JP3113701U - パン生地捏ね機 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動モータの回転力の反作用による捏ね機本体の移動を防止し、安定した捏ね動作を行うパン生地捏ね機を提供する。
【解決手段】本考案はパン材料を入れる容器と、駆動モータの回転力が伝達されるカップリングと、前記容器の底部に取り付けられ、容器の本体への装着時にカップリングに嵌合される駆動ギアと、駆動ギアの軸部に着脱自在に装着した捏ね羽根と、から構成されたパン生地捏ね機において、容器の真下の本体底面を下方に膨出して本体内底面に凹部を形成し、この凹部に扁平型の駆動モータを装着し、該駆動モータの回転軸に前記カップリングを装着することにより駆動モータの回転軸と駆動ギアの軸部とを同軸上に一致させた。
【選択図】図1
【解決手段】本考案はパン材料を入れる容器と、駆動モータの回転力が伝達されるカップリングと、前記容器の底部に取り付けられ、容器の本体への装着時にカップリングに嵌合される駆動ギアと、駆動ギアの軸部に着脱自在に装着した捏ね羽根と、から構成されたパン生地捏ね機において、容器の真下の本体底面を下方に膨出して本体内底面に凹部を形成し、この凹部に扁平型の駆動モータを装着し、該駆動モータの回転軸に前記カップリングを装着することにより駆動モータの回転軸と駆動ギアの軸部とを同軸上に一致させた。
【選択図】図1
Description
本考案は、一般家庭においてパン材料を捏ねてパン生地を形成するパン生地捏ね機に関する。
従来から知られているパン生地捏ね機の概略構造を図3に示す。以下図3に基づいて従来構造を説明すると、本体1内に設けた取付基板6上に駆動モータ2とパン材料を収納する容器3とを横方向に並設し、そして駆動モータ2の回転力を容器3内に設けた捏ね羽根4に伝達する伝達機構5が取付基板6の下部本体1内に設置した構成になっている。本体下面にはゴム脚が取り付けられている。
この伝達機構5は、駆動モータ2の回転軸2aに設けたプーリ7と、容器3の真下に設けた作動部10のプーリ8と、両プーリ7,8間に架設したベルト9、とから構成されている。
前記作動部10はプーリ8と、カップリング11と、容器3を取付基板6に装着した際カップリング11と嵌合する駆動ギア12と、から構成され、駆動ギア12の軸部12aに捏ね羽根4が取り付けられている。
そして、容器3にパン材料を入れ駆動モータ2を動作させると伝達機構5すなわち一対のプーリ7,8、ベルト9を介して作動部10のカップリング11に伝わり、さらに駆動ギア12を経て捏ね羽根4を回転させてパン材料を捏ねてパン生地を形成するものである。
上記した従来の捏ね機は駆動モータの回転力が一対のプーリとベルトからなる伝達機構を介して捏ね羽根を回転させる方式であるので、実際に捏ね機を動作させると、捏ね羽根には回転方向の力に対して反作用力が働く。
例えば捏ね羽根を時計方向に回転させると反時計に反作用力が働く。この反作用力は容器部分の捏ね機本体を反時計方向に動かす力となる。すなわち駆動モータ側のゴム支持脚を支点として容器側の捏ね機本体を反時計方向に回転させ、結果として捏ね機本体が移動して歩き出し、捏ね機本体を調理台に置いている場合には調理台から床面に落下することが起こっていた。
捏ね機において、一般的に捏ね羽根を回転させるトルクは大きな力が必要であるため、それに見合う大型な駆動モータが搭載される。従って大型な駆動モータは必然的に重量も約5キログラム前後と重くなる。そして駆動モータは図4に示すように取付基板上に装着されているため、その重心はかなり上方に位置する。
一方、容器は一般的に軽量のアルミ材で作られ、また容器内に入れられる一度のパン材料は水を含めて1キログラム強程度の重さであるので、容器側の重量は駆動モータ側に比べて遙かに軽量である。従って容器側が軽量であるため、捏ね時の反作用力で容器側の捏ね機本体が歩き出すのである。
このように従来の捏ね機は、駆動モータとパン材料を入れる容器とが横方向に並設しており、且つ駆動モータ側の重量が重く、容器側は軽いので、駆動モータの回転駆動力の反作用で本体が移動して通称歩きだすというに問題があった。本考案は、このような問題を解決した捏ね機を提供することを目的にしている。
本考案パン生地捏ね機は、本体内に着脱自在に装着した容器と、前記本体内に設け、駆動モータの回転力が伝達されるカップリングと、前記容器の底部に取り付けられ、容器の本体への装着時に前記カップリングに嵌合される駆動ギアと、前記容器内に突入された駆動ギアの軸部に着脱自在に装着した捏ね羽根と、から構成されたパン生地捏ね機において、パン材料を収納する容器の真下の本体底面を下方に膨出して本体内底面に凹部を形成し、この凹部に扁平型の駆動モータを装着し、該駆動モータの回転軸に前記カップリングを装着することにより該駆動モータの回転軸と駆動ギアの軸部とを同軸上に一致させたことを特徴とする。
本考案のパン生地捏ね機は、駆動モータの回転軸と駆動ギアの軸部とを同軸上に一致させたので、駆動モータの重心軸と容器の重心軸が一致する。その結果駆動モータの回転力による反作用が発生しても本体を移動させることがなく、従来のように捏ね機本体が移動する(歩く)ことがない。
また本考案は、パン材料を収納する容器の真下の本体内底面に凹部を形成し、この凹部に扁平型の駆動モータを装着したので、より一層駆動モータの重心を下げることが出来安定した捏ね動作を行うことが出来る。
本考案のパン生地捏ね機を、図1と図2に基づいて説明する。図1はパン生地捏ね機の断面図、図2は要部拡大断面図である。なお既に説明した図3と同一の構成要素には同一符号を付して説明する。
本考案のパン生地捏ね機Kは、外装1aと内槽1bからなる捏ね機本体1と、本体1内に着脱自在に装着したパン材料を入れる容器3と、容器3の真下に位置する本体1内に装着した扁平型の駆動モータ2と、容器3内に設けられ駆動モータ2により回転される捏ね羽根4と、駆動モータ2と捏ね羽根4との間に位置し駆動モータ2の回転力を伝える作動部10と、駆動モータ2を制御する制御回路部14と、捏ね機を動作させるための操作パネル部15と、から構成されている。
捏ね機本体1を構成する外装1aと内槽1bの固定は以下のような構造になっている。すなわち内槽1bは漏斗状になっており上端鍔片16にリング状且つ断面コ字状のゴムパッキング17が取り付けられ、このパッキング17を介して鍔片16を外装1aの上端部に載置する。
次に内槽1bの下部開口18周縁部分を皿状の取付金具19にて駆動モータ2に装着する。すなわち、内槽1bの下部開口18周縁部分に取付金具19の上縁19aを係着し、そして取付金具19の底部19bをネジ20により駆動モータ2の上面に設けたネジ孔13螺入して内槽1bと外装1aとを一体化して本体1を構成する。
内槽1bの下部開口18の周縁と取付金具19の上縁19aとの間にはリング状で且つ断面L字状のパッキング21が介装されており、また取付金具19の底部19bの複数箇所(ネジ20が位置する部分)を下方に膨出33してあり、この膨出部33により取付金具19はその底部19bが駆動モータ2の上面から離間されて装着される。
その結果駆動モータ2の熱は取付金具19には伝達されないばかりか取付金具19自身によって内槽1b内の空間に熱が伝わるのを遮断する。また取付金具19に伝わった熱はパッキング21が遮熱するので取付金具19から内槽1bへの熱伝達をも阻止する。
そもそもパン材料を捏ねる際には、パン生地の温度を約27℃から約29℃の範囲の低温度で10分から20分間捏ねる必要があり、特に夏期等にはあらかじめ冷蔵庫で冷やしておいたパン材料(水を含む)を使用して温度上昇を抑えている。従ってパン材料を入れる容器3や、この容器を収容する内槽1b内の空間の温度上昇を極力抑える必要がある。
捏ね機における熱の発生源は、主として駆動モータ2であるので、この駆動モータ2の熱をいかにパン生地に伝えないようにするかがパン生地をおいしく仕上げるかにかかっている。本考案は上述のように構成したことにより駆動モータ2で発生した熱を内槽1bや内槽1b内の空間に伝達しないようにしたのである。
外装1aの底面中央部に外装1aを下方に膨出して凹部22を形成し、この凹部22に駆動モータ2を載置し取付桿(図示せず)にて固定する。本考案の駆動モータ2は、図3のモータよりも軸方向の厚みを薄く径方向を大きくした扁平型とし、これを凹部22に装着することによりパン生地捏ね機Kの重心を低くしたのである。
皿状の取付金具19の上部内面には所定間隔ごとに係止突状23が設けられ、後述する容器3側の突起24と係合して容器3を本体1側に着脱自在に装着するものである。
駆動モータ2の回転軸2aにはカップリング11が軸着されている。一方容器3の底部には外周に突起24を設けた支持筒25が取り付けられ、この支持筒25の内部には前記カップリング11に嵌合される駆動ギア12が設けられている。
支持筒25を取付金具19内に載置し、且つ少し回動させて突起24を係止突状23に係合させると、駆動ギア12はカップリング11と嵌合する。駆動ギア12の軸部12aは容器3内に突入され、捏ね羽根4を着脱自在に取り付けてある。前記カップリング11と駆動ギア12とで作動部10を構成する。
かかる構成にすることにより駆動モータ2の回転軸2aと駆動ギア12の軸部12aとを同軸上に一致させることができる。このような構成にすることで、パン生地の捏ね動作時の駆動モータ2の回転力と反作用力とが同位置上に存在するので、図3で示した従来のように本体がいわゆる歩き出すようなことはない。
なお、容器3には開閉蓋31が、また本体1の下面外周縁の適所にブチルゴムからなる支持脚32が設けられており、支持脚32はパン生地捏ね機の作動時の振動を吸収し安定した捏ね動作を行う。
K パン生地捏ね機
1 本体
1a 外装
1b 内槽
2 駆動モータ
2a 回転軸
3 容器
4 捏ね羽根
11 カップリング
12 駆動ギア
17、21 パッキング
19 取付金具
22 凹部
25 支持筒
1 本体
1a 外装
1b 内槽
2 駆動モータ
2a 回転軸
3 容器
4 捏ね羽根
11 カップリング
12 駆動ギア
17、21 パッキング
19 取付金具
22 凹部
25 支持筒
Claims (1)
- 底面の外縁適所に支持脚を設けた本体と、該本体内に着脱自在に装着した容器と、前記本体内に設け、駆動モータの回転力が伝達されるカップリングと、前記容器の底部に取り付けられ、容器の本体への装着時に前記カップリングに嵌合される駆動ギアと、前記容器内に突入された駆動ギアの軸部に着脱自在に装着した捏ね羽根と、から構成され、前記容器内にパン材料を投入して、前記捏ね羽根によりパン材料を混練してパン生地を形成するパン生地捏ね機において、
前記容器の真下の本体底面を下方に膨出して本体内底面に凹部を形成し、この凹部に扁平型の駆動モータを装着し、該駆動モータの回転軸に前記カップリングを装着することにより該駆動モータの回転軸と前記駆動ギアの軸部とを同軸上に一致させたことを特徴とするパン生地捏ね機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004464U JP3113701U (ja) | 2005-06-15 | 2005-06-15 | パン生地捏ね機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004464U JP3113701U (ja) | 2005-06-15 | 2005-06-15 | パン生地捏ね機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3113701U true JP3113701U (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=43276048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005004464U Expired - Lifetime JP3113701U (ja) | 2005-06-15 | 2005-06-15 | パン生地捏ね機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3113701U (ja) |
-
2005
- 2005-06-15 JP JP2005004464U patent/JP3113701U/ja not_active Expired - Lifetime
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