JP3113394U - シュレッダー用刃具の構造 - Google Patents

Abstract

【課題】必要な出力パワーはより小さくなり、騒音がより小さくなり、且つ歯車の受ける駆動力がより小さいので、歯車が崩れる可能性はなく、紙を順調に裁断できるシュレッダー用刃具の構造を提供する。
【解決手段】逆方向に回転する二つのロールカッターを含み、各ロールカッターは、多辺形断面を持つシャフトと、前記シャフトに嵌めて設けられる複数の段差カッターとを含み、隣接する段差カッターの間にはパッキンが設けてあり、二つのロールカッターの段差カッターは交錯に取付けられ、各段差カッターは二組の補助刃具で構成され、各段差カッターの補助刃具の周縁には裁断刃具が複数に設けてあり、前記裁断刃具は補助刃具の周縁から外側へ突出するシュレッダー用刃具の構造において、各組の補助刃具の周縁は鋸状を呈し、前記補助刃具の周縁によりシュレッダーが紙を容易に引き込んで裁断することを特徴とするシュレッダー用刃具の構造。
【選択図】図３

Description

本考案は、シュレッダー用刃具の構造に係り、特に、シュレッダー用刃具の段差カッターの補助刃具の周縁をのこ歯状に設計することにより、複数枚の紙を同時に裁断することができるシュレッダー用刃具の構造に関するものである。

図１に示すのは従来のシュレッダー用刃具であり、あれは二つのロールカッター１，１´で構成され、各ロールカッターは、断面が六角形状を呈するシャフト２と、前記シャフト２に嵌められた複数の段差カッター４とを含み、隣接する段差カッター４を隔てるために段差カッター４の間にはワシャ６が設けてあり、二つのロールカッター１，１´に設けた段差カッター４を交錯に取付ける。図２に示すように、各段差カッター４は二組の補助刃具４ａで構成され、各補助刃具４ａの周面に裁断刃具４ｂが三つあり、シュレッダーの裁断刃具４ｂによって紙を裁断する場合には、一枚の紙を裁断することは容易であるが、複数枚の紙を同時に裁断する際に、必要な出力パワーはより強く、騒音がより大きく、且つ歯車の受ける駆動力がより大きいので、歯車が崩れる可能性はあった。

本考案の主な目的は、シュレッダー用刃具の段差カッターの補助刃具の周縁をのこ歯状に設計し、のこ歯状の刃具で紙を裁断することにより、必要な出力パワーはより小さくなり、騒音がより小さくなり、且つ歯車の受ける駆動力がより小さいので、歯車が崩れる可能性はなく、紙を順調に裁断できるシュレッダー用刃具の構造を提供する。

上記目的を達成するためになされた本願の考案は、逆方向に回転する二つのロールカッターを含み、各ロールカッターは、多辺形断面を持つシャフトと、前記シャフトに嵌めて設けられる複数の段差カッターとを含み、隣接する段差カッターの間にはパッキンが設けてあり、二つのロールカッターの段差カッターは交錯に取付けられ、各段差カッターは二組の補助刃具で構成され、各段差カッターの補助刃具の周縁には裁断刃具が複数に設けてあり、前記裁断刃具は補助刃具の周縁から外側へ突出するシュレッダー用刃具の構造において、各組の補助刃具の周縁は鋸状を呈し、前記補助刃具の周縁によりシュレッダーが紙を容易に引き込んで裁断することを特徴とするシュレッダー用刃具の構造であることを要旨としている。

本願の考案では、補助刃具の鋸状を呈する周縁は、補助刃具の全部の周縁に亘ることを特徴とする請求項１に記載のシュレッダー用刃具の構造であることを要旨としている。

本願の考案では、補助刃具の鋸状を呈する周縁は、補助刃具の一部の周縁に亘ることを特徴とする請求項１に記載のシュレッダー用刃具の構造であることを要旨としている。

本願の考案では、前記補助刃具の鋸状を呈する周縁の各のこ歯の長さは同様であることを特徴とする請求項１に記載のシュレッダー用刃具の構造であることを要旨としている。

本願の考案では、前記補助刃具の鋸状を呈する周縁の各のこ歯の長さは異なることを特徴とする請求項１に記載のシュレッダー用刃具の構造であることを要旨としている。

本考案に係るシュレッダー用刃具の構造によれば、シュレッダー用刃具の段差カッターの補助刃具の周縁をのこ歯状に設計し、のこ歯状の刃具で紙を裁断することにより、必要な出力パワーはより小さくなり、騒音がより小さくなり、且つ歯車の受ける駆動力がより小さいので、歯車が崩れる可能性はなく、紙を順調に裁断できる。

以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。

まず、図３を参照する。本考案に係るシュレッダー用刃具の構造は、二つのロールカッター１０，１０´で構成され、各ロールカッターは、断面が六角形状を呈するシャフト１２と、前記シャフト１２に嵌められた複数の段差カッター１４とを含み、隣接する段差カッター１４を隔てるために段差カッター１４の間にはワシャ１６が設けてあり、二つのロールカッター１０，１０´に設けた段差カッター１４を交錯に取付ける。図４に示すように、各段差カッター１４は二組の補助刃具１４ａ，１４ａ´で構成され、各組の補助刃具４ａ，１４ａ´の周面に裁断刃具１４ｂ，１４ｂ´が三組に設けてあり、そのうちの二組の補助刃具１４ａ，１４ａ´に当接する裁断刃具１４ｂ，１４ｂ´の間には段差角度αが形成し、この段差角度αによって紙を裁断する。

各組の補助刃具１４ａの周縁をのこ歯状の刃具端縁１４ｃに設計し、のこ歯状を呈する刃具端縁１４ｃは補助刃具１４ａ，１４ａ´の周面の全部または一部を亘り、このような設計により、シュレッダー用刃具を組合った後、のこ歯状を呈する刃具端縁１４ｃは、複数枚の紙を容易に裁断することができる。

図５と図６に示すのは、本考案の他の実施例であり、段差カッター１４の各組の補助刃具１４ａの周縁には、二組または一組だけの裁断刃具１４ｂを設けてもいい。図５に示すように、補助刃具１４ａの刃具端縁１４ｃに設けたのこ歯は、長さが異なる不規則状にしてもいい。

使用するときには、本考案に係るシュレッダーは、交錯に設置された段差刃具１４によって紙を条状に裁断すると共に、段差刃具１４に設けた裁断刃具１４ｂ，１４ｂ´によって条状の紙を粉砕することができる。また、各組の補助刃具１４ａ，１４ａ´の周縁をのこ歯状の刃具端縁１４ｃに設計することにより、紙を裁断する際に発生する力が平均に分散され、必要な出力パワーはより小さくなり、騒音がより小さくなり、且つ歯車の受ける駆動力がより小さいので、歯車が崩れる可能性はなく、紙を順調に裁断できる。

従来のシュレッダー用刃具の斜視図である。 従来のシュレッダー用刃具の補助刃具の平面図である。 本考案の斜視図である。 本考案に係る段差カッターの平面図である。 本考案に係る段差カッターの実施例を示す概略図である。 本考案に係る段差カッターの他の実施例を示す概略図である。

符号の説明

１，１´ ロールカッター
２ シャフト
４ 段差カッター
４ａ 補助刃具
４ｂ 裁断刃具
６ ワシャ
１０，１０´ ロールカッター
１２ シャフト
１４ 段差カッター
１４ａ，１４ａ´ 補助刃具
１４ｂ，１４ｂ´ 裁断刃具
１４ｃ 刃具端縁
１６ ワシャ

Claims (5)

1. 逆方向に回転する二つのロールカッターを含み、各ロールカッターは、多辺形断面を持つシャフトと、前記シャフトに嵌めて設けられる複数の段差カッターとを含み、隣接する段差カッターの間にはパッキンが設けてあり、二つのロールカッターの段差カッターは交錯に取付けられ、各段差カッターは二組の補助刃具で構成され、各段差カッターの補助刃具の周縁には裁断刃具が複数に設けてあり、前記裁断刃具は補助刃具の周縁から外側へ突出するシュレッダー用刃具の構造において、
   各組の補助刃具の周縁は鋸状を呈し、前記補助刃具の周縁によりシュレッダーが紙を容易に引き込んで裁断することを特徴とする、
   シュレッダー用刃具の構造。
2. 補助刃具の鋸状を呈する周縁は、補助刃具の全部の周縁に亘ることを特徴とする、請求項１に記載のシュレッダー用刃具の構造。
3. 補助刃具の鋸状を呈する周縁は、補助刃具の一部の周縁に亘ることを特徴とする、請求項１に記載のシュレッダー用刃具の構造。
4. 前記補助刃具の鋸状を呈する周縁の各のこ歯の長さは同様であることを特徴とする、請求項１に記載のシュレッダー用刃具の構造。
5. 前記補助刃具の鋸状を呈する周縁の各のこ歯の長さは異なることを特徴とする、請求項１に記載のシュレッダー用刃具の構造。