JP3115207B2 - 水中運動装置 - Google Patents
水中運動装置Info
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Description
しくは限定軌跡に沿って移動可能な抵抗体を水中で移動
させることによって行う水中運動装置に関するものであ
る。
力トレーニングが行われてきた。ただ、陸上で行う筋力
トレーニングでは、例えば大胸筋だけを鍛えたいと思っ
ても、重力の関係から必然的に、腕を支持する動作が加
わってしまう。その結果、目的とする大胸筋は鍛えられ
るものの、同時に上腕二頭筋、上腕三頭筋等も一緒に鍛
えられてしまっていた。
アップを目的として筋力トレーニングした結果、バスト
アップはしたものの、腕も同時に太くなってしまうこと
ともなっていた。一方、リハビリテーションを目的とし
て、水中での運動が行われている。例えば足をけがした
時等は、けがの部分に負担をかけないようにしながら筋
力を回復させる必要があることから、一般に体を水中に
置き、浮力による患部への体重の負荷を減少させながら
必要な筋力トレーニングが行われていた。
浮力による体重負荷の現象、水の抵抗による運動量の調
整、水圧に対する努力呼吸での循環機能の向上、水温に
よる温熱効果等の種々の利点を有するものである。一
方、水中では浮力が原因で極めて不安定となることか
ら、水中での筋力トレーニングを指導しても、実際に期
待している運動様式に沿った運動が行えない場合が多く
見られていた。
求項1記載の発明は、水中に設けた限定軌跡に沿って移
動可能な抵抗体を移動させることによって、必要として
いる筋肉のみの筋力トレーニングが行えるようにした水
中運動装置を提供することを目的としたものである。
重とすることによって、垂直方向の移動の便を図った水
中運動装置を提供することを目的としたものである。
載の発明の目的に加えて、抵抗体として板材を用いるこ
とで、製造を容易にすると共に、面積によって運動量の
調整を行ったり、あるいは板材に穴を開けて運動量の調
整を行ったりすることが容易である水中運動装置を提供
することを目的としたものである。
記載の発明の目的に加えて、限定軌跡に沿った移動を直
線方向の移動とすることで、大胸筋等のトレーニングに
適した水中運動装置を提供することを目的としたもので
ある。
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、水中に
設けた上下方向に向かう限定軌跡に沿って移動可能な抵
抗体に、水中で立った人体の一部を係止する係止部を設
けると共に、前記抵抗体を水より軽い比重としたことを
特徴とする。
の発明の構成に加えて、抵抗体として、板材を用いたこ
とを特徴とする、
は2記載の発明の構成に加えて、限定軌跡に沿った移動
を、直線方向の移動としたことを特徴とする。
跡に沿って移動可能な抵抗体に、手あるいは足をかけて
移動させることによって、筋力トレーニングが可能とな
るものである。またその際、浮力によって、他の筋肉等
に負担をかけることがない。更に、限定軌跡に沿った移
動運動を行うので、必要としている筋肉のみの筋力トレ
ーニングが確実に行えるものである。
とほぼ同程度の比重とした。したがって、抵抗体を水中
で移動させて筋力トレーニングを行う際に、抵抗体に浮
力による負荷が加わらないので、トレーニングが行いや
すいものである。また請求項3記載の発明は、抵抗体を
水より小さい比重とした。したがって、抵抗体を水中で
垂直方向に移動させて筋力トレーニングを行う際に、上
方への移動時の負荷が小さく、逆に下方への移動時の負
荷が大きくなるので、筋力トレーニングに変化を持たせ
ることができるだけでなく、必要としている筋肉のみの
トレーニングが行えるものである。
板材を用いている。しだがって、製造が容易であると共
に、抵抗体の面積を変化させるだけで運動量の調整が行
得ると共に、板材に穴を開けることによって運動量の調
整を行うこともできる。請求項5記載の発明は、限定軌
跡に沿った移動を直線方向の移動としている。したがっ
て、大胸筋等のトレーニングに適したものである。
った移動を回転移動としている。したがって、ねじり運
動による手首のトレーニングあるいは円軌跡を描いた運
動による肩関節のトレーニング等に適したものである。
する。図1は本発明にかかわる水中運動装置を多数設け
たプールを示した平面図であり、図2ないし図6は各々
種類が異なった水中運動装置を示した側面図及び平面図
であり、図2は上腕、大胸筋を強化するための水中運動
装置を示した側面図及び平面図であり、図3はハムスト
リング、大腿四頭筋を強化するための水中運動装置を示
した側面図及び平面図であり、図4は手首を強化するた
めの水中運動装置を示した側面図及び平面図であり、図
5は上腕筋を強化するための水中運動装置を示した側面
図及び平面図であり、図6は肩関節を強化するための水
中運動装置を示した側面図及び平面図である。この中で
本発明の実施例は図3と図5である。
図及び平面図にしたがって、各々種類が異なった水中運
動装置を説明する。図2の水中運動装置は、本発明とは
直接関係しないが、上腕、大胸筋等を強化するためのも
のを示したものである。ここではプール10の壁面11
から水槽12内部方向に、水槽12内部から見ると長方
形の頂点に相当するような位置関係で4本の突出部20
を突出させている。更に各々の突出部20の先端及び途
中を4本のガイド部30によって水平に連結している。
そして、4本のガイド部30にガイドされ、水平方向に
移動自在な抵抗体40が2枚設けてあり、更にこの2枚
の抵抗体40各々の外側には、人体の一部である手を係
止する係止部41が設けてある。また前記抵抗体40
は、そのすべてがプール10の水中に没している高さと
なっている。
は、プール10の水槽12内に位置した人間の肩程度ま
で水が入っている状態で、両手を前方に着き出した時
に、手が係止部41位置に来る程度の高さとなってい
る。そして、この抵抗体40の係止部41に手を係止さ
せ、抵抗体40を左右方向に移動させることで、水の抵
抗によって腕、大胸筋を強化することができることとな
る。またこのような運動に際して、重量の一部を浮力で
支えているために、同時に他の筋肉を鍛えてしまうこと
とはならない。
にあったように、抵抗体40の大きさを変更したり、あ
るいは穴が開いた抵抗体40を用いたりすることもでき
る。図3の水中運動装置は、本発明の一実施例であり、
ハムストリング、大腿四頭筋を強化するためのものを示
したものである。
2内部方向に、水平に2本の突出部20を突出させ、更
に各々の突出部20の先端及び途中から、プール10の
底面に向かって各々2本づつ計4本のガイド部30が設
けられ、下端が底面13に固定されている。そして、4
本のガイド部30にガイドされた抵抗体40が1枚設け
てあり、更にこの抵抗体40の上側には、人体の一部で
ある足を係止する係止部41が設けてある。また前記抵
抗体40は、そのすべてがプール10の水中に没してい
る高さとなっている。
を係止させ、抵抗体40を上下方向に移動させること
で、水の抵抗によって大腿四頭筋を強化することができ
ることとなる。またこのような運動に際して、重量の一
部を浮力で支えているために、同時に他の筋肉を鍛えて
しまうこととはならない。更には、陸上での足踏み運動
は、地面をけりあげる時にはひらめ筋肉、腓腹筋、ハム
ストリングを用い、そこから更に足を上げる時には大腿
四頭筋を用い、足を下げる時には重力の関係から、特に
大きな筋活動が行われないこととなっていた。
げる時に大腿四頭筋を用い、大腿四頭筋を鍛えることが
できるだけでなく、足を下げる時であっても、抵抗体4
0を介しての抵抗があるので、主としてハムストリング
が鍛えられることとなる。このように、水中では、重力
にほとんど影響されず、陸上では鍛えられない筋肉を対
象としたトレーニングが行えるものである。
にあったように、抵抗体40の大きさを変更したり、あ
るいは穴が開いた抵抗体40を用いたり、更には抵抗体
40の比重を小さくして、常態においては浮力によって
抵抗体40がガイド部30の上端に位置するようにし
て、足を下げる時の負荷を大きくすることもできる。図
4の水中運動装置は、本発明とは直接関係しないが、手
首を強化するためのものを示したものである。
2内部方向に、水平に2本の突出部20を突出させ、更
に各々の突出部20の先端を結ぶように、回転棒を回転
自在に設けたものである。ここで回転棒は、その長さ方
向中央で左右が分離しており、各々独自に回転自在とな
っている。更にこの各々の回転棒には抵抗体40が固定
してあり、回転させようとするとこの抵抗体40が回転
しにくいような負荷を発生することとなっている。なお
この水中運動装置では、各々の回転棒を手で握って回転
させるように形成されているために、回転棒自体が係止
部41となっている。
は、プール10の水槽12内に位置した人間の肩程度ま
で水が入っている状態で、両手を前方に着き出した時
に、手が係止部41である回転棒位置に来る程度の高さ
となっている。そして、この回転棒を回転させると、水
の抵抗によって手首を強化することができることとな
る。またこのような運動に際して、手首の抗重量筋であ
る背筋、大殿筋、ハムストリング等を重力から解放させ
てリラックした状態で、手首にある腕撓骨筋、撓側手根
屈筋のみを鍛えることができる。
にあったように、抵抗体40の大きさを変更したり、あ
るいは穴が開いた抵抗体40を用いたりすることもでき
る。更にこの抵抗体40は、水とほぼ同程度の比重と
し、動きがスムーズになるように形成されている。図5
の水中運動装置は、本発明の一実施例であり、上腕筋を
強化するためのものを示したものである。
2内部方向に、水槽12内部から見ると長方形の頂点に
相当するような位置関係で4本の突出部20を突出させ
ている。更に各々の突出部20の先端及び途中を4本の
ガイド部30によって垂直に連結している。そして、4
本のガイド部30にガイドされ、垂直方向に移動自在な
抵抗体40が2枚設けてあり、更にこの2枚の抵抗体4
0各々の上側には、人体の一部である手を係止する係止
部41が設けてある。また前記抵抗体40は、そのすべ
てがプール10の水中に没している高さとなっている。
は、プール10の水槽12内に位置した人間の肩程度ま
で水が入っている状態で、両手を前方に着き出した時
に、手がガイド部30の上端付近の位置に来る程度の高
さとなっている。そして、この抵抗体40の係止部41
に手を係止させ、抵抗体40を上下方向に移動させるこ
とで、水の抵抗によって上腕筋を強化することができる
こととなる。
自重から、その物を持ち上げるための力が肩にかかり、
僧帽筋、肩甲挙筋、三角筋等が使われ、その結果、肩こ
りが生じるとされている。この点、水中での挙上動作で
は、きっこう筋を用いることとなり、筋肉の血液循環を
活発にさせ、肩こりの解消が図れるものである。またこ
こで、トレーニングを行う人の程度にあったように、抵
抗体40の大きさを変更したり、あるいは穴が開いた抵
抗体40を用いたり、更には抵抗体40の比重を小さく
して、常態においては抵抗体40が浮力によってガイド
部30の上端に位置するようにして、手を下げる時の負
荷を大きくすることもできる。
係しないが、肩関節を強化するためのものを示したもの
である。この水中運動装置は、トレーニングを行う人間
の両側各々に配置されるものである。一方側を説明する
と、プール10の壁面11から水槽12内部方向に、水
平に2本の突出部20を突出させ、更に各々の突出部2
0の先端及び途中から、突出部20の延長線上の点を中
心として弧状に湾曲させたガイド部30を合計4本設け
ると共に、このガイド部30が最下点を過ぎて若干上昇
しかかったあたりから、プール10の底面13に向かっ
て2つの固定部50が設けられ、この固定部50がプー
ル10の底面13に固定されている。更に前記4本のガ
イド部30には抵抗体40が1枚設けてある。更にこの
抵抗体40の上側には、人体の一部である手を係止する
係止部41が設けてある。また前記抵抗体40は、その
すべてがプール10の水中に没している高さとなってい
る。なお水中運動装置の他方側も、同一の構成となって
いる。
は、プール10の水槽12内に位置した人間の肩程度ま
で水が入っている状態で、両手を前方に着き出した時
に、手がガイド部30の上端付近の位置に来る程度の高
さとなっている。そして、この抵抗体40の係止部41
に手を係止させ、抵抗体40をガイド部30に沿って円
運動を行わせると、水の抵抗によって肩関節を強化する
ことができることとなる。更にこのような運動を陸上で
行うと、肩関節以外も鍛えてしまうだけでなく、特に抵
抗体40を押し下げる運動が重力によって自動的に行
え、トレーニングにならないのに比べて、水中であると
抵抗が生じるので、抵抗体40を押し下げる際にも肩関
節の強化が行えるものである。
にあったように、抵抗体40の大きさを変更したり、あ
るいは穴が開いた抵抗体40を用いたりすることができ
る。更に、図1には、本発明にかかわる水中運動装置を
多数設けたプール10を示してある。
選択的に行えるだけでなく、種々のトレーニングを段階
的に行うこともできるものである。なお以上説明した水
中運動装置は、実施例であり、他のトレーニングに応用
することも可能である。例えば、図2に示した実施例と
図5に示した実施例との中間として、抵抗体40を斜め
上方に引き上げたり、斜め下方に押し下げたりするトレ
ーニングを行わせることもできる。いずれの場合であっ
ても、水中に設けた限定軌跡に沿って移動可能な抵抗体
40を用いているかぎりにおいては、特定の筋肉のみあ
るいは特定の筋肉を主体としたトレーニングが行えるこ
ととなる。
項1記載の発明は、水中に設けた限定軌跡に沿って移動
可能な抵抗体を移動させることによって、必要としてい
る筋肉のみの筋力トレーニングが行えるようにしたもの
である。また、抵抗体を水より小さい比重とすることに
よって、抵抗体の垂直方向の移動の便を図ったものであ
る。
載の発明の効果に加えて、抵抗体として板材を用いるこ
とで、製造を容易にすると共に、面積によって運動量の
調整を行ったり、あるいは板材に穴を開けて運動量の調
整を行ったりすることが容易であるものである。
記載の発明の効果に加えて、限定軌跡に沿った移動を直
線方向の移動とすることで、大胸筋等のトレーニングに
適したものである。
ールを示した平面図である。
強化するための水中運動装置を示した側面図及び平面図
である。
腿四頭筋を強化するための水中運動装置を示した側面図
及び平面図である。
ための水中運動装置を示した側面図及び平面図である。
めの水中運動装置を示した側面図及び平面図であ。
るための水中運動装置を示した側面図及び平面図であ
る。
部 40 抵抗体 41 係止部 50 固定部
Claims (3)
- 【請求項1】 水中に設けた上下方向に向かう限定軌跡
に沿って移動可能な抵抗体に、水中で立った人体の一部
を係止する係止部を設けると共に、前記抵抗体を水より軽い比重とした ことを特徴とする水
中運動装置。 - 【請求項2】 抵抗体として、板材を用いたことを特徴
とする請求項1記載の水中運動装置。 - 【請求項3】 限定軌跡に沿った移動を、直線方向の移
動としたことを特徴とする請求項1又は2記載の水中運
動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07063252A JP3115207B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 水中運動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07063252A JP3115207B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 水中運動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08257162A JPH08257162A (ja) | 1996-10-08 |
JP3115207B2 true JP3115207B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=13223884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07063252A Expired - Fee Related JP3115207B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 水中運動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3115207B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101208073B (zh) * | 2005-05-02 | 2012-09-05 | 株式会社高丝 | 彩妆类化妆品 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009056234A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Daireo:Kk | 水中運動装置 |
-
1995
- 1995-03-23 JP JP07063252A patent/JP3115207B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101208073B (zh) * | 2005-05-02 | 2012-09-05 | 株式会社高丝 | 彩妆类化妆品 |
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JPH08257162A (ja) | 1996-10-08 |
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