JP3115356U - 回転鋸切断機 - Google Patents

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Abstract

【課題】鋸カバーの移動が容易でその操作性が高く、しかも鋸カバーとワークとの隙間から切断屑が周辺に飛散しない回転鋸切断機を提供する。
【解決手段】作業テーブル12のうち、切断ガイド溝12aの幅方向の一側部に立設された支柱18と、支柱18に元部が水平軸19を介して軸支され、かつ把手20が設けられた操作アーム21と、操作アーム21に水平軸40を介して、鋸カバー17をその下周縁17aが常時水平となるように回動自在に吊り下げる吊下構造体22とを備えたので、鋸カバー17の移動が容易でその操作性が高まり、しかも作業者は視認しながら木材11の切断部分を正確に切断ガイド溝12a上に位置合わせできるとともに、おが屑が鋸カバー17と木材11との隙間から周辺に飛散しない。
【選択図】図1

Description

この考案は回転鋸切断機、詳しくは移動自在な鋸カバーにより、自走する回転鋸を利用して安全にワークを切断可能で、かつ切断屑が周辺に飛散しない回転鋸切断機に関する。
従来、移動自在な鋸カバーを有した回転鋸切断機として、例えば特許文献1の従来技術の欄に記載されたものなどが知られている。これは、作業テーブルの一側に、その一側端に沿って長尺な開口部(切断ガイド溝)が形成され、この開口部には駆動モータにより回転される回転鋸が、この回転鋸の外周部の一部が開口部を通して作業テーブル上に突出した状態で配置され、回転鋸は、駆動モータとともに走行手段により開口部に沿って走行するような構造を有していた。
鋸カバーは、平行四辺形リンク構造体を介して、開口部の長さ方向を含む垂直面内で回動自在に作業テーブルに取り付けられている。また、平行四辺形リンク構造体の一部を構成するリンクのうち、隣り合うリンク同士は、開口部の長さ方向に直交する方向に軸線方向が向いた水平軸を中心にして回動自在に配設されている。さらに、鋸カバーの把手は、鋸カバーの長さ方向の一端部に設けられている。そして、鋸カバーの両端部は、平行四辺形リンク構造体のうち、鋸カバーとの連結部を構成する1対のリンクに、前記開口部の長さ方向に軸線方向を合わせた回動ピンを中心にして軸支されていた。
回転鋸切断機の運転時には、切断される木材(ワーク)を作業テーブルの上面に載置し、切断する箇所をこの開口部に合わせ、さらに開口部を着脱自在に覆う鋸カバーによって木材を上方から作業テーブルに圧接する。
次に、この状態を保持して、回転鋸を回転させながらこれを開口部の長さ方向に移動させることで、木材を切断していた。
実開昭64−22401号公報
しかしながら、特許文献1に記載された回転鋸切断機によれば、このように鋸カバーは、作業者が鋸カバーの長さ方向の一端部に突設された把手を握り、前記平行四辺形リンク構造体を介して、開口部の長さ方向を含む垂直面内で鋸カバーを移動(回動)させていた。すなわち、鋸カバーの開閉に必要な操作力は、平行四辺形リンク構造体により幾分軽減されるが、4本の回動軸(水平軸)を中心として各リンクをそれぞれ垂直面内で回動させる必要があった。そのため、鋸カバーの略全ての荷重は、作業者が握る把手部分に作用されていた。その結果、鋸カバーの移動には大きな力が必要で、その操作性が低かった。
また、鋸カバーの両端部は、平行四辺形リンク構造体のうち、鋸カバーとの連結部を構成する1対のリンクに対して、開口部の長さ方向に軸線方向を合わせた回動ピンを中心にしてそれぞれ軸支されていた。そのため、鋸カバーにより木材を上方から作業テーブルに圧接するとき、鋸カバーが両回動ピンを中心にして捩れ易かった。その結果、鋸カバーの下周縁と木材の上側との間に隙間が生じ、そこから木材の切断中に発生したおが屑が、回転鋸切断機の周辺に飛び散っていた。
しかも、前述したように、開口部の長さ方向に鋸カバーを移動させる平行四辺形リンク構造体を採用したので、作業テーブルの開口部の上方から長尺な鋸カバーを完全に退避させることはできなかった。これにより、木材の切断部分を開口部上に位置合わせする際、作業者が木材と開口部との位置を真上から視認しながら、正確に位置合わせすることはできなかった。もちろん、鋸カバーを両回動ピンを中心にして回動させ、開口部の上方から鋸カバーを退避させるということも考えられる。しかしながら、この場合でも鋸カバーを完全に退避させることは難しかった。
この考案は、鋸カバーの移動が容易でその操作性が高まり、しかも鋸カバーとワークとの隙間から切断屑が周辺に飛散し難いとともに、ワークの切断部分を正確に切断ガイド溝に位置合わせすることができる回転鋸切断機を提供することを目的としている。
また、この考案は、鋸カバーを安定して水平移動可能な回転鋸切断機を低コストで得ることができる回転鋸切断機を提供することを目的としている。
請求項1に記載の考案は、ワークが載置され、該ワークの切断用の切断ガイド溝が形成された作業テーブルと、前記切断ガイド溝の長さ方向に移動しながらワークを切断する回転鋸および該回転鋸の回転駆動手段を有したワーク切断ユニットと、該ワーク切断ユニットを、前記切断ガイド溝に沿って往復走行させる走行手段と、前記切断ガイド溝内を回転しながら移動中の回転鋸を、常時、上方から覆うことが可能な鋸カバーと、前記作業テーブルのうち、前記切断ガイド溝の形成部よりこの切断ガイド溝の幅方向の一側部分に立設された支柱と、該支柱に対して、前記切断ガイド溝の長さ方向に軸線方向が向いた水平軸を中心にして回動自在に元部が連結され、かつ把手が取り付けられた操作アームと、該操作アームに鋸カバーを、前記切断ガイド溝の長さ方向に軸線方向が向いた別の水平軸を中心にして、前記鋸カバーの下周縁が常時水平状態となるように回動自在に吊り下げる吊下構造体とを備えた回転鋸切断機である。
請求項1に記載の考案によれば、把手を握り、切断ガイド溝の長さ方向に軸線方向が向いた水平軸(支柱と操作アームとの連結軸)を中心にして、操作アームを回動させる。これにより、吊下構造体を介して、鋸カバーはその下周縁が常時水平状態を保ったまま、作業テーブルの切断ガイド溝形成部の上面と、これよりも切断ガイド溝の幅方向の一側部の上方となる位置との間で昇降される。このとき、作業テーブルの切断ガイド溝上にワークの切断部分を配置し、このワークの切断部分を作業テーブルと鋸カバーとで上下方向から挟む。その後、回転駆動手段により回転鋸を回転させながら、走行手段により切断ガイド溝に沿ってワーク切断ユニットを移動させることで、回転鋸によりワークを切断する。
このように、鋸カバーを切断ガイド溝の幅方向において昇降(回転鋸を覆う位置と退避位置との間での移動)させるように構成したので、従来の長尺な平行四辺形リンク構造体が組み込まれた鋸カバーの回動構造に比べて、回動軸(水平軸)の総本数が減少することなどから、機構的に鋸カバーの移動が容易となり、かつ鋸カバーの操作性が高まる。しかも、鋸カバーはこのように切断ガイド溝の幅方向の一側方に退避可能であるので、作業者は自分で視認しながら、ワークの切断部分を正確に切断ガイド溝上に位置合わせすることができる。
また、吊下構造体を介して、常時、下周縁が水平を保つように鋸カバーを昇降させるように構成したので、鋸カバーのワーク上への載置時、鋸カバーの下周縁とワークの上面との隙間が発生し難い。その結果、この隙間から切断屑が周辺に飛散するおそれは少なくなる。
ワークとしては、例えば木材(杉、檜、桐、松など)などを採用することができる。
作業テーブルの形状は限定されない。例えば、円形、楕円形、三角形以上の多角形を採用することができる。
切断ガイド溝としては、例えば直線状の溝、湾曲した溝などを採用することができる。
回転駆動手段としては、例えば各種のアクチュエータ、例えば電動モータなどの電気アクチュエータ、油圧アクチュエータ、空圧アクチュエータなどを採用することができる。
ワーク切断ユニットとは、回転鋸および回転駆動手段が、ケーシング、架台などの移動部材に取り付けられたものをいう。
走行手段としては、例えば電動モータなどの各種のアクチュエータ(駆動部)、車輪またはタイヤ、走行レールなどを有した構造体を採用することができる。
鋸カバーの素材としては、例えば各種の合成樹脂、各種の金属、各種の木材などを採用することができる。このうち、透明な合成樹脂とした方が、切断状態を確認しながら作業を行えるので好ましい。
鋸カバーの長さは、切断ガイド溝内を回転しながら移動中の回転鋸を、常時、上方から覆うことが可能な長さであれば限定されない。
支柱の素材としては、例えば各種の合成樹脂、各種の金属、各種のセラミックス、各種の木材などを採用することができる。作業テーブルにおける支柱の取り付け位置は、切断ガイド溝の形成部よりこの切断ガイド溝の幅方向の一側部分であれば限定されない。また、支柱の使用本数は1本でもよいし、2本以上でもよい。支柱の断面形状、支柱の長さもそれぞれ限定されない。
操作アームの素材としては、例えば各種の合成樹脂、各種の金属、各種のセラミックス、各種の木材などを採用することができる。
操作アームの形状は限定されない。例えば直線的な棒状でもよい。また、操作アームの使用本数は1本でもよいし、2本以上でもよい。操作アームの長さも限定されない。
把手の素材は限定されない。例えば各種の合成樹脂、各種の金属、各種のセラミックス、各種の木材などを採用することができる。操作アームにおける把手の取り付け位置、および、把手の使用本数は任意である。
鋸カバーを、鋸カバーの下周縁が常時水平状態となるように回動自在に吊り下げるとは、鋸カバーをどのように昇降させても、鋸カバーの下周縁が常に水平状態を保つように、別の水平軸を中心にして、鋸カバーが操作アームに軸支されている状態をいう。
吊下構造体は、鋸カバーを、鋸カバーの下周縁が常時水平状態となるように回動自在に吊り下げることができれば、その構造は限定されない。
請求項2に記載の考案は、前記支柱は、前記作業テーブルのうち、前記切断ガイド溝の形成部よりこの切断ガイド溝の幅方向の一側部分で、かつ該切断ガイド溝の長さ方向の両端部付近に1つずつ配設され、前記操作アームは、元部が対応する支柱の先部に、前記水平軸を介して軸支された1対の側枠と、両側枠の先部間に横架された連結枠とを有した門形のアームで、前記吊下構造体は、両側枠の長さ方向の中間部に1つずつ取り付けられ、前記鋸カバーは、両吊下構造体間に横架され、一方の側枠の先部に、前記把手が設けられた請求項1に記載の回転鋸切断機である。
請求項2に記載の考案によれば、作業テーブルに1対の支柱を介して門形の操作アームを軸支し、1対の両吊下構造体を介して、操作アームの両端部に鋸カバーを吊り下げるように構成したので、鋸カバーを安定して水平移動可能な回転鋸切断機を低コストで得ることができる。
請求項1に記載の考案によれば、鋸カバーを、水平軸を中心にして回転させ、切断ガイド溝の幅方向に移動しながら昇降させるように構成したので、従来の平行四辺形リンク構造体が組み込まれた鋸カバーの回動構造に比べて機構的に鋸カバーの移動が容易となり、かつ鋸カバーの操作性が高まる。しかも、鋸カバーはこのように切断ガイド溝の幅方向の一側方に退避可能であるため、作業者は自分で視認しながら、ワークの切断部分を正確に切断ガイド溝上に位置合わせすることができる。
また、吊下構造体を介して、常時、下周縁が水平を保つように鋸カバーを昇降させるので、鋸カバーのワーク上への載置時、鋸カバーの下周縁とワークの上面との隙間が発生し難い。その結果、この隙間から切断屑が周辺に飛散するおそれは少なくなる。
特に、請求項2に記載の考案によれば、作業テーブルに1対の支柱を介して門形の操作アームを軸支し、1対の両吊下構造体を介して、操作アームの両端部に鋸カバーを吊り下げるように構成したので、鋸カバーを安定して水平移動可能な回転鋸切断機を低コストで得ることができる。
以下、この考案の実施例を説明する。
図1〜図4において、10はこの考案の実施例1に係る回転鋸切断機で、この回転鋸切断機10は、木材(ワーク)11が載置され、木材11の切断用の切断ガイド溝12aが形成された作業テーブル12と、切断ガイド溝12aの長さ方向に移動しながら木材11を切断する回転鋸13の回転モータ(回転駆動手段)14を有したワーク切断ユニット15と、ワーク切断ユニット15を、切断ガイド溝12aに沿って往復走行させる走行手段16と、切断ガイド溝12a内を回転しながら移動中の回転鋸13を、常時、上方から覆うことが可能な鋸カバー17と、作業テーブル12のうち、切断ガイド溝12aの形成部よりこの切断ガイド溝12aの幅方向の一側部分に立設された支柱18と、支柱18に対して、切断ガイド溝12aの長さ方向に軸線方向が向いた水平軸19を中心にして回動自在に元部が連結され、かつ把手20が取り付けられた操作アーム21と、操作アーム21に鋸カバー17を、切断ガイド溝12aの長さ方向に軸線方向が向いた別の水平軸40を中心にして、鋸カバー17の下周縁が常時水平状態となるように回動自在に吊り下げる吊下構造体22とを備えている。
木材11は長尺な杉製の板材である。作業テーブル12は、矩形状の金属枠24の各隅部に合計4本の支脚43が垂設され、かつ金属枠24の上側に、木製の平板25が水平に固定されたものである。平板25の幅方向の一端部(長辺部)には、テーブル長辺と平行な1本の切断ガイド溝12aが直線状に形成されている。
平板25の下側のうち、切断ガイド溝12aの形成部には、切断ガイド溝12aと平行でかつ切断ガイド溝12aと略同じ長さを有する1対の平行なガイドレール26が固定されている。ガイドレール26には、複数の車輪27を介して、ワーク切断ユニット15が走行可能に吊下されている。一側方の車輪27には、走行モータ28の出力軸が連結されている。
走行モータ28により車輪27を回転させることで、ワーク切断ユニット15が両ガイドレール26に沿って走行する。走行手段16は、ガイドレール26、車輪27および走行モータ28を有している。
ワーク切断ユニット15は、上側におが屑(切断屑)の吸引口29aが形成されたケーシング29を本体としている。ケーシング29内には、前記回転モータ14が収納されている。回転モータ14の出力軸には大径なプーリP1が固着され、回転鋸13の回転軸13aに固着された小径なプーリP2との間に無端チェーンCが垂直に掛け渡されている。回転モータ14の出力軸および回転軸13aの各軸線は、切断ガイド溝12aの幅方向と平行である。また、ケーシング29には、吸引口29aを通して吸引されたおが屑を、外設のバキューム装置30の吸引力により回転鋸切断機10の外に吸い出す吸引ホース31が連通されている。
支柱18は、作業テーブル12の切断ガイド溝12aの幅方向の一側部のうち、切断ガイド溝12aの長さ方向の両端部付近に1つずつ設けられている。操作アーム21は、水平軸19を介して、対応する支柱18の先部にそれぞれ元部が軸支された1対の側枠21aと、両側枠21aの先部間に横架された互いに平行な1対の連結枠21bとを有した門形のアームである。
前記吊下構造体22は、両側枠21aの長さ方向の中間部に1つずつ取り付けられている。吊下構造体22は、対応する側枠21aにそれぞれ固定された短尺な取り付け板32と、別の水平軸40を介して、各取り付け板32に一端部が軸支され、かつ他端部が、鋸カバー17の長さ方向の対応する端部にそれぞれ固定された短尺な吊下板33とを有している。これにより、鋸カバー17は、両吊下構造体22間に横架される。一方の側枠21aの先部の外側には、短尺な棒形状を有した前記把手20(グリップ)が、軸線を中心にして回転自在に取り付けられている。
また、一方の支柱18の外側の下端部には、粘性ダンパ(空圧式のダンパでもよい)であるダンパ23の元部が水平軸23aを介して軸支されている。ダンパ23のロッドの先端部は、対応する側枠21aの元部に、水平軸41を介して軸支されている。ダンパ23は、操作アーム21の回動を制動する。
次に、この考案の実施例1に係る回転鋸切断機10の作動を説明する。
図1〜図4に示すように、木材11の切断時には、まず把手20を握り、ダンパ23の油圧に抗して、支柱18に軸支された水平軸19を中心にして操作アーム21を回動させる。これにより、両吊下構造体22を介して、鋸カバー17はその下周縁が常時水平状態を保ったまま、作業テーブル12の切断ガイド溝12aの形成部の上面と、これよりも切断ガイド溝12aの幅方向の一側部の上方となる位置(操作アーム21が略垂直となる位置)との間で昇降される。このとき、木材11の切断部分を平板25の切断ガイド溝12a上に配置し、この木材11の切断部分を平板25と鋸カバー17とで上下方向から挟む(図4)。その後、回転モータ14により回転鋸13を回転させながら、走行手段16により切断ガイド溝12aに沿ってワーク切断ユニット15を移動させることで、回転鋸13により木材11を切断する。切断中に生じたおが屑は、バキューム装置30の吸引力により、切断ガイド溝12a、吸引口29a、ケーシング29の内部空間、吸引ホース31を順次通過して回転鋸切断機10の外部に排出される。
このように、鋸カバー17を切断ガイド溝12aの幅方向に移動しながら昇降(回転鋸13を覆う位置と退避位置との間での移動)するように構成したので、従来の長尺な平行四辺形リンク構造体が組み込まれた鋸カバーの回動構造に比べて、回動軸(水平軸)の総使用本数が減少するなどして、機構的に鋸カバー17の移動が容易となり、かつ鋸カバー17の操作性が高まる。しかも、鋸カバー17はこのように切断ガイド溝12aの幅方向の一側方に退避可能であるので、作業者は自分で視認しながら、木材11の切断部分を正確に切断ガイド溝12a上に位置合わせすることができる。
また、吊下構造体22を介して、常時、下周縁が水平を保つように鋸カバー17を昇降させるように構成したので、鋸カバー17の木材11上への載置時、鋸カバー17の下周縁と木材11の上面との隙間が発生し難い。その結果、この隙間から切断屑が装置周辺に飛散するおそれは少なくなる。
また、作業テーブル12に1対の支柱18を介して門形の操作アーム21を軸支し、1対の両吊下構造体22を介して、操作アーム21の両端部に鋸カバー17を吊り下げたので、鋸カバー17を安定的に水平移動可能な回転鋸切断機10を、低コストで製造することができる。
この考案の実施例1に係る回転鋸切断機の斜視図である。 この考案の実施例1に係る回転鋸切断機の要部拡大側面図である。 この考案の実施例1に係る回転鋸切断機の要部拡大背面図である。 この考案の実施例1に係る回転鋸切断機の使用状態を示す要部拡大側面図である。
符号の説明
10 回転鋸切断機、
11 木材(ワーク)、
12a 切断ガイド溝、
12 作業テーブル、
13 回転鋸、
14 回転モータ(回転駆動手段)、
15 ワーク切断ユニット、
16 走行手段、
17 鋸カバー、
17a 下周縁、
18 支柱、
19 水平軸、
20 把手、
21 操作アーム、
21a 側枠、
21b 連結枠、
22 吊下構造体、
23 ダンパ、
40 水平軸。

Claims (2)

  1. ワークが載置され、該ワークの切断用の切断ガイド溝が形成された作業テーブルと、
    前記切断ガイド溝の長さ方向に移動しながらワークを切断する回転鋸および該回転鋸の回転駆動手段を有したワーク切断ユニットと、
    該ワーク切断ユニットを、前記切断ガイド溝に沿って往復走行させる走行手段と、
    前記切断ガイド溝内を回転しながら移動中の回転鋸を、常時、上方から覆うことが可能な鋸カバーと、
    前記作業テーブルのうち、前記切断ガイド溝の形成部よりこの切断ガイド溝の幅方向の一側部分に立設された支柱と、
    該支柱に対して、前記切断ガイド溝の長さ方向に軸線方向が向いた水平軸を中心にして回動自在に元部が連結され、かつ把手が取り付けられた操作アームと、
    該操作アームに鋸カバーを、前記切断ガイド溝の長さ方向に軸線方向が向いた別の水平軸を中心にして、前記鋸カバーの下周縁が常時水平状態となるように回動自在に吊り下げる吊下構造体とを備えた回転鋸切断機。
  2. 前記支柱は、前記作業テーブルのうち、前記切断ガイド溝の形成部よりこの切断ガイド溝の幅方向の一側部分で、かつ該切断ガイド溝の長さ方向の両端部付近に1つずつ配設され、
    前記操作アームは、元部が対応する支柱の先部に、前記水平軸を介して軸支された1対の側枠と、両側枠の先部間に横架された連結枠とを有した門形のアームで、
    前記吊下構造体は、両側枠の長さ方向の中間部に1つずつ取り付けられ、
    前記鋸カバーは、両吊下構造体間に横架され、
    一方の側枠の先部に、前記把手が設けられた請求項1に記載の回転鋸切断機。
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