JP3114932U - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】スーパーやコンビニの陳列棚に陳列されている容器は複数段積むと倒れて落ちやすいので一段であるが、容器に地震時に飛び出さない対策は施されていなかった。そのため、地震などでは飛び出して危険である。地震時に陳列棚から飛び出さず安全な容器、又は、複数段積める容器を提供する。
【解決手段】胴部1bと底部1aを有する容器において、地震時に陳列された陳列棚から跳び出さない跳び出し防止手段を有する容器1を構成する。
【選択図】図1

Description

容器の棚からの跳び出し防止、容器の転倒防止に関する。
従来の考案品に、飲料用容器の容器内部に向かって有底筒部を持った飲料用容器があった。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)
特開平4−146705号公報 特開平9−226774号公報
特許文献1の考案品は、飲料用の容器の内容物の加熱用に開発されたもので、前記有底筒部の径が大きく内容物の占める割合が容器体積の半分強ほどしかなく、一定量の内容物を販売するのに、およそ、その倍の体積の容器を必要とし、販売者、利用者にとって不経済であり、容器自体も対加熱用の特別な仕様となり、容器の材質も金属に限定されていた。
特許文献2の考案品は、飲料用の容器用のストローの収容用に開発されたもので、飲用するまで筒部の穴は塞がれていた。
今まで、スーパーやコンビニの陳列棚に陳列されている飲料水や酒類等の入った容器は複数段積むと倒れて落ちやすいので一段であるが、容器自体に地震時に跳び出さない対策は施されていなかった。そのため、地震などでは跳び出して危険である。破損すると経済的損失も大きい。地震の横揺れ時に陳列棚から跳び出さず安全な容器、又は、安定して複数段積み重ねることが出来る手段を持つ容器を提供するのが目的である。
胴部と底部を有する容器において、該容器内部に向かって底部の所定の位置に少なくとも1箇所以上の挿通孔を備えた請求項1の容器を構成する。
胴部と底部と蓋部を有する容器において、該容器内部に向かって底部または蓋部の所定の位置に少なくとも1箇所以上の挿通孔を備えた請求項2の容器を構成する。
請求項2に記載のものであって、前記挿通孔が底部から蓋部に貫通して設けられたことを特徴とする請求項3の容器を構成する。
胴部と底部を有する容器において、容器内部に向かって底部の所定の位置に少なくとも1箇所以上の挿通孔を設けたことにより、容器の陳列棚に棒状の突起物を設け、この棒状の突起物に該挿通孔を差し込めば、地震の横揺れ時に陳列された陳列棚から容器は跳び出さず安全である。
蓋部と胴部と底部を有する容器において、底部または蓋部の所定の位置に少なくとも1箇所以上の挿通孔を設けたことにより、同様に地震の横揺れ時に陳列された陳列棚から容器は跳び出さず安全である。又、該挿通孔を底部から蓋部に貫通させたことにより、この貫通した挿通孔を棒状の突起物に差し込めば、地震の横揺れ時に陳列された陳列棚から容器は跳び出さず安全であるだけでなく、この棒状の突起物の高さを積み重ねる容器の高さに合わせて高くすれば、容器を安定して複数段積むことが出来る。
陳列棚に棒状の突起物を設け、この棒状の突起物に容器に設けた挿通孔を差し込めば地震の横揺れ時に陳列された陳列棚から容器は跳び出さず安全である。ガラス容器であれば棚から落ちて割れなくてすみ、缶の容器の場合であれば飛び出して他の物を壊したり、缶の容器自体が壊れたり傷がついたりしなくてすみ、人的被害や経済的損失の発生を防ぐことが出来る。
蓋部と胴部と底部を有する容器において、該挿通孔が底部から蓋部に貫通しているときは貫通穴に通す棒状の突起物の高さを積み重ねる容器の高さに合わせて高くすれば、容器を安定して複数段積める。
本考案の最良の形態について説明する。
胴部と底部を有する容器において、容器内部に向かって底部の所定の位置に少なくとも1箇所以上の挿通孔を設けたことにより、容器の陳列棚に棒状の突起物を設け、この棒状の突起物に該挿通孔を差し込めば、地震の横揺れ時に陳列された陳列棚から容器は跳び出さず安全である。
蓋部と胴部と底部を有する容器において、底部または蓋部の所定の位置に少なくとも1箇所以上の挿通孔を設けたことにより、同様に地震の横揺れ時に陳列された陳列棚から容器は跳び出さず安全である。又、該挿通孔を底部から蓋部に貫通させたことにより、この貫通した挿通孔を棒状の突起物に差し込めば、地震の横揺れ時に陳列された陳列棚から容器は跳び出さず安全であるだけでなく、この棒状の突起物の高さを積み重ねる容器の高さに合わせて高くすれば、容器を安定して複数段積むことが出来る。
実施の形態例1について説明する。
図1において、胴部1bと底部1aを有する飲料水の容器1において、該容器1内部に向かって底部1aの中央部に1箇所の挿通孔2を設けた。
設ける挿通孔2は底部1aの中央部の1箇所だけに限定されない、底部1aに少なくとも1箇所以上、2箇所でもよいし、中央部でなくてもよい。
挿通孔2の直径の大きさを6mmとし挿通孔2の底部まで筒状とし、挿通孔2の底部形状は平らにして、挿通孔2の長さは容器1全高の6割とした。
ジュースの飲料用の容器1の場合は概ね直径は約52mmなので、飲料用の容器1体積全体に占める挿通孔2部の体積の割合は全体の0.8%ほどとなり、飲料用の容器1の長さは0.8%ほど長くすれば足りる。ジュースの飲料用の容器1の高さが100mmの時は1mm弱ほど長くすれば足りることになるので、容器1の高さを変えなくても内容物と容器1との隙間を狭くしても対応出来る。
挿通孔2の直径の大きさは6mmに限定されないし、挿通孔2の底部まで筒状とすることにも限定されない。又、挿通孔2の底部形状は平らな形状に限定されないし、挿通孔2の長さも容器1全高の6割に限定されない。挿通孔2の底部形状は略V型や略球冠型などでもよい。
ビール等の酒類飲料用の容器1の場合は容器1の概ね直径が約66mmなので、挿通孔2の直径が同じ6mmで長さが容器全高の6割であれば、容器体積に占める挿通孔2部の体積の割合は容器体積全体の0.5%ほどですむ。
飲料の入った容器1の陳列棚に棒状の突起物を設け、この棒状の突起物に該挿通孔2を差し込めば、地震の横揺れ時に陳列された陳列棚から容器1は跳び出さず安全である。
列車の旅行などで座席の横にある棚に飲みかけの飲料用の容器1を置いた場合、ちょっと触っただけでも転倒させて、中身をこぼしたりするが、起立して固定される棒などを用意しておき、この棒に挿通孔2を差し込んで飲料用の容器1を置けば、簡単に倒れたりしなくて済み、飲料用の容器1の周りを汚さないで済み、結果、人に迷惑を掛けなくて済み、座席などを汚す事によるメンテナンスの経費も不要となる。
該棒の高さに制限がある場合、該棒の高さに対応した長さの挿通孔2とすることで対応出来る。
実施の形態例2について説明する。
図2において、本形態は図1の実施例1とは、図及び以下に説明する異なる構成部分を除いて同様であるので、同様の構成、作用、効果については説明を省略する。
蓋部1cと胴部1bと底部1aを有する飲料用の容器1において、挿通孔2を底部1aの中央部から蓋部1cの中央部に貫通して1箇所設けた。
飲料用の容器1に入った飲料を店舗で購入した後、飲料用の容器1の貫通した前記挿通孔2に紐を通して両端を結び輪にすれば、肩に下げたり、背中に担いだり出来、両手があいて便利で安全である。自宅に持ち帰っても紐で干し柿のように吊して保管することが出来る。
キャンプなどの時、飲料用の容器1を川の水などで冷やすとき川の流れに流されないように前記の貫通した挿通孔2に紐などを通して、又は、棒に通して両端を止めて多数珠繋ぎにして冷やすことが出来る。
貫通した前記挿通孔2を有する飲料用の容器1は販売キャンペーンなどで飲料用の容器1を展示する場合に貫通した該挿通孔2に棒や紐を通せば横にも斜めにも展示するのが容易なので、展示のバリエーションが増えて斬新な創作展示が出来る。
図3において、本形態は図1の実施例1とは、図及び以下に説明する異なる構成部分を除いて同様であるので、同様の構成、作用、効果については説明を省略する。
挿通孔2の孔の大きさを容器1内部に入り込むにしたがって変化させた。又、挿通孔2の底部形状は略球冠型とした。
挿通孔2の底部形状は略球冠型な形状に限定されない、平らな形状や略V型などでもよい。
図4において、本形態は図1の実施例1とは、図及び以下に説明する異なる構成部分を除いて同様であるので、同様の構成、作用、効果については説明を省略する。
図4はガラス製の容器1の図である。キャップのところが蓋部1cに相当し、キャップの反対側が底部1aでその間が胴部1bである。
ガラス製の容器1の場合特に落下すると割れやすく、テーブルの上などから落として割ってしまうと破片によるけがの危険性が高い。容器1内部に向かって底部1aの中央部に1箇所の挿通孔2を設けたことにより、起立して固定される棒などを用意しておき、この棒に挿通孔2を差し込んでおけば、何かをぶつけても落ちにくくなり、その危険性をより少なくすることが出来る。ガラス製の容器1だけでなく陶器製や磁器製などの容器1も同様である。
図5において、本形態は図1の実施例1とは、図及び以下に説明する異なる構成部分を除いて同様であるので、同様の構成、作用、効果については説明を省略する。
図5はコーヒー、お茶、ジュースなどを入れて使用する紙コップの容器1の図である。
胴部1bと底部1aとを有し、容器1内部に向かって底部1aの中央部に1箇所の挿通孔2を設けた。
列車の旅行などで座席の横にある棚に飲みかけの紙コップの容器1を置いた場合、ちょっと触っただけでも転倒させて、中身をこぼしたりするが、起立して固定される棒などを用意しておき、この棒に挿通孔2を差し込んで紙コップの容器1を置けば、簡単に倒れたりしなくて済み、紙コップの容器1の周りを汚さないで済み、結果、人に迷惑を掛けなくて済み、座席などを汚す事によるメンテナンスの経費も不要となる。該棒の高さに制限がある場合、該棒の高さに対応した長さの挿通孔2とすることで対応出来る。又、仕事中に紙コップでコーヒーなどを飲むときなども同様で、簡単に机の上に倒したり、机の端から落としたりしないで済む。
図6において、本形態は図1の実施例1とは、図及び以下に説明する異なる構成部分を除いて同様であるので、同様の構成、作用、効果については説明を省略する。
図6はガラス製の容器1に薬品を入れて実験する実験室で使う容器1の図である。
胴部1bと底部1aを有し、容器1内部に向かって底部1aの中央部に1箇所の挿通孔2を設けた。
薬剤の入った容器1が転倒落下すれば、薬剤によっては重大な事態を引き起こしかねないわけであり、転倒防止となる挿通孔2があれば、転倒落下時の薬剤による火災を防ぐ火災防止対策、薬剤による有毒ガス発生を防ぐ有毒ガス発生防止対策等の一つとなる。又、薬剤の代わりに細菌などを容器1に入れて使用する場合なども同様で細菌の転倒拡散による事故を未然に防止する対策の一つとなる。
実施例1から実施例6までは、飲料水もしくは調味料又は酒類もしくは薬品又は食料もしくは食品等を入れる容器の例であったが、容器に入れるものはそれらだけに限定されないし、ガラス製の容器に花を入れて飾るのであれば、花を飾る容器の底部に挿通孔を設けても、地震の横揺れ時に台等から容器は跳び出さず安全である。
容器の材質はガラス製だけに限定されない、陶器製や磁器製、プラスチック製、鉄製などの容器も同様である。
本考案の実施の形態を示した実施例1の断面図である。 本考案の実施の形態を示した実施例2の断面図である。 本考案の実施の形態を示した実施例3の断面図である。 本考案の実施の形態を示した実施例4の断面図である。 本考案の実施の形態を示した実施例5の断面図である。 本考案の実施の形態を示した実施例6の断面図である。
符号の説明
1 容器
1a 底部
1b 胴部
1c 蓋部
2 挿通孔
































Claims (3)

  1. 胴部(1b)と底部(1a)を有する容器(1)において、該容器(1)内部に向かって底部(1a)の所定の位置に少なくとも1箇所以上の挿通孔(2)を備えた容器。
  2. 胴部(1b)と底部(1a)と蓋部(1c)を有する容器(1)において、該容器(1)内部に向かって底部(1a)または蓋部(1c)の所定の位置に少なくとも1箇所以上の挿通孔(2)を備えた容器。
  3. 前記挿通孔(2)が底部(1a)から蓋部(1c)に貫通して設けられた請求項2に記載の容器。






























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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010018678A1 (en) * 2008-08-11 2010-02-18 Showa Denko K.K. Drink container
WO2010018673A1 (en) * 2008-08-11 2010-02-18 Showa Denko K.K. Drink container and mounting member

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WO2010018678A1 (en) * 2008-08-11 2010-02-18 Showa Denko K.K. Drink container
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