JP3112178U - 金属の溶湯の熱分析用試料採取容器 - Google Patents

金属の溶湯の熱分析用試料採取容器 Download PDF

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真行 森中
強 奥園
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Abstract

【課題】金属の溶湯を外気に接触させることなく注入することができる金属の溶湯の試料採取容器を提供すること。
【解決手段】本体12の中空の試料室14を設け、本体の底壁16に設けた開口22より試料室14の頂部に至る通路26を設け、試料室14の頂部から本体12の最頂端に至る排気通路30を設けて成る。
【選択図】 図1

Description

この考案は金属の溶湯の熱分析用試料採取容器、より詳しく述べると鋳鉄、鋼鉄あるいは軽合金等の溶湯の熱冷却曲線を検出して、鋳物を鋳造する前に、その溶湯の組織を、炉前において調べるための金属の溶湯の熱分析用試料採取容器に関する。
鋳鉄やアルミニウムその他の金属の合金の鋳物を鋳造するために、これら金属の溶湯の組織を炉前で調べるには、通常、金属の溶湯を温度センサー、たとえば熱電対を具備する熱分析用の試料採取容器に注入して、その容器内の溶湯が冷却してゆく温度を温度測定装置によって検出する。
通常、測定しようとする高温度の金属の溶湯は、溶鉱炉から取鍋、あるいは柄杓、その他を使用して、耐熱材、例えばセラミックス等で構成した試料採取容器に注入する。
特開平7−151716号公報 実開平4−18360号公報 実開昭63−157663号公報
前述したようにして、金属の溶湯を取鍋や柄杓等用いて、間接的に試料採取容器に注入すると、溶鉱炉から取り出した少なくとも500℃以上の高温度の溶湯が、周囲の温度の影響を受けて、急激に低下するというおそれがあって、正しい冷却曲線を取得することができないという問題が生ずる。
このような問題点を考慮して、試料採取容器に注入する溶湯を、外気に接触することなく、その容器内を採取した溶湯によって充満することができるようにすることを課題とするものである。
これらの課題を解決するための手段として、この考案の金属の溶湯の熱分析用試料採取容器は、その全体を細長い円筒形とするものであって、例えば、溶鉱炉によって融解され、保存炉に貯蔵されている金属の溶湯を上方から挿入して、その溶湯を外気に触れることなく、前記細長い円筒形の試料採取容器から容器内に流入することができるようにした金属の溶湯の熱分析用試料採取容器を提供することにある。
この考案によれば、細長い円筒形の試料採取容器の最下端の底部から、その冷却してゆく温度を測定しようとする溶湯が流入する第一の開口を設け、この試料採取容器の試料室内に流入するように構成し、試料採取容器内に存在する空気を容器の下方から流入される溶湯とは接触することなく、試料採取容器から排出することができるように構成してある。
この考案の金属の溶湯の熱分析用試料採取容器は、冷却温度を測定しようとする金属の溶湯を、試料採取容器に充満させる過程において、採取される金属の溶湯を周囲の外気および容器内の空気と接触することなく、熱分析用試料採取容器に採取した溶湯の温度に何らの影響をも及ぼすことがないようにしたことを、もっとも主要な効果とするものである。
この考案の好ましい実施態様を添付図面について詳細に説明する。図1に示すように、この考案の金属の溶湯の熱分析用試料採取容器10は、熱絶縁体、例えばセラミックで製造した細長い円筒形の本体12から成っていて、その本体12の下部に中空の細長い試料室14が構成してあって、底壁16,周壁18,19および頂壁20で取り囲むようにしてある。
底壁16の下面に試料室14と一方の周壁19を隔てて、底壁16の下端に第一の開口22が設けてあって、この第一の開口22から試料室14の頂壁20を経て、試料室14の上部に開口する第二の開口24を有する溶湯の通路26が設けてある。
試料室14の頂部には、第二の開口24と対称的に第三の開口28が設けてあり、この開口28は立ち上がり排気通路30を経由して、細長い円筒形の本体12の最上端の第四の開口32に達するようにしてある。
細長い熱電対から成る温度センサ34が試料室14の中央上部から試料室14内に下方に向けて伸長するように頂壁20を貫通して取り付けてあり、このセンサ34の上端部は、本体12の外部に設けた、従来公知の温度測定装置(図に示してない)に接続するコネクタ36とし、本体12の上部に設けた円筒状の第五の開口38内に突出して終わっている。
この第五の開口38には、作業者がこの考案の試料採取容器10を溶湯の中に挿入するために通常使用されている従来公知の紙筒製のハンドル40の先端を挿入する。
この考案は以上に詳しく述べたように構成してあるので、金属の溶湯の熱分析用試料採取容器10の第五の開口38にハンドル40の先端を挿入して、試料採取容器10を溶鉱炉によって融解され、保存炉に貯蔵されている高温度の金属の溶湯の上面に接近させると、容器10内の第一の開口22から通路26,試料室14,排気通路30など、それまで容器10内に充満していた空気が、溶湯の高温度によって容器10の最上部の第四の開口32を介して、すべて脱出する。
この考案の試料採取容器10は以上に述べたように構成してあるので、従来のように溶湯を試料採取容器に注入する場合と異なり、溶湯が外気から完全に遮断されて試料室14に充満することができるので、溶湯の温度が空気とともに脱出することがなく、金属の溶湯の冷却温度を的確に測定することができる。
なお、この考案の金属の溶湯の熱分析用試料採取容器10によれば、例えば、アルミニウム及びアルミニウム合金等の軽金属の溶湯の熱分析にも極めて有効に使用することができる。
この考案の金属の溶湯の熱分析用試料採取容器の縦断面図である。
符号の説明
10 熱分析用試料採取容器
12 本体
14 試料室
16 底壁
18,19 周壁
20 頂壁
22 第一の開口
24 第二の開口
26 通路
28 第三の開口
30 排気通路
32 第四の開口
34 温度センサ
36 コネクタ
38 第五の開口
40 ハンドル

Claims (2)

  1. セラミック製の円筒形の本体の下部に中空の試料室を底壁、周壁および頂壁によって囲繞するように形成したことと、前記底壁の下面に第一の開口を設け、前記開口から前記周壁の内部を上方に伸長し、前記試料室の頂壁に設けた第二の開口を経て前記試料室の頂部に至る通路を設けたことと、前記頂壁に第三の開口を設け、前記本体の最頂端に第四の開口を設け、前記第三の開口と第四の開口とを排気通路によって連絡したことと、前記試料室の内部中央に温度センサを突出させ、前記温度センサを外部の温度測定装置に接続するコネクタを前記本体の上部に設けた円筒状の第五の開口に突出させたことから成る金属の溶湯の熱分析用試料採取容器。
  2. 前記第五の開口に前記本体を支持するロッドを装着するようにした請求項1に記載の金属の溶湯の熱分析用試料採取容器。
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