JP3115531B2 - 切断研削機 - Google Patents
切断研削機Info
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- A46B—BRUSHES
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Description
を駆動して回転させる原動機がケーシング内に配置され
ており、かつ切断盤を部分的に覆う防護フードを有し、
当該防護フードが担持アームに保持されかつ2つの半部
よりなり、その場合各半部が扇形状の基板と、この基板
に対してほぼ直角に配置されかつ放射方向外側に位置す
るカラー部とを有し、そして両半部のカラー部が切断平
面の範囲にて互いに重なるように固定され、切断盤の切
断エッジの方を向いた防護フードの内側の円周面に、摩
耗に対して強い抵抗力のある摩損帯が配置されている切
断研削機に関する。
書により、Vベルトを介して切断盤を駆動して回転させ
る原動機を備えるこの種の切断研削機が公知である。前
記切断盤は、担持アームを介してケーシングに保持され
ており、また、砕け散る研磨盤及び研磨塵から操作者を
保護するために防護フードを有する。当該防護フード
は、切断盤を部分的に覆っている。前記切断盤及び防護
フードは、切断盤の取付け及び駆動のために必要とされ
る全ての部材を含めて、完全に切断研削機のケーシング
の前面の前に位置する。その結果、切断研削機の重心
が、作業方向に見て前方へ移っている。人間工学上好都
合な取扱いを可能にするためには、ケーシングの外側に
配置された部材の重量を可能な限り小さく維持するよう
に注意しなければならない。さもなければ、切断研削機
を安定なバランス状態に保つために操作者が調整しなけ
ればならない傾動モーメントが、切断研削機の横軸線の
まわりに作用する。
盤から接線方向に飛散する研磨塵及び火花から保護する
ことである。大きな摩損作用を有する比較的に高速で飛
散する粒子が、防護フードの内側の円周面に衝突する。
従って、防護フードは薄鋼板のような抵抗力のある材料
から製造されているが、しかしこのような材料は大きな
自重を有する。その結果、当該作業機の操作性が損なわ
れる。
がすでにアルミニウムからも製造されているが、しか
し、摩損が大きいために耐用期間が短いことを受け入れ
なければならず、このことが整備経費を高めていた。
に述べた種類の切断研削機を、操作性を改善するために
作業機全体の重量を小さくしかつ耐用期間を長くするよ
うに構成することである。
り、防護フードが摩損帯より特別に軽い材料からからな
り、摩損帯とカラー部が共通のリベット結合を介して互
いに結合されており、摩損帯を防護フードの内側の円周
面で保持するため 、 防護フードの円周上に間隔を持って
分散して複数個のリベット結合が配置されていることに
より解決される。
フードの内側の円周面に位置する摩損帯が防護フード自
体とは別の材料から製造されているので、防護フードの
材料の選択に際しては制限を受けない。防護フードは耐
摩性の小さい特別に軽い材料で製造することができる。
なぜならば、防護フードはもはや直接に研磨塵の作用を
受けることがなく、従って、摩耗による摩損がほとんど
なく、わずかな熱的な負荷を受けるだけだからである。
防護フードは、主として、その自重並びに内側に固定さ
れた摩損帯の重量だけは受け入れなければならず、並び
に、作業運転中に普通に発生する衝撃等のような負荷を
受け入れなければならない。摩損性の研磨塵は摩損帯に
衝突する。当該摩損帯は、摩耗に対して強い抵抗力をも
つ材料から製造されており、機械的な負荷が大きいにも
かかわらず耐用期間が長い。当該防護フード及び摩損帯
の全重量は薄鋼板製の防護フードに比べて軽減されてい
る。なぜならば、当該防護フードは特別に軽い材料から
薄手に製造することが可能であり、また、摩損帯の質量
は、特別に重い材料を選んだ場合でも、担持アームに固
定された部材の全質量に比べて小さいからである。
であり、防護フードはアルミニウムまたはアルミニウム
板から成ることが好都合である。これらの材料から製造
された部材は容易に加工することができる。それによっ
て、生産及び製作コストが小さく維持される。
防護フードの内側の円周面に保持されており、その際、
リベット継ぎを用いることが有利である。リベット継ぎ
によって、例えば融点の高さが違うような、非常に材料
特性の異なる材料をつなぎ合わせることができる。リベ
ット継ぎに個々に伝わる力によって、摩損帯及び防護フ
ードの伸びの大きさの違いも補償できる。
盤の方を向いた摩損帯の側に位置することが好都合であ
る。製造の際に、リベットが放射方向に外側から内側へ
防護フードにはめ込まれ、それによって、リベットの頭
部が防護フードの放射方向外側の面に位置し、ほぼ滑ら
かな表面を形成する。その結果、防護フードが例えば布
地にひっかかることが妨げられる。
可能であり、その際、それぞれの半部は、扇形状の基板
と、基板に対してほぼ直角に配置されかつ放射方向外側
に位置するカラー部とを有する。両方の半部のカラー部
は互いに固定されており、その際、それらのカラー部が
軸方向に部分的に重なり合うことが好都合である。両方
のカラー部の重なり領域では、少なくとも放射方向内側
のカラー部と摩損帯とがリベットによって互いに結合さ
れている。両方のカラー部の間の結合は、一つの方法と
しては、同様にリベット継ぎによって行なうことができ
る。この場合には、放射方向外側のカラー部、放射方向
内側のカラー部、及び摩損帯が1つのリベットによって
互いに結合される。別の方法としては、両方のカラー部
の間の結合を特に溶接によって作り出すことも可能であ
る。
に述べられる。
明する。図1には、切断研削機1が図示されている。切
断研削機1は、ケーシング2内に配置された原動機を有
する。当該原動機は、図示された実施例では、内燃機関
として構成されている。ケーシング2には、作業機の縦
方向に延在する第一のグリップ22が配置されており、
グリップ22には原動機の始動のためのスロットルレバ
ー装置24が設けられている。作業方向25に見て第一
のグリップ22の前方に別のグリップ23が配置されて
いる。当該グリップ23は、ほぼ、作業方向25に対し
て垂直な平面内に位置する。切断研削機1は、グリップ
22と23とによって操作者に保持されかつ操作され
る。
自由端には、回転駆動される切断盤4が配置されてい
る。切断盤4は、原動機によって、担持アーム6にガイ
ドされたVベルト3を介して駆動されている。担持アー
ム6は、作業方向25において、切断盤4が完全に切断
研削機ケーシングの前方に位置するように、ケーシング
2またはグリップ23の前面を越えて突き出ている。
て防護フード5によって覆われており、それによって、
切断盤4の接線方向にはね上げられる研磨塵及び火花あ
るいは砕け散る切断盤の部分が操作者に当たり負傷させ
る可能性が妨げられる。大きな摩損作用をもつ研磨塵
は、防護フード5の内側の円周面に当たり、衝突の際に
運動エネルギーを失う。そして、研磨塵は防護フード5
から開いた側を経て下方へ落ちる。
防護フードの内側の円周面8に、切断盤4の切断エッジ
7の方を向いた側に摩損帯9が配置されている。摩損帯
9は高速でぶつかる研磨塵に対して強い抵抗力を有する
ように形成されている。防護フード5及び摩損帯9は異
なる材料から製造されている。その際、防護フード5が
摩損帯9より特別に軽い材料から製造されていることが
有利である。防護フードはアルミニウムまたはアルミニ
ウム板から製造されていることが有利であり、それに反
して、摩損帯は薄鋼板から成ることが好都合である。こ
の組み合わせは、容易に加工することができる商慣習上
の材料の利用であることと並んで、アルミニウムから製
造される防護フード5を薄手に形成することが可能であ
り、それによって防護フードの重量が軽減されるという
利点を有する。薄鋼板製の摩損帯は、防護フードの内側
の円周面を摩損性の研磨塵から保護する。従って、防護
フードの摩損は心配する必要がない。他方で薄鋼板製の
摩損帯はコスト安に製造可能であり、かつ摩耗に対して
強い抵抗力をもつ。それによって、防護フード及び当該
作業機の耐用期間が長くなる。薄手の摩損帯の重量は、
担持アーム6及び切断盤4のような、切断研削機のケー
シングの前方に延びた他の部材に比べて、無視できるほ
ど小さい。ケーシングの前方に配置された部材の全質量
を減らすことによって、当該作業機の横軸線のまわりの
傾動モーメントも明らかに低下する、または完全に相殺
される。それによって、切断研削機の操作性が高められ
る。
9が防護フード5の内側の円周面8の全周に延在する。
それによって、防護フード5は、切断盤4の切断エッジ
7の方を向いた側の内周全体について、研磨塵から保護
されている。その結果、回転する切断盤4によって防護
フード5の内室へ比較的に大きい角度範囲にわたって引
き込まれる研磨塵も、防護フードを破損させる可能性が
ない。
け、特に防護フードのうち切断研削機のケーシング側の
領域にだけ配置することも好都合である。図2は、内側
の円周面8に固定された摩損帯9を備える防護フード5
の断面図を示す。摩損帯9が形状拘束的な結合、特にリ
ベット継ぎ10によって防護フードの内側の円周面に固
定されていることが好都合である。円周上に分散して、
規則的な間隔でほぼ8つのリベット継ぎ10が設けられ
ていることが有利であり、その結果、摩損帯9が防護フ
ード5の全内周にわたって円周面8に平たく当接する。
リベット継ぎ10のリベット11が穿孔リベットとして
製造中に防護フード5を通して外側から打ち込まれ、そ
れによってリベットのリベット頭部12が防護フードの
放射方向外側の面に位置することが好都合である。穿孔
リベットを用いると、防護フード及び摩損帯にリベット
のために穿孔を施す必要がない。リベット頭部12は、
防護フードの壁に埋め込まれており、滑らかな表面を形
成する(図3参照)。有利に中空リベットとして形成さ
れたリベット11の軸13は、防護フード5及び摩損帯
9の壁を貫通する。その際、当該軸の自由端にリベット
先端部14が形成されている。リベット先端部14は、
放射方向外側に向かって曲げられた壁領域を有し、当該
壁領域がリベット継ぎの形状拘束的結合を作り出す。リ
ベット11は、外側から防護フード及び摩損帯の壁を貫
通する中空リベットとして形成されていることが好都合
である。当該中空リベットの軸はリベット頭部12から
見て円錐形に拡がっており、その際、拡がっているリベ
ット壁のために、リベット先端部の切断盤側が摩損して
も結合が維持される。
ード及び摩損帯の打ち抜かれた材料がはまりこんでい
る。切断盤4の切断エッジ7の方を向いた側で中空リベ
ットの中空室内にあるこれらの材料は,リベット11を
研磨塵による摩耗から保護する。それによって、リベッ
ト継ぎの寿命が長くなる。リベット先端部14は、切断
盤の方を向いた摩損帯9の面15の表面から突出し、防
護フードの製造の際にリベットセットによって成形され
る。それによって、形状拘束的結合が作り出される。
半部16、17から成る。これらの半部16、17は、
切断盤を包むように配置されており、ほぼ切断盤平面1
8の領域で互いに固定されている。それぞれの半部1
6、17は、扇形状の基板16a、17aと,基板に対
してほぼ直角に延在し放射方向外側に位置するそれぞれ
1つのカラー部16b、17bとを有する。その際、カ
ラー部は、基板を変形させることによって作り出される
ことが好都合である。それぞれの基板は、切断盤4より
ほんの少しだけ大きい半径をもつ。その結果、カラー部
によって形成される、防護フードの放射方向内側の面
が、切断盤4の切断エッジ7に対して同心の距離をおい
て位置する。両方の半部16、17のカラー部16b、
17bは、切断盤平面18の領域で軸方向に部分的に重
なり合う。その際、重なり領域は、広がりbを有する。
当該広がりb内では、カラー部に軸方向の湾曲が形成さ
れていない。摩損帯9も少なくとも幅bを有することが
有利であり、その際、重なり領域及び摩損帯が切断盤平
面18に関してほぼ対称に延在する。
基板16a、17a間の距離に適合させ、その際、湾曲
のない重なり領域の外側の、基板とカラー部との間の移
行部において、摩損帯が当該移行部に適合した湾曲を有
することも好都合である。
が可能であり、その際、支持する側の半部16が対向す
る半部17より厚く形成されていることが好都合であ
る。図2と図3とに示す実施例では、リベット11が両
方のカラー部16b、17b及び摩損帯9を互いに結合
させる。その際、リベット11のリベット頭部12は放
射方向外側のカラー部17bの壁に埋め込まれている。
態、例えば丸頭リベット、ブラインドリベット、あるい
はストレートベルトリベットを用いることもできる。図
示されていないが、当該結合はねじ及びナットによって
行なうこともできる。
が示されている。リベット11は、両方の防護フード半
部16、17の組み立ての前に、カラー部16bと摩損
帯9とを通して打ち込まれる。そのあとで、第二の防護
フード半部17のカラー部17bが、放射方向外側で物
質拘束的に第一の防護フード半部16のカラー部16b
に結合される。その際、結合は溶接によって作り出され
ることが有利である。両方の半部16及び17が同じ材
料から製造されており、従って同じ融点をもつので、両
方の半部の溶接は問題なく可能である。溶接継ぎ目26
は、放射方向外側のカラー部17bの端面に当接し、放
射方向内側のカラー部16bの移行領域へ傾斜路状に傾
斜している。その結果、汚れやすい縁の形成を回避して
両方のカラー部の間の一様な移行部が形成されている。
いは粘着によっても作り出すことができる。放射方向外
側のカラー部17bが、カラー部16bの壁を通して打
ち込まれるリベット11のリベット頭部12を覆い、そ
れによって、リベット11が外側に対して完全に覆われ
ている。この措置方法は、特に次のような場合に有利で
ある。すなわち、防護フードの壁が厚手に形成されてお
り、それによって、摩損帯を含めて両方のカラー部を結
合するためのリベット法を、特に穿孔法に組み込まれた
リベットについて実現するのに大きな経費がかかる場合
である。
の結合は、図示されていない実施例により、リベット打
ち出し法でも行なうことができる。その場合には、摩損
帯の打ち出されかつ曲げられた金属板部分がカラー部1
6bを貫いて導かれかつリベットで固定するために援用
される。
16の基板16aには、放射方向に延在するいくつかの
指状の打ち出し部19が設けられている(図1、図4、
及び図5参照)。打ち出し部19は、打ち出し法で基板
16aから作り出されており、かつ、基板16aを介し
て担持アーム6に保持されている有利に薄手に作られた
防護フードの安定性を高める。打ち出し部19は、基板
16aの中心に位置する中央の空所20から放射方向に
外側へ向かって延在する。空所20を貫いて、図示され
ていない駆動軸が通っている。当該駆動軸に切断盤4が
相対回転しないように固定されており、当該駆動軸がV
ベルト3によって駆動される。対向する基板17aの中
心には、同様に空所が設けられており、当該空所を同様
に駆動軸が貫通することが可能である。
面に隆起している。防護フード5の放射方向外側に位置
する縁へ向かってしだいに細くなる、全部で4つの打ち
出し部が設けられている。当該打ち出し部は、ほぼ台形
状の横断面を有する。
面図である。
防護フードの断面図である。
ある。
結合部の図2に対応する断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】担持アーム(6)に保持された切断盤
(4)を駆動して回転させる原動機がケーシング内に配
置されており、かつ切断盤(4)を部分的に覆う防護フ
ード(5)を有し、当該防護フード(5)が担持アーム
(6)に保持されかつ2つの半部(16、17)よりな
り、その場合各半部(16、17)が扇形状の基板(1
6a、17a)と、この基板(16a、17a)に対し
てほぼ直角に配置されかつ放射方向外側に位置するカラ
ー部(16b、17b)とを有し、そして両半部(1
6、17)のカラー部(16b、17b)が切断平面
(18)の範囲にて互いに重なるように固定され、切断
盤(4)の切断エッジ(7)の方を向いた防護フード
(5)の内側の円周面(8)に、摩耗に対して強い抵抗
力のある摩損帯(9)が配置されている切断研削機にお
いて、防護フード(5)が摩損帯(9)より特別に軽い材料か
らからなり、摩損帯(9)とカラー部(16b、17
b)が共通のリベット結合を介して互いに結合されてお
り、摩損帯(9)を防護フード(5)の内側の円周面
(8)で保持するため 、 防護フード(5)の円周上に間
隔を持って分散して複数個のリベット結合(10)が配
置されている ことを特徴とする切断研削機。 - 【請求項2】リベット結合(10)のリベット(11)
の先端部(14)が、切断盤(4)の方を向いた摩損帯
(9)の側(15)に位置することを特徴とする、請求
項1に記載の切断研削機。 - 【請求項3】両方の半部(16、17)のカラー部(1
6b、17b)が、切断盤平面(18)の領域にて互い
に軸方向に重なるように固定される重なり領域を有する
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の切断研削
機。 - 【請求項4】摩損帯(9)の幅(b)が重なり領域の幅
にほぼ一致することを特徴とする、請求項3に記載の切
断研削機。 - 【請求項5】半部(16、17)の両方のカラー部(1
6b、17b)が互いに結合されており、特に互いに溶
接されていることを特徴とする、請求項1から4の1つ
に記載の切断研削機。 - 【請求項6】担持アーム(6)側を向いた防護フード半
部(16)の基板(16a)に、ほぼ放射方向に延在す
る指状の打ち出し部(19)が設けられていることを特
徴とする、請求項1から5の1つに記載の切断研削機。 - 【請求項7】防護フード(5)が、特にアルミニウムか
ら成ることを特徴とする、請求項1から6の1つに記載
の切断研削機。 - 【請求項8】摩損帯(9)が薄鋼板から成ることを特徴
とする、請求項1から7の1つに記載の切断研削機。
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