JP3112731B2 - おむつ交換補助具 - Google Patents

おむつ交換補助具

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JP3112731B2 JP03345283A JP34528391A JP3112731B2 JP 3112731 B2 JP3112731 B2 JP 3112731B2 JP 03345283 A JP03345283 A JP 03345283A JP 34528391 A JP34528391 A JP 34528391A JP 3112731 B2 JP3112731 B2 JP 3112731B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寝たきり老人や事故で
体の自由がきかない患者の、おむつ交換の際等に使用す
るおむつ交換補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】近来、食生活の改善やまたは医療技術の
進歩等から平均寿命が向上し、高齢者人口の多いいわゆ
る高齢化社会を迎えつつある。このような高齢化社会に
おいては、健康な老人に対する労働の場の提供や、また
精神面での生きがいの提供等種々の問題があり、特に最
大の課題として、自分自身で身の周りの処理をすること
ができない、いわゆる寝たきり老人の問題があげられ
る。
【0003】従来このような寝たきり老人は、専門の医
療機関に収容されたり、また各家庭で家族等の手によっ
て介護されている。その際、食事や入浴の問題もさるこ
とながら、排泄物の処理に苦慮しているのが現状で、こ
の排泄物の処理方法としては昔ながらのおむつが主とし
て使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このおむつは排便の度
毎に取り替えてやることが必要であり、従来このおむつ
交換が介護人にとって非常な重労働となっている。ま
た、おむつ交換の際には、患者本人が横向きになる必要
があることから、特に半身不随の患者や老人本人にとっ
て非常に苦痛を伴うものである。
【0005】また、このような問題は、上記した寝たき
り老人に限らず、例えば交通事故等で動きが拘束された
患者、あるいは乳幼児等にも同様に生じる問題でもあ
る。
【0006】そこで本発明が解決すべき課題は、寝たき
り老人や重病の患者など、自由な身動きがとれず所定の
場所で排泄ができない人のおむつ交換に際し、比較的簡
単な装置で介護人の労力を大幅に軽減し、しかも老人等
に苦痛を与えることのないおむつ交換補助具を見出すこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のおむつ交換補助
具は、仰向け状態における患者の膝後部に配置される脚
保持部と、該脚保持部に取付けられ膝を曲げた状態に保
持する牽引具とで構成することによって上記課題を解決
したものである。
【0008】ここで、上記構成に加え、ベッドに取付け
可能な係合手段を備えたフレーム本体と、該フレーム本
体の上端部に設けた滑車と、前記牽引具の係止手段とを
備えた支持スタンドを有するものとすることもできる。
また、支持スタンドのフレーム本体に、牽引角度調整用
の固定リングを上下に複数個設けても良い。
【0009】
【作用】本発明においては、仰向け状態の患者の膝後部
に脚保持部を挿入配置し、牽引具を斜め上方に引き上げ
ると、膝が曲がった状態となり、さらに引き上げること
によって腰が持ち上げられ、おむつ交換が可能な状態と
なる。
【0010】また、ベッドに支持スタンドを取付け、フ
レームに設けた滑車を利用して牽引し、さらに牽引具を
係止することによって、一人で簡単にしかも少ない力
で、容易に患者の腰を浮かせた状態にすることができる
ようになる。
【0011】また、適切な牽引方向は、患者の大きさに
よって異なるが、フレーム本体に、牽引角度調整用の固
定リングを上下に複数個設ければ、牽引具を通すリング
を適宜選ぶことによって、一基の補助具で体型の異なる
多種多様な患者に対応できるようになる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるおむつ交換補
助具の斜視図である。
【0013】1は、仰向け状態における患者の膝後部に
配置する脚保持部であり、丸木棒1aの外周に、牽引し
た際に患者が痛くないように弾力性を持たせたタオル1
bを巻いている。また丸木棒1aの両端には、ボルト1
cが取付けられ、このボルト1cにリング状とした取付
け用ロープ1dが取付けられている。
【0014】2は牽引具であり、ロープ2aの先端に、
前記した取付け用ロープ1dに取付けるためのフック2
bを備えている。
【0015】3は牽引具2を牽引状態で支持する支持ス
タンドで、ステンレスパイプで形成した門型状のフレー
ム4を備え、このフレーム4の両脚内側には、それぞれ
上下2段に、ベッドフレームに取付けるための半円形フ
ック5を取り付けている。また下段に設けたフック5
は、摺動管5aによってフレーム4に取付けられてお
り、この摺動管5aを上下に移動させることによってフ
ック5の高さ調整が可能である。またフレーム4の両脚
外側には、ロープ2aの端部の係止手段としての突起6
を形成している。7は牽引方向を下向きに変えるための
滑車、8は上下二段に設けた牽引角度調整用の固定リン
グである。
【0016】次いで、図2の概略正面図によって、上記
構成のおむつ交換補助具の使用方法について説明する。
【0017】まず、図2(a)に示すようにベッドBの
フレームに支持スタンド3のフック5を取付け、患者に
無理な圧迫感を与えないように、仰向けになった状態で
膝を少し立ててやる。そして、脚保持部1を患者の膝後
部に挿入し、両脚を包みこむように取付け用ロープ1d
を廻し、牽引ロープ2a先端のフック2bを引っ掛け
る。
【0018】次いで図2(b)のように牽引ロープ2a
の他端を、ベッドBのフレームに固定した支持スタンド
3の角度調整用リング8の中を通し、さらに滑車7を介
して下方に引き下げる。このとき高さを違えた他の角度
調整リング8を通すことによって、体の大きな人やまた
小さな人に対しても無理なく牽引が行えるようになる。
なお、牽引ロープ2aを予めリング8及び滑車7を通し
ておき、ロープ2aを緩めた状態で上記操作をすること
もできる。
【0019】これによって、患者の両脚並びに腰部が持
ち上げられた恰好となり、所定の高さ(腰が約10cm
浮く程度)で牽引ロープ2aの端部を支持スタンド3の
突起6に引っ掛けて八の字結びによって固定する。
【0020】これによって、患者の腰を浮かせた状態で
の保持が可能となり、おむつの交換や所定の処置を行う
ことができる。
【0021】所定の作業が終わったら、ロープ2aを解
いて、ゆっくりともとの状態に戻し、脚保持部1を膝の
後ろから引き抜いて作業を完了する。
【0022】このように、本発明のおむつ交換補助具に
よれば、大きな力を必要としないため介護人の労力を大
幅に軽減したおむつ交換作業ができる。また装置自体が
非常に簡単であるために、安価に提供することができ
る。さらに、本発明によって、従来のような横向きでな
く仰向け状態でのおむつ交換が可能となり、患者自体の
苦痛を大幅に軽減できるとともに、膝の屈伸運動を伴う
ことによって患者の脚腰の運動機能の回復にも役立つも
のである。
【0023】なお、上記実施例においては、ベッド等に
取付け、牽引ロープを係止する支持スタンドを有するも
のについて説明したが、支持スタンドを設けずに、一人
が牽引具を牽引し、他の一人がおむつ交換を行うように
してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように本発明のおむつ交
換補助具は、仰向け状態における患者の膝後部に配置さ
れる脚保持部と、該脚保持部に取付けられ膝を曲げた状
態に保持する牽引具とで構成している。このため、比較
的簡単な装置で介護人の労力を大幅に軽減したおむつの
交換が可能となり、しかも仰向け状態のままでおむつの
交換ができるため、従来のように横向きになる必要もな
く老人等に苦痛を与えることがない。
【0025】また、支持スタンドを備えることによっ
て、一人で簡単にしかも少ない力で、容易に患者の腰を
浮かせた状態にすることができ、さらに省力化を図るこ
とができる。
【0026】さらに、フレーム本体に、牽引角度調整用
の固定リングを上下に複数個設けることによって、適切
な牽引方向を選ぶことができ、一基の補助具で体型の異
なる多種多様な患者にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるおむつ交換補助具の斜
視図である。
【図2】本実施例のおむつ交換補助具の使用方法を説明
するための概略正面図である。
【符号の説明】
1 脚保持部 1a 丸木棒 1b タオル 1c ボルト 1d 取付け用ロープ 2 牽引具 2a ロープ 2b フック 3 支持スタンド 4 フレーム 5 半円形フック(係合手段) 5a 摺動管 6 突起(係止手段) 7 滑車 8 固定リング B ベッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仰向け状態における患者の膝後部に配置
    される脚保持部と、該脚保持部に取付けられ膝を曲げた
    状態に保持する牽引具と、該牽引具を牽引状態で支持す
    る支持スタンドからなり、該支持スタンドは、ベッドに
    取付け可能な係合手段を備えたフレーム本体と、該フレ
    ーム本体の上端部に設けた滑車と、前記牽引具の係止手
    段と、フレーム本体の上下に複数個設けた牽引角度調整
    用の固定リングとを備えていることを特徴とするおむつ
    交換補助具。
JP03345283A 1991-12-26 1991-12-26 おむつ交換補助具 Expired - Fee Related JP3112731B2 (ja)

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PCT/JP1992/001675 WO1993012740A1 (en) 1991-12-26 1992-12-21 Diaper replacing aid

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JPH05168657A JPH05168657A (ja) 1993-07-02
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