JP3114286U - ドラム式洗濯機の振動を軽減し、且つ高洗浄力を生むバッフル - Google Patents

ドラム式洗濯機の振動を軽減し、且つ高洗浄力を生むバッフル Download PDF

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Abstract

【解決手段】バッフル4の形状を略不等辺三角形の形状となし、ドラム1が回転する回転軸に向かう一辺と、その一辺とそのドラムの内壁と接する接線が作る角度が、略直角または90度以上をなす形状を有している。これにより洗濯物がずれ落ちることを防いでいる。
【効果】1.従来のバッフル以上に機械力による洗浄力が高まり、洗濯時間が短縮する。2.従来のバッフル構造に比べ脱水時の振動が少なくなる。3.ススギ工程では洗剤の拡散能力は、高くなり、ススギ時間が短縮する。4.バッフル機構に運動・可動している部品はないので故障は起きない。
【選択図】図6

Description

横軸回転のドラム式洗濯機のバッフル
従来普及している洗濯と脱水を同じ回転ドラム図1の「1-A」を使用する横軸回転のドラム式洗濯機は洗濯物を攪拌する目的とし、バッフルと呼ばれ図1の「1-B」に示す様ないろいろな略二等辺三角形の突起物が回転ドラムに用意されている。これらのバッフルはドラム内の洗濯物を、ドラムが回転する時、回転方向に持ち上げる。洗濯は洗剤の洗浄力と洗濯機がもつ機械力の併用により行われる。横軸回転のドラム式洗濯機はそのドラムの回転を制御して洗濯の汚れを“もみ洗い”“たたき洗い”等の機械的な力、即ち機械力を主体にして汚れを除去する方法で洗濯を行う。
機械的洗浄力を増加させようと特開平09-215894また実全昭55-053081で、バッフルに洗濯板の効果を期待し、その表面を図1の「1-B」の“1-2”の様に凹凸で波型状にしている。また「1-B」の“1-1”の様に高めの鋭角な三角形等のバッフルを取り付けて洗濯物の攪拌効果を考えているモデルもある。
図1の“「1-B」の”1-1”や“1-2”は難点が多いゆえ、現在普及しているバッフル図1の「1-B」の“1-3”の形状が主流である。洗濯物は、洗濯槽に組み込まれている回転ドラムに投入され、水等が供給され、洗濯物は必要な水と洗剤を吸着した状態になる。“もみ洗い”“たたき洗い”等方式のドラム式洗濯機の洗浄効率は、基本的には従来の水流方式の渦巻き式洗濯機と比べ非常に優れている。しかし洗剤の量と水の量と洗濯物の量のバランスが崩れると普及しているバッフルではドラムの壁より洗濯物が図3の様に回転ドラムの上部に上げることが出来ないで“ずれ落ちる”。即ち従来の水流方式の渦巻き式洗濯機の機械力による洗浄力以下にその洗浄力は落ちてしまう。
2004年の国民生活センターの商品テスト評価及び日本生活センタ−報告(実験結果---洗濯効果比較)に有る様に、それらの回転ドラムは洗濯物と水の量のバランスが崩れると、水の中で洗濯物が泳いでいる状態になり、図2のごとく洗濯が出来なくなる。
洗濯には十分な洗剤量が必要で、ススギ洗いには十分な量の水が必要である。しかしドラム式全自動洗濯機を使用する消費者に、最適条件自覚して条件を満たす事を要求する事は不可能である。
“ずれ落ち”現象を起こしている要因の一つとてバッフルの形状がある。他にバッフルに通水穴も一つの原因があります。即ちバッフルが洗濯物をすくい上げる時通水穴が無い為、洗濯物の間に洗濯水が残り、これが潤滑液の役目をして洗濯物がバッフル上に留どまり難くなっている。
実全昭54-176274 実全昭55-167387 特開昭56-083393 特開昭56-158690 実全昭58-043378 実全昭60-015283 実全平01-014392 実全平01-128779 特開平02-005993 特開平04-092697 実全平04-093086 特開平05-184766 特開平8-266777 特開平8-4593 特開平11-76679 特開2002-315985 特開2004-5765 実全昭55-053081 特開昭56-031791 特開昭56-083394 実全昭57-030180 実全昭59-165179 実全昭63-186186 特開平01- 015398 実全平03-168281 実全平02-048079 特開平04-097784 特開平04-240489 特開平09-215894 特開平8-131685 特開平9-215894 特開2001-218993 特開2004-89339
解決しようとする問題は、上記説明から分かるように、洗濯と脱水を同じ回転ドラムを使用する横軸回転ドラム式洗濯機の洗浄法には、回転ドラムの中で洗濯物を高い位置から落下させ、機械力により効果的洗濯をする課題がついている。また同時に横軸回転ドラム式洗濯機特有の脱水回転時における振動軽減も課題になる。
即ち従来の形状では、この“ずれ落ち”の理由は複数の洗濯物の間は洗剤と水により摩擦抵抗が少なくなり、同時にドラムの表面とも摩擦抵抗が少なくなる。ドラムが回転しても遠心力とバッフルにより上部方向に十分に引き揚げることができなく、図3の様に洗濯物が単純回転する。
また“ずれ落ち現象”を防ぐ為、公開実用昭和57-30180の第3図のような先端が鋭いバッフルを取り付けることもある。しかし図4の様に洗濯と脱水を同じ回転ドラムを使用した場合は、洗濯物の偏りによる弊害が生まれ、洗濯物による偏荷重が大きくなり大きな振動が生まれる。この様に洗濯物の分散、洗濯物の量、洗濯物に加わる遠心力、洗剤の量、水の量等の最適バランスを容易にとることは難しい。
単純な方法で解決されるのが望ましく、その解決する基本動作はドラムが回転する時、洗濯物が上部まで上昇できる様に、洗濯物を持ち上げる棚の様に張り出た状態になるバッフルを設ける。
また洗濯物の偏在による振動を軽減する為、脱水工程でのドラム回転時、ドラム内にある洗濯物を均等に内部に分散して偏荷重の偏りを減す。即ち、洗濯物の分散の順序はドラムが脱水の為の回転を始めると、遠心力の影響でドラムの内壁に接している洗濯物から、回転ドラムの内壁に固定され、回転の中心に近いものが最後にドラムの内壁に固定される。この状況を作る為洗濯物の中でバッフルの接している物を剥ぎ取りながら、しかもバッフルは他の洗濯物の、移動の障害にならない表面構造の必要がある。
同時に二つの課題を解決出来るバッフルの形状は、脱水回転が時計方向に回る場合、図5の様にバッフルの断面は略不等辺三角形の形状をなし、該不等辺三角形の脱水回転方向の頂点「A」が作る底角の内角度は、3点の中で一番鋭角であり、その底角の頂点「B」と該不等辺三角形の底辺に対応する位置にある頂点とを結ぶ1辺を含むバッフルの面に溝を含む突出物がない。
且つ一番鋭角な内角の対辺と、その対辺と回転ドラムの円周に接する接線が作る接点「C」で該不等辺三角形の内角側に位置する角度が、略直角または90度以上をなす形状の特徴を有する突起構造のバッフルを回転ドラムに搭載する。
また[11]の条件を満足させる為その表面にドラムの表面と同じ様に通水の為に多数の穴を開け、洗濯物のすべりの防止機能を持たせる必要がある事もある。
また洗濯と脱水を同じ回転ドラムを使用する既存の洗濯ドラムを請求項1に規定された不等辺三角形から生まれる機能になる様なバッフルの構造を作るのに必要な部材を取り付ける。
本考案の効果として、
1.従来のバッフル以上に機械力による洗浄力が高まり,洗濯時間が短縮する。
2.従来のバッフル構造に比べ脱水時の振動が少なくなる。
3.ススギ工程では洗剤の拡散能力は高くなり、ススギ時間が短縮する。
4.バッフル機構に運動・可動している部品はないので故障は起きない。
5.現在使用中の洗濯機にもこの構造を作る部品だけで効果を完結できる。しかも簡単に取り付け可能で安価である。
図6の様にバッフル4個をドラムに加工する。それを対称的に取り付け、形状は図5に使用すると、そのバッフルの立ち上がり角度「C」は90度とする。角度「B」は60-70度としてバッフルの前面に通水穴を付ける。
洗濯工程は反時計回りに、一定方向にドラムを回転させる。ススギ工程は、左右に振る。この様に左右に振ると、洗剤が次第に洗濯物から流出し、繊維間の摩擦も増すので、多くの洗濯物が左右に高く持ち上がり、ススギが効率的に行われる。脱水時の回転は洗濯回転と反対の時計回りで行う。
この考案を搭載した回転ドラムの場合、洗濯物の動きは図7の様になり、洗濯工程で回転ドラムが反時計回りに回転する時、洗濯物はバッフルの右側の棚に乗って洗濯物は従来の形状である左側の傾斜に洗濯物が乗る時と比べ高い位置から洗濯物が落とされる。
ススギ工程では洗剤が除々に減り、洗濯物間の摩擦力が増えるので、時計周りの時でも上部に持ち上がり、ススギ効果は高くなる。
回転ドラムが脱水回転する時、回転と反対方向に突起物がないので、洗濯物は図8の様にスムーズにバッフルの上部を超えて分散する。偏荷重が分散するので振動が減る。
既存の洗濯機を改造して、この考案に近づけるには、例えば二等辺三角形のバッフルの場合、それに被せる様に図9の形状の部品「9-A」,「9-B」を取り付ける。また図10の様に、2種類の部品A、B、アタッメントを組み合わせて不等辺三角形に変える。
図11の様にバッフルに円錐台の突起物をバッフルの片斜面に取り付け、実質的に図9の「9-B」の機能になる。
本考案の活用例として家庭用横回転のドラム式洗濯機に利用すると最適な効果を期待できる。
1-A:従来型バッフルの搭載回転ドラムの概要図及び1-B:各種バッフルの断面図 洗濯物が洗濯水の中で泳いでいる状態図 洗濯物が上まで持ち上がらず、“ずれ落ち”の状態で回転している状態図。 バッフルの高さが高い為、脱水回転時に洗濯物が分散できなくなる状態図。 当考案の基本的なバッフルの形状図 当考案のバッフルを搭載いた回転ドラムの概要図 当考案のバッフルを搭載いた回転ドラムが洗濯工程で回転した時、洗濯物が回転する状態図 当考案のバッフルを搭載いた回転ドラムが脱水回転した時、洗濯物が分散している状態図 既存のドラム式洗濯機の為の改造部品で、既存のバッフルに覆い被せる部材9-A及び9-Bの形状図 既存のドラム式洗濯機の為の改造部品で、既存のバッフルの前後に取り付ける部材A及び部材Bの形状図 既存のドラム式洗濯機の為の造部品で、バッフルの片斜面に円錐台の部材Cが取り付けられている状態図
符号の説明
1.回転ドラム
2・洗濯水
3.洗濯物
4.バッフル
洗濯には十分な洗剤量が必要で、ススギ洗いには十分な量の水が必要である。しかしドラム式洗濯機を使用する消費者に、最適条件自覚して条件を満たす事を要求する事は不可能である。
同時に二つの課題を解決出来るバッフルの形状は、脱水回転が時計方向に回る場合、図5の様にバッフルの断面は略不等辺三角形の形状をなし、該不等辺三角形の脱水回転方向の頂点「A」が作る底角の内角度は、3点の中で一番鋭角であり、その底角の頂点「B」と該不等辺三角形の底辺に対応する位置にある頂点とを結ぶ1辺を含むバッフルの面に溝を含む突出物がない。
且つ一番鋭角な内角の対辺と、その対辺と回転ドラムの円周に接する接線が作る接点「C」で該不等辺三角形の内角側に位置する角度が、略直角または90度以上をなす形状の特徴を有する突起構造のバッフルを回転ドラムに搭載する。その表面にドラムの表面と同じ様に通水の為に多数の穴を開け、洗濯物のすべりの防止機能を持たせる事もある。
横軸回転のドラム式洗濯機のバッフル
従来普及している洗濯と脱水を同じ回転ドラム図1の「1−A」を使用する横軸回転のドラム式洗濯機は洗濯物を攪拌する目的とし、バッフルと呼ばれ図1の「1−B」に示す様ないろいろな略二等辺三角形の突起物が回転ドラムに用意されている。これらのバッフルはドラム内の洗濯物を、ドラムが回転する時、回転方向に持ち上げる。洗濯は洗剤の洗浄力と洗濯機がもつ機械力の併用により行われる。横軸回転のドラム式洗濯機はそのドラムの回転を制御して洗濯の汚れを”もみ洗い””たたき洗い”等の機械的な力、即ち機械力を主体にして汚れを除去する方法で洗濯を行う。
機械的洗浄力を増加させようと特開平09−215894また実全昭55−053081で、バッフルに洗濯板の効果を期待し、その表面を図1の「1−B」の”1−2”の様に凹凸で波型状にしている。また「1−B」の”1−1”の様に高めの鋭角な三角形等のバッフルを取り付けて洗濯物の攪拌効果を考えているモデルもある。
図1の「1−B」の”1−1”や”1−2”は難点が多いゆえ、現在普及しているバッフル図1の「1−B」の”1−3”の形状が主流である。洗濯物は、洗濯槽に組み込まれている回転ドラムに投入され、水等が供給され、洗濯物は必要な水と洗剤を吸着した状態になる。”もみ洗い””たたき洗い”等方式のドラム式洗濯機の洗浄効率は、基本的には従来の水流方式の渦巻き式洗濯機と比べ非常に優れている。しかし洗剤の量と水の量と洗濯物の量のバランスが崩れると、普及しているバッフルではドラムの壁より洗濯物が図3の様に回転ドラムの上部に上げることが出来ないので”ずれ落ちる”状態になる。即ち従来の水流方式の渦巻き式洗濯機の機械力による洗浄力以下にその洗浄力は落ちてしまう。
2004年の国民生活センターの商品テスト評価及び日本生活センタ−報告に有る様に、それらの回転ドラムでは洗濯物と水の量のバランスが崩れると、水の中で洗濯物が泳いでいる状態になり、図2のごとく洗濯が出来なくなる。
洗濯には十分な洗剤量が必要で、ススギ洗いには十分な量の水が必要である。しかしドラム式洗濯機を使用する消費者に、最適条件自覚して条件を満たす事を要求する事は不可能である。
”ずれ落ち”現象を起こしている要因の一つとしてバッフルの形状がある。バッフルが洗濯物をすくい上げる時、通水穴が無い場合、洗濯物の間に洗濯水が残り、これが潤滑液の役目をして洗濯物がバッフル上に留どまり難くなっている。
実全昭54-176274 実全昭55-167387 特開昭56-083393 特開昭56-158690 実全昭58-043378 実全昭60-015283 実全平01-014392 実全平01-128779 特開平02-005993 特開平04-092697 実全平04-093086 特開平05-184766 特開平8-266777 特開平8-4593 特開平11-76679 特開2002-315985 特開2004-5765 実全昭55-053081 特開昭56-031791 特開昭56-083394 実全昭57-030180 実全昭59-165179 実全昭63-186186 特開平01- 015398 実全平03-168281 実全平02-048079 特開平04-097784 特開平04-240489 特開平09-215894 特開平8-131685 特開平9-215894 特開2001-218993 特開2004-89339
解決しようとする問題は、上記説明から分かるように、洗濯と脱水を同じ回転ドラムを使用する横軸回転ドラム式洗濯機には、回転ドラムの中で洗濯物を高い位置から落下させ、機械力により効果的洗濯をする課題があり、また同時に横軸回転ドラム式洗濯機特有の脱水回転時における振動軽減の課題がある。
即ち従来の形状では、この”ずれ落ち”の理由は複数の洗濯物の間は洗剤と水により摩擦抵抗が少なくなり、同時にドラムの表面とも摩擦抵抗が少なくなる所にある。ドラムが回転しても遠心力とバッフルにより上部方向に十分に引き揚げることができなく、図3の様に洗濯物が単純回転する。
また”ずれ落ち現象”を防ぐ為、公開実用昭和57−30180の第3図のような先端が鋭いバッフルを取り付けることもある。しかし図4の様に洗濯と脱水を同じ回転ドラムを使用した場合は、洗濯物の偏りによる弊害が生まれ、洗濯物による偏荷重が大きくなり大きな振動が生まれる。
この様に洗濯物の分散、洗濯物の量、洗濯物に加わる遠心力、洗剤の量、水の量等の最適バランスを容易にとることは難しい。
単純な方法で解決されるのが望ましく、その解決する基本動作はドラムが回転する時、洗濯物が上部まで上昇できる様に、洗濯物を持ち上げる棚の様に張り出た状態になるバッフルを設ける。
また洗濯物の偏在による振動を軽減する為、脱水工程でのドラム回転時、ドラム内にある洗濯物を均等に内部に分散して偏荷重の偏りを減す。即ち、洗濯物の分散の順序はドラムが脱水の為の回転を始めると、遠心力の影響でドラムの内壁に接している洗濯物から、回転ドラムの内壁に固定され、回転の中心に近いものが最後にドラムの内壁に固定される。この状況を作る為洗濯物の中でバッフルの接している物を剥ぎ取りながら、しかもバッフルは他の洗濯物の、移動の障害にならない表面構造の必要がある。
同時に二つの課題を解決出来るバッフルの形状は、脱水回転が時計方向に回る場合、図5の様にバッフルの断面は略不等辺三角形の形状で、回転ドラムの内壁側に位置する辺を底辺と呼び、該不等辺三角形の脱水回転方向の頂点「A」が作る底角の内角度は、3点の中で一番鋭角であり、その底角の頂点「A」と、該不等辺三角形の底辺に対応する位置にある頂点「B」と結ぶ1辺を含むバッフルの面に溝を含む突出物がない。
且つ一番鋭角な内角の対辺と、その対辺と回転ドラムの円周に接する接線が作る接点「C」で、該不等辺三角形の内角側に位置する角度が、略直角または90度以上をなす形状の特徴を有する突起構造のバッフルを回転ドラムに搭載する。略直角等を成す急斜面の表面にドラムの表面と同じ様に通水の為に多数の穴を開け、洗濯物のすべりの防止機能を持たせる事もある。
「略直角」の「略」について、バッフルが乗る回転ドラムは、板金加工で製作された部品が組み合わされており、機械加工部品の様に高い精度は期待できないのでこの様に表現する。+−3%程度の組み立て精度は出る判断する。
本考案の効果として、
1.従来のバッフル以上に機械力による洗浄力が高まり,洗濯時間が短縮する。
2.従来のバッフル構造に比べ脱水時の振動が少なくなる。
3.ススギ工程では洗剤の拡散能力は高くなり、ススギ時間が短縮する。
4.バッフル機構に運動・可動している部品はないので故障は起きない。
図6の様にバッフル4個をドラムに、対称的に取り付ける。そのバッフルの形状は接点「C」の立ち上がり角度は90度とする。頂点「B」の角度は60−70度としてバッフルの急斜面に通水穴を付ける。
洗濯工程は反時計回りに、一定方向にドラムを回転させる。 洗濯物の動きは図7の様になり、洗濯工程で回転ドラムが反時計回りに回転する時、洗濯物はバッフルの右側の棚に乗って洗濯物は従来の形状である左側の傾斜に洗濯物が乗る時と比べ高い位置から洗濯物が落とされる。
ススギ工程は、左右に振る。この様に左右に振ると、洗剤が次第に洗濯物から流出し、繊維間の摩擦も増すので、多くの洗濯物が左右に高く持ち上がり、ススギが効率的に行われる
脱水時の回転は洗濯回転と反対の時計回りで行う。回転ドラムが脱水回転する時、回転と反対方向に突起物がないので、洗濯物は図8の様にスムーズにバッフルの上部を超えて分散する。偏荷重が分散するので振動が減る。
本考案の活用例として家庭用横回転のドラム式洗濯機に利用すると最適な効果を期待できる。
1−A:従来型バッフルの搭載回転ドラムの概要図、及び1−B:各種バッフルの断面図 洗濯物が洗濯水の中で泳いでいる状態図 洗濯物が上まで持ち上がらず、”ずれ落ち”の状態で回転している状態図。 バッフルの高さが高い為、脱水回転時に洗濯物が分散できなくなる状態図 当考案の基本的なバッフルの形状図 当考案のバッフルを搭載いた回転ドラムの概要図 当考案のバッフルを搭載いた回転ドラムが洗濯工程で回転した時、洗濯物が回転する状態図 当考案のバッフルを搭載いた回転ドラムが脱水回転した時、洗濯物が分散している状態図
符号の説明
1.回転ドラム
2・洗濯水
3.洗濯物
4.バッフル

Claims (2)

  1. 洗濯と脱水を同じ回転ドラムを使用する横軸回転ドラム式洗濯機において、洗濯物を攪拌する為のバッフルと呼ぶ、横軸方向に伸びる立体の突起構造が回転ドラムに搭載されまたそれ自体に加工された回転ドラムであって、その該突起構造の断面は略不等辺三角形の形状をなし、該不等辺三角形の底辺は回転ドラムの内壁に接し、該不等辺三角形の回転ドラムの内壁に接する1頂点の底角の内角度は、3頂点が作る内角の中で一番の鋭角であり、その底角の頂点と該不等辺三角形の底辺に対応する位置にある頂点とを結ぶ1辺を含むバッフルの面に溝を含む突出物がない。
    且つ該鋭角の内角の対辺と、その対辺と回転ドラムの円周に接する接線が作り、該不等辺三角形の内角側に位置する角度が、略直角または90度以上をなす形状の特徴を有する突起構造のバッフルを持つ回転ドラム。
  2. 洗濯と脱水を同じ回転ドラムを使用する既存の洗濯ドラムを請求項1に規定された不等辺三角形から生まれる機能にする為のバッフルの構造を作るに必要な部材
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103814166A (zh) * 2011-09-20 2014-05-21 Bsh博世和西门子家用电器有限公司 具有用于最佳的离心旋转脱水作用的滚筒轮廓的洗衣滚筒

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