JP3112409U - タイル目地部分への穿孔用のガイド定規 - Google Patents

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Abstract

【課題】 既設タイル面の浮いたタイルの補修において、専門の熟練工に依頼しなくとも、誰でも簡単に正確に目的とする目地幅の中心部へ補修用の接着剤を流入する孔をあけることを可能とする穿孔ドリルのガイド用具を提供する。
【解決手段】 タイル施工面1の補修するタイル2の目地3に嵌合しうる嵌合部幅5と嵌合部高さ6の目地嵌合部4を下面に有する定規7を設け、定規7の目地嵌合部4の嵌合部幅5の中心位置10にドリル挿通用孔11を開口し、ドリル挿通用孔11の周囲の定規7の上面7aにドリル挿通用のガイドパイプ12を垂直に立設しているタイル目地部分への穿孔用のガイド定規15である。
【選択図】 図2

Description

この考案は建築改修工事におけるタイルの浮き注入補修を行う際に周囲のタイルに損傷を与えることなく、目地の中心部に正確にドリルで孔をあけるガイド用具に関する。
建築構造物のタイルからなる壁面は、一般にモルタル下地を設け、その上にタイルをモルタルで貼って壁面に仕上げられている。この場合、モルタルの拡張不足あるいは収縮により、タイルに浮きを生じることがある。このような浮いたタイルを放置しておくと、終にはその浮いたタイルが剥落してくることとなる。そこで、タイルが剥離するような自体にならないようにするため、タイルに浮きが生じた場合、浮いたタイルを再び下地に接着してタイルの剥落を防止する必要がある。
このような壁面の下地から浮いたタイルの補修方法として、浮いたタイルの側部の目地の部分にドリルで孔をあけ、その孔からエポキシ樹脂の接着剤をタイルの下に注入してタイルを再び接着し、タイルの剥落を防止する工法が一般的に行われている。
ところで、従来は、この浮いたタイルの補修には、浮いたタイルを再び接着するために接着剤を浮いたタイルの側部の目地の部分に注入する孔を勘と経験に頼ってあけていた。このように勘と経験のみで孔をあけていたので、目地の補修すべき正確な位置に孔をあけることは容易でなかった。このために作業に伴ってタイルを破損することが多々発生していた。そこで、タイルの破損を減少するためには経験の豊かな専門の熟練工に依頼するしか方法はなかった。
特開2000−170393号公報 特開2005−76223号公報 特開2001−323638号公報
本考案が解決しようとする課題は、既設タイル面の浮いたタイルの補修において、上記のように専門の熟練工に依頼しなくとも、誰でも簡単に正確に目的とする目地幅の中心部へ補修用の接着剤を流入する孔をあけることを可能とする穿孔ドリルのガイド用具を提供することである。
上記の課題を解決するための本考案の手段において、請求項1の手段は、タイル施工面1の補修するタイル2の目地3に嵌合しうる嵌合部幅5と嵌合部高さ6の目地嵌合部4を下面に有する定規7を設け、該定規7の目地嵌合部4の嵌合部幅5の中心位置10にドリル挿通用孔11を開口し、該ドリル挿通用孔11の周囲の定規7の上面7aにドリル挿通用のガイドパイプ12を垂直に立設していることを特徴とするタイル目地部分への穿孔用のガイド定規15である。
請求項2の手段は、定規7は一字状に形状されていることを特徴とする請求項1の手段のタイル目地部分への穿孔用のガイド定規15である。
請求項3の手段は、定規7は十字状に形状され、ドリル挿通用孔11を形成する中心位置10は定規7の十字状の交差部7bの中心であることを特徴とする請求項1の手段のタイル目地部分への穿孔用のガイド定規15である。
請求項4の手段は、定規7はT字状に形状され、ドリル挿通用孔11を形成する中心位置10は定規7のT字状の交差部7cの中心であることを特徴とする請求項1の手段のタイル目地部分への穿孔用のガイド定規15である。
本考案は、タイル目地部に嵌合しうる幅の定規からなり、その定規の中心位置にドリル挿通用の開口部を有し、その開口部の周囲にドリルをガイドするパイプ状ガイドを垂直に設けているので、目的とする接着剤挿入用の孔を狙いの正確な位置に垂直に穿孔することができ、その結果、浮いたタイルの補修のためにそのタイルの周囲の目地から接着剤をタイル下面に流し込む際に、接着剤を挿入する目地中心部分への正確な穿孔の位置決めが熟練を要しなくとも容易にでき、的確な補修が図れるなど、本考案は優れた効果を奏する用具である。
本考案を実施するための最良の形態を図面を参照しながら説明する。図1は本考案の1実施の形態の一字状の定規7からなるガイド定規15の斜視図である。図2は本考案の他の実施の形態の十字状の定規7からなガイド定規15の斜視図である。図3は本考案の他の実施の形態のT字状の定規7からなガイド定規15の斜視図である。図4は本考案のガイド定規15のタイル施工面1への使用状態を示す図である。図5は本考案のガイド定規を使用し、浮きタイルの補修完了後のタイルおよびその下部の施工面の縦断面図である。
本考案のガイド定規15は、既設のタイル施工面1において、永年の使用により下地のモルタルから部分的に剥がれて浮き上がったタイル2を、再び下地モルタルに接着させるために補助用具として使用する工具である。
このガイド定規15は、図1に示すように、タイル施工面1の補修するタイル2の目地3に嵌合可能な嵌合部幅5と嵌合部高さ6の目地嵌合部4を下面に有する定規7からなる。この場合、目地嵌合部4の嵌合部幅5は目地3にちょうど嵌まる幅が目地3のなかで目地嵌合部4が左右にずれないので好ましい。さらに、目地嵌合部4の上部の定規7の幅は目地3の幅よりやや広くしてタイル2の端縁に載置できるようにしておくと、タイル2の上に載置できるのでガイド定規15を安定して使用することができる。この定規7はその目地嵌合部4の嵌合部幅5の中心位置10にドリル挿通用孔11を有している。さらに、このドリル挿通用孔11の周囲の定規7の上面7aにドリル挿通用のガイドパイプ12を垂直に立設している。このガイドパイプ12により穿孔するドリルを目地面に垂直に立てることができ、垂直な孔が正確な位置に穿孔できる。
上記の図1のガイド定規15は、請求項2に係る考案の定規7の形状を示し、その定規7の形状は一字状に形成されている。
一方、図2に示すガイド定規15は、請求項3に係る考案の定規7の形状を示し、その定規7の形状は十字状に形状されている。この場合、目地嵌合部4の嵌合部幅5の中心位置10に設けたドリル挿通用孔11を形成している。しかも、この中心位置10は定規7の十字状の交差部7bの中心に形成されている。この十字状の定規7はタイル2の目地3が縦横に交差している部分に載置して使用するものである。
一方、図3に示すガイド定規15は、請求項4に係る考案の定規7の形状を示し、その定規7の形状はT字状に形状されている。この場合、目地嵌合部4の嵌合部幅5の中心位置10に設けたドリル挿通用孔11を形成している。しかも、この中心位置10は定規7のT字状の交差部7cの中心に形成されている。従って、このT字状の定規7では、タイル2の目地3は縦横のいずれか一方のものが直線状に通っているが、他の一方は目地3の始点は上記の直線状に通った目地3にあり、その反対側には目地3はなく、単にT字状に交差している目地3に載置して使用するものである。
この考案のガイド定規15は使用状態を図4により説明する。この図4では、ガイド定規15は十字状の定規7からなるものを例としている。先ず、タイル面を鉄球の付いた打診棒で全体を叩き、タイル下地モルタル16の下とコンクリート躯体20との間に空隙部分17が生じている箇所を音の違いによりマーキングを行う。この浮きが生じているタイル2のサイドの目地3の目地交差部3aに定規7の十字状の交差部7bを合わせてガイド定規15の目地嵌合部4を目地3に嵌め込み載置する。次いで、この嵌め込み載置したガイド定規15のガイドパイプ12のパイプ内径13の中にドリルの刃を挿通して目地3にエポキシ樹脂接着剤18を挿通する孔をコンクリート躯体20の中まで穿孔して開口する。穿孔はガイドパイプ12により正確な位置に容易に穿孔できた。開口が終わるとガイド定規15をタイル施工面1から取り外す。次いで、図5に示すように、エポキシ樹脂接着剤18をこの孔に注入して浮いたタイル2のタイル下地モルタル16の下面のコンクリート躯体20上に注入し、ネジきりステンレスピン19を孔に挿入し、穿孔口を木栓や布などで閉栓後、エポキシ樹脂接着剤18の固化を待って補修は終了する。
本考案の1実施の形態の一字状の定規からなるガイド定規の斜視図である。 本考案の他の実施の形態の十字状の定規からなガイド定規の斜視図である。 本考案のさらに他の実施の形態のT字状の定規からなガイド定規の斜視図である。 本考案のガイド定規のタイル施工面への使用状態を示す図である。 本考案のガイド定規を使用し、浮きタイルの補修完了後のタイルおよびその下部の施工面の縦断面図である。
符号の説明
1 タイル施工面
2 タイル
3 目地
3a 目地交差部
4 目地嵌合部
5 嵌合部幅
6 嵌合部高さ
7 定規
7a 上面
7b 十字状の交差部
7c T字状の交差部
8 定規上部高さ
9 定規幅
10 中心位置
11 ドリル挿通用孔
12 ガイドパイプ
13 パイプ内径
14 パイプ高さ
15 ガイド定規
16 タイル下地モルタル
17 空隙部分
18 エポキシ樹脂接着剤
19 ネジきりステンレスピン
20 ガイド定規

Claims (4)

  1. タイル施工面1の補修するタイル2の目地3に嵌合しうる嵌合部幅5と嵌合部高さ6の目地嵌合部4を下面に有する定規7を設け、該定規7の目地嵌合部4の嵌合部幅5の中心位置10にドリル挿通用孔11を開口し、該ドリル挿通用孔11の周囲の定規7の上面7aにドリル挿通用のガイドパイプ12を垂直に立設していることを特徴とするタイル目地部分への穿孔用のガイド定規15。
  2. 定規7は一字状に形状されていることを特徴とする請求項1に記載のタイル目地部分への穿孔用のガイド定規15。
  3. 定規7は十字状に形状され、ドリル挿通用孔11を形成する中心位置10は定規7の十字状の交差部7bの中心であることを特徴とする請求項1に記載のタイル目地部分への穿孔用のガイド定規15。
  4. 定規7はT字状に形状され、ドリル挿通用孔11を形成する中心位置10は定規7のT字状の交差部7cの中心であることを特徴とする請求項1に記載のタイル目地部分への穿孔用のガイド定規15。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012184554A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Asahi Bondo Kogyo Kk 壁等の浮き部の補修工法及びこれに用いる冶具
JP2016017274A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 日本ヴィクトリック株式会社 構造物用伸縮継手及び可撓セグメント
CN112459446A (zh) * 2020-12-01 2021-03-09 中冶建工集团有限公司 一种用于在h型钢上悬挂的吊篮
CN113356635A (zh) * 2021-07-12 2021-09-07 秀英 基于建筑施工的室内装修用破损瓷砖钻取装置

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