JP3114673U - 笠木用融雪設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】笠木用の効果的な融雪設備。
【解決手段】パラペット上面に取着したブラケット(笠木用固定金具)と、当該ブラケットに立設したサポート(支柱)を介しブラケットに所定傾斜で係止し挟着している笠木との空間において、パラペット上面に圧縮性のある断熱性肉厚材を載置し、さらに当該断熱性肉厚材の上面に、所要幅と長さの耐熱性ネット材を重ね合わせ、当該ネット材に繋束バンドを介して所要長さに連続している扁平な線状発熱材を所要列固定し、当該線状発熱材の表面上部に笠木の頂面内側が接するようにしてある。なお、断熱性肉厚材が積層成形したガラス繊維を層剥離で所定形状に作成したものからなり、耐熱性ネット材が劣化防止剤入りポリエチレンの金型成形体からなるプラスチック製の直交ネットであると好適である。
【選択図】 図1

Description

本考案は笠木用融雪設備に関する。
本来、笠木はパラペットの雨水漏れ防止のために採用されたものであるが、積雪により融雪が氷堤や氷柱を形成して落下の危険性を招きやすいので、融雪対策が種々おこなわれてきている。実用化されている笠木用融雪設備として、発砲ポリウレタン層に埋設した任意本数の線状ヒーターをブラケットに載置し笠木を被覆したものや、線状ヒーターに替え面ヒーターを用いたものもあり、また、笠木に替え石板で仕上げたものもある。しかしながら、笠木の長さには製作上の制限(数メートル)があるので、線状等ヒーターも笠木単位となり、そのために電源との接続箇所が頻繁となり煩雑である。しかも、ヒーターが故障した場合は発砲ポリウレタン層の解体を生じ、煩雑をまねきメンテナンス上の欠点がある。
従来の特許情報としては、特許文献1にパラペット部に固着され受具に取り付けられた断面コ字状の笠木キャップと、該笠木キャップの側板とパラペット部の側壁との間に形成される空隙内に設けられた発熱体と、該発熱体を笠木キャップの側板の内面に押しつけて固定させる発熱体固定具とを有する融雪笠木装置があるが、パラペット部上方の積雪への対応が欠けているので、該部の凍結雪の融雪効果が不充分で、風圧による落下の危険性が避けられない。また、特許文献2には、室内側に傾斜している笠木材の天板の中央部より室内側の裏面に発熱体を備え、笠木の該部のみを加熱するようにしているが、加熱されない笠木部分の積雪の対策がないので、凍結雪の落下危険性が未解決である。さらに、特許文献3では、パラペットに取着された固定金具と冠装掛止される笠木との間の空間で、受け材に嵌入した発熱体を笠木の裏面に接触させ、発熱体の下端に弾性体を敷設しておき、積雪時のみ発熱体に通電するとしているが、受け材底部の弾性体は微小なものであるから発熱体の押し上げ効果が微弱であり、笠木裏面に対する発熱体の接触面も微小であるから、融雪効果が得られにくい。
特開平11−2010 特開平11−159088 特開平2000−170334
本考案は効果的な笠木用融雪設備を提供せんとするものである。
ここにおいて本考案者は、パラペット上面に取着したブラケット(笠木用固定金具)と、当該ブラケットに立設したサポート(支柱)を介しブラケットに所定傾斜で係止し挟着している笠木との空間において、パラペット上面に圧縮性のある断熱性肉厚材を載置し、さらに当該断熱性肉厚材の上面に、所要幅と長さの耐熱性ネット材を重ね合わせ、当該ネット材に繋束バンドを介して所要長さに連続している扁平な線状発熱材を所要列固定し、当該線状発熱材の表面上部に笠木の頂面内側が接するようにしてある笠木用融雪設備を見出し、さらに、断熱性肉厚材が積層成形したガラス繊維を層剥離で所定形状に作成したものであると好適であることを見出すにいたった。
本考案による笠木用融雪設備は線状発熱材の長さに殆ど制限がないので、設備の設定が容易で経済的であり、笠木の融雪効果がよいので、融雪がパラペット内側の屋根面にあるルーフドレン(排水口)を経て流下するので、パラペットからの氷堤や氷柱の発生が全くなく安全で、広い屋上に適用しやすい。
本考案の融雪笠木設備に使用するブラケットにはビスやボルト用の孔のほか、笠木の傾斜面を構成するためにサポートと称される支柱が立設されている。断熱性肉厚材は、圧縮性ならびにその回復力があり、耐熱性も良好であり、積層成形したマグ社のマグウール等を層剥離で傾斜面形状に作成して使用する。扁平な線状発熱材が笠木頂面内側によく接触するので融雪効果が得られやすい。耐熱性ネット材は劣化防止剤入りポリエチレン等プラスチックの金型成形による直交ネットが好適で、繋束バンド(ポリエチレン等からなる横溝入り細紐を小孔に挿通して縛れば戻らない仕組みのもの)を介して線状発熱材のずれ止めに使用される。線状発熱材はその横軸両端の銅の撚り線からなる母線導線を被覆して炭素材からなる導電性発熱抵抗体が懸架してあり、導電性発熱抵抗体を絶縁体が被覆し、それを銅線斜め交差編成のブレードで緊締被覆し、外層を耐熱ゴムの絶縁体で被覆してある。なお、線状発熱材としては、米国レイケム(Raychem)社のH622型が入手可能で好適である。表面の笠木は鉄、アルミニウム等の金属板でブラケットに冠装挟着して用いる。
パラペットの形状に応じて線状発熱材の並列数や長さは多岐にわたる。融雪設備の主役たる断熱性肉厚材はたとえば、マグ社のマグウールで厚さ5cm、幅17cm、長さ25cmの直方体に積層成形されたのもを笠木の傾斜に合うように層を剥離して使用する。また、前記内容の耐熱性ネット材は線状発熱材の設定位置に応じて所要幅のものを連続長で使用可能である。なお、供給熱量は積雪量と外気温度から設定されるが、通常1平方米当たり250Wで使用することが多い。
わが国における豪雪地帯での融雪対策は不可欠であり、本考案の笠木用融雪設備は設置が簡便なので広く使用されることが予測され、その供給産業も発展が見込まれる。
実施例による笠木用融雪設備を示す断面による説明図
符号の説明
1 断熱性肉厚材
2 耐熱性ネット材
3 扁平な線状発熱材
4 ブラケット
5 笠木

Claims (3)

  1. パラペット上面に取着したブラケット(笠木用固定金具)と、当該ブラケットに立設したサポート(支柱)を介しブラケットに所定傾斜で係止し挟着している笠木との空間において、パラペット上面に圧縮性のある断熱性肉厚材を載置し、さらに当該断熱性肉厚材の上面に、所要幅と長さの耐熱性ネット材を重ね合わせ、当該ネット材に繋束バンドを介して所要長さに連続している扁平な線状発熱材を所要列固定し、当該線状発熱材の表面上部に笠木の頂面内側が接するようにしてある笠木用融雪設備。
  2. 断熱性肉厚材が積層成形したガラス繊維を層剥離で所定形状に作成したものからなり、耐熱性ネット材がプラスチック製の直交ネットである請求項1記載の笠木用融雪設備。
  3. 耐熱性ネット材が劣化防止剤入りポリエチレンの金型成形体からなる請求項1記載の笠木用融雪設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016065364A (ja) * 2014-09-23 2016-04-28 株式会社白石ゴム製作所 雪庇抑制構造および雪庇抑制構造を備えた屋根

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