JP3113668U - 簡易型木製レイズドベッド - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者が車椅子に座ったままで進入して容易に園芸ができ、車椅子を横方向ヘスムーズに方向転換することができるとともに、構造が簡易、且つ、軽量で製造が容易な簡易型木製レイズドベッドを提供する。
【解決手段】高さの低いプラスチック製プランター1と、木製で高さの低い水平方向に配置されたプランター収容部13とその後側に配置された支柱部15とその下端に水平方向に配置された脚部17とで片持ち状に保持するプランター支持体3と、を具備する。これにより、プランター1の下部に車椅子に座った人間が進入できるスペースを確保するとともにプランター1上面の高さを車椅子に座った人間が作業できる高さに設定でき、且つ、車椅子が進入した位置から横方向ヘスムーズに方向転換させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】高さの低いプラスチック製プランター1と、木製で高さの低い水平方向に配置されたプランター収容部13とその後側に配置された支柱部15とその下端に水平方向に配置された脚部17とで片持ち状に保持するプランター支持体3と、を具備する。これにより、プランター1の下部に車椅子に座った人間が進入できるスペースを確保するとともにプランター1上面の高さを車椅子に座った人間が作業できる高さに設定でき、且つ、車椅子が進入した位置から横方向ヘスムーズに方向転換させることができる。
【選択図】図1
Description
本考案は簡易型木製レイズドベッドに係り、特に、使用者が車椅子に座ったままで進入して園芸ができ、車椅子を横方向へスムーズに回転することができるとともに、構造が簡易で製造も容易なものに関する。
レイズドベッドとは立ち上げ花壇であり、高齢者や身体障害者が車椅子に座りながら園芸ができる設備である。従来のレイズドベッドは、コンクリート製であり、地表から立ち上げた部分とその上部に設けた花壇部とからなるものであるが、各部の厚みが10cm以上あるのが通常である。また、花壇部分に支脚部分をボルト等で連結して組み合わせた車椅子利用者用花壇(例えば、特許文献1参照。)や、花壇部分と支脚部分とを一体成形した車椅子利用者用花壇もある(例えば、特許文献2参照。)。
従来のレイズドベッドは、コンクリート製であり、厚みが10cm以上あるので、車椅子に座った使用者の足が入り、且つ、コンクリートの厚みや土の厚みを入れると、上面が高くなり使用者が作業しづらいという欠点があった。また、花壇部分に支脚部分を組み合わせた花壇もあるが、このものは構造か複雑で簡易で安価に提供できるものではないという問題がある。また、花壇部分と支脚部分とを一体成形した花壇もあるが、このものは、設備として大型となり製造も面倒で簡易で安価に提供できるものではないという問題がある。
本考案はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、使用者が車椅子に座ったままで進入して容易に園芸ができ、車椅子を横方向へスムーズに回転することができるとともに、構造が簡易で製造も容易な簡易型木製レイズドベッドを提供することにある。
上記目的を達成するべく本考案による簡易型木製レイズドベッドは、高さの低いプラスチック製プランターと、木製で高さの低い水平方向に配置されたプランター収容部とその後側に配置された支柱部とその下端に水平方向に配置された脚部とで片持ち状に保持するプランター支持体と、を具備したことを特徴とするものである。
また、プランター収容部の天板は、前側の中央部を凹陥させた凹部と、その両側に前側に張り出した手置き部とを形成したものとすることが考えられる。また、両側の支柱部は、上下に2つの支柱要素に分割し、一方に孔を形成するとともに、他方に上記孔と対応し上下方向に間隔をおいて複数の雌ねじを形成し、上記孔と任意の位置の雌ねじを合致させて止めねじで締結することによりプランター収容部の高さを調節し得るものすることが考えられる。
本考案の簡易型木製レイズドベッドによると、プランターの下部に車椅子に座った人間が進入できるスペースを確保するとともにプランター上面の高さを車椅子に座った人間が作業できる高さに設定できる。したがって、使用者は園芸の作業が容易にできる。また、プランター支持体はプランターを片持ち状に保持するようにしたから、車椅子が進入した位置から横方向へスムーズに回転させることができ、レイズドベッドへのアクセスが容易となる。
また、木製で高さの低い水平方向に配置されたプランター収容部とその後側に配置された支柱部とその下端に水平方向に配置された脚部とで片持ち状に保持するプランター支持体にプラスチック製で上記プランター収容部に収容可能な形状で高さの低いプランターを収容する構造としたので、移動が可能であり、軽量でベランダや屋上等に設置しても建物に負荷をかけないようにすることができるし、プランターをプランター支持体から取り外し可能であるから、花壇部分を取り外して別の場所で土の入れ換えや園芸作業をすることができる。また、構造的に簡易で製造も容易であり、安価に提供することができる。
以下、図1乃至図15を参照して本考案の第1の実施の形態を説明する。本実施の形態の簡易型木製レイズドベッドは、土を入れるプランター1と、これを地表より立ち上げた位置で保持・固定する手段としてのプランター支持体3と、から構成されている。まず、プランター1はプラスチック製のコンテナが使用される。その構造は、まず、平面略矩形状の容器部5があり、この上部に外周側へ張り出したフランジ部7が形成されている。プランター1全体は薄肉厚であり、高さを可及的に低く形成している。これは、プランター1の下部に車椅子に座った人間が進入できるスペースを確保しつつプランター1上面の高さを車椅子に座った人間が作業できる高さとするためである。
また、容器部5の底部には排水口9を設けてここに排水パイプ11を接続している。排水パイプ11は下方に延長配置され、プランター1内の余分な水を排出して、水のやりすぎ等による根腐れ等を防止している。また、プランター1は高さを可及的に低く形成した結果、容器部5が浅底になっているが、ここには園芸用に開発された各種の土(例えば、泥炭腐植土)を使用することにより、植物を植栽して育成させることができるものである。
また、上記プランター1を地表より立ち上げた位置で保持・固定する手段としてプランター支持体3がある。このものは木製であり、高さの低い水平方向に配置されたプランター収容部13とその後側に配置された支柱部15とその下端に水平方向に配置された脚部17とで構成されている。
プランター収容部13は上記プランター1を収納する部分であり、プランター1と同一形状の枠部13Aを形成するとともにその底面には簀の子状の底板13Bを配置している。上記排水パイプ11はこの底板13Bの隙間から下方に延長される。
上記枠部13Aの上部には外周側へフランジ状に天板部13Cが形成されている。上記天板部13Cは、上面中央部を凹陥させた凹部13Dと、その両側に前側に張り出した手置き部13Eとを設けている。これは、車椅子などがアクセスする時にプランター1部分に体を引き寄せることができるとともに、両側に肘をおいて楽に作業ができるようにするためである。
また、天板部13Cのプランター収納部分の両縁部にはプランターの取り出しを容易にする切欠き13Fが設けられている。また、天板部13Cの両側はフランジ状に張り出した部分を設けており、これを手で持って移動できるようになっている。また、全体が丸みを持った形状であり、安全面に配慮した構成としている。
また、プランター収容部13の後部寄りの両側に一対の支柱部15が立設されている。支柱部15は垂直方向に延長されており、上下に2つの支柱要素15A、15Bに分割されている。上側の支柱要素15Aの上部には前後方向に延長された取付部15Cが設けられ、これを止めねじ15Eでプランター収容部13に取り付けている。また、上側の支柱要素15Aには左右方向に横支持部材15Fが架設されている。
また、上記支柱部15は、上下支柱要素15A、15Bを重複して配置し、その間に複数箇所の位置調整固定手段15Gを設けてプランター収容部13の高さを調節可能としている。
すなわち、図10,図11に示すように、一方の支柱要素15Bに孔15Hを形成するとともに、他方の支柱要素15Aに上記孔15Hと対応し上下方向に間隔をおいて複数の雌ねじ15Iを形成し、図11に示すように、上記孔15Hと任意の位置の雌ねじ15Iを合致させて止めねじ15Jで締結することによりプランター収容部13の高さを調節するものである。
尚、位置調整固定手段15Gの構成は、上記の構成に代え、支柱要素15Aに孔15Hを形成し、支柱要素15Bに複数の雌ねじ15Iを形成しても良いし、図12に示すように、上記雌ねじ15Iに代えて複数の孔15Kを形成し、ピン15Lで締結しての配置をプランター収容部13の高さを調節するものとしても良い。また、下側の支柱要素15Bの下部には左右方向に横支持部材15Mが架設されている。
また、脚部17は、一対の支柱部15の下端に前後方向に支脚17Aが延長配置されたものであり、プランター収容部13を安定して保持するようになっている
上記プランター支持体3は、位置調整固定手段15Gにより脚部17からプランター収容部13までの高さを最大750mm、最小570mmの範囲で調整でき、これに伴ってプランター収容部13の下面から脚部17の下部までの高さも最大600mm、最小420mmの範囲で調整できるようになっている。高さを最大とした場合には、プランター収容部13の下面から脚部17の下部までの高さが概ね600mmであり、これに高さの低いプランター1を嵌合して保持した場合、その上面までの高さは概ね750mmである。これは、従来の標準タイプの車椅子の場合は脚部17の床面からプランター収容部13の下面までの高さ(以下、下面のクリアランスという。)が約600mm必要であるからである。現在主流となっている子供、老人等の小柄な人が使用している低床タイプの車椅子の場合には、下面のクリアランスを小さくし、プランター1の上面までの高さを使用し易い高さに調整して使用するようにしたものである。また、プランター支持体3の両側は前側に支脚等がなく開放されている。
以上の構成を基にその作用を説明する。上記簡易型木製レイズドベッドを使用する場合には、まず、プランター収容部13の枠部13Aにプランター1をはめ込むことによりプランター1をプランター支持体3に支持する。そして、プランター1内に泥炭質を含む腐葉土等を入れる。
そして、高齢者や身体障害者が車椅子に座った状態でアクセスして園芸作業を行う。その際、図14に示すように、上記プランター支持体3は、高さを最大とした場合には、高さの低いプランターを嵌合して保持した場合、その上面までの高さは概ね750mmであり、下面のクリアランスが概ね600mmに設定されている。したがって、プランター1の下部に車椅子に座った状態で人間が進入できるスペースが確保されているから、プランター1への接近が容易にでき、園芸の作業を容易にできる。また、子供、老人等の小柄な人が使用している低床タイプの車椅子の場合は、下面のクリアランスを小さくし、プランター1の上面までの高さを使用し易い高さに調整して使用することができる。勿論、立ったままで園芸作業することも容易にできる。
また、プランター収容部13に天板部13Cの上面中央部を凹陥させた凹部13Dと、その両側に前側に張り出した手置き部13Eを設けた場合には、車椅子などがアクセスする時にプランター1部分に体を引き寄せることができるとともに、両側に肘を置くことができ、楽に作業ができる。
また、プランター支持体3はプランター1を片持ち状に保持するようにしてプランター支持体3の両側は前側に支脚等をなくして開放した状態としたから、図15に示すように、車椅子が進入した位置から、フットレストが邪魔になることなく、横方向へスムーズに回転させることができ、プランター1からの離反も容易にできる。
以上本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。先ず、プランター1の下部に車椅子に座った人間が進入できるスペースを確保するとともにプランター1上面の高さを車椅子に座った人間が作業できる高さに設定できる。これは、高さの低いプラスチック製プランターと、木製で高さの低い水平方向に配置されたプランター収容部とその後側に配置された支柱部とその下端に水平方向に配置された脚部とで片持ち状に保持するプランター支持体と組み合わせることにより実現できたものである。これにより、使用者はプランターへの接近が容易にできるとともに、車椅子に座ったままで又はしゃがまなくても立ったままで楽に園芸作業ができる。
また、プランター支持体3はプランター1を片持ち状に保持するようにしたから、フットレストの邪魔になることがなく、車椅子が進入した位置から横方向ヘスムーズに方向転換させることができ、プランター1からの離反が容易にできる。また、高さの低いプラスチック製プランターと木製で簡易な構造のプランター支持体とを組み合わせた構造としたので、移動が容易であり、屋内、屋外,屋上等任意の場所に移動して使用できる。また、軽量であるからベランダや屋上等に設置しても負荷をかけないようにすることができ、設置建築物の床や構造自体に負担を与えない。また、プランターをプランター支持体から取り外し可能であるから、花壇部分を取り外して別の場所で土の入れ換えや園芸作業をすることができる。また、構造的に簡易で製造も容易であり、安価に提供することができる。
以上は、本考案の1つの実施の形態を紹介したものであり、この実施の形態に限定されず本考案要旨内での設計変更が可能である。例えば、図16に示すように、脚部17において、支脚17Aの前後にキャスターCを設けても良い。この場合には、レイズドベッドを持ち上げることなく容易に移動させることができる。その他の構成は上記第1の実施の形態と同様でありその説明は省略するが、上記と同様の作用効果を奏するものである。また、プランター1のプラスチック素材は任意であり、適宜市販のコンテナ等を使用し得るものである。
1 プランター
3 プランター支持体
13 プランター収容部
15 支柱部
17 脚部
13C 天板部
13D 凹部
13E 手置き部
15G 位置調整固定手段
3 プランター支持体
13 プランター収容部
15 支柱部
17 脚部
13C 天板部
13D 凹部
13E 手置き部
15G 位置調整固定手段
Claims (3)
- 高さの低いプラスチック製プランターと、木製で高さの低い水平方向に配置されたプランター収容部とその後側に配置された支柱部とその下端に水平方向に配置された脚部とで片持ち状に保持するプランター支持体と、を具備したことを特徴とする簡易型木製レイズドベッド。
- 上記プランター収容部の天板は、前側の中央部を凹陥させた凹部と、その両側に前側に張り出した手置き部とを形成したものであることを特徴とする請求項1記載の簡易型木製レイズドベッド。
- 上記支柱部は、上下に2つの支柱要素に分割し、両支柱要素を重複して配置し、その間に複数箇所の位置調整固定手段を設けてプランター収容部の高さを調整可能としたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の簡易型木製レイズドベッド。
Priority Applications (1)
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JP2005004414U JP3113668U (ja) | 2005-06-14 | 2005-06-14 | 簡易型木製レイズドベッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005004414U JP3113668U (ja) | 2005-06-14 | 2005-06-14 | 簡易型木製レイズドベッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3113668U true JP3113668U (ja) | 2005-09-15 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3113668U (ja) |
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2005
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