JP3111995B2 - フィルム再生装置、ならびにフィルム再生方法 - Google Patents

フィルム再生装置、ならびにフィルム再生方法

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JP3111995B2
JP3111995B2 JP10225869A JP22586998A JP3111995B2 JP 3111995 B2 JP3111995 B2 JP 3111995B2 JP 10225869 A JP10225869 A JP 10225869A JP 22586998 A JP22586998 A JP 22586998A JP 3111995 B2 JP3111995 B2 JP 3111995B2
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典雄 大賀
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルム再生装置、
ならびにフィルム再生方法に関し、さらに詳しくは、フ
ィルム上にアナログ音声記録トラックに加えデジタル音
声記録トラックを併設したフィルムに対し、デジタル音
声記録トラックの音声情報が使用できないときにアナロ
グ音声記録トラックの音声情報を選択して再生するフィ
ルム再生装置、ならびにフィルム再生方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】映画鑑賞に新しい世界を開く音響システ
ムとして、シネマ・デジタル・サウンド(CDS)が提
案されている(映画テレビ技術,1991/1(46
1),P65−79)。このシネマ・デジタル・サウン
ドは映画フィルム上のアナログ音声記録部分として使用
されている部分にデジタル音声情報を記録して、この映
画フィルムを上映するとき、ピックアップヘッドによっ
て前記デジタル音声情報を光学的に読み出して音声信号
を再生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデジタルサウンドトラック記録再生方式にお
いては、アナログ音声情報に換えてデジタル音声情報を
書き込んでしまうため、従来との互換性が全くなくなっ
てしまうという問題があった。本発明はかかる問題を解
決することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、所謂映写機な
どのフィルム再生装置であって、アナログ音声記録トラ
ックとデジタル音声記録トラックが併設されているフィ
ルムを再生対象とし、アナログ音声記録トラックに記録
された音声信号を再生するアナログ信号再生部と、デジ
タル音声記録トラックに記録された音声信号が使用不能
であることを検出するとともに、再生をするデジタル信
号再生部と、該アナログ信号再生部とデジタル信号再生
部とより得られた音声信号のいずれかを選択する選択部
とを具備し、該選択部は該デジタル音声が使用不能であ
る場合には該アナログ信号再生部より得られた音声信号
を選択するものを提供することで、上記課題を達成す
る。
【0005】上記の構成において、アナログ信号再生部
は、アナログ音声記録トラックとデジタル音声記録トラ
ックが併設されているフィルムのうち、アナログ音声記
録トラックに記録されている情報を読出し、音声信号を
再生するように作用する。デジタル信号再生部は、デジ
タル音声記録トラックに記録された音声情報が使用不能
であることを検出するように作用する。また、可能であ
ればその音声信号を再生をするように作用する。選択部
は、該アナログ信号再生部とデジタル信号再生部とより
得られた音声信号のいずれかを選択して本装置が再生し
た音声信号出力となるように作用する。また、前記のデ
ジタル信号再生部がする検出の結果、デジタル音声情報
が使用不能である場合にはアナログ信号再生部より得ら
れた音声信号を選択し、本装置が再生した音声信号出力
となるように作用する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明による映画フィルム
上のデジタルサウンドトラック記録再生方式の一実施例
を適用した音声情報書込み装置ならびにフィルムの一例
を示すブロック図である。
【0007】まず、フィルム4について説明する。パー
フォレーション6は、図1から読み取れる通り、フィル
ム4の送り方向に略等間隔に設けられた開口であって、
フィルム記録・再生の際に用いられるフィルム送り機構
とかみ合い、確実に送られることができるようになって
いる。ピクチャー部5は、図1から読み取れる通り、フ
ィルム4上に送り方向に略等間隔に設けられ、画像を写
した領域である。アナログ音声記録トラック7は、図1
から読み取れる通り、フィルム4上に送り方向に伸びて
設けられており、記録すべき音声情報がアナログ形式で
記録されるようになっている。デジタル音声記録トラッ
ク8は、図1から読み取れる通り、フィルム4上に送り
方向に伸びて設けられており、言いかえればアナログ音
声記録トラック7と平行に設けられており、記録すべき
音声情報がデジタル形式で記録されるようになってい
る。
【0008】次に音声情報書込み装置の部分について説
明する。この図に示す音声情報書込み装置はデジタル音
声記録部1と、アナログ音声記録部2とを備えており、
オーディオマスターテープ3からアナログ音声情報を取
り込んでフィルム4上のピクチャー部5と、パーフォレ
ーション6との間に設けられたアナログ音声記録トラッ
ク7に記録するとともに、前記オーディオマスターテー
プ3から2チャネルのメイン音声情報(主音声情報)
と、4チャネルのサラウンド音声情報(副音声情報)と
を取り込み、その一部を圧縮して前記フィルム4上のピ
クチャー部5と、前記アナログ音声記録トラック7との
間に設けられたデジタル音声記録トラック8に記録す
る。
【0009】デジタル音声記録部1はデジタル音声情報
処理回路10と、デジタル音声情報書込み機構11とを
備えており、前記オーディオマスターテープ3から2チ
ャネルのメイン音声情報を取り込んでこれを"16"ビッ
トのデジタル音声データに変換するとともに、前記オー
ディオマスターテープ3から4チャネルのサラウンド音
声情報を取り込んでこれを"4"ビットのデジタル音声デ
ータに変換した後、これらを時間多重化させて前記デジ
タル音声記録トラック8に記録する。デジタル音声情報
処理回路10は図2に示す如く2つのA/D変換回路1
2、13と、音声圧縮エンコーダ回路14と、クロック
発生回路15と、時間軸多重化回路16と、エラー訂正
コード付加回路17と、インターリーブ回路18と、変
調回路19とを備えており、前記オーディオマスターテ
ープ3から2チャネルのメイン音声情報を取り込んでこ
れを"16"ビットのデジタル音声データに変換するとと
もに、前記オーディオマスターテープ3から4チャネル
のサラウンド音声情報を取り込んでこれを所定ビットの
デジタル音声データに変換した後、"4"ビットのデジタ
ル音声データに圧縮し、さらにこれらのデジタル音声デ
ータを時間多重化させて書込み情報となるデジタル音声
データを生成してこれをデジタル音声情報書込み機構1
1に供給する。
【0010】一方のA/D変換回路12は前記オーディ
オマスターテープ3から2チャネルのメイン音声情報を
取り込むとともに、これをA/D変換して各チャネル毎
に"16"ビットのデジタル音声データを生成し、これを
時間軸多重化回路16に供給する。また、他方のA/D
変換回路13は前記オーディオマスターテープ3から4
チャネルのサラウンド音声情報を取り込むとともに、こ
れをA/D変換して各チャネル毎に所定ビットのデジタ
ル音声データを生成し、これを音声圧縮エンコーダ回路
14に供給する。音声圧縮エンコーダ回路14は前記他
方のA/D変換回路13から出力される4チャネルのデ
ジタル音声データを取り込んでこれをチャネル毎に圧縮
して4チャネル分の"4"ビットデータを生成し、これを
デジタル副音声データとして時間軸多重化回路16に供
給する。
【0011】また、クロック発生回路15は所定時間毎
にクロック信号を生成してこれを時間軸多重化回路16
に供給するとともに、前記クロック信号に対応したタイ
ミングでフィルム送り信号を生成しこれを前記フィルム
4のフィルム送り装置(図示は省略する)に供給して前
記フィルム4を送らせる。時間軸多重化回路16は前記
クロック発生回路15から出力されるクロック信号に基
づいて前記A/D変換回路12から出力される2チャネ
ルのデジタル音声データと、前記音声圧縮エンコーダ回
路14から出力される4チャネルのデジタル音声データ
とを取り込むとともに、これらを時間軸多重化して図3
に示す1トラック分のデジタル音声データを作成しこれ
をエラー訂正コード付加回路17に供給する。
【0012】エラー訂正コード付加回路17は前記時間
軸多重化回路16から出力されるデジタル音声データを
取り込むとともに、このデジタル音声データに対応する
エラー訂正コードを作成した後、図3に示す如く前記デ
ジタル音声データに前記エラー訂正コードを付加してイ
ンターリーブ回路18に供給する。インターリーブ回路
18は前記エラー訂正コード付加回路17から出力され
るトラック単位のデジタル音声データを取り込んで一時
的に記憶するとともに、数トラックのデジタル音声デー
タをブロック化してインターリーブをかけ、処理済みの
デジタル音声データを変調回路19に供給する。変調回
路19は前記インターリーブ回路18から出力されるデ
ジタル音声データを取り込み、このデジタル音声データ
から空間変調データを生成してこれをデジタル音声情報
書込み機構11に供給する。
【0013】デジタル音声情報書込み機構11は図4に
示す如くレーザ光源20と、コリメートレンズ21と、
空間変調器22と、結像レンズ23とを備えており、レ
ーザ光源20によってレーザ光を生成してこれをコリメ
ートレンズ21で空間変調器22に集光するとともに、
前記デジタル音声情報処理回路10から出力される空間
変調データに基づいて空間変調器22で前記レーザ光を
空間変調し、この空間変調動作によって得られた変調レ
ーザ光を結像レンズ23によって前記フィルム4上のピ
クチャー部5と、前記アナログ音声記録トラック7との
間に設けられたデジタル音声記録トラック8に集光して
前記変調レーザ光に応じた像を記録する。
【0014】レーザ光源20は駆動電圧が供給されてい
るとき、レーザ光を発生してこれをコリメータレンズ2
1に供給する。コリメータレンズ21は前記レーザ光源
20から出力されるレーザ光をコリメート(集光)して
空間変調器22の入射側に供給する。空間変調器22は
複数のシャッターアレイを有しており、前記デジタル音
声情報処理回路10から出力される空間変調データに基
づいて各シャッターを選択的に動作させて前記レーザ光
を空間変調し、この空間変調動作によって得られた変調
レーザ光を結像レンズ23に供給する。
【0015】結像レンズ23は前記空間変調器22から
供給される変調レーザ光を取り込んでこれを前記フィル
ム4上のピクチャー部5と、前記アナログ音声記録トラ
ック7との間に設けられたデジタル音声記録トラック8
に結像させて図5に示す如く前記変調レーザ光に対応す
る像を光学的に記録する。また、アナログ音声記録部2
は図1に示す如くアナログ音声情報処理回路25と、ア
ナログ音声情報書込み機構26とを備えており、前記オ
ーディオマスターテープ3からアナログ音声情報を取り
込んでこのアナログ音声情報に対応した幅の書込み光を
生成して前記フィルム4上のピクチャー部5と、パーフ
ォレーション6との間に設けられたアナログ音声記録ト
ラック7に前記アナログ音声情報を記録する。
【0016】アナログ音声情報処理回路25は図6に示
す如く前記オーディオマスターテープからアナログ音声
信号を取り込んで増幅する増幅器27を備えており、前
記オーディオマスターテープ3からアナログ音声信号を
取り込み、これを増幅してアナログ音声情報書込み機構
26に供給する。アナログ音声情報書込み機構26は図
4に示す如くランプ28と、第1スリット板29と、ガ
ルバノミラー30と、第2スリット板31と、結像レン
ズ32とを備えており、前記アナログ音声情報処理回路
25から出力されるアナログ音声信号を取り込んでこの
アナログ音声信号に対応した幅の書込み光を生成してこ
れを前記フィルム4上のピクチャー部5と、パーフォレ
ーション6との間に設けられたアナログ音声記録トラッ
ク7に集光して前記アナログ音声信号の値に応じた像を
記録する。
【0017】前記ランプ28は駆動電圧が供給されてい
るとき、発光して光線を生成し、これを第1スリット板
29に供給する。第1スリット板29は中央部分に三角
状のスリット35が形成された板状部材36によって構
成されており、前記ランプ28から供給される光線を取
り込んで光束形状を三角形にし、これをガルバノミラー
30に供給する。ガルバノミラー30は前記増幅器27
から出力されるアナログ音声信号の値に応じてミラーの
角度を制御して、前記第1スリット板29から供給され
る光線の出射方向を切り換えながら第2スリット板31
に供給する。第2スリット板31は中央に横長のスリッ
ト24が形成された板状部材33によって構成されてお
り、ガルバノミラー30から供給される光線の一部を選
択的に通過させて前記アナログ音声信号に対応した幅の
書込み光を生成しこれを結像レンズ32に供給する。結
像レンズ32は前記第2スリット板31から供給される
光線を取り込んでこれを前記フィルム4上のピクチャー
部5と、パーフォレーション6との間に設けられたアナ
ログ音声記録トラック7に結像させて図7に示す如く前
記アナログ音声信号に応じた像を記録する。
【0018】このようにこの実施例における音声情報書
込み装置においては、オーディオマスターテープ3から
アナログ音声情報を取り込んでフィルム4上のピクチャ
ー部5と、パーフォレーション6との間に設けられたア
ナログ音声記録トラック7に記録するとともに、前記オ
ーディオマスターテープ3から2チャネルのメイン音声
情報と、4チャネルのサラウンド音声情報とを取り込
み、その一部を圧縮して前記フィルム4上のピクチャー
部5と、前記アナログ音声記録トラック7との間に設け
られたデジタル音声記録トラック8に記録するようにし
ているので、従来のアナログ音声記録トラック7を残し
ながらデジタル音声記録の各チャネルで必要とされるビ
ット数を確保することができ、これによって従来との互
換性を確保しながら複数チャネルのデジタル音声を記録
することができる。
【0019】図8は本発明による映画フィルム上のデジ
タルサウンドトラック記録再生方式の一実施例を適用し
た音声情報再生装置の一例を示すブロック図である。こ
の図に示す音声情報再生装置はデジタル音声再生部40
と、アナログ音声再生部41と、選択部42とを備えて
おり、前記フィルム4が上映されるとき、前記フィルム
4上のアナログ音声記録トラック7に記録されているア
ナログ音声情報を読み出しこれを再生するとともに、前
記フィルム4のデジタル音声記録トラック7に記録され
ているデジタル音声情報を読み出してこれを再生し、選
択部42よって前記アナログ音声信号またはデジタル音
声信号のいずれか一方を選択してこれを増幅装置(図示
は省略する)に供給しスピーカ等から音声を出させる。
【0020】デジタル音声再生部40はデジタル音声情
報ピックアップ機構43と、デジタル音声情報再生回路
44とを備えており、前記フィルム4が上映されると
き、前記デジタル音声記録トラック8に記録されている
デジタル音声情報を読み出した後、これを再生して選択
部42に供給する。デジタル音声情報ピックアップ機構
43は図9に示す如くLED光源45と、スリット板4
6と、集光レンズ47と、結像レンズ48と、ラインセ
ンサ49とを備えており、前記フィルム4が上映される
とき、LED光源45を発光させてこれによって得れた
LED光を前記フィルム4上のデジタル音声記録トラッ
ク8に集光させるとともに、ラインセンサ49によって
前記デジタル音声記録トラック8を透過したLED光に
対応するデジタル音声データを生成してこれをデジタル
音声情報再生回路44に供給する。LED光源45は前
記フィルム4のデジタル音声記録トラック8と対向する
ように配置されており、駆動電流が供給されていると
き、発光してLED光を生成しこれをスリット板46に
供給する。スリット板46は中央部分に横長のスリット
50が形成された板状部材51によって構成されてお
り、前記LED光源45によって得られたLED光を1
トラック分の形状(横長の形状)にして集光レンズ47
に供給する。集光レンズ47は前記スリット板46によ
って得られた横長形状のLED光を取り込んでこれを前
記フィルム4のデジタル音声記録トラック8上に集光さ
せる。
【0021】また、結像レンズ48は前記デジタル音声
記録トラック8を透過したLED光を取り込んでこれ
を"6"倍に拡大して前記ラインセンサ49上に結像させ
る。ラインセンサ49は1列に配置される複数の光検出
素子を備えており、前記結像レンズ48によって集光さ
れたLED光を各光検出素子によって電気信号に変換し
て前記デジタル音声記録トラック8に記録されてるデジ
タル音声データを再生しこれをデジタル音声情報再生回
路44に供給する。この場合、ラインセンサ49上に結
像されるLED光は前記結像レンズ48によって"6"倍
に拡大されているので、前記フィルム4上のデジタル音
声記録トラック8上に記録されている最小ドットの大き
さが"10"μmであり、前記ラインセンサ49の各光検
出素子の大きさが"15"μmであるとき、前記フィルム
4上の"1"ドットがラインセンサ49上の光検出素子"
4"個分にアサインされてデジタル音声データが再生さ
れ、これがデジタル音声情報再生回路44に供給され
る。
【0022】デジタル音声情報再生回路44は図10に
示す如く復調回路55と、エラー訂正デコーダ回路56
と、エラーチェック回路57と、主副分離回路58と、
音声伸長デコーダ回路59と、メモリ回路60と、コン
トローラ61と、2つのD/A変換回路62、63とを
備えており、前記デジタル音声情報ピックアップ機構4
3から出力されるデジタル音声データを取り込んでエラ
ー訂正した後、このエラー訂正結果を選択部42に供給
するとともに、前記エラー訂正動作によってエラー訂正
されたデジタル音声データに含まれているメイン音声情
報と、サラウンド音声情報とに分離してサラウンド音声
情報を伸長し、この伸長動作によって得られたサラウン
ド音声情報と前記メイン音声情報とをD/A変換して2
チャンネルのメイン音声信号と、4チャンネルのサラウ
ンド音声信号とを生成し、これを前記選択部42に供給
する。
【0023】復調回路55は前記デジタル音声情報ピッ
クアップ機構43から出力されるデジタル音声データを
取り込んで復調した後、この復調動作によって得られた
デジタル音声データに対して逆インターリーブ処理を行
なって各トラック毎のデジタル音声データを再生し、こ
れをエラー訂正デコーダ回路56に供給する。エラー訂
正デコーダ回路56は前記復調回路55から出力される
デジタル音声データを取り込むとともに、このデジタル
音声データに含まれているエラー訂正コードを使用して
前記デジタル音声データにエラーが含まれているかどう
かをチェックし、このチェック結果をエラーチェック回
路57に供給するとともに、前記デジタル音声データに
エラーが含まれ、これが訂正可能であるときには、この
デジタル音声データをエラー訂正して主副分離回路58
に供給する。
【0024】エラーチェック回路57は前記エラー訂正
デコーダ回路56から出力されるチェック結果に基づい
て前記エラー訂正デコーダ回路56で処理されているデ
ジタル音声データが訂正不可能であるかどうかをチェツ
クし、これが訂正不可能であるとき、デジタル音声使用
不能検出信号を生成してこれを選択部42に供給する。
また、主副分離回路58は前記エラー訂正デコーダ回路
56から出力されるデジタル音声データを取り込むとと
もに、このデジタル音声データ中に含まれている2チャ
ンネルのデジタル音声データ(メイン音声情報)と、4
チャンネルのデジタル音声データ(サラウンド音声情
報)とに分離して2チャンネルのデジタル音声データを
メモリ回路60に供給し、4チャンネルのデジタル音声
データを音声伸長デコーダ回路59に供給する。
【0025】音声伸長デコーダ回路59は前記主副分離
回路58から出力される4チャンネルのデジタル音声デ
ータを取り込んで、これらの各デジタル音声データを各
チャンネル毎に伸長して所定ビット数のデジタル音声デ
ータ(サラウンド音声情報)を生成しこれをメモリ回路
60に供給する。また、コントローラ61は前記フィル
ム4の送りに応じたタイミングで音声出力指令信号を生
成しこれをメモリ回路60に供給する。メモリ回路60
は前記前記主副分離回路58から出力される2チャンネ
ルのデジタル音声データや前記音声伸長デコーダ回路5
9から出力される4チャンネルのデジタル音声データを
取り込んで記憶するとともに、前記コントローラ61か
ら音声出力指令信号が出力される毎に、この音声出力指
令信号によって指定されたトラックに対応する2チャン
ネル分のデジタル音声データを読み出してこれを一方の
D/A変換回路62に供給するとともに、4チャンネル
分のデジタル音声データを読み出してこれを他方のD/
A変換回路63に供給する。
【0026】一方のD/A変換回路62は前記メモリ回
路60から2チャンネルのデジタル音声データが出力さ
れる毎に、これを取り込んでD/A変換して2チャンネ
ルのメイン音声信号を生成しこれを前記選択部42に供
給する。また、他方のD/A変換回路63は前記メモリ
回路60から4チャンネルのデジタル音声データが出力
される毎に、これを取り込んでD/A変換して2チャン
ネルのサラウンド音声信号を生成しこれを前記選択部4
2に供給する。また、前記アナログ音声再生部41は図
8に示す如くアナログ音声情報ピックアップ機構65
と、アナログ音声情報再生回路66とを備えており、前
記フィルム4が上映されるとき、前記フィルム4上のア
ナログ音声記録トラック7に記録されているアナログ音
声情報を読み出しこれを再生して選択部42に供給す
る。
【0027】アナログ音声情報ピックアップ機構65は
図9に示す如くキセノンランプ67と、スリット板68
と、集光レンズ69と、太陽電池70とを備えており、
前記フィルム4が上映されるとき、キセノンランプ67
を発光させて得れた光線を前記フィルム4上のアナログ
音声記録トラック7に集光させるとともに、太陽電池7
0によって前記アナログ音声記録トラック7を透過した
光線を電気信号に変換してこれをアナログ音声信号とし
てアナログ音声情報再生回路66に供給する。
【0028】前記キセノンランプ67は前記フィルム4
のアナログ音声記録トラック7と対向するように配置さ
れており、駆動電流が供給されているとき、発光して光
を生成しこれを光線としてスリット板68に供給する。
スリット板68は中央部分に横長のスリット71が形成
された板状部材72によって構成されており、前記キセ
ノンランプ67によって得られた光線を横長の形状にし
て集光レンズ69に供給する。集光レンズ69は前記ス
リット板68によって得られた横長形状の光線を取り込
んでこれを前記フィルム4のアナログ音声記録トラック
7上に集光させ、その透過光を太陽電池70に供給させ
る。太陽電池70は前記アナログ記録トラック7を透過
した光線を受光してこの光線の光量に応じた大きさの電
気信号を生成しこれをアナログ音声情報再生回路66に
供給する。
【0029】アナログ音声情報再生回路66は図11に
示す如く前記アナログ音声情報ピックアップ機構65か
ら出力される電気信号をデコードしてアナログ音声信号
を生成するデコーダ回路75を備えており、前記アナロ
グ音声情報ピックアップ機構65から出力される電気信
号をデコードしてアナログ音声信号を生成し、これを選
択部42に供給する。選択部42は前記デジタル音声再
生部40からデジタル音声使用不能検出信号が出力され
ていないときには、前記デジタル音声再生部40から出
力される2チャンネルのメイン音声信号と、4チャンネ
ルのサラウンド音声信号とを選択しこれを増幅装置に供
給してスピーカ等から音声を出力させ、また前記デジタ
ル音声再生部40からデジタル音声使用不能検出信号が
出力されているときには、前記アナログ音声再生部41
から出力されるアナログ音声信号を選択しこれを前記増
幅装置に供給して前記スピーカ等から音声を出力させ
る。
【0030】このようにこの実施例による音声情報再生
装置においては、フィルム4が上映されるとき、このフ
ィルム4のアナログ音声記録トラック7に記録されてい
るアナログ音声情報を読み出してアナログ音声信号を再
生するとともに、前記フィルム4のデジタル音声記録ト
ラック8に記録されているデジタル音声情報を読み出し
て2チャンネルのメイン音声信号と、4チャンネルのサ
ラウンド音声信号とを再生するようにしたので、フィル
ム4のアナログ音声記録トラック7に記録されているア
ナログ音声情報と、前記フィルム4のデジタル音声記録
トラック8に記録されているデジタル音声情報とを同時
に読み出し、これらどちらの音声情報でもスピーカ等か
ら出力させることができる。
【0031】また、フィルム4のアナログ音声記録トラ
ック7に記録されているアナログ音声情報を読み出して
アナログ音声信号を再生するとともに、前記フィルム4
のデジタル音声記録トラック8に記録されているデジタ
ル音声情報を読み出して2チャンネルのメイン音声信号
と、4チャンネルのサラウンド音声信号とを再生するよ
うにしているので、何等かの原因によりデジタル音声記
録トラック8に記録されているデジタル音声情報を読み
出して2チャンネルのメイン音声信号と、4チャンネル
のサラウンド音声信号とを再生することができないとき
でも、アナログ音声記録トラック7に記録されているア
ナログ音声情報を読み出してアナログ音声信号を再生し
てこれをスピーカ等から出力させることができ、これに
よって最悪の場合でも、従来のものと同じ程度の音声を
再生することができる。また、上述した実施例において
は、フィルム4上のピクチャー部5と、前記アナログ音
声記録トラック7との間にデジタル音声記録トラック8
を設けるようにしているが、前記アナログ音声記録トラ
ック8とパーフォレーション6との間や各パーフォレー
ション6の間、各ピクチャー部5の間などにデジタル音
声記録トラック8を設けるようにしても良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来との互換性を確保しながらデジタル音声の再生をする
ことができ、また、デジタル音声情報が使用不能な場合
であってもアナログ音声を再生することができるので、
アナログ音声のみが記録されているものと同程度の音声
を再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による映画フィルム上のデジタルサウ
ンドトラック記録再生方式の一実施例を適用した音声情
報書込み装置の一例を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すデジタル音声情報処理回路の詳細
な回路例を示すブロック図である。
【図3】 図1に示すデジタル音声記録部によって作成
されるデジタル音声データのフォーマット例を示す模式
図である。
【図4】 図1に示すデジタル音声情報書込み機構およ
びアナログ音声情報書込み機構の詳細な構成例を示す斜
視図である。
【図5】 図1に示すデジタル音声情報記録部の記録動
作によって作成されるデジタル音声記録トラックの一例
を示す模式図である。
【図6】 図1に示すアナログ音声情報処理回路の詳細
な回路例を示すブロック図である。
【図7】 図1に示すアナログ音声情報記録部の記録動
作によって作成されるアナログ音声記録トラックの一例
を示す模式図である。
【図8】 本発明による映画フィルム上のデジタルサウ
ンドトラック記録再生方式の一実施例を適用した音声情
報再生装置の一例を示すブロック図である。
【図9】 図8に示すデジタル音声情報書込み機構およ
びアナログ音声情報書込み機構の詳細な構成例を示す斜
視図である。
【図10】 図8に示すデジタル音声情報再生回路の詳
細な回路例を示すブロック図である。
【図11】 図8に示すアナログ音声情報再生回路の詳
細な回路例を示すブロック図である。
【図12】 一般的な映画フィルムの一例を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 デジタル音声記録部 2 アナログ音声記録部 3 オーディオマスターテープ 4 フィルム 7 アナログ音声記録トラック 8 デジタル音声記録トラック 10 デジタル音声情報処理回路 11 デジタル音声情報書込み機構 25 アナログ音声情報処理回路 26 アナログ音声情報書込み機構
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 G11B 7/013 G03B 31/00 - 31/02 G11B 20/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の音声チャネルにより構成される音
    声信号を記録するアナログ音声記録トラックと、該音声
    信号を記録するデジタル音声記録トラックとを有するフ
    ィルムから該音声信号を再生するフィルム再生装置であ
    って、 該アナログ音声記録トラックに記録された音声信号を再
    生するアナログ信号再生部と、 該デジタル音声記録トラックに記録された音声信号が使
    用不能であることを検出するとともに、再生をするデジ
    タル信号再生部と、 該アナログ信号再生部とデジタル信号再生部とより得ら
    れた音声信号のいずれかを選択する選択部とを具備し、 該選択部は該デジタル音声が使用不能である場合には該
    アナログ信号再生部より得られた音声信号を選択するこ
    とを特徴とするフィルム再生装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルムのデジタル音声記録トラッ
    クは、前記アナログ音声記録トラックに平行して設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載のフィルム再
    生装置。
  3. 【請求項3】 複数の音声チャネルにより構成される音
    声信号のうち、全チャネル数未満のチャネルにより構成
    される第1の音声情報が圧縮されて記録されるとともに
    第1の音声情報を構成しないチャネルにより構成される
    第2の音声情報が記録されたデジタル音声記録トラック
    を有するとともに、該音声信号がアナログ音声記録トラ
    ックに記録されたフィルムから、該アナログ音声記録ト
    ラックに記録された音声信号を再生するアナログ信号再
    生部と、 第1の音声情報を伸長し再生する第1のデジタルデータ
    再生部と、 第2の音声情報を再生する第2のデジタルデータ再生部
    と、 第1のデジタルデータ再生部と第2のデジタルデータ再
    生部とにより再生された音声信号と、アナログ信号再生
    部により再生された音声信号とを選択する選択部と、 を具備し、 該選択部は該デジタル音声が使用不能である場合には該
    アナログ信号再生部より得られた音声信号を選択するこ
    とを特徴とするフィルム再生装置。
  4. 【請求項4】 複数の音声チャネルにより構成される音
    声信号が記録されたデジタル音声記録トラックを有する
    とともに該音声信号がアナログ音声記録トラックに記録
    されたフィルムに対し、デジタル音声記録トラックのデ
    ジタルデータが使用可能であるかを検出し、 使用不能であるときには、アナログ音声記録トラックに
    記録されたアナログ音声情報を再生することを特徴とす
    るフィルム再生方法。
  5. 【請求項5】 複数の音声チャネルにより構成される音
    声信号のうち、全チャネル数未満のチャネルにより構成
    される第1の音声情報が圧縮されて記録されるとともに
    第1の音声情報を構成しないチャネルにより構成される
    第2の音声情報が記録されたデジタル音声記録トラック
    を有するとともに、該音声信号がアナログ音声記録トラ
    ックに記録されたフィルムに対し、デジタル音声記録ト
    ラックのデジタルデータが使用可能であるかを検出し、 使用不能であるときには、アナログ音声記録トラックに
    記録されたアナログ音声情報を再生することを特徴とす
    るフィルム再生方法。
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