JP3113558U

JP3113558U - 釣り竿

Info

Publication number: JP3113558U
Application number: JP2005001420U
Authority: JP
Inventors: 敏郎小林
Original assignee: 有限会社エムケイテック
Priority date: 2005-02-18
Filing date: 2005-02-18
Publication date: 2005-09-15
Anticipated expiration: 2011-02-18

Abstract

【課題】釣り竿の長さを一定範囲内において任意の長さに、容易に固定できる釣り竿を提供する。
【解決手段】釣り竿の連結される２つの竿部材において大径竿部材１０の合わせ面に合わせ面長１２の凹面１１と小径竿部材２０の外面に凹面１１に適合する伸縮範囲長２２の凸面２１を形成し、２つの竿部材において凸凹合面状態に限り伸縮動作が可能となり、一方の部材を周方向に回転操作することにより凹凸不合面状態となり２つの竿部材が摩擦固定される。
この摩擦力により伸縮動作を阻止することで、容易に釣り竿の長さを固定する。
【選択図】図１

Description

本考案は、釣り竿全体の長さを一定範囲内での任意の長さに調整し得るように構成した釣り竿に関するものである。

一般に、振出式で長さ調整式の釣り竿において、調整できる長さ単位は１つの竿部材長さであったり、釣り竿の設計段階で固定された長さ単位とされていたり、釣り竿を使用する人が考える任意の長さに調節できないのが現状である。

本考案は、長さ調整式の釣り竿において、ミリメートル単位での長さ調整を容易に実行できる釣り竿を構成するものである。

本考案は、連結される２つの竿部材において、大径竿部材１０の合わせ面に合わせ面長１２の凹面１１を形成し、大径竿部材の凹面１１に適合する形状の凸面２１を小径竿部材２０の外面に伸縮範囲長２２で形成してあって、２つの竿部材の凹凸合面状態に伸縮動作を実行し、２つの竿部材の一方を周方向に回転操作することで凹凸不合面状態として、２つの竿部材を任意の位置で容易に固定しようとするものである。また、この場合の伸縮範囲長２２は外面がテーパ角のない平行形態とされているものである。

本考案による釣り竿は上記のような構成で、これを単数から複数構成することにより、釣り竿の長さ調整範囲を広く設定することができ、その範囲内でのミリメートル単位での釣り竿の長さ調整が、細かに実行できる効果を奏する。
また、２つの竿部材の一方を周方向にわずかな回転操作を実行することで、凹凸合面状態から凹凸不合面状態に移行するため、釣り竿の長さを固定することが容易にできる効果も大である。

図１は振出式の釣り竿の連結される２つの竿部材の縦断面図であって、１０は２つの竿部材中の大径竿部材であり、この竿部材の先端合わせ面に合わせ面長１２の凹面１１が形成させられており、２０は２つの竿部材中の小径竿部材であり大径竿部材の凹面に適合する形状の凸面２１が、この竿部材の外面に伸縮範囲長２２で形成されているものであり、この小径竿部材の伸縮範囲長２２部分は外面がテーパ角のない平行形態で形成されているものである。
図２は２つの竿部材の凹凸合面状態の周方向断面図であって、この状態時のみに２つの竿部材が伸縮動作可能となるように構成されている。図３は前記の状態から小径竿部材を周方向回転させられた凹凸不合面状態の周方向断面図であり任意の釣り竿長さで固定されている状態である。また、この凹面１１・凸面２１の隙間距離により２つの竿部材の摩擦固定力が変化するため、適切な隙間距離に設定され２つの竿部材が精確に固定されるように構成されているのである。

この実施例２では、２つの竿部材に形成される凹面・凸面以外は実施例１と何ら変わるところが無く、実施例１と共通する構成には同一の番号を附している。
図４及び図５に示すように、２つの竿部材中の大径竿部材１０の先端合わせ面に合わせ面長１２の凸面３ａが形成させられており、２つの竿部材中の小径竿部材２０の外面に伸縮範囲長２２で大径竿部材の凸面３ａに適合する形状の凹面３ｂが形成されている。この場合、凹面３ａ・凸面３ｂの形状及び構成数は無制限であるが凹凸面が適合する条件が必要とされている。また、実施例１と同様に伸縮範囲長２２部分の外面はテーパ角のない平行形態で形成されているものである。
図４は２つの竿部材の凹凸合面状態の周方向断面図であって、この状態時のみに２つの竿部材が伸縮動作可能となり、図５は前記の状態から小径竿部材を周方向回転させられた凹凸不合面状態の周方向断面図であり任意の釣り竿長さで固定されている状態である。また、この凹面・凸面の隙間距離により２つの竿部材の摩擦固定力が変化するのも実施例１と同様で、適切な隙間距離に設定され２つの竿部材が精確に固定されるように構成されているのである

本考案は、釣り竿を使用する人が釣り竿全体の長さを任意の長さに容易に固定し得るように構成した釣り竿に関するものである。

実施例１の釣り竿の連結される２つの竿部材の縦断面図実施例１の２つの竿部材の凹凸合面状態の周方向断面図実施例１の２つの竿部材の凹凸不合面状態の周方向断面図実施例２の２つの竿部材の凹凸合面状態の周方向断面図実施例２の２つの竿部材の凹凸不合面状態の周方向断面図

符号の説明

１０大径竿部材
１１凹面
１２合わせ面長
２０小径竿部材
２１凸面
２２伸縮範囲長
３ａ凸面
３ｂ凹面

Claims

釣り竿の連結される２つの竿部材において、大径竿部材１０の合わせ面に合わせ面長１２の凹面１１を形成してあり、大径竿部材の凹面１１に適合する形状の凸面２１を小径竿部材２０の外面に伸縮範囲長２２で形成してある。前記の２つの竿部材の凹凸合面状態で伸縮動作が実行でき、２つの竿部材の一方を周方向に回転操作することで凹凸不合面状態となり、この２つの竿部材を任意の位置で容易に固定できる構造を構成してある釣り竿。