電流(Vo−Io)特性を有するも
のがある。
絡あるいは過負荷時の出力異常時の災害防止のため出力
電流制限回路7が設けられ、出力電流制限回路7は出力
電流をある一定値以上流せない特性を有し、さらに周辺
回路および安定化電源回路自体の保護機能を増すため図
6で示すように負荷が重くなるにつれ出力電流を減少さ
せる出力電圧−出力電流(Vo−Io)特性を有するも
のがある。
【0011】このようなVo−Io特性は、その形状か
ら“フの字特性”と呼ばれている。
ら“フの字特性”と呼ばれている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】負荷が重くなるにつれ
出力電流を減少させる出力電圧−出力電流特性は、安定
化電源回路および周辺回路の保護という面からは優れた
特性であるが、電源投入時の出力電圧の立ち上がりに問
題がある。
出力電流を減少させる出力電圧−出力電流特性は、安定
化電源回路および周辺回路の保護という面からは優れた
特性であるが、電源投入時の出力電圧の立ち上がりに問
題がある。
【0013】つまり、図6の実線に示す出力電圧−出力
電流特性では、一点鎖線のような負荷特性をもつ半導体
負荷(マイクロプロセッサ、半導体メモリ、IC等)の
場合、出力電圧の立ち上がり時、出力電圧が出力電圧−
出力電流特性と負荷特性の交点であるA点に止まり、正
常動作点のC点には立ち上がらないという問題が生じ
る。
電流特性では、一点鎖線のような負荷特性をもつ半導体
負荷(マイクロプロセッサ、半導体メモリ、IC等)の
場合、出力電圧の立ち上がり時、出力電圧が出力電圧−
出力電流特性と負荷特性の交点であるA点に止まり、正
常動作点のC点には立ち上がらないという問題が生じ
る。
【0014】このため、出力電圧の立ち上がり時、出力
を正常に動作させるには、図6の破線で示すように短絡
電流をある程度大きくし、出力電圧−出力電流特性と負
荷特性との間に交点を生じないようにする必要がある。
を正常に動作させるには、図6の破線で示すように短絡
電流をある程度大きくし、出力電圧−出力電流特性と負
荷特性との間に交点を生じないようにする必要がある。
【0015】しかし、短絡電流を大きくすると安定化電
源回路および周辺回路の保護という面から問題がある。
源回路および周辺回路の保護という面から問題がある。
【0016】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であって負荷が重くなるにつれ、出力電流を減少させる
出力電圧−出力電流特性を有する安定化電源回路におい
て前述のような負荷特性をもつ半導体負荷に対しても出
力電圧が正常動作点まで確実に立ち上がり、かつ短絡電
流を低く設定でき信頼性のある安定化電源を提供するも
のである。
であって負荷が重くなるにつれ、出力電流を減少させる
出力電圧−出力電流特性を有する安定化電源回路におい
て前述のような負荷特性をもつ半導体負荷に対しても出
力電圧が正常動作点まで確実に立ち上がり、かつ短絡電
流を低く設定でき信頼性のある安定化電源を提供するも
のである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の過電流保護機能付安定化電源回路は、入出
力端子間に出力段パワートランジスタを直列接続し、出
力端子−GND端子間に2つの抵抗が直列接続されてな
る分割抵抗を接続するとともに分割出力電圧と基準電圧
との比較出力に基づいて上記出力段パワートランジスタ
を制御し、フの字特性の出力電圧−出力電流特性を有す
る過電流保護機能付安定化電源回路において、上記分割
抵抗と並列に接続される出力電圧切換え用トランジスタ
と、入力電圧と所定のスレッシュホールド電圧とを比較
する比較回路とからなる出力電圧切換え回路を設け、該
比較回路出力に基づいて、前記入力電圧が前記スレッシ
ョルホールド電圧未満では前記出力電圧切換用トランジ
スタをONし、前記入力電圧が前記スレッショルホール
ド電圧以上では前記出力電圧切換用トランジスタをOF
Fするように制御することにより、上記フの字特性の出
力電圧−出力電流特性の出力電圧の設定値を切換える出
力電流制限回路をさらに設けることを特徴とする。
め、本発明の過電流保護機能付安定化電源回路は、入出
力端子間に出力段パワートランジスタを直列接続し、出
力端子−GND端子間に2つの抵抗が直列接続されてな
る分割抵抗を接続するとともに分割出力電圧と基準電圧
との比較出力に基づいて上記出力段パワートランジスタ
を制御し、フの字特性の出力電圧−出力電流特性を有す
る過電流保護機能付安定化電源回路において、上記分割
抵抗と並列に接続される出力電圧切換え用トランジスタ
と、入力電圧と所定のスレッシュホールド電圧とを比較
する比較回路とからなる出力電圧切換え回路を設け、該
比較回路出力に基づいて、前記入力電圧が前記スレッシ
ョルホールド電圧未満では前記出力電圧切換用トランジ
スタをONし、前記入力電圧が前記スレッショルホール
ド電圧以上では前記出力電圧切換用トランジスタをOF
Fするように制御することにより、上記フの字特性の出
力電圧−出力電流特性の出力電圧の設定値を切換える出
力電流制限回路をさらに設けることを特徴とする。
【0018】また、請求項1記載の過電流保護機能付安
定化電源回路において、出力電圧切換え回路を複数設け
たことを特徴とする。
定化電源回路において、出力電圧切換え回路を複数設け
たことを特徴とする。
【0019】
【作用】上記構成により本発明の過電流保護機能付安定
化電源回路によれば、例えば、半導体負荷(マイクロプ
ロセッサ、半導体メモリ、IC等)の場合、入力電圧の
立ち上がり時に入力電圧がある所定(スレッシュホール
ド)電圧の未満と以上とで、出力設定電圧を切換えるこ
とにより、出力が過負荷点に止まることなく、正常電圧
にて動作させることができ、かつ短絡電流を小さく設定
できる(定格電流の1/3以下)。
化電源回路によれば、例えば、半導体負荷(マイクロプ
ロセッサ、半導体メモリ、IC等)の場合、入力電圧の
立ち上がり時に入力電圧がある所定(スレッシュホール
ド)電圧の未満と以上とで、出力設定電圧を切換えるこ
とにより、出力が過負荷点に止まることなく、正常電圧
にて動作させることができ、かつ短絡電流を小さく設定
できる(定格電流の1/3以下)。
【0020】また、スレッシュホールド電圧を複数有す
ることにより入力電圧の低下に伴い出力電圧が急激に低
下することを防止できる。
ることにより入力電圧の低下に伴い出力電圧が急激に低
下することを防止できる。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図4を用いて
説明する。
説明する。
【0022】ここで、図1は本実施例による安定化電源
回路の電気回路図、図2は同じく安定化電源回路の出力
電圧−出力電流の特性図、図3は同じく出力電圧を一回
切換える安定化電源回路の入力電圧−出力電圧の特性
図、図4は同じく出力電圧を複数切換える安定化電源回
路の入力電圧−出力電圧の特性図である。
回路の電気回路図、図2は同じく安定化電源回路の出力
電圧−出力電流の特性図、図3は同じく出力電圧を一回
切換える安定化電源回路の入力電圧−出力電圧の特性
図、図4は同じく出力電圧を複数切換える安定化電源回
路の入力電圧−出力電圧の特性図である。
【0023】図1の如く、本実施例の過電流保護機能付
安定化電源回路は、設定された電圧を出力電圧として出
力する出力段パワートランジスタ1と出力段パワートラ
ンジスタ1のベース駆動用トランジスタ4と出力段パワ
ートランジスタ1の出力側とグランド側との間に接続さ
れた出力電圧設定用の2個の抵抗5、6と基準電圧を生
成する基準電圧発生回路3と前記出力電圧設定用の抵抗
5、6により分割された分割電圧と基準電圧との誤差を
検出するとともに、その結果に応じて出力段パワートラ
ンジスタ1を制御する誤差増幅器2と負荷が短絡あるい
は過負荷時の出力異常時に出力電流を制限する出力電流
制限回路7(過電流保護回路)を具備した安定化電源回
路において、出力電圧切換え用トランジスタ8、比較電
圧発生回路10および入力電圧Vinと比較電圧Vaを
比較する比較回路9を加えた構成となっている。また、
必要に応じてαまたはβの位置に抵抗を接続してもよ
い。以上の構成において動作内容を以下に説明する。
安定化電源回路は、設定された電圧を出力電圧として出
力する出力段パワートランジスタ1と出力段パワートラ
ンジスタ1のベース駆動用トランジスタ4と出力段パワ
ートランジスタ1の出力側とグランド側との間に接続さ
れた出力電圧設定用の2個の抵抗5、6と基準電圧を生
成する基準電圧発生回路3と前記出力電圧設定用の抵抗
5、6により分割された分割電圧と基準電圧との誤差を
検出するとともに、その結果に応じて出力段パワートラ
ンジスタ1を制御する誤差増幅器2と負荷が短絡あるい
は過負荷時の出力異常時に出力電流を制限する出力電流
制限回路7(過電流保護回路)を具備した安定化電源回
路において、出力電圧切換え用トランジスタ8、比較電
圧発生回路10および入力電圧Vinと比較電圧Vaを
比較する比較回路9を加えた構成となっている。また、
必要に応じてαまたはβの位置に抵抗を接続してもよ
い。以上の構成において動作内容を以下に説明する。
【0024】入力電圧Vinと比較電圧発生回路10で
発生した比較電圧Vaを比較回路9で比較し、その比較
結果に応じて出力電圧切換え用トランジスタ8で出力電
圧設定用の抵抗5の抵抗値を切換えることによって出力
電圧Voを切換える。
発生した比較電圧Vaを比較回路9で比較し、その比較
結果に応じて出力電圧切換え用トランジスタ8で出力電
圧設定用の抵抗5の抵抗値を切換えることによって出力
電圧Voを切換える。
【0025】例えば、出力電圧切換え用トランジスタ8
のコレクタ(α)とエミッタ(β)の位置に抵抗が接続
されていない場合を考えると、入力電圧Vinが比較電
圧Va未満では出力電圧切換え用トランジスタ8がON
するため、出力電圧Voは、 Vo=Vref となる。
のコレクタ(α)とエミッタ(β)の位置に抵抗が接続
されていない場合を考えると、入力電圧Vinが比較電
圧Va未満では出力電圧切換え用トランジスタ8がON
するため、出力電圧Voは、 Vo=Vref となる。
【0026】また、αの位置に抵抗値Raの抵抗が接続
されている場合は、入力電圧Vinが比較電圧Va未満
では、出力電圧切換え用トランジスタ8がONするため
出力電圧Voは、 Vo≒Vref×(1+Ra×R5/(R6×(Ra+
R5))) となり、入力電圧Vinが比較電圧Va以上では、出力
電圧切換え用トランジスタ8がOFFするため出力電圧
Voは、 Vo=Vref×(1+R5/R6) となる。
されている場合は、入力電圧Vinが比較電圧Va未満
では、出力電圧切換え用トランジスタ8がONするため
出力電圧Voは、 Vo≒Vref×(1+Ra×R5/(R6×(Ra+
R5))) となり、入力電圧Vinが比較電圧Va以上では、出力
電圧切換え用トランジスタ8がOFFするため出力電圧
Voは、 Vo=Vref×(1+R5/R6) となる。
【0027】同様にβの位置に抵抗値Rbの抵抗が接続
されている場合は、入力電圧Vinが比較電圧Va未満
では出力電圧Voは、 Vo≒Vref×(1+Rb×R5/(R6×(Rb+
R5))) となり、入力電圧Vinが比較電圧Va以上では、 Vo=Vref×(1+R5/R6) となる。
されている場合は、入力電圧Vinが比較電圧Va未満
では出力電圧Voは、 Vo≒Vref×(1+Rb×R5/(R6×(Rb+
R5))) となり、入力電圧Vinが比較電圧Va以上では、 Vo=Vref×(1+R5/R6) となる。
【0028】以上のような動作により入力電圧のある電
圧未満と以上とで、出力電圧の設定値を切換えることに
より図2に示すような出力電圧−出力電流特性となる。
圧未満と以上とで、出力電圧の設定値を切換えることに
より図2に示すような出力電圧−出力電流特性となる。
【0029】つまり、入力電圧の立ち上がり時、入力電
圧Vinが比較電圧Va未満では、出力電圧Voが低く
設定されるため、図2の破線の出力電圧−出力電流特性
を示し一点鎖線で表される半導体負荷との交点は、B点
となる。
圧Vinが比較電圧Va未満では、出力電圧Voが低く
設定されるため、図2の破線の出力電圧−出力電流特性
を示し一点鎖線で表される半導体負荷との交点は、B点
となる。
【0030】次に、入力電圧Vinが比較電圧Va以上
に上昇した時は、出力電圧Voが切換わり、図2の実線
の出力電圧−出力電流特性を示すようになり出力電圧V
oは、B点から正常動作電圧であるC点に移り、正常動
作点C点で動作する。
に上昇した時は、出力電圧Voが切換わり、図2の実線
の出力電圧−出力電流特性を示すようになり出力電圧V
oは、B点から正常動作電圧であるC点に移り、正常動
作点C点で動作する。
【0031】以上により、従来例で発生したような入力
電圧Vinの立ち上がり時に、出力電流−出力電圧特性
の過負荷点に止まり出力電圧Voが、正常動作電圧まで
立ち上がらないという問題は解決される。
電圧Vinの立ち上がり時に、出力電流−出力電圧特性
の過負荷点に止まり出力電圧Voが、正常動作電圧まで
立ち上がらないという問題は解決される。
【0032】また、出力電圧の切換え電圧が複数であっ
ても前述と同様に出力電圧が正常動作電圧まで立ち上が
ることは明確である。
ても前述と同様に出力電圧が正常動作電圧まで立ち上が
ることは明確である。
【0033】次に、出力電圧の切換え電圧を複数有する
場合の利点について説明する。出力電圧の切換え電圧が
一つの場合、その入力電圧−出力電圧特性は図3に示す
ようになり入力電圧Vinが低下しVth1の値になっ
た時、出力電圧Voは、V1よりV2に急激に低下す
る。
場合の利点について説明する。出力電圧の切換え電圧が
一つの場合、その入力電圧−出力電圧特性は図3に示す
ようになり入力電圧Vinが低下しVth1の値になっ
た時、出力電圧Voは、V1よりV2に急激に低下す
る。
【0034】これに対し、出力電圧の切換え電圧が複数
の場合、その入力電圧−出力電圧特性は、図4に示すよ
うになり入力電圧Vinが低下し、Vth2の値になっ
た時、出力電圧Voの変化は、V3よりV4と小さい低
下に抑えられる。
の場合、その入力電圧−出力電圧特性は、図4に示すよ
うになり入力電圧Vinが低下し、Vth2の値になっ
た時、出力電圧Voの変化は、V3よりV4と小さい低
下に抑えられる。
【0035】その後、入力電圧Vinが更に低下した場
合も、図4に示すように出力電圧Voは段階的に低下
し、急激な出力電圧Voの低下を避けることができる。
合も、図4に示すように出力電圧Voは段階的に低下
し、急激な出力電圧Voの低下を避けることができる。
【0036】以上説明したように、出力電圧Voの切換
え電圧を複数にした場合、出力電圧切換え電圧が一つの
場合に比べて入力電圧Vinの低下に伴う出力電圧Vo
の急激な低下を防止できる。
え電圧を複数にした場合、出力電圧切換え電圧が一つの
場合に比べて入力電圧Vinの低下に伴う出力電圧Vo
の急激な低下を防止できる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明の過電流保護機能
付安定化電源回路によれば、入力電圧が所定のスレッシ
ュホールド電圧の未満と以上とで出力設定電圧を切換え
ることにより、入力電圧立ち上がり時に出力電圧が容易
に正常値に立ち上がり、かつ短絡時の出力電流を小さく
できる信頼性の高い安定化電源回路を提供できる。
付安定化電源回路によれば、入力電圧が所定のスレッシ
ュホールド電圧の未満と以上とで出力設定電圧を切換え
ることにより、入力電圧立ち上がり時に出力電圧が容易
に正常値に立ち上がり、かつ短絡時の出力電流を小さく
できる信頼性の高い安定化電源回路を提供できる。
【0038】また、出力電圧の切換え電圧を複数にした
場合、入力電圧の低下に伴う出力電圧の急激な低下を防
止できる。
場合、入力電圧の低下に伴う出力電圧の急激な低下を防
止できる。
【図1】本発明の一実施例による安定化電源回路の電気
回路図である。
回路図である。
【図2】同じく安定化電源回路の出力電圧−出力電流の
特性図である。
特性図である。
【図3】同じく出力電圧を一回切換える安定化電源回路
の入力電圧−出力電圧の特性図である。
の入力電圧−出力電圧の特性図である。
【図4】同じく出力電圧を複数切換える安定化電源回路
の入力電圧−出力電圧の特性図である。
の入力電圧−出力電圧の特性図である。
【図5】従来例による安定化電源回路の電気回路図であ
る。
る。
【図6】同じく安定化電源回路の出力電圧−出力電流の
特性図である。
特性図である。
1 出力段パワートランジスタ 2 誤差増幅回路 3 基準電圧発生回路 4 出力段パワートランジスタのベース駆動用トランジ
スタ 5,6 出力電流設定用抵抗 7 出力電流制限回路 8 出力電圧切換え用トランジスタ 9 比較回路 10 比較電圧発生回路 20 直流電圧変換回路
スタ 5,6 出力電流設定用抵抗 7 出力電流制限回路 8 出力電圧切換え用トランジスタ 9 比較回路 10 比較電圧発生回路 20 直流電圧変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05F 1/445,1/56 G05F 1/613,6/618 H02M 3/00 - 3/44
Claims (2)
- 【請求項1】 入出力端子間に出力段パワートランジス
タを直列接続し、出力端子−GND端子間に2つの抵抗
が直列接続されてなる分割抵抗を接続するとともに分割
出力電圧と基準電圧との比較出力に基づいて上記出力段
パワートランジスタを制御し、フの字特性の出力電圧−
出力電流特性を有する過電流保護機能付安定化電源回路
において、 上記分割抵抗と並列に接続される出力電圧切換え用トラ
ンジスタと、入力電圧と所定のスレッシュホールド電圧
とを比較する比較回路とからなる出力電圧切換え回路を
設け、該比較回路出力に基づいて、前記入力電圧が前記
スレッショルホールド電圧未満では前記出力電圧切換用
トランジスタをONし、前記入力電圧が前記スレッショ
ルホールド電圧以上では前記出力電圧切換用トランジス
タをOFFするように制御することにより、上記フの字
特性の出力電圧−出力電流特性の出力電圧の設定値を切
換える出力電流制限回路をさらに設けることを特徴とす
る過電流保護機能付安定化電源回路。 - 【請求項2】 出力電圧切換え回路を複数設けたことを
特徴とする請求項1記載の過電流保護機能付安定化電源
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05321886A JP3115758B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 過電流保護機能付安定化電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05321886A JP3115758B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 過電流保護機能付安定化電源回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07175538A JPH07175538A (ja) | 1995-07-14 |
JP3115758B2 true JP3115758B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=18137506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05321886A Expired - Fee Related JP3115758B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 過電流保護機能付安定化電源回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3115758B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0561348U (ja) * | 1992-01-29 | 1993-08-13 | 東陶機器株式会社 | 主体壁用型枠 |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP05321886A patent/JP3115758B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0561348U (ja) * | 1992-01-29 | 1993-08-13 | 東陶機器株式会社 | 主体壁用型枠 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07175538A (ja) | 1995-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6683798B2 (en) | Switching power supply with transfer function control circuit | |
JPH03501799A (ja) | 過渡抑制器 | |
EP0608974B1 (en) | Base current-control circuit of an output transistor | |
JP3115758B2 (ja) | 過電流保護機能付安定化電源回路 | |
JP4461817B2 (ja) | 半導体集積回路装置 | |
CN112311079B (zh) | 冗余电源供应装置及其异常保护控制方法 | |
JP2582940Y2 (ja) | 安定化電源回路 | |
CN110326180B (zh) | 电子式电路断路器 | |
JP2005312105A (ja) | 降圧コンバータ | |
CN111342639B (zh) | 电源转换电路及其运作方法 | |
CN115954831A (zh) | 具有动态控制最小关断时间机制的电源转换器 | |
JP2625687B2 (ja) | 電源回路 | |
JPS60106210A (ja) | 短絡防止保護装置 | |
JP2811904B2 (ja) | 電源保護装置 | |
JP3354616B2 (ja) | 誘導特性負荷制御ユニットを有する集積回路 | |
JP2000092830A (ja) | 電源回路 | |
JP2815092B2 (ja) | 電源装置 | |
JPH0613498Y2 (ja) | 電圧検出回路 | |
JP2536111Y2 (ja) | スイッチ回路 | |
EP0558124B1 (en) | Integrated circuit comprising a unit for controlling a load of an inductive nature | |
JPH0412787Y2 (ja) | ||
JPS6275725A (ja) | 安定化電源回路 | |
JP2905671B2 (ja) | 安定化電源回路 | |
CN113300698A (zh) | 信号输出电路 | |
JPS5850020A (ja) | 短絡保護付定電圧回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080929 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080929 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |