JP3113103U - 腰痛対策器 - Google Patents

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敏夫 桐山
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Abstract

【課題】人体の腰部の左右部分に的確に指圧効果をもたらす左右一対の柱状体を具えて、同柱状体の頂部の凸弯曲面の形状を適切に設定することにより十分な指圧効果が得られるようにした腰痛対策器を提供する。
【解決手段】木製またはプラスチック製の基板1上において、人体の腰部における背骨の左側方部分および右側方部分にそれぞれ当接しうる左右一対の柱状体2a,2bが、相互に間隔をあけるように立設されており、各柱状体2a,2bの頂部3a,3bは、人体の腰部外面に緩衝的に当接できるように凸弯曲面を有している。そして、各柱状体2a,2bの頂部に着脱可能に装着されるキャップ3a,3bの各頂面は、各柱状体2a,2bの頂部とは異なる凸弯曲面を有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、人体の腰部に柱状体をあてがうことにより腰痛の緩和を図れるようにした腰痛対策器に関する。
従来の指圧型健康器具としては、ブロック状本体に種々の高さおよび頂面を有する突起部を交換可能に備えて、同突起部を人体にあてがうようにしたものが開発されている。しかしながら、上述のような従来の指圧型健康器具では、人体に対する押圧状態を最適状態に調整するためには上記突起部自体を交換しなければならず、面倒な操作を必要として、腰痛に悩む人々にとっては簡易な操作性が得られないという不具合がある。
特許第2561056号公報
本考案は、人体の腰部の左右部分に的確に指圧効果をもたらす左右一対の柱状体を具えて、同柱状体の頂部自体でも指圧効果が得られるようにしながら、同柱状体の頂部に交換可能のキャップを備えることにより、簡易な操作で常に適切な指圧効果が得られるようにした腰痛対策器を提供することを課題とする。
前述の課題を解決するため、本考案の腰痛対策器は、人体の腰部における背骨の左側方部分および右側方部分にそれぞれ当接しうる左右一対の柱状体が、基板上において相互に間隔をあけるように立設されて、同柱状体の頂部に着脱可能に装着されたキャップが設けられており、上記左右一対の柱状体の各頂部と上記キャップの各頂面とは人体の腰部外面に異なる態様で緩衝的に当接すべく互いに異なる凸弯曲面を有していることを特徴としている。
また、本考案の腰痛対策器は、上記左右一対の柱状体の相互間隔を調整可能になすべく、一方の柱状体が上記基板に形成された案内溝に沿い左右方向に摺動可能に設けられていることを特徴としている。
上述の本考案の腰痛対策器では、人体の腰部における背骨の左側方部分および右側方部分に当接しうる左右一対の柱状体が、同柱状体の各頂部に凸弯曲面を有するとともに、同頂部に着脱可能に装着されるキャップが上記凸弯曲面と異なる凸弯曲面を有しているので、人体の腰部の状態や個人差に応じて上記凸弯曲面の状態を簡易な準備操作で適切に設定できるようになり、これにより仰向けに寝た人体の腰部に対し、下側から十分な指圧効果を的確に及ぼすことができる。
また、上記左右一対の柱状体のうちの一方の柱状体を上記基板に形成された案内溝に沿い左右方向に摺動可能に設けると、上記左右一対の柱状体の相互間隔が、個人差に応じて適切に設定されるようになり、このようにして十分な腰痛緩和効果が得られるようになる。
図1は本考案の実施例1としての腰痛対策器を示す斜視図である。
図1に示すように、木製またはプラスチック製の基板1上において、人体の腰部Wにおける背骨の左側方部分および右側方部分にそれぞれ当接しうる左右一対の柱状体2a,2bが、相互に間隔をあけるように立設されており、各柱状体2a,2bの頂部3a,3bは、人体の腰部外面に緩衝的に当接できるように凸弯曲面を有している。
また、各柱状体2a,2bの頂部3a,3bにはキャップ6a,6bが着脱可能に装着されていて、各キャップ6a,6bの頂面は人体の腰部外面に異なる態様で緩衝的に当接できるように、柱状体2a,2bの頂部とは異なる凸弯曲面を有している。
そして、基板1上における左右一対の柱状体2a,2bの各高さHは、いずれも3〜5cmの範囲で同じ高さに設定され、各キャップ3a,3bによる高さの増加分は1〜2cmとされる。
なお、柱状体2a,2bの材質も、木製またはプラスチック製とされる。
上述のように構成された腰痛対策器Aは、図3に示すように、仰向けに寝た人体の腰部Wと人体支持面Bとの間にセットされる。そして、図4に示すように、膝を立てて腰部Wを浮かせることにより、腰痛対策器Aとの相対位置関係を調整することができる。
上述の実施例1の腰痛対策器では、人体の腰部Wにおける背骨の左側方部分および右側方部分に当接しうる左右一対の柱状体2a,2bが頂部に凸弯曲面を備えているので、同頂部を直接人体の腰部にあてがって指圧効果が得られるほか、同頂部にキャップ6a,6bを被せることにより、異なる凸弯曲面を腰部にあてがって治療効果を高めることができる。
図2は本考案の実施例2としての腰痛対策器を示す斜視図である。
図2に示すように、実施例2の場合も、木製またはプラスチック製の基板1上において、人体の腰部Wにおける背骨の左側方部分および右側方部分にそれぞれ当接しうる左右一対の柱状体2a,2bが、相互に間隔Dをあけるように立設されており、各柱状体2a,2bの頂部3a,3bは、人体の腰部外面に緩衝的に当接できるように凸弯曲面を有している。
そして、基板1上における左右一対の柱状体2a,2bの各高さHは、いずれも3〜5cmの範囲で同じ高さに設定されている。
なお、柱状体2a,2bの材質も、木製またはプラスチック製とされる。
本実施例2では、一方の柱状体2aは基板1上に固定されているが、他方の柱状体2bは、両柱状体2a,2bの相互間隔Dを調整できるように、同柱状体2bの下端に固着された可動部材2cを介して、基板1に形成された案内溝4に沿い左右方向に摺動可能に装着されている。
そして、可動の柱状体2bの脱落を防止するため、要すれば案内溝4の端部を塞ぐストッパー5が設けられる。
また、各柱状体2a,2bの頂部には、同頂部の外径と異なる凸弯曲面を有するキャップ6a,6bが着脱可能に設けられている。なお、このキャップ6a,6bは、クッション材で構成するようにしてもよい。
上述のように構成された腰痛対策器Aも、図3に示すように、仰向けに寝た人体の腰部Wと人体支持面Bとの間にセットされる。そして、図4に示すように、膝を立てて腰部Wを浮かせることにより、腰痛対策器Aとの相対位置関係を調整することができる。
このようにして、人体の腰部Wにおける背骨の左側方部分および右側方部分に当接しうる左右一対の柱状体2a,2bの各頂面の凸弯曲面が、各キャップ6a,6bにより選択的に設定されるほか、さらに両方柱状体2a,2bの相互間隔Dが調整できるので、人体の腰部におけるサイズの個人差に対応して間隔Dを適切に設定することが可能になる。
本考案の実施例1としての腰痛対策器を示す斜視図である。 本考案の実施例2としての腰痛対策器を示す斜視図である。 本考案の腰痛対策器の使用状態を示す説明図である。 本考案の腰痛対策器の他の使用状態を示す説明図である。
符号の説明
1 基板
2a,2b 柱状体
2c 可動部材
3a,3b 頂部
4 案内溝
5 ストッパー
6a,6b キャップ
A 腰痛対策器
B 人体支持面
D 間隔
H 高さ
W 腰部

Claims (2)

  1. 人体の腰部における背骨の左側方部分および右側方部分にそれぞれ当接しうる左右一対の柱状体が、基板上において相互に間隔をあけるように立設されて、同柱状体の頂部に着脱可能に装着されたキャップが設けられており、上記左右一対の柱状体の各頂部と上記キャップの各頂面とは人体の腰部外面に異なる態様で緩衝的に当接すべく互いに異なる凸弯曲面を有していることを特徴とする、腰痛対策器。
  2. 上記左右一対の柱状体の相互間隔を調整可能になすべく、一方の柱状体が上記基板に形成された案内溝に沿い左右方向に摺動可能に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の腰痛対策器。
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