JP3113353U - 空カプセル包装容器 - Google Patents

Abstract

【課題】空カプセルを購入する購入者が、その店頭で自分に適合した空カプセルをその店頭で判別できるように、確認し得るように実物大の全種の空カプセルを収容した透明包装容器をお客さんから見える店頭に置けるようにした。
【解決手段】大きさを異にする各サイズの空カプセル５に相当する大きさを個々に表示し、該空カプセルを外部より透視可能の状態に透明包装容器内に収納した空カプセル包装容器を提供する。
【選択図】図１

Description

この考案は、粉状、顆粒状又は液状の健康食品を入れるための空カプセルの実物見本又は空カプセルの実物を薬店、健康食品店のレジ近辺等に設置することのできる空カプセル包装容器に関する。

技術の背景

近時、健康食品ブームを反映して、健康食品の需要が急増している。健康食品の中には、粉状、顆粒状のものがかなりあり、これらを飲むのに空カプセルに入れて、これを嚥下することが多い。従来、空カプセルの実物を透明包装容器を置いてある薬店、健康食品店はなく、従って消費者は、空カプセル容器外箱に表示してある「日本薬局方カプセル５号１００個入り」のような表示及びカプセルの一個当たりの収容量の表示、例えば０．０３ｇのような表示を見ても、自分が飲む空カプセルの大きさを実感できないのが実情である。従来、透明性の容器に空カプセルを入れて薬店等に長期間保留すると空カプセルが変質するとの懸念があって、空カプセルは非透明性容器に入れて販売するすることが常識とされていた。しかしながら、薬店等で大量の空カプセルを保留するというような販売形態がなくなる等流通事情の変化によって、空カプセルは必ずしも非透過性の容器に密封する必要がないようになったことも、本件考案の背景となっている。

考案が解決しようとする課題

空カプセルは５０〜１００個単位に入った非透過性箱の単位で販売されているから、購入者においてが嚥下しづらい不適合な空カプセルを買った場合、箱単位で不要になり、金額的にもかなりの損失になる。このような現状に鑑み、空カプセルを販売する販売店の店先に実物大の空カプセルがあれば、消費者は、それが自分に合うかどうかを即座に実感できることになり、購入ミスがなくなることになる。販売店側でも、今後このような実物大の空カプセルがあれば購入者側の購入ミスに基づき発生するトラブルが解消することが期待される。

この考案は、前記の問題点に鑑みて、消費者にも便利で、且つ店側も消費者が安心して購入できるようにすることにより、結果として薬店、健康食品店の信用となり、結果として健康食品の販売数量を伸ばせるようにしたものである。

課題を解決するための手段

上記の問題点を解決するために、この考案は、収容容積を異にする各サイズの空カプセルに相当する大きさを個々に表示し、該空カプセルを外部より透視可能の状態に透明包装容器内に収納した。

空カプセルは実物見本であってもよい。

又は空カプセルは実物商品であってもよい。

そして、透明包装容器をプラスチック袋体とした。

更に、透明包装容器を箱体とすると長期にわたり使用することができる。

また、台紙表面に、大きさを異にする各空カプセル包装容器を取り付け、それぞれの空カプセル毎にその大きさ表示をすることにより顧客が全種の空カプセルを一目でその全部を見ることができる。

収容容積を異にする各サイズの空カプセルを、そのサイズ毎に表示した透明包装容器内に実物の空カプセルを外部より透視可能の状態に収納して空カプセル包装容器としたものである。

粉状、顆粒状又は液状のくすり又は、健康食品は、自分で空カプセルにこれを入れて自らから嚥下し易くしている。しかるに、空カプセルの販売は、空カプセル５０個〜１００個単位でまとめて販売されるのが常である。しかも、空カプセルの大きさ及び容量の表示は、日本薬局方（薬剤の処方、品質等について標準を与えるための厚生省告示、薬事法に基づく）によって定められている。即ち、空カプセルの大きさ及び重量の表示は、次の通りである。

日本薬局方０００号 ２６．５ｍｍ×９．５３ｍｍ １．０ｇ
日本薬局方００号 ２５．０ｍｍ×８．２０ｍｍ ０．５ｇ
日本薬局方０号 ２１．８ｍｍ×７．３２ｍｍ ０．４ｇ
日本薬局方１号 １９．４ｍｍ×６．６１ｍｍ ０．３ｇ
日本薬局方２号 １７．８ｍｍ×６．０７ｍｍ ０．２ｇ
日本薬局方３号 １５．９ｍｍ×５．５６ｍｍ ０．１２ｇ
日本薬局方４号 １４．５ｍｍ×５．０６ｍｍ ０．０６ｇ
日本薬局方５号 １１．４ｍｍ×４．６６ｍｍ ０．０３ｇ
以上の８種類であるが、このような表示を見ても、これまでこのような表示に慣れていない者は、その大きさを実感としてとらえることが出来ない。

そこで、図１〜図２に示すように、この考案は、透明プラスチックの小袋１の表面に、「日本薬局方」の文字２、０００号、００号、０号、１号、２号、３号、４号及び５号の文字３、及び「空カプセル」「実物見本」等の文字４を表示する。更に、場合によっては販売店の名称、電話番号等、その他の表示が記載される。これらの文字を表示した透明プラスチックの小袋１の内部に収容される空カプセルの実物見本５を収容する。図２に示すように、大きさを異にする複数の空カプセルを種類毎に個々に収容した複数の透明プラスチックの小袋の上部に設けた取付け孔６に吊り紐７を通す空カプセル実物見本を収容した包装容器束ａとしたものである。
空カプセル実物見本包装容器束ａの表側及び裏側にカバー８が設けられている。

図３に示すものでは、自由に開蓋し得る蓋部１１と、収納函体１２とからなり、透明性の収納函体の内部にはそれぞれ仕切り１３が設けられ、その仕切り１３によって複数の区画部１４が形成されるようにし、この区画部に大きさ毎に一または二以上の実物の空カプセル１５を収容し、それぞれの空カプセルの大きさ毎にそのサイズを表示した文字を区画部又は蓋部に表示する。その大きさが規格サイズであることを示すために日本薬局方の文字を表示することもある。

図４に示すものでは、透明の引出し箱２１であって、引出し箱２１は、透明包装容器が外箱２２と、該外箱２２に対して引出し可能な収容内箱２３とからなっている。引出し箱２１には、それぞれ仕切り２４が設けられ、その仕切り２４によって複数の区画部２５が形成されるようにし、この区画部に大きさ毎に一または二以上の実物の空カプセル２６を収容し、それぞれの空カプセル２６の大きさ毎にそのサイズを表示した文字２６を区画部又は外箱に表示する。その大きさが規格サイズであることを示すために日本薬局方の文字を表示することもある。

図５に示すものでは、台紙３１の表面に、大きさを異にする各空カプセル３２の透明包装容器３３、即ち、透明袋体又は透明箱体を取付け、該透明袋体又は透明箱体内部に空カプセルの大きさ毎に収容し、、空カプセルの大きさの表示３４を該透明袋体又は透明箱体又はその近辺に表示することかできる。

上記の空カプセルは、その形状、色彩、及び素材の如何を問わないことはもちろん、透明包装容器及び透明材料の名称及び製法の如何を問わないものである。又、包装容器としても、袋状、箱状、筒状、ブリスタ−パック、その他あらゆる形状を含むものとする。

上述の説明では、空カプセルは、空カプセルの実物見本として説明したが、空カプセルの実物見本の代えて、それ自体が販売目的となる実物空カプセルであってもよい。

考案の効果

この考案は、消費者が空カプセルを購入しようとする際に、これが自分に適合する空カプセルかどうかを店頭で実物見本を外部より間近で透視したり又は直接手に取りこれを実感して、購入できるから、購入者は購入ミスをなくすことができ、従って、このことが購入者の販売店への信頼となる。

内部に空カプセルを収容した透明袋体の斜視図 サイズ見本束の斜視図 空カプセルの収容箱体の斜視図 引き出し型の空カプセルの実収容箱体の斜視図 台紙に空カプセル全種を取り付けた状態の空カプセル見本板

符号の説明

１．．透明プラスチックの小袋
２．．日本薬局方
３．．大きさ表示
４．．空カプセル、実物見本の表示
５．．空カプセルの実物見本
６．．取付孔
７．．吊り紐
ａ．．実物見本束
９．．カバー
１１．．蓋部
１２．．収容箱体
１３．．仕切り
１４．．区画部
２１．．引出し箱
２２．．外箱
２３．．収容内箱
２４．．仕切り
２５．．区画部
２６． 空カプセル
２７．．サイズ表示
３１．．台板
３２．．空カプセル
３３．．透明容器
３４．．大きさ表示

Claims (6)

1. 大きさを異にする各サイズの空カプセルに相当する大きさを個々に表示し、該空カプセルを外部より透視可能の状態に透明包装容器内に収納したことを特徴とする空カプセル包装容器。
2. 空カプセルは実物見本である請求項１記載の空カプセル包装容器。
3. 空カプセルは実物商品である請求項１記載の空カプセル包装容器。
4. 透明包装容器がプラスチック袋体である請求項１記載の空カプセル包装容器。
5. 透明包装容器が箱体である請求項１記載の空カプセル包装容器。
6. 台紙表面に、大きさを異にする各空カプセル包装容器を取付け、それぞれの空カプセル毎にその大きさ表示し、且つ、空カプセル包装容器内に空カプセルを収容したことを特徴とする空カプセル包装容器。

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