JP3112167B2 - ポリエステル含有シリコーン消泡剤組成物 - Google Patents
ポリエステル含有シリコーン消泡剤組成物Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエステル含有シ
リコーン消泡剤組成物に関する。
リコーン消泡剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】シリコーンを基礎とする消泡剤は、例え
ば米国特許第４９１９８４３号明細書に記載されてい
る。この消泡剤は洗剤および洗浄剤中で良好な作用を示
す。しかしながら貯蔵する際に、特にアルカリ性に調整
される洗剤および洗浄剤においては消泡作用が明らかに
低下する。
ば米国特許第４９１９８４３号明細書に記載されてい
る。この消泡剤は洗剤および洗浄剤中で良好な作用を示
す。しかしながら貯蔵する際に、特にアルカリ性に調整
される洗剤および洗浄剤においては消泡作用が明らかに
低下する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、高い
貯蔵安定性を有する消泡剤組成物を提供することであ
る。
貯蔵安定性を有する消泡剤組成物を提供することであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
り解決される。
り解決される。
【０００５】本発明の対象は、オルガノポリシロキサン
（Ａ）および一般式（Ｉ）：Ｒ1−（ＯＲ2）ｍ−Ｏ−
［ＣＯ−Ｒ3−ＣＯ−（Ｒ4−Ｏ）ｎ］ｏ−［ＣＯ−Ｒ3
−ＣＯ−Ｒ5−Ｏ］ｐ−ＣＯ−Ｒ3−ＣＯ−Ｏ−（Ｒ6−
Ｏ）ｑ−Ｒ7 （Ｉ）［式中、Ｒ1およびＲ7はそれ
ぞれ水素またはＣ1〜Ｃ18−アルキル基を表し、Ｒ2、Ｒ
4、Ｒ5およびＲ6はそれぞれＣ2〜Ｃ4−アルキレン基を
表し、Ｒ3はｏ−、ｍ−またはｐ−フェニレン基を表
し、ｍおよびｑはそれぞれ１〜５００の整数の値であ
り、ｎは１０〜１４０の整数の値であり、ｏは０〜１２
の整数の値であり、ｐは７〜４０の整数の値である］で
表されるポリエステル（Ｂ）の成分を含有する消泡剤組
成物である。
（Ａ）および一般式（Ｉ）：Ｒ1−（ＯＲ2）ｍ−Ｏ−
［ＣＯ−Ｒ3−ＣＯ−（Ｒ4−Ｏ）ｎ］ｏ−［ＣＯ−Ｒ3
−ＣＯ−Ｒ5−Ｏ］ｐ−ＣＯ−Ｒ3−ＣＯ−Ｏ−（Ｒ6−
Ｏ）ｑ−Ｒ7 （Ｉ）［式中、Ｒ1およびＲ7はそれ
ぞれ水素またはＣ1〜Ｃ18−アルキル基を表し、Ｒ2、Ｒ
4、Ｒ5およびＲ6はそれぞれＣ2〜Ｃ4−アルキレン基を
表し、Ｒ3はｏ−、ｍ−またはｐ−フェニレン基を表
し、ｍおよびｑはそれぞれ１〜５００の整数の値であ
り、ｎは１０〜１４０の整数の値であり、ｏは０〜１２
の整数の値であり、ｐは７〜４０の整数の値である］で
表されるポリエステル（Ｂ）の成分を含有する消泡剤組
成物である。
【０００６】これらの消泡剤組成物においては、貯蔵す
る際に消泡作用がきわめて緩慢に減少する。これにより
消泡剤組成物は好ましい泡水準をかなり確実に用意し、
少なく配量することができる。
る際に消泡作用がきわめて緩慢に減少する。これにより
消泡剤組成物は好ましい泡水準をかなり確実に用意し、
少なく配量することができる。
【０００７】ポリエステル（Ｂ）は消泡剤組成物にきわ
めて適した分散剤として作用する。消泡剤の良好な分散
はまさに消泡工程におけるきわめて重要な特徴である。
それというのもここでは大部分かなり疎水性の消泡剤組
成物が作用を消失せずに良好に分散し、織物にシリコー
ンのしみが残らないか、または例えば洗濯機容器等で
の、容器の壁のような硬質表面にシリコーン縁部が残ら
ないことが常に保証されなければならない。他方で消泡
剤組成物が細かく分散されすぎ、組成物が泡の薄層に表
面配向されてもはやその作用を十分に発揮することがで
きない過剰分散が行われてはならない。
めて適した分散剤として作用する。消泡剤の良好な分散
はまさに消泡工程におけるきわめて重要な特徴である。
それというのもここでは大部分かなり疎水性の消泡剤組
成物が作用を消失せずに良好に分散し、織物にシリコー
ンのしみが残らないか、または例えば洗濯機容器等で
の、容器の壁のような硬質表面にシリコーン縁部が残ら
ないことが常に保証されなければならない。他方で消泡
剤組成物が細かく分散されすぎ、組成物が泡の薄層に表
面配向されてもはやその作用を十分に発揮することがで
きない過剰分散が行われてはならない。
【０００８】同時に洗濯工程で洗剤から織物に被覆され
るポリエステル（Ｂ）は、特に洗濯物中にポリエステル
織物が存在する場合に、特に油状のよごれが織物にそれ
ほど強く移動せず、更に洗浄する際にかなり容易に脱離
するように作用する。これは、例えばいわゆるリミッシ
ョン（ｒｅｍｉｓｓｉｏｎ 拡散）の測定により決定す
ることができる。このよごれをはじく作用は英国特許第
１３７７０９２号明細書に記載されている。
るポリエステル（Ｂ）は、特に洗濯物中にポリエステル
織物が存在する場合に、特に油状のよごれが織物にそれ
ほど強く移動せず、更に洗浄する際にかなり容易に脱離
するように作用する。これは、例えばいわゆるリミッシ
ョン（ｒｅｍｉｓｓｉｏｎ 拡散）の測定により決定す
ることができる。このよごれをはじく作用は英国特許第
１３７７０９２号明細書に記載されている。
【０００９】アルキル基Ｒ1およびＲ7の例は以下にＲお
よびＲ′に関して記載されている。有利にはＲ1および
Ｒ7はそれぞれ互いに独立に水素またはＣ1〜Ｃ4−アル
キル基を表し、Ｒ2、Ｒ4、Ｒ5およびＲ6はエチレン基ま
たは１，２−プロピレン基を表し、Ｒ3はｐ−フェニレ
ン基を表し、ｍおよびｑは３〜４５の整数の値であり、
ｎは１５〜７０の整数の値であり、ｏは０〜５の整数の
値であり、ｐは８〜１２の整数の値であり、ｏ＋ｐの合
計は１２〜３５の整数の値である。
よびＲ′に関して記載されている。有利にはＲ1および
Ｒ7はそれぞれ互いに独立に水素またはＣ1〜Ｃ4−アル
キル基を表し、Ｒ2、Ｒ4、Ｒ5およびＲ6はエチレン基ま
たは１，２−プロピレン基を表し、Ｒ3はｐ−フェニレ
ン基を表し、ｍおよびｑは３〜４５の整数の値であり、
ｎは１５〜７０の整数の値であり、ｏは０〜５の整数の
値であり、ｐは８〜１２の整数の値であり、ｏ＋ｐの合
計は１２〜３５の整数の値である。
【００１０】オルガノポリシロキサン（Ａ）１００質量
部に対してポリエステル（Ｂ）有利には１〜１０００質
量部、特に２０〜４００質量部、特に有利には６０〜１
５０質量部を使用する。
部に対してポリエステル（Ｂ）有利には１〜１０００質
量部、特に２０〜４００質量部、特に有利には６０〜１
５０質量部を使用する。
【００１１】有利にはオルガノポリシロキサン（Ａ）
は、一般式（ＩＩ）〜（ＶＩＩＩ）： Ｒ3ＳｉＯ1／2 （ＩＩ） Ｒ2ＳｉＯ （ＩＩＩ） ＲＳｉＯ3／2 （ＩＶ） ＳｉＯ4／2 （Ｖ） Ｒ2（Ｒ′Ｏ）ＳｉＯ1／2 （ＶＩ） Ｒ（Ｒ′Ｏ）ＳｉＯ （ＶＩＩ） Ｒ′ＯＲＳｉＯ3／2 （ＶＩＩＩ） ［式中、Ｒはハロゲン原子、シアノ基、アミノ基、アル
キルアミノ基、第四級アンモニウム基、メルカプト基、
エポキシ基、無水物基、カルボキシレート基、スルホネ
ート基、スルフェート基、ホスホネート基、イソシアネ
ート基またはポリオキシアルキレン基により置換されて
いてもよい、一価の、１〜１８個の炭素原子を有する炭
化水素基を表し、およびＲ′はハロゲン原子、シアノ
基、アミノ基、アルキルアミノ基、第四級アンモニウム
基、メルカプト基、エポキシ基、無水物基、カルボキシ
レート基、スルホネート基、スルフェート基、ホスホネ
ート基、イソシアネート基またはポリオキシアルキレン
基により置換されていてもよい、一価の、１〜３０個の
炭素原子を有する炭化水素基および水素原子を表す］で
表される単位から構成されている。
は、一般式（ＩＩ）〜（ＶＩＩＩ）： Ｒ3ＳｉＯ1／2 （ＩＩ） Ｒ2ＳｉＯ （ＩＩＩ） ＲＳｉＯ3／2 （ＩＶ） ＳｉＯ4／2 （Ｖ） Ｒ2（Ｒ′Ｏ）ＳｉＯ1／2 （ＶＩ） Ｒ（Ｒ′Ｏ）ＳｉＯ （ＶＩＩ） Ｒ′ＯＲＳｉＯ3／2 （ＶＩＩＩ） ［式中、Ｒはハロゲン原子、シアノ基、アミノ基、アル
キルアミノ基、第四級アンモニウム基、メルカプト基、
エポキシ基、無水物基、カルボキシレート基、スルホネ
ート基、スルフェート基、ホスホネート基、イソシアネ
ート基またはポリオキシアルキレン基により置換されて
いてもよい、一価の、１〜１８個の炭素原子を有する炭
化水素基を表し、およびＲ′はハロゲン原子、シアノ
基、アミノ基、アルキルアミノ基、第四級アンモニウム
基、メルカプト基、エポキシ基、無水物基、カルボキシ
レート基、スルホネート基、スルフェート基、ホスホネ
ート基、イソシアネート基またはポリオキシアルキレン
基により置換されていてもよい、一価の、１〜３０個の
炭素原子を有する炭化水素基および水素原子を表す］で
表される単位から構成されている。
【００１２】炭化水素基ＲおよびＲ′の例はアルキル
基、例えばメチル基、エチル基、ｎ−プロピル基、イソ
プロピル基、ｎ−ブチル基、イソブチル基、ｔ−ブチル
基、ｎ−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ｔ−
ペンチル基、ヘキシル基、例えばｎ−ヘキシル基、ヘプ
チル基、例えばｎ−ヘプチル基、オクチル基、例えばｎ
−オクチル基およびイソオクチル基、例えば２，２，４
−トリメチルペンチル基、ノニル基、例えばｎ−ノニル
基、デシル基、例えばｎ−デシル基、ドデシル基、例え
ばｎ−ドデシル基およびイソドデシル基、オクタデシル
基、例えばｎ−オクタデシル基、アルケニル基、例えば
ビニル基、アリル基および５−ヘキセン−１−イル基、
シクロアルキル基、例えばシクロペンチル基、シクロヘ
キシル基、シクロヘプチル基およびメチルシクロヘキシ
ル基、アリール基、例えばフェニル基、ナフチル基およ
びアントリル基およびフェナントリル基、アルカリール
基、例えばｏ−、ｍ−、ｐ−トリル基、キシリル基およ
びエチルフェニル基、アラルキル基、例えばベンジル
基、α−およびβ−フェニルエチル基である。
基、例えばメチル基、エチル基、ｎ−プロピル基、イソ
プロピル基、ｎ−ブチル基、イソブチル基、ｔ−ブチル
基、ｎ−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ｔ−
ペンチル基、ヘキシル基、例えばｎ−ヘキシル基、ヘプ
チル基、例えばｎ−ヘプチル基、オクチル基、例えばｎ
−オクチル基およびイソオクチル基、例えば２，２，４
−トリメチルペンチル基、ノニル基、例えばｎ−ノニル
基、デシル基、例えばｎ−デシル基、ドデシル基、例え
ばｎ−ドデシル基およびイソドデシル基、オクタデシル
基、例えばｎ−オクタデシル基、アルケニル基、例えば
ビニル基、アリル基および５−ヘキセン−１−イル基、
シクロアルキル基、例えばシクロペンチル基、シクロヘ
キシル基、シクロヘプチル基およびメチルシクロヘキシ
ル基、アリール基、例えばフェニル基、ナフチル基およ
びアントリル基およびフェナントリル基、アルカリール
基、例えばｏ−、ｍ−、ｐ−トリル基、キシリル基およ
びエチルフェニル基、アラルキル基、例えばベンジル
基、α−およびβ−フェニルエチル基である。
【００１３】置換された基ＲおよびＲ′の例はシアノア
ルキル基、例えばβ−シアノエチル基およびフッ素原
子、塩素原子または臭素原子によりハロゲン化された炭
化水素基、例えばハロゲンアルキル基、例えば３，３，
３−トリフルオロ−ｎ−プロピル基、２，２，２，
２′，２′，２′−ヘキサフルオロイソプロピル基、ヘ
プタフルオロイソプロピル基およびハロゲンアリール
基、例えばｏ−、ｍ−およびｐ−クロロフェニル基であ
る。
ルキル基、例えばβ−シアノエチル基およびフッ素原
子、塩素原子または臭素原子によりハロゲン化された炭
化水素基、例えばハロゲンアルキル基、例えば３，３，
３−トリフルオロ−ｎ−プロピル基、２，２，２，
２′，２′，２′−ヘキサフルオロイソプロピル基、ヘ
プタフルオロイソプロピル基およびハロゲンアリール
基、例えばｏ−、ｍ−およびｐ−クロロフェニル基であ
る。
【００１４】基Ｒの少なくとも９０モル％は有利にはメ
チル基、エチル基またはフェニル基であり、特にメチル
基である。
チル基、エチル基またはフェニル基であり、特にメチル
基である。
【００１５】ポリオキシアルキレン基により置換された
基ＲおよびＲ′の例は、一般式（ＩＸ）： −Ｒ8−［Ｏ（ＣＲ9 2）ｃ］ｄＯＲ9 （ＩＸ） ［式中、Ｒ8は二価のＣ1〜Ｃ6−アルキレン基を表し、
Ｒ9は水素原子または一価のＣ1〜Ｃ6−炭化水素基を表
し、ｃは０、１、２、３、４または５、有利には２また
は３であり、ｄは１〜１００、有利には１〜１０の整数
の値である］の基である。
基ＲおよびＲ′の例は、一般式（ＩＸ）： −Ｒ8−［Ｏ（ＣＲ9 2）ｃ］ｄＯＲ9 （ＩＸ） ［式中、Ｒ8は二価のＣ1〜Ｃ6−アルキレン基を表し、
Ｒ9は水素原子または一価のＣ1〜Ｃ6−炭化水素基を表
し、ｃは０、１、２、３、４または５、有利には２また
は３であり、ｄは１〜１００、有利には１〜１０の整数
の値である］の基である。
【００１６】二価の基Ｒ8の例は、飽和した直鎖または
分枝鎖状のまたは環状のアルキレン基、例えばメチレン
基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレ
ン基、ヘキシレン基、２−メチルプロピレン基、シクロ
ヘキシレン基または不飽和のアルキレン基、例えばプロ
ペニレン基およびヘキセニレン基である。
分枝鎖状のまたは環状のアルキレン基、例えばメチレン
基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレ
ン基、ヘキシレン基、２−メチルプロピレン基、シクロ
ヘキシレン基または不飽和のアルキレン基、例えばプロ
ペニレン基およびヘキセニレン基である。
【００１７】一価の基Ｒ9の例はすでに記載されたＲお
よびＲ′の例に記載されている。
よびＲ′の例に記載されている。
【００１８】ポリオキシアルキレン基により置換された
基ＲおよびＲ′の他の例は、一般式（Ｘ）：
基ＲおよびＲ′の他の例は、一般式（Ｘ）：
【００１９】
【化１】
【００２０】（式中、Ｒ9、ｃおよびｄはすでに一般式
（ＩＸ）に記載された意味を表す）の基である。
（ＩＸ）に記載された意味を表す）の基である。
【００２１】アルキルアミノ基により置換された有利な
基ＲおよびＲ′は一般式（ＸＩ）： Ｒ10 2ＮＲ11− （ＸＩ） （式中、Ｒ10は同じかまたは異なっていてもよく、水素
を表すか、またはハロゲン置換されていてもよい一価の
Ｃ1〜Ｃ10−アルキル基またはＣ1〜Ｃ10−アミノアルキ
ル基を表し、およびＲ11は二価のＣ1〜Ｃ15−炭化水素
基を表す）の基である。
基ＲおよびＲ′は一般式（ＸＩ）： Ｒ10 2ＮＲ11− （ＸＩ） （式中、Ｒ10は同じかまたは異なっていてもよく、水素
を表すか、またはハロゲン置換されていてもよい一価の
Ｃ1〜Ｃ10−アルキル基またはＣ1〜Ｃ10−アミノアルキ
ル基を表し、およびＲ11は二価のＣ1〜Ｃ15−炭化水素
基を表す）の基である。
【００２２】基Ｒ10の例は基Ｒに関して記載された炭化
水素基およびアミノアルキル基のようなアミノ基により
置換された炭化水素基の例であり、その際アミノエチル
基が特に有利である。
水素基およびアミノアルキル基のようなアミノ基により
置換された炭化水素基の例であり、その際アミノエチル
基が特に有利である。
【００２３】有利には一般式（ＸＩ）の基中のそれぞれ
の窒素原子に少なくとも１個の水素原子が結合してい
る。
の窒素原子に少なくとも１個の水素原子が結合してい
る。
【００２４】基Ｒ11は有利には１〜１０個の炭素原子、
特に有利には１〜４個の炭素原子を有する二価の炭化水
素基、特にｎ−プロピレン基である。
特に有利には１〜４個の炭素原子を有する二価の炭化水
素基、特にｎ−プロピレン基である。
【００２５】基Ｒ11の例はメチレン基、エチレン基、プ
ロピレン基、ブチレン基、シクロヘキシレン基、オクタ
デシレン基、フェニレン基およびブテニレン基である。
ロピレン基、ブチレン基、シクロヘキシレン基、オクタ
デシレン基、フェニレン基およびブテニレン基である。
【００２６】有利にはオルガノポリシロキサン（Ａ）の
単位の最大で２０モル％が一般式（ＶＩ）〜（ＶＩＩ
Ｉ）を有する。
単位の最大で２０モル％が一般式（ＶＩ）〜（ＶＩＩ
Ｉ）を有する。
【００２７】有利にはオルガノポリシロキサン（Ａ）は
オルガノポリシロキサン（Ａ１）少なくとも５０質量
％、特に少なくとも８０質量％を含有し、（Ａ１）は少
なくとも９０モル％、特に９５モル％が一般式（ＩＩ
Ｉ）の単位から構成される。その際有利には残りの単位
の少なくとも５０モル％が一般式（ＩＩ）および（Ｖ
Ｉ）を有する。更にオルガノポリシロキサン（Ａ１）が
２５℃で平均粘度５０〜５０００００ｍＰａｓ、特に３
５０〜６００００ｍＰａｓを有することが有利である。
オルガノポリシロキサン（Ａ１）少なくとも５０質量
％、特に少なくとも８０質量％を含有し、（Ａ１）は少
なくとも９０モル％、特に９５モル％が一般式（ＩＩ
Ｉ）の単位から構成される。その際有利には残りの単位
の少なくとも５０モル％が一般式（ＩＩ）および（Ｖ
Ｉ）を有する。更にオルガノポリシロキサン（Ａ１）が
２５℃で平均粘度５０〜５０００００ｍＰａｓ、特に３
５０〜６００００ｍＰａｓを有することが有利である。
【００２８】有利にはオルガノポリシロキサン（Ａ）は
オルガノポリシロキサン樹脂（Ａ２）少なくとも０.５
質量％、有利には少なくとも２質量％、特に最大で４０
質量％を含有し、（Ａ２）は少なくとも９０モル％、特
に少なくとも９５モル％が一般式（ＩＩ）および（Ｉ
Ｖ）および場合により（Ｖ）および（ＶＩ）の単位から
構成される。例えばオルガノポリシロキサン樹脂（Ａ
２）は室温で固体であってもよく、一般式（ＩＶ）の単
位１個当たり一般式（ＩＩ）の単位０.２５〜１.２５を
有してもよい。
オルガノポリシロキサン樹脂（Ａ２）少なくとも０.５
質量％、有利には少なくとも２質量％、特に最大で４０
質量％を含有し、（Ａ２）は少なくとも９０モル％、特
に少なくとも９５モル％が一般式（ＩＩ）および（Ｉ
Ｖ）および場合により（Ｖ）および（ＶＩ）の単位から
構成される。例えばオルガノポリシロキサン樹脂（Ａ
２）は室温で固体であってもよく、一般式（ＩＶ）の単
位１個当たり一般式（ＩＩ）の単位０.２５〜１.２５を
有してもよい。
【００２９】この有利なオルガノポリシロキサン樹脂
（Ａ２）はその製造に起因して全部で５質量％までのＳ
ｉ結合したアルコキシ基またはヒドロキシル基を含有し
てもよい。オルガノポリシロキサン樹脂（Ａ２）は一般
にポリジメチルシロキサンと完全に混合可能でない。
（Ａ２）はその製造に起因して全部で５質量％までのＳ
ｉ結合したアルコキシ基またはヒドロキシル基を含有し
てもよい。オルガノポリシロキサン樹脂（Ａ２）は一般
にポリジメチルシロキサンと完全に混合可能でない。
【００３０】消泡剤組成物は更になお充填剤（Ｃ）を含
有してもよい。充填剤（Ｃ）の例は、珪素、マグネシウ
ムまたは亜鉛の親水性および疎水性の酸化物、分子１個
当たり１２〜２２個の炭素原子を有する脂肪族の一塩基
性のカルボン酸またはヒドロキシカルボン酸の原子番号
１２〜３０のメンデレーエフによる周期表の第ＩＩ族ま
たは第ＩＩＩ族の元素の塩、例えばステアリン酸カルシ
ウムまたは１２−ヒドロキシステアリン酸カルシウムで
あり、その際前記の酸化物は有利には少なくとも５０ｍ
2／ｇのそれぞれ１つの表面を有する。充填剤（Ｃ）の
他の例はステアリン酸リチウム、珪酸マグネシウムおよ
び珪酸マグネシウムアルミニウムである。更に充填剤と
して微細分散したポリウレタンおよびビスアミド、特に
脂肪酸および２〜７個の炭素原子を有するアルキレンジ
アミドからなる反応生成物が存在してもよい。少なくと
も５０ｍ2／ｇの表面を有する熱分解により製造したま
たは沈殿した、特に疎水化された二酸化ケイ素（高分散
珪酸）が特に有利である。
有してもよい。充填剤（Ｃ）の例は、珪素、マグネシウ
ムまたは亜鉛の親水性および疎水性の酸化物、分子１個
当たり１２〜２２個の炭素原子を有する脂肪族の一塩基
性のカルボン酸またはヒドロキシカルボン酸の原子番号
１２〜３０のメンデレーエフによる周期表の第ＩＩ族ま
たは第ＩＩＩ族の元素の塩、例えばステアリン酸カルシ
ウムまたは１２−ヒドロキシステアリン酸カルシウムで
あり、その際前記の酸化物は有利には少なくとも５０ｍ
2／ｇのそれぞれ１つの表面を有する。充填剤（Ｃ）の
他の例はステアリン酸リチウム、珪酸マグネシウムおよ
び珪酸マグネシウムアルミニウムである。更に充填剤と
して微細分散したポリウレタンおよびビスアミド、特に
脂肪酸および２〜７個の炭素原子を有するアルキレンジ
アミドからなる反応生成物が存在してもよい。少なくと
も５０ｍ2／ｇの表面を有する熱分解により製造したま
たは沈殿した、特に疎水化された二酸化ケイ素（高分散
珪酸）が特に有利である。
【００３１】消泡剤組成物は１種類の充填剤または少な
くとも２個の異なる種類の充填剤からなる混合物を含有
してもよい。充填剤（Ｃ）の割合はオルガノポリシロキ
サン（Ａ）１００質量部当たり有利には２０質量部ま
で、特に２〜８質量部である。
くとも２個の異なる種類の充填剤からなる混合物を含有
してもよい。充填剤（Ｃ）の割合はオルガノポリシロキ
サン（Ａ）１００質量部当たり有利には２０質量部ま
で、特に２〜８質量部である。
【００３２】消泡剤組成物は、例えば希釈せずに溶液、
エマルジョンまたは粉末の形で使用してもよい。自己乳
化性消泡剤組成物を使用してもよい。消泡剤組成物は有
機消泡剤製剤と組み合わせて製剤化するかまたは組み合
わせて使用してもよい。
エマルジョンまたは粉末の形で使用してもよい。自己乳
化性消泡剤組成物を使用してもよい。消泡剤組成物は有
機消泡剤製剤と組み合わせて製剤化するかまたは組み合
わせて使用してもよい。
【００３３】特に液体洗剤に使用するために、消泡剤組
成物をしばしば溶解助剤（Ｄ）と混合するかまたはエマ
ルジョンを製造するために界面活性剤（Ｅ）と混合す
る。
成物をしばしば溶解助剤（Ｄ）と混合するかまたはエマ
ルジョンを製造するために界面活性剤（Ｅ）と混合す
る。
【００３４】溶解助剤（Ｄ）は、例えば消泡剤組成物
を、場合により適当な粘度に調整するために、またはオ
ルガノポリシロキサン（Ａ）およびポリエステル（Ｂ）
の相容性を互いに適合するためにおよび場合により液体
洗剤に対して適合するために、または一般的にオルガノ
ポリシロキサン（Ａ）およびポリエステル（Ｂ）を基礎
とする非粉末生成物を形成するために用いられる。溶解
助剤（Ｄ）はそれ自体溶剤として作用してもよい。
を、場合により適当な粘度に調整するために、またはオ
ルガノポリシロキサン（Ａ）およびポリエステル（Ｂ）
の相容性を互いに適合するためにおよび場合により液体
洗剤に対して適合するために、または一般的にオルガノ
ポリシロキサン（Ａ）およびポリエステル（Ｂ）を基礎
とする非粉末生成物を形成するために用いられる。溶解
助剤（Ｄ）はそれ自体溶剤として作用してもよい。
【００３５】溶解助剤（Ｄ）を使用する場合に、溶解助
剤（Ｄ）を有利にはオルガノポリシロキサン（Ａ）１０
０質量部に対して１〜１０００質量部、特に４０〜２５
０質量部使用する。
剤（Ｄ）を有利にはオルガノポリシロキサン（Ａ）１０
０質量部に対して１〜１０００質量部、特に４０〜２５
０質量部使用する。
【００３６】消泡剤組成物をエマルジョンの形で使用す
る場合は、シリコーンエマルジョンに適した任意の界面
活性剤（Ｅ）を使用してもよい。２種以上の界面活性剤
の混合物を使用してもよい。有利には界面活性剤（Ｅ）
はアルキルポリグルコシドＡＰＧ、シリコーンポリグル
コシドおよびＣ12〜Ｃ18−アルキルポリグリコールエー
テルおよびアルカリ金属アルキルスルフェートの種類の
界面活性剤である。
る場合は、シリコーンエマルジョンに適した任意の界面
活性剤（Ｅ）を使用してもよい。２種以上の界面活性剤
の混合物を使用してもよい。有利には界面活性剤（Ｅ）
はアルキルポリグルコシドＡＰＧ、シリコーンポリグル
コシドおよびＣ12〜Ｃ18−アルキルポリグリコールエー
テルおよびアルカリ金属アルキルスルフェートの種類の
界面活性剤である。
【００３７】界面活性剤（Ｅ）の割合はオルガノポリシ
ロキサン（Ａ）１００質量部当たり有利には最大で５０
質量部、特に１〜２０質量部である。
ロキサン（Ａ）１００質量部当たり有利には最大で５０
質量部、特に１〜２０質量部である。
【００３８】消泡剤組成物は水を添加してまたは水を添
加せずに、固体の粉末状の担体（Ｆ）に吸着するかまた
は固体の担体に吸収されてもよく、これにより粉末およ
び顆粒としてのその製剤が可能である。このような担体
（Ｆ）の例は、ベントナイト、ゼオライト、層状ケイ酸
塩、吸収性界面活性剤、合成樹脂、例えばポリ酢酸ビニ
ル、ポリアクリレート、ポリビニルアルコール、デンプ
ン、多糖類、セルロース誘導体、クエン酸、クエン酸
塩、炭酸ナトリウム、硫酸塩、例えば硫酸ナトリウム、
リン酸塩、例えばポリリン酸ナトリウムおよび燐酸三ナ
トリウムおよびこれらの組合せ物である。
加せずに、固体の粉末状の担体（Ｆ）に吸着するかまた
は固体の担体に吸収されてもよく、これにより粉末およ
び顆粒としてのその製剤が可能である。このような担体
（Ｆ）の例は、ベントナイト、ゼオライト、層状ケイ酸
塩、吸収性界面活性剤、合成樹脂、例えばポリ酢酸ビニ
ル、ポリアクリレート、ポリビニルアルコール、デンプ
ン、多糖類、セルロース誘導体、クエン酸、クエン酸
塩、炭酸ナトリウム、硫酸塩、例えば硫酸ナトリウム、
リン酸塩、例えばポリリン酸ナトリウムおよび燐酸三ナ
トリウムおよびこれらの組合せ物である。
【００３９】得られる消泡剤顆粒または消泡剤粉末は、
ポリエステル（Ｂ）を有しない消泡剤組成物を含有す
る、純粋なシリコーン配合物と混合した粉末より流動性
が良好である。
ポリエステル（Ｂ）を有しない消泡剤組成物を含有す
る、純粋なシリコーン配合物と混合した粉末より流動性
が良好である。
【００４０】消泡剤顆粒または消泡剤粉末は一般に、担
体（Ｆ）に結合した消泡剤組成物が、特にアルカリ性の
担体および特に、例えばゼオライトのようなケイ酸塩の
担体の場合に担体から十分に脱離せず、洗浄液中できわ
めて不十分な作用しか発揮できないという欠点を有す
る。
体（Ｆ）に結合した消泡剤組成物が、特にアルカリ性の
担体および特に、例えばゼオライトのようなケイ酸塩の
担体の場合に担体から十分に脱離せず、洗浄液中できわ
めて不十分な作用しか発揮できないという欠点を有す
る。
【００４１】ポリエステル（Ｂ）を含有する消泡剤組成
物は容易に担体（Ｆ）から脱離し、従ってよごれた織物
を洗濯する際に消泡剤組成物の良好な作用を発揮する。
物は容易に担体（Ｆ）から脱離し、従ってよごれた織物
を洗濯する際に消泡剤組成物の良好な作用を発揮する。
【００４２】消泡剤顆粒または消泡剤粉末を製造するた
めに、消泡剤組成物１００質量部に対して担体（Ｆ）有
利には２００００〜１００質量部、特に９００〜１５０
質量部、特に有利には５００〜２００質量部を使用す
る。
めに、消泡剤組成物１００質量部に対して担体（Ｆ）有
利には２００００〜１００質量部、特に９００〜１５０
質量部、特に有利には５００〜２００質量部を使用す
る。
【００４３】本発明の消泡剤組成物は、オルガノポリシ
ロキサン（Ａ）、ポリエステル（Ｂ）、充填剤（Ｃ）、
溶解助剤（Ｄ）、界面活性剤（Ｅ）および添加剤（Ｇ）
を含有してもよい。
ロキサン（Ａ）、ポリエステル（Ｂ）、充填剤（Ｃ）、
溶解助剤（Ｄ）、界面活性剤（Ｅ）および添加剤（Ｇ）
を含有してもよい。
【００４４】消泡剤組成物はそのままでまたは増粘剤、
例えばメチルセルロースの種類、カルボキシメチルセル
ロースまたは溶解性デンプンと共に分散した形で噴霧乾
燥することができる。
例えばメチルセルロースの種類、カルボキシメチルセル
ロースまたは溶解性デンプンと共に分散した形で噴霧乾
燥することができる。
【００４５】消泡剤組成物は、添加剤（Ｇ）として、例
えばなお防カビ剤、殺菌剤、殺藻剤、殺生物剤、香料、
腐食防止剤および有利でないが、有機溶剤を含有しても
よい。
えばなお防カビ剤、殺菌剤、殺藻剤、殺生物剤、香料、
腐食防止剤および有利でないが、有機溶剤を含有しても
よい。
【００４６】消泡剤組成物は、有利には洗剤および洗浄
剤中に、特に洗濯機用洗剤に使用される。
剤中に、特に洗濯機用洗剤に使用される。
【００４７】
【実施例】以下に記載される例においては、他にことわ
りのない限り部および％はすべて質量に関する。更に粘
度はすべて２５℃の温度での表示である。他にことわり
のない限り以下の例は周囲の大気圧、従って約１０００
ｈＰａの圧力で、および室温、従って約２０℃で、また
は反応物質を混合する際に付加的に加熱または冷却せず
に室温で調整される温度で実施した。
りのない限り部および％はすべて質量に関する。更に粘
度はすべて２５℃の温度での表示である。他にことわり
のない限り以下の例は周囲の大気圧、従って約１０００
ｈＰａの圧力で、および室温、従って約２０℃で、また
は反応物質を混合する際に付加的に加熱または冷却せず
に室温で調整される温度で実施した。
【００４８】例１：消泡剤配合物ＥＣ１およびＥＣ２
（本発明によらない）の製造 粘度１００００ｍＰａｓを有するポリジメチルシロキサ
ン８５％、予め固体のいわゆるＭＱ樹脂５％を分散して
入れた（Ｓｉ単位約５０を有する）粘度１２０ｍＰａｓ
を有するα、ω−Ｃ20−イソアルコキシポリジメチルシ
ロキサン５％を混合し、その後高分散珪酸Ｗａｃｋｅｒ
（Ｒ）ＨＤＫ２０（表面積２００ｑｍ／ｇ）５％と均一
に混合し、混合物を温和な撹拌下に３時間１５０℃に保
つことにより、消泡剤配合物ＥＣ１を製造する。この消
泡剤配合物は、２５℃に冷却して粘度約３５０００ｍＰ
ａｓを有する（＝ＥＣ１）。
（本発明によらない）の製造 粘度１００００ｍＰａｓを有するポリジメチルシロキサ
ン８５％、予め固体のいわゆるＭＱ樹脂５％を分散して
入れた（Ｓｉ単位約５０を有する）粘度１２０ｍＰａｓ
を有するα、ω−Ｃ20−イソアルコキシポリジメチルシ
ロキサン５％を混合し、その後高分散珪酸Ｗａｃｋｅｒ
（Ｒ）ＨＤＫ２０（表面積２００ｑｍ／ｇ）５％と均一
に混合し、混合物を温和な撹拌下に３時間１５０℃に保
つことにより、消泡剤配合物ＥＣ１を製造する。この消
泡剤配合物は、２５℃に冷却して粘度約３５０００ｍＰ
ａｓを有する（＝ＥＣ１）。
【００４９】ｘが約２５〜３５であるポリメチルポリプ
ロポキシシロキサン［ＣＨ3Ｓｉ−Ｏ−（ＰＯ）ｘ−
Ｈ］4〜5メチル−ポリプロポキシシクロシロキサン ９
４％を、 Ｗａｃｋｅｒ（Ｒ）ＨＤＫ Ｈ ２０００
６％と混合することにより消泡剤配合物ＥＣ２を製造す
る。この生成物はＥＣ１に比べて疎水性が少なく、粘度
約６０００ｍＰａｓを有し、すぐれた消泡剤である。
ロポキシシロキサン［ＣＨ3Ｓｉ−Ｏ−（ＰＯ）ｘ−
Ｈ］4〜5メチル−ポリプロポキシシクロシロキサン ９
４％を、 Ｗａｃｋｅｒ（Ｒ）ＨＤＫ Ｈ ２０００
６％と混合することにより消泡剤配合物ＥＣ２を製造す
る。この生成物はＥＣ１に比べて疎水性が少なく、粘度
約６０００ｍＰａｓを有し、すぐれた消泡剤である。
【００５０】例２：本発明による消泡剤組成物ＰＭ１〜
４の製造 ＰＭ１：分子量約１４０００を有し、ほぼ以下の構造成
分：テレフタル酸基７.１モル％ テレフタル酸に結合したポリプロポキシ基（ＰＯ）３.
３モル％、テレフタル酸に結合したポリオキシエチレン
オキシド基７.９モル％、鎖中のポリエチレンオキシド
基（ＥＯ）８０.７モル％ メトキシ基１モル％を有する組成のポリエステル（Ｂ）
（ＳＲＰ）２５％を、水２５％に溶解し、ＥＣ１ ５０
％と混合する。
４の製造 ＰＭ１：分子量約１４０００を有し、ほぼ以下の構造成
分：テレフタル酸基７.１モル％ テレフタル酸に結合したポリプロポキシ基（ＰＯ）３.
３モル％、テレフタル酸に結合したポリオキシエチレン
オキシド基７.９モル％、鎖中のポリエチレンオキシド
基（ＥＯ）８０.７モル％ メトキシ基１モル％を有する組成のポリエステル（Ｂ）
（ＳＲＰ）２５％を、水２５％に溶解し、ＥＣ１ ５０
％と混合する。
【００５１】ＥＯ成分とＰＯ成分の比は約２７：１であ
り、フタル酸基とＥＯ／ＰＯの比は１：１３である。一
般式（Ｉ）において、Ｒ1およびＲ7はメチル基であり、
Ｒ5がＣ2−アルキレン基であり、指数は、ほぼｍが２
１であり、ｎが４０であり、ｏが３であり、ｐが１６で
あり、ｑが２５である。
り、フタル酸基とＥＯ／ＰＯの比は１：１３である。一
般式（Ｉ）において、Ｒ1およびＲ7はメチル基であり、
Ｒ5がＣ2−アルキレン基であり、指数は、ほぼｍが２
１であり、ｎが４０であり、ｏが３であり、ｐが１６で
あり、ｑが２５である。
【００５２】ＰＭ２：ＥＣ１ ４５％を、水２２.５
％、濃度５０％のクエン酸１０％およびポリエステル
（Ｂ）ＳＲＰ２２.５％の一緒の溶液に撹拌して入れ
る。
％、濃度５０％のクエン酸１０％およびポリエステル
（Ｂ）ＳＲＰ２２.５％の一緒の溶液に撹拌して入れ
る。
【００５３】ＰＭ３：５０℃の暖かいＥＣ１ ４６％
を、水１８.５％、Ｃ18−アルキルポリグリコシド（Ｓ
ｉｍｕｌｓｏｌ（Ｒ）ＳＬ１８ Ｓｅｐｐｉｃ社、フラ
ンス）４％、Ｔｅｘａｐｏｎ Ｋ １２（ラウリル硫酸
ナトリウム ＢＡＳＦ社、Ｌｕｄｗｉｉｇｓｈａｆｅ
ｎ）３％、ポリエステル（Ｂ）ＳＲＰ１８.５％および
濃度５０％のクエン酸１０％からなる混合物に撹拌して
入れる。
を、水１８.５％、Ｃ18−アルキルポリグリコシド（Ｓ
ｉｍｕｌｓｏｌ（Ｒ）ＳＬ１８ Ｓｅｐｐｉｃ社、フラ
ンス）４％、Ｔｅｘａｐｏｎ Ｋ １２（ラウリル硫酸
ナトリウム ＢＡＳＦ社、Ｌｕｄｗｉｉｇｓｈａｆｅ
ｎ）３％、ポリエステル（Ｂ）ＳＲＰ１８.５％および
濃度５０％のクエン酸１０％からなる混合物に撹拌して
入れる。
【００５４】ＰＭ４： ＥＣ１ ５０％ ＥＣ２ ２０％、および ポリエステル（Ｂ）ＳＲＰ３０％ 例３：本発明によらない消泡剤組成物ＰＭ５の製造 ＰＭ４においてポリエステル（Ｂ）の代わりに同じ量の
パラフィン、同様にワックス状のポリマー生成物を使用
する場合に、貯蔵の際の消泡剤保護の利点および良好な
流動性が生ぜず、洗濯の前のよごれた織物の改良された
リミッション（拡散）も生じない。
パラフィン、同様にワックス状のポリマー生成物を使用
する場合に、貯蔵の際の消泡剤保護の利点および良好な
流動性が生ぜず、洗濯の前のよごれた織物の改良された
リミッション（拡散）も生じない。
【００５５】例５：本発明によらない消泡剤組成物ＰＭ
６ ポリエステル（Ｂ）を使用せずＥＣ１だけを使用する場
合に、要求される作用が達成されない（ＰＭ６＝ＥＣ１
１００％）。
６ ポリエステル（Ｂ）を使用せずＥＣ１だけを使用する場
合に、要求される作用が達成されない（ＰＭ６＝ＥＣ１
１００％）。
【００５６】表１に消泡剤組成物を記載する。
【００５７】
【表１】
【００５８】例６ 前記の消泡剤組成物ＰＭ１〜４を、担体として吸収性の
ゼオライト Ｗｅｓｓａｌｉｔｈ（Ｒ）ＣＳ Ｄｅｇｕ
ｓｓａ社、Ｆｒａｎｋｆｕｒｔに被覆し、良好な流動性
の消泡剤粉末が得られ、これは良好な作用を示し、良好
な貯蔵安定性を示す。結果を表２に記載する。
ゼオライト Ｗｅｓｓａｌｉｔｈ（Ｒ）ＣＳ Ｄｅｇｕ
ｓｓａ社、Ｆｒａｎｋｆｕｒｔに被覆し、良好な流動性
の消泡剤粉末が得られ、これは良好な作用を示し、良好
な貯蔵安定性を示す。結果を表２に記載する。
【００５９】流動性はＤＩＮ ＩＳＯ ４３２４による
安息角の測定から知ることができる。粉末を漏斗からガ
ラス板に流す。ガラス板に堆積する粉末の安息角／傾斜
角が小さいほど、粉末はよく流動する。消泡剤粉末にお
いて４０゜未満の安息角が有利であると示される。
安息角の測定から知ることができる。粉末を漏斗からガ
ラス板に流す。ガラス板に堆積する粉末の安息角／傾斜
角が小さいほど、粉末はよく流動する。消泡剤粉末にお
いて４０゜未満の安息角が有利であると示される。
【００６０】例７ ポリエステル織物でポリエステル（Ｂ）の存在によりリ
ミッション（拡散）が改良され、これはＫｒｅｆｅｌｄ
洗濯研究所の試験織物ＷＦＫ３０Ａで示され、その際試
験織物をＤＭＯ（ｄｉｒｔｙ ｍｏｔｏｒ ｏｉｌ 汚
れたモーター油）で人工的によごし、その後ポリエステ
ル（Ｂ）を含有する消泡剤組成物を有する洗剤を用いて
洗濯する。ポリエステル織物の３〜６％のリミッション
（拡散）の向上が示され、これは長時間使用した場合の
良好な手入れ効果に相当する。
ミッション（拡散）が改良され、これはＫｒｅｆｅｌｄ
洗濯研究所の試験織物ＷＦＫ３０Ａで示され、その際試
験織物をＤＭＯ（ｄｉｒｔｙ ｍｏｔｏｒ ｏｉｌ 汚
れたモーター油）で人工的によごし、その後ポリエステ
ル（Ｂ）を含有する消泡剤組成物を有する洗剤を用いて
洗濯する。ポリエステル織物の３〜６％のリミッション
（拡散）の向上が示され、これは長時間使用した場合の
良好な手入れ効果に相当する。
【００６１】結果を表２に示す。
【００６２】例８ 消泡作用をＭｉｅｌｅ 自動洗濯機 Ｎｏｖｏｔｒｏｎ
ｉｃ（Ｒ）９１８中で洗濯物３.５ｋｇに対して洗剤粉
末１３０ｇの使用量で使用した洗剤で試験する。洗濯条
件は、６０℃で洗濯し、洗濯物３.５ｋｇ、３゜ｄＨ
（ドイツ硬度）、洗濯時間６０分である。泡の程度は６
レベルにより示され、その際それぞれ２０分間で、０＝
泡が生じない、６＝機械に泡が全部残る、という泡評価
が示される。この部分的泡評価は第１の洗濯区間（０〜
２０分）、第２の洗濯区間（２１〜４０分）および第３
の洗濯区間（４１〜６０分）を加算することにより、比
較としてＧＳＮ（全体的泡評価）として示される。全体
的泡評価が１２より高い場合は不十分であるとみなされ
る。
ｉｃ（Ｒ）９１８中で洗濯物３.５ｋｇに対して洗剤粉
末１３０ｇの使用量で使用した洗剤で試験する。洗濯条
件は、６０℃で洗濯し、洗濯物３.５ｋｇ、３゜ｄＨ
（ドイツ硬度）、洗濯時間６０分である。泡の程度は６
レベルにより示され、その際それぞれ２０分間で、０＝
泡が生じない、６＝機械に泡が全部残る、という泡評価
が示される。この部分的泡評価は第１の洗濯区間（０〜
２０分）、第２の洗濯区間（２１〜４０分）および第３
の洗濯区間（４１〜６０分）を加算することにより、比
較としてＧＳＮ（全体的泡評価）として示される。全体
的泡評価が１２より高い場合は不十分であるとみなされ
る。
【００６３】担体から消泡剤組成物の脱離が劣る場合ま
たは貯蔵の際に消泡剤組成物が損傷する場合は、事情に
よりすでに洗濯工程１または２において高い泡評価を生
じる。一般に空気調和装置中で３７℃および相対大気湿
度７０％で洗剤粉末中の消泡剤粉末の６週間の貯蔵能力
が要求される。この場合に試験開始時の良好な泡評価は
貯蔵後に全体的泡評価が１２より高く変動すべきでな
い。
たは貯蔵の際に消泡剤組成物が損傷する場合は、事情に
よりすでに洗濯工程１または２において高い泡評価を生
じる。一般に空気調和装置中で３７℃および相対大気湿
度７０％で洗剤粉末中の消泡剤粉末の６週間の貯蔵能力
が要求される。この場合に試験開始時の良好な泡評価は
貯蔵後に全体的泡評価が１２より高く変動すべきでな
い。
【００６４】試験用洗剤は、ゼオライト（Ｚｅｏｌｉｔ
ｈ）（Ｒ）Ｐ（Ｄｅｇｕｓｓａ社、Ｆｒａｎｋｆｕｒ
ｔ）２２％、硫酸ナトリウム２１％、二珪酸ナトリウム
３％、炭酸ナトリウム１２％、ナトリウムポリカルボキ
シレート３.５％、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム９％、ニオテンサイド（Ｎｉｏｔｅｎｓｉｄ、ＥＯ
８個を有するイソトリデシルエトキシレート）３％、石
けん１.５％、過硼酸ナトリウム２３％およびエチレン
ジアミンテトラアセテート（ＴＡＥＤ）２％を含有し
た。
ｈ）（Ｒ）Ｐ（Ｄｅｇｕｓｓａ社、Ｆｒａｎｋｆｕｒ
ｔ）２２％、硫酸ナトリウム２１％、二珪酸ナトリウム
３％、炭酸ナトリウム１２％、ナトリウムポリカルボキ
シレート３.５％、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム９％、ニオテンサイド（Ｎｉｏｔｅｎｓｉｄ、ＥＯ
８個を有するイソトリデシルエトキシレート）３％、石
けん１.５％、過硼酸ナトリウム２３％およびエチレン
ジアミンテトラアセテート（ＴＡＥＤ）２％を含有し
た。
【００６５】これにより、消泡剤を添加しない場合は、
洗濯の際に全体的泡評価１７〜１８を達成し、すなわち
洗濯機に泡が全部残り、配量室から部分的に泡が生じ
る。
洗濯の際に全体的泡評価１７〜１８を達成し、すなわち
洗濯機に泡が全部残り、配量室から部分的に泡が生じ
る。
【００６６】結果を表２に示す。
【００６７】表２：消泡剤顆粒：洗剤１３０ｇおよび洗
濯物３.５ｋｇに対して消泡剤配量１.５％
濯物３.５ｋｇに対して消泡剤配量１.５％
【００６８】
【表２】
【００６９】例９ 消泡剤組成物を洗濯用石けん溶液に分散する試験をする
場合に、種々の溶解特性または分散特性が明らかにされ
る。２５０ｍｌビーカーに前記の消泡剤組成物それぞれ
３ｇをビーカーの中央に計量供給し、その自重により底
部に進行する。消泡剤組成物に、以下に記載する試験用
洗剤から製造した、４０℃の暖かい濃縮した５％洗濯用
石けん溶液を入れ、小さいツラックス（Ｔｕｒｒａｘ）
で１０秒間混合する。
場合に、種々の溶解特性または分散特性が明らかにされ
る。２５０ｍｌビーカーに前記の消泡剤組成物それぞれ
３ｇをビーカーの中央に計量供給し、その自重により底
部に進行する。消泡剤組成物に、以下に記載する試験用
洗剤から製造した、４０℃の暖かい濃縮した５％洗濯用
石けん溶液を入れ、小さいツラックス（Ｔｕｒｒａｘ）
で１０秒間混合する。
【００７０】ＰＭ６：撹拌中に分散し、ビーカーを停止
後に１０分以内で浮遊し、その際ビーカーの底部でよご
れ、よく分散せずに部分的にビーカーの壁に付着する。
後に１０分以内で浮遊し、その際ビーカーの底部でよご
れ、よく分散せずに部分的にビーカーの壁に付着する。
【００７１】ＰＭ１：ビーカーの底部から中程度のしず
くに分散し、１時間後にはじめて洗剤溶液から相分離が
生じる。
くに分散し、１時間後にはじめて洗剤溶液から相分離が
生じる。
【００７２】ＰＭ３：微細なしずくに分散し、洗濯用石
けん溶液にＥＣ１より明らかによく分散し、３.５時間
後にはじめて分離した。
けん溶液にＥＣ１より明らかによく分散し、３.５時間
後にはじめて分離した。
【００７３】例１０ 液体洗剤用消泡剤組成物は固体の担体を含有しないが、
乳化剤（Ｅ）および溶解助剤（Ｄ）を用いて液体生成物
を形成する。
乳化剤（Ｅ）および溶解助剤（Ｄ）を用いて液体生成物
を形成する。
【００７４】プレミックス（Ｐｒｅｍｉｘ）ＰＭ４ ３
０％を、Ｇｅｎａｐｏｌ（Ｒ）Ｘ０５０（ＥＯ５モルを
有するイソトリデシルエトキシレート、Ｃｌａｒｉａｎ
ｔ社、Ｆｒａｎｋｆｕｒｔ）３％、Ｅａｓｔｍａｎ
（Ｒ）ＴＸＩＢ（ペンタンジオールジイソブチレート）
３７％およびＶａｍｍａｒ（Ｒ）ＤＨ１４（鉱油誘導体
Ｅｘｘｏｎ 米国）３０％に溶解する。
０％を、Ｇｅｎａｐｏｌ（Ｒ）Ｘ０５０（ＥＯ５モルを
有するイソトリデシルエトキシレート、Ｃｌａｒｉａｎ
ｔ社、Ｆｒａｎｋｆｕｒｔ）３％、Ｅａｓｔｍａｎ
（Ｒ）ＴＸＩＢ（ペンタンジオールジイソブチレート）
３７％およびＶａｍｍａｒ（Ｒ）ＤＨ１４（鉱油誘導体
Ｅｘｘｏｎ 米国）３０％に溶解する。
【００７５】この消泡剤組成物を２％の量で液体の微細
洗剤に添加し、洗剤中でこの消泡剤組成物は良好に分散
する。透明な液体洗剤はカリウム石けん３.６％、水４
２％、ｓ−アルカンスルホネート（６０％）２３％、ニ
オテンサイド（Ｎｉｏｔｅｎｓｉｄ、エチレンオキシド
単位８個を有するＣ13−エトキシレート）６％およびク
エン酸０.２％を含有する。４０℃の洗濯で洗濯物３.５
ｋｇに対して８０ｇの配量およびドイツ硬度３゜で泡評
価は開始時にＧＳＮ（全体的泡評価）＝６.２＝１.８＋
２.０＋２.４を有してきわめて適している。６週間貯蔵
後に全体的泡評価は７＝２.０＋２.３＋２.７である。
リミッション（拡散）の改良は４.５％である。
洗剤に添加し、洗剤中でこの消泡剤組成物は良好に分散
する。透明な液体洗剤はカリウム石けん３.６％、水４
２％、ｓ−アルカンスルホネート（６０％）２３％、ニ
オテンサイド（Ｎｉｏｔｅｎｓｉｄ、エチレンオキシド
単位８個を有するＣ13−エトキシレート）６％およびク
エン酸０.２％を含有する。４０℃の洗濯で洗濯物３.５
ｋｇに対して８０ｇの配量およびドイツ硬度３゜で泡評
価は開始時にＧＳＮ（全体的泡評価）＝６.２＝１.８＋
２.０＋２.４を有してきわめて適している。６週間貯蔵
後に全体的泡評価は７＝２.０＋２.３＋２.７である。
リミッション（拡散）の改良は４.５％である。
【００７６】透明でない、いわゆる構造化された、大部
分白い液体洗剤のために、乳化剤を用いて消泡剤組成物
ＰＭ１〜ＰＭ４をエマルジョンにすることができる。
分白い液体洗剤のために、乳化剤を用いて消泡剤組成物
ＰＭ１〜ＰＭ４をエマルジョンにすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルベルト ジーグル ドイツ連邦共和国 ブルクハウゼン フ ラウンホーファーシュトラーセ ３ (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) C08L 83/00 - 83/16 C08G 77/00 - 77/62
Claims (3)
- 【請求項１】 オルガノポリシロキサン（Ａ）および一
般式（Ｉ）： Ｒ1−（ＯＲ2）ｍ−Ｏ−［ＣＯ−Ｒ3−ＣＯ−（Ｒ4−Ｏ）ｎ］ｏ−［ＣＯ−Ｒ3 −ＣＯ−Ｒ5−Ｏ］ｐ−ＣＯ−Ｒ3−ＣＯ−Ｏ−（Ｒ6−Ｏ）ｑ−Ｒ7 （Ｉ） ［式中、 Ｒ1およびＲ7はそれぞれ水素またはＣ1〜Ｃ18−アルキ
ル基を表し、 Ｒ2、Ｒ4、Ｒ5およびＲ6はそれぞれＣ2〜Ｃ4−アルキレ
ン基を表し、 Ｒ3はｏ−、ｍ−またはｐ−フェニレン基を表し、 ｍおよびｑはそれぞれ１〜５００の整数の値であり、 ｎは１０〜１４０の整数の値であり、 ｏは０〜１２の整数の値であり、 ｐは７〜４０の整数の値である］で表されるポリエステ
ル（Ｂ）の成分を含有する消泡剤組成物。 - 【請求項２】 オルガノポリシロキサン（Ａ）が、一般
式（ＩＩ）〜（ＶＩＩＩ）： Ｒ3ＳｉＯ1／2 （ＩＩ） Ｒ2ＳｉＯ （ＩＩＩ） ＲＳｉＯ3／2 （ＩＶ） ＳｉＯ4／2 （Ｖ） Ｒ2（Ｒ′Ｏ）ＳｉＯ1／2 （ＶＩ） Ｒ（Ｒ′Ｏ）ＳｉＯ （ＶＩＩ） Ｒ′ＯＲＳｉＯ3／2 （ＶＩＩＩ） ［式中、 Ｒはハロゲン原子、シアノ基、アミノ基、アルキルアミ
ノ基、第四級アンモニウム基、メルカプト基、エポキシ
基、無水物基、カルボキシレート基、スルホネート基、
スルフェート基、ホスホネート基、イソシアネート基ま
たはポリオキシアルキレン基により置換されていてもよ
い、一価の、１〜１８個の炭素原子を有する炭化水素基
を表し、およびＲ′はハロゲン原子、シアノ基、アミノ
基、アルキルアミノ基、第四級アンモニウム基、メルカ
プト基、エポキシ基、無水物基、カルボキシレート基、
スルホネート基、スルフェート基、ホスホネート基、イ
ソシアネート基またはポリオキシアルキレン基により置
換されていてもよい、一価の、１〜３０個の炭素原子を
有する炭化水素基および水素原子を表す］で表される単
位から構成されている請求項１記載の消泡剤組成物。 - 【請求項３】 オルガノポリシロキサン（Ａ）がオルガ
ノポリシロキサン樹脂（Ａ２）０.５〜４０質量％を含
有し、（Ａ２）の少なくとも９０モル％が一般式（Ｉ
Ｉ）、（ＩＶ）、（Ｖ）および（ＶＩ）の単位から構成
される請求項２記載の消泡剤組成物。
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