JP3115449U - 骨つぼの蓋 - Google Patents

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Abstract


【課題】 骨つぼについて、納められた遺骨に関する情報を容易に確認できるようにするとともに、遺骨を削減・整理した場合でも過去に埋葬された故人の情報を容易に確認できるようにする。
【解決手段】 火葬後の遺骨および遺灰を納める骨つぼ本体の開口部に上方から装着される上面が略平滑な骨つぼの蓋において、その上面略中央位置に故人の写真および故人に関する所定の文字情報からなる画像情報が表示された情報表示部10を設けた骨つぼの蓋1Aとし、骨つぼの上方から故人の情報を確認できるものとした。
【選択図】 図1

Description

本考案は、骨つぼの蓋に関し、殊に、埋葬された故人の情報を確認することのできる骨つぼの蓋に関する。
従来より、お墓の納骨室に収納する骨つぼ内に故人の名前や没年月日等が記載された紙片を遺骨とともに納めることが一般的に行われている。しかし、後年になって納められた遺骨が誰のものであるか等の情報を確認するには、骨つぼを納骨室から取り出し蓋を開けて確認する必要があり、確認作業が面倒なものとなる。また、長年に亘る腐食などで紙片の記載が不明瞭となって遺骨が誰のものか判別がつかなくなる場合も多く、さらに、紙片の情報には故人の遺影が含まれていないことから故人を偲ぶには充分なものではない。
斯かる問題に対し、実開昭63−100032号公報には、骨つぼ本体側面に故人の写真を焼付印刷するとともに、その他の文字情報を併せて表示したものが提案されている。これにより、故人の情報が不明瞭になる心配がないことに加え骨つぼの蓋を開けることなく故人の情報を確認できるようになり、焼付けた写真を見ることで故人を偲ぶこともできる。
ところが、斯かる故人の情報を表示した骨つぼを製作するには、通常、数日を要するところ、骨つぼを生前から準備しておくことは稀であり、死亡後に製作を依頼してから完成するまでの間、遺骨・遺灰を納めておくための仮の骨つぼが必要となるため、これに要する費用が無駄となってしまう。
この問題に対し、実登3091355号公報には、故人の写真やその他情報を焼付けた陶磁器プレートを骨つぼ側面に接着固定するものが提案されている。これにより、火葬直後から使用している骨つぼに納骨日までに完成したプレートを接着固定すればよいものとなるため、骨つぼ購入の点において無駄のないものとなる。
しかしながら、故人の写真・情報を表示した上記二つの骨つぼにおいても、納骨後に納骨室の外から誰の遺骨であるかを判別する場合は、斯かる表示が骨つぼの側面に付され骨つぼが複数並んで配置されているため、上から覗くだけでは確認が容易なものではない。従って、確認者が納骨室内に降りて側方から確認したり、或いは骨つぼを外に取り出してから確認したりすることが必要となり、極めて面倒な作業となってしまう。
さらに、収納された骨つぼの数が増えて納骨室内に納めきれなくなった場合は、いくつかの骨つぼを古い順に取り出して破棄し、遺骨を整理して数を削減することが一般的に行われている。そのため、上述の骨つぼ本体側面に故人の情報を表示したものにおいては、それ以降、過去に埋葬された者の記録が残らずその情報も確認できなくなってしまう。
実開昭63−100032号公報 実登3091355号公報
本考案は、上記のような問題点を解決しようとするものであり、骨つぼについて、納められた遺骨に関する情報を容易に確認できるようにするとともに、遺骨を削減・整理した場合でも、過去に埋葬された故人の情報を容易に確認できるようにすることを課題とする。
そこで、本考案は、火葬後の遺骨および遺灰を納める骨つぼ本体の開口部に上方から装着される上面の略平滑な骨つぼの蓋において、その上面略中央位置に故人の写真および故人に関する所定の文字情報からなる画像情報が表された情報表示部を備え、骨つぼの上方から故人の情報を確認できるものとした。
このように、写真をはじめとする故人の情報を骨つぼの蓋上面に表示して納骨時までに準備して蓋として使用することにより、骨つぼ本体を余分に必要としないことに加え、納骨後に納骨室の上方からでも故人の情報を確認することができ、誰の遺骨を納めた骨つぼであるか等の情報を容易に認知できるものとなり、遺骨の削減・整理時にはスペースを要さない蓋だけを残すことで、埋葬された故人の情報を確実に後に残すことができる。
また、この骨つぼの蓋を陶磁器製のものとし、故人の写真および所定の文字情報からなる画像情報を電子画像データとして所定の印刷方法により陶磁器表面に表示したものすれば、故人の写真を電子データ化して遠隔的且つ瞬時に入手するとともに比較的短時間且つ低コストで画像情報を骨つぼの蓋に表示できるものとなり、その印刷方法が、立体物の湾曲した表面にも印刷可能な所定の立体物対応型プリンタにより陶磁器表面に所定の顔料系インクで電子画像データを直接印刷するものとすれば、その画像情報の印刷作業が簡便となるとともにこれを長期間に亘って鮮明に維持することが容易となる。
さらに、上述した骨つぼの蓋において、上面が平面視円形とされているとともにその外縁付近に円環状の足受溝が設けられ、この足受溝にこれと同径の他の骨つぼの蓋の下面側に突出した円環状の足を一致させて重ねるものとすれば、骨つぼの蓋だけを残す際に、複数枚を重ねて保管した場合でも極めて安定性に優れたものとなり、崩れ落ちて破損することにより故人の情報が確認困難となってしまう事態を最小限に抑えることができる。
本考案によると、埋葬された遺骨に関する故人の情報が骨つぼの上方から容易に確認できるとともに、遺骨を削減・整理した場合においても、故人の情報が表示された骨つぼの蓋を残すことにより過去に埋葬された故人の情報について容易に確認できるものである。
以下に、図面を参照して本考案を実施するための最良の形態を説明する。
図1乃至図3は、本考案における第一の実施の形態の骨つぼの蓋を示している。図1の平面図および図2の正面図を参照して、本実施の形態の骨つぼの蓋1Aは、図示しない略円筒容器状の骨つぼ本体の開口部に装着される一般的な骨つぼの蓋とほぼ同様の構成であり、陶器または磁器からなる略円盤状で上面がほぼ平滑とされ下面に円環状の足11が突設されてなる蓋部材である。そして、本考案において、その上面略中央部に故人の写真をメインとした故人の情報が画像情報として表示された情報表示部10を備えている点に特徴がある。
図3の情報表示部10の拡大部分図を参照して、情報表示部10は、故人の遺影写真の一部に、故人についての文字情報、例えば没年月日、俗名、行年などの項目が表示されている。これにより、蓋を開けて骨つぼ内部を確認したり、骨つぼ本体側方から表示情報を目視したりする必要もなく、納骨室に入れた状態のままでも上方から情報を確認することができる。しかも、情報表示部10の表示画像は腐食に強い安定的なものを使用していることから、骨つぼに収められた遺骨が誰のものか判別できない等のトラブルは長期間に亘って容易に回避されるものとなる。
また、このような構成としたことで、骨つぼの蓋に画像情報を付与するための作業を行う製作所においては、在庫として確保するのは骨つぼの蓋のみで済み、骨つぼ本体を在庫する場合と比べて在庫スペースが小さくて済むとともに、在庫の金額的な負担も極めて軽いものとなる。一方、葬祭をとり行う側においても、火葬直後から用いた骨つぼ本体をそのまま使用することができるため、無駄な出費を回避出来るというメリットがある。
ところで、この骨つぼの蓋1Aを製作する手順について説明すると、例えば、最も一般的である死亡後に遺族が製作を依頼する場合においては、葬儀業者等が遺族から故人の写真を入手し、葬儀業者の事務所などでこれをスキャンして電子データとすることで、製作所が遠隔に位置する場合であっても、インターネット回線等を利用して瞬時に送ることが出来、すぐに製作に取りかかることができる。尚、デジタルカメラやカメラ付携帯電話機等による電子写真の場合は、そのままデータを送付することができるため、さらに製作手順が簡易なものとなる。
そして、この電子データ化された故人の遺影をパソコン画面上でトリミングしながら依頼者指定の文字データを加えて印刷用の電子画像データとし、専用のプリンタを用いて専用の転写紙などに印刷し、これを無地の骨つぼの蓋の上面にヒートプレス機などを用いて転写・焼成することで固定して完成する。
尚、電子画像データの印刷・固定方式には、斯かる焼成方式の他に、専用の転写紙を用いた熱硬化方式等の方式もあり、さらに近年においては、立体物の湾曲した表面にも印刷することのできる特殊な立体物対応型プリンタを用いて立体物に直接印刷するとともに所定の顔料系インク等を用いることにより固定処理を要さずに極めて安定的な表示画像を得る技術も普及しており、斯かる技術を用いることで製作がさらに容易なものとなる。従って、本考案においては表示画像が腐食に強く変色や脱色の少ないものであれば、様々な方式を採用することができる。
このように、故人の遺影を電子データとすることにより製作所が遠隔にあっても瞬時に送ることができるとともに、パソコンを用いて文字データを加えながら、簡易な手順で骨つぼの蓋に表示する印刷用の電子画像データを作成することができ、低コスト且つ短時間で故人の様々な情報を表示した骨つぼの蓋を作成することができる。
次に、本考案における第二の実施の形態の骨つぼの蓋について説明する。図4の平面図およびそのX−X線に沿う断面図である図5を参照して、本実施の形態の骨つぼの蓋1Bは、骨つぼの蓋1Aの上面の外縁付近に円環状の足受溝(窪み)12が設けられ、この足受溝12にこれと同径でやや幅狭の他の骨つぼの蓋1Bの下面側に突設された円環状の足11の先端を一致させて嵌め込むように重ねることを可能としたものである。
図6の骨つぼの蓋1Bを複数枚重ねた状態の縦断面図を参照して、骨つぼの蓋1B上面の円環状の足受溝12は、下面側の足11下端部底面を受けて丁度収まる溝幅となっており、図に示すように足受溝12に足11を一致させることにより、重ねた骨つぼの蓋1Bが横方向に滑ることなく極めて安定した状態で保管することができる。
従って、多くの枚数を重ねて高く積み上げた場合でもこれが崩れにくいものとなるため、製作所等の在庫において極めて省スペースを実現するとともに、お墓の納骨室内の遺骨を削減・整理するときに故人の情報を表示した骨つぼの蓋1Bのみを残す際、納骨室内に高く積み上げて収装しても多少の地震程度では崩れ落ちる心配のないものとなる。
また、故人の情報を表示した骨つぼの蓋を故人の情報確認用としてのみ残すのではなく、遺骨の代わりにお祀りしてもよいことは言うまでもなく、このようにすることで用地確保が困難化した近年の墓地事情において、小さなお墓でも多くの先祖をお祀りすることが可能となるものである。
尚、上述の実施の形態のように骨つぼの蓋上面の中心に写真をメインとした故人の情報を表示するだけではなく、例えば、依頼により様々な模様や絵などの装飾をその周りに加えて表示してもよく、情報表示部の印刷手順に含めて表示することが可能であるため、面倒な手順を要することなく容易に実施することができる。また、これにより、故人にちなんだ個性的な骨つぼを演出することも可能となるものである。
本考案における第一の実施の形態の平面図。 図1の骨つぼの蓋の正面図。 図1の情報表示部を示す拡大部分図。 本考案における第二の実施の形態の平面図。 図4のX−X線に沿う断面図。 図5の骨つぼの蓋を複数枚重ねた状態の縦断面図。
符号の説明
1A,1B 骨つぼの蓋、10 情報表示部、11 足、12 足受溝

Claims (4)

  1. 火葬後の遺骨および遺灰を納める骨つぼ本体の開口部に上方から装着される上面が略平滑な骨つぼの蓋において、
    前記上面略中央位置に故人の写真および該故人に関する所定の文字情報からなる画像情報が表示された情報表示部を備え、装着することにより上方から前記故人の情報を確認することのできる、
    ことを特徴とする骨つぼの蓋。
  2. 請求項1に記載した骨つぼの蓋は、陶磁器製のものであって、前記画像情報が電子画像データとされ所定の印刷方法により陶磁器表面に表示されたものである、ことを特徴とする骨つぼの蓋。
  3. 請求項2に記載した骨つぼの蓋において、前記印刷方法が前記電子画像データを所定の立体物対応型プリンタにより所定の顔料系インクを用いて陶磁器表面に直接印刷するものとされている、ことを特徴とする骨つぼの蓋。
  4. 前記上面が平面視円形とされているとともに外縁付近に円環状の足受溝が設けられ、該足受溝にこれと同径の他の骨つぼの蓋の下面側に突出した円環状の足を一致させて重ねるものとされている、ことを特徴とする請求項1,2または3に記載した骨つぼの蓋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009034498A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Suk Bang Kim 機能性骨壷

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