JP3112975U - 侵入防止フェンス - Google Patents

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Abstract

【課題】フェンスが切断された場合に直ちに異常の発生を警告することができる侵入防止フェンスを提供する。
【解決手段】フェンスの格子を構成する素材として、高硬度の材質の丸棒等を内蔵する中空管または高引っ張り強度を有する繊維からなる不織布等で構成する否切断ロープのいずれかを用いる。また、同中空管または同被切断ロープに被切断を検知するための光ケーブル等を内蔵させ、その端末を、同光ケーブル等が切断された場合これを自動的に検知し表示する被切断自動検知表示装置に接続する。
【選択図】図1

Description

本考案は、刃物、電動工具、バーナーによる焼き切りなどに対する耐切断性の向上を図るとともに、切断されたことを自動的に検知し表示する装置を組み合わせた侵入防止フェンスに関する。
技術背景
従来の侵入防止フェンスには、樹脂製網、金網、アルミ材、鉄材などが使用されているため簡単に切断され侵入されると言う問題があり、また耐切断性を向上したフェンスは頑丈で重い金属等が使用されているため設置工事費用も高価で広い設置場所を必要とする。
高い耐切断性を有する軽量材料としては、直列した金属製の短軸体群とその外側を覆う高強度繊維との複合化により耐刃物切断性の向上を図った金属、繊維複合ロープがある。(例えば、特許文献1参照。)また、ロープ本体の周囲に、超硬合金類やセラミックスなど鋼よりも硬質な材料からなり一端に縮径した雄部を、他端に雄部の挿入を許す雌部を有する有孔駒を連続的に配置した、切断防止型ロープがある。(例えば、特許文献2参照。)
しかし、ワイヤーカッターなどの刃物、電動工具、バーナーによる焼き切り等による切断を防止できる侵入防止フェンスは報告されていない。また、陸上でも水中でも使用でき、耐久性に優れ、既存のフェンスにも容易に後付ができ、かつ、ライフサイクルコストが安くて、切断が極めて困難な侵入防止フェンスは報告されていない。さらには、フェンスの金網等が切断された場合に、切断されたことを検知するための信号を取り出す機能を備えた侵入防止フェンスや、切断されたことを自動的に検知し表示する装置を組み合わせた侵入防止フェンスは報告されていない。
特許公開2004−256975 特許公開2003−286671
以上述べたように、陸上でも水中でも使用することができ、刃物や電動工具などによる切断や、バーナーなどによる焼き切りが困難で、人間、動物、車両、船舶、水中航走体などの侵入を防止することができ、また、切断されたことを自動的に検知し表示することができる装置を組み合わせた侵入防止フェンスは報告されていない。
本考案は、以上述べたような問題を解決し、既存のフェンスにも容易に後付けができ、耐久性に優れライフサイクルコストが安く、高い耐切断性を有するとともに、切断されたことを自動的に検知し表示することができる装置を組み合わせた侵入防止フェンスを実現することを目的とするものである。
本考案は上記目的を達成するために、請求項1または、請求項2記載の否切断ロープを用いて形成した網を有する請求項3記載の侵入防止フェンスと、切断されたことを自動的に検知し表示する装置を組み合わせることによって問題点を解決している。
上記の課題解決手段による作用は次の通りである。
請求項1記載の侵入防止フェンスの場合は、鋼製の中空管の内部に挿入された鉄よりも高硬度の材質の中空管または丸棒または角棒のいずれか一つによって、刃物や電動工具やバーナーを用いた焼き切りなどに対する耐切断性を向上し、また請求項3記載の侵入防止フェンスの場合は、網を形成する請求項2記載の否切断ロープの表面を構成する高引っ張り強度を有する繊維材によって刃物に対する耐切断性を向上し、さらに否切断ロープの最外側を耐熱塗料や耐熱布などを用いて耐熱性を向上することによってバーナーなどを用いた焼き切りに対する耐切断性を向上している。
請求項4記載の被切断自動検知表示装置は、請求項1または請求項3記載の、信号を通すための光ケーブルまたは電線が切断された場合に切断された光ケーブルまたは電線の両端末間において信号が通らなくなったことを自動的に検知し表示する。
請求項1記載の侵入防止フェンスの場合は、フェンスの格子を構成する中空管の内部に挿入された信号を通すための光ケーブルまたは電線の両端末を、また請求項3記載の侵入防止フェンスの場合は、フェンスの網を構成する請求項2記載の否切断ロープに内蔵された光ケーブルまたは電線の両端末を、同光ケーブルまたは電線が切断されたことを自動的に検知し表示する被切断自動検知表示装置に接続する。
請求項1記載の侵入防止フェンスの場合は、中空管およびその内部に挿入する鉄よりも高硬度の材質の物体として耐蝕性と耐久性を有するステンレスなどを選定するとともに、中空管の内部を水密にすることによって、また、請求項3記載の侵入防止フェンスの場合は、高引っ張り強度繊維の素材として水分を吸収しないダイニーマなどの超高分子量ポリエチレン繊維を用いることによって、陸上でも水中でも半永久的に使用することができる侵入防止フェンスを構成することができる。
請求項1または請求項3記載の侵入防止フェンスと、切断されたことを自動的に検知し表示する被切断自動検知表示装置を組み合わせて、請求項4記載の侵入防止フェンスを実現している。
請求項1記載の侵入防止フェンスの場合の格子を構成する中空管の内部に挿入する高硬度の中空管または丸棒または角棒等の材質及び寸法並びに格子の目の大きさは、また、請求項3記載の侵入防止フェンスの場合の網を構成する策の芯となる樹脂製または鋼製の芯ロープ及びその芯ロープの外側に巻き付ける高引っ張り強度繊維の材質及び寸法並びに網の目の大きさは、侵入防止フェンスの使用目的及び侵入者が用いる手段、工具等に対応して、必要な耐切断性を確保することができるように決定する。
例えば、刃物、電動工具、バーナーによる焼き切りなどに耐えることができ、陸上でも水中でも使用でき、かつ、耐久性がある侵入防止フェンスを構成する場合は、請求項1記載の侵入防止フェンスの場合は、格子を構成する中空管には耐蝕性、耐久性及び柔軟性を有するステンレス製のフレキシブルチューブ等を使用する。そして中空管の内部に挿入する高硬度の物体としてはセラミックスを使用する。また、請求項3記載の侵入防止フェンスの場合は、網を構成する芯ロープの外側に巻き付ける高引っ張り強度の繊維には水分を吸収せず耐久性を有する超高分子量ポリエチレン繊維のダイニーマ等を使用する。
本考案の侵入防止フェンスは、高耐切断性および高耐蝕性、高耐久性を有しているため陸上においても、また水中においても設置することができ、人間、動物、車両、船舶、水中航走体などの侵入を物理的に阻止することができる。また、請求項1記載の侵入防止フェンスは格子を構成する中空管が中空であるため軽量であり、請求項3記載の侵入防止フェンスは網を構成する否切断ロープが柔軟性を有しているため、いずれの場合も設置作業が容易であり、既存のフェンスへの後付け作業も容易である。さらには、本考案の侵入防止フェンスは高耐久性を有し、また設置作業が容易であるためライフサイクルコストが安い。
この侵入防止フェンスを陸上に設置して、原子力関係施設、石油備蓄基地、空港、港湾、水源地、コンビナート、インフラ関係施設、その他の重要施設等へのテロリストの侵入や車両の突入などを物理的に阻止することができる。
また、この侵入防止フェンスを水中に設置して、原子力発電所の冷却海水取り入れ口周辺海域、石油備蓄基地の石油備蓄タンカーの周辺海域、海に隣接した空港の周辺海域、港湾の周辺海域、臨海コンビナート等の周辺海域などへのテロリストの水中からの侵入や船舶の突入などを物理的に阻止することができる。
また、この侵入防止フェンスを海中に固定設置して、漁業資源育成用海洋牧場の海中仕切フェンスなどにも使用することができる。
さらに、本考案の侵入防止フェンスは、切断されたことを自動的に検知し表示することができるため、監視要員の省力化とテロリストなどの侵入事案が発生した場合の対応までに要する所要時間を短縮することができる。
さらには、本考案の侵入防止フェンスに監視カメラシステムを組み合わせて、本考案の侵入防止フェンスを構成する被切断自動検知表示装置がフェンスが切断されたことを検知すると同時に、同侵入防止フェンスに最も近い位置に設置されている監視カメラの画像と音声を自動的に表示させることによって、侵入事案が発生した場合の現場の状況を、侵入事案の発生と同時に画像と音声によってリアルタイムで警備員等に知らせることができるシステムを構成することができる。
請求項1記載の侵入防止フェンスにおいて、中空管の内部に挿入する高硬度材質の物体としてセラミックスを用いることによって、刃物以外の電動工具やバーナー等を用いるテロリスト等の侵入についてもこれを阻止することができる。
図1は、本考案の侵入防止フェンスの構成図の例を示したものである。
図1において、1は本考案の侵入防止フェンス、柔軟性を有する否切断ロープ2、否切断ロープ2の最外側を構成する耐熱布2a、否切断ロープ2の樹脂製芯ロープに巻き付けた高引っ張り強度繊維布2b、否切断ロープ2の樹脂製芯ロープ2c、侵入防止フェンスの外枠3、否切断ロープ2の樹脂製芯ロープ2cに内蔵された電線4、被切断自動検知表示装置5、被切断自動検知表示装置5の電線端末取り付け端子板5a、被切断自動検知装置5の被切断自動検知部5b、被切断自動検知装置の信号処理部5c、被切断自動検知表示装置5の表示部5d、被切断自動検知表示装置5の電源部5e、被切断自動検知表示装置5の信号線5f、被切断自動検知表示装置5の電源線5g、被切断自動検知表示装置5の電源コンセント5h。電線4は切断されたことを被切断自動検知表示装置5に知らせるセンサーの役割を果たしており、その両端は被切断自動検知表示装置5の電線端末取り付け端子板5aに接続されている。信号線5fは、電線被切断自動検知部5bから信号処理部5cへ及び信号処理部5cから表示部5dへ、それぞれ信号を伝達する。同端子板5aに信号が通らなくなると、被切断自動検知部5bは電線4が切断されたものと認識し、信号線5fを介して信号処理部5cに伝える。同信号処理部5cは、どの電線が切断されたかを識別して信号線5fを介して表示部5dに伝える。同表示部5dは、侵入防止フェンス1の格子面を構成する否切断ロープ2が切断され内蔵されている電線4が切断されると、同侵入防止フェンス1に異常が発生したことを画面に表示し警告する。電源部5eは、電源コンセント5hから入力された電力を電源線5gを介して電線被切断自動検知部5b、信号処理部5c及び表示部5dにそれぞれ供給する。
上述したように本考案の侵入防止フェンスは、刃物、電動工具、焼き切りなどによる切断が極めて困難で陸上においても水中においても使用することができ、人間、動物、車両、船舶、水中航走体などの侵入を物理的に阻止することができる。また万が一、侵入防止フェンスが切断された場合は、被切断自動検知表示装置が切断されたことを自動的に検知し表示するため、監視要員の省力化とテロリスト等による侵入事案が発生した場合の対処するまでに要する所要時間の短縮を可能にする効率的なシステムを提供することができる。
このためテロ対策用として、陸上及び水中においてテロリスト等の侵入や車両、船舶、水中航走体等の突入などから、原子力関係施設、石油備蓄基地、空港、港湾、コンビナート、水源地、インフラ関係施設、その他の重要施設などを防護し、我が国の安全の確保に寄与し経済活動に対するテロの影響の極限化に貢献することができる。
また、本考案の侵入防止フェンスは、海水浴場のサメよけ海中フェンス、海洋牧場用の海中仕切フェンス、養殖いけす用の海中仕切フェンス、取水口への浮遊物の流入防止用フェンス、陸上の害獣侵入防止用フェンス、岩石などの崩落防止用フェンスなどにも利用できる。
本考案の実施形態を示す侵入防止フェンスの構成図例 被切断自動検知表示装置の機能回路図 否切断ロープの拡大外観図
符号の説明
1 侵入防止フェンス
2 否切断ロープ
2a 耐熱布
2b 高引っ張り強度繊維布
2c 樹脂製芯ロープ
3 侵入防止フェンス外枠
4 電線
5 被切断自動検知表示装置
5a 電線端末取り付け端子板
5b 電線被切断自動検知部
5c 信号処理部
5d 表示部
5e 電源部
5f 信号線
5g 電源線
5h 電源コンセント

Claims (4)

  1. 鉄よりも高硬度の材質の中空管または丸棒または角棒のいずれか一つを内蔵し、さらに信号を通すための光ケーブルまたは電線のいずれか一つを内蔵する鋼製の中空管を平面上に格子状にならべ、同鋼製の中空管同士が交差する部分を溶接で固定した格子面を有する侵入防止フェンス
  2. 柔軟性を有し、信号を通すための光ケーブルまたは電線のいずれか一つを内蔵する樹脂製または鋼製のロープの外側に、高引っ張り強度を有する繊維からなる不織布または織物を巻き付けたことを特徴とする否切断ロープ
  3. 請求項2記載の否切断ロープを用いて形成した網を有する侵入防止フェンス
  4. 請求項1または請求項3記載の侵入防止フェンスにおいて、信号を通すための光ケーブルまたは電線が切断された場合に、切断された光ケーブルまたは電線の両端末間において信号が通らなくなったことを検知して表示する被切断自動検知表示装置を取り付けた、請求項1または請求項3記載の侵入防止フェンス
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