JP3111485U6 - カード用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 カードをコネクタから離脱することを有効に防止できるカード用コネクタを提供すること。
【解決手段】 本考案のカード用コネクタは、複数の端子通路を備えるコネクタ本体と、前記コネクタ本体の端子通路内に装着される複数の導電端子と、前記コネクタ本体に組み付けられるフレームと、前記フレームの下面に組み付けられるカバーと、を含む。前記フレームは、主本体部と、該主本体部の側縁から下向きに延在する各側壁と、前記主本体部及び側壁からなる収容空間と、を有し、前記収容空間が、前記コネクタ本体に近接する先端と、カードを挿入する挿入口と、該挿入口に近接する後端と、を備え、カードを挿入する方向で、前記先端の幅が後端より広くなされている。矩形形状を呈するカードを挿入する時、カバーは導引作用を与え、該カードをコネクタに安定して挿入させ、回路基板から離脱させることを有効に防止できる。
【選択図】 図4

Description

本考案は、カード接続に使用されるカード用コネクタ(以下単に「コネクタ」と略称することもある)に関し、特に、カードが該コネクタから離脱することを防止できるコネクタに関するものである。
現在、パンコンの拡張可能性の要求を満足するために、近年のパンコンは、その内部の情報処理回路のバスに対して各種の機能拡張カードを着脱できる。このような機能拡張カードとして現在実用されているものとしては、例えば、情報処理回路の外部記憶媒体として用いられるICカードやハードディスクカード、情報処理回路と通信網間の通信を仲介するLAN(ローカルエリアネットワーク)カードや、モデムカード、SCSIインタフェースを内蔵したSCSIカード、デジタルカメラを内蔵したカメラカード等が列挙される。これらの機能拡張カードは、「PCカード」と総称される。
現在、PCカードの規格に関しては、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)の定める標準により、規格統一がなされている。また、PCMCIAは、2003年末に新しい規格に符合するPCカードとしてのエクスプレス(Express)カードの規格が定められ、こうした規格のエクスプレスカードは、形状がL字形状或は矩形形状を呈する両種のタイプを備える。その中で、矩形形状を呈するカードの幅は、L字形状を呈するカードの最小の幅と同じである。
前記エクスプレスカードを接続するために用いられるコネクタは、コネクタ本体と、導電端子と、カードを収容するフレームと、を備え、前記フレームの構造がL字形状と矩形形状と、の二種の形状を有する。その中で、矩形形状を呈するフレームを備えるコネクタは、矩形形状を呈するカードだけを収容でき、L字形状を呈するフレームのコネクタはL字形状を呈するカードだけでなく、矩形形状を呈するカードをも収容できる。そこで、L字形状を呈するフレームを備えるコネクタが、優れた適合性のために、広く使用される(例えば、特許文献1参照)。
台湾実用新案第253081号公告明細書
図7及び図8に示すように、従来例のコネクタ100は、基本的に、コネクタ本体10と、該コネクタ本体10に装着され、カードの導電パッドと回路基板とを接続する導電端子20と、前記コネクタ本体10に固着されるL字形状を呈するフレーム40と、を含んで、前記フレーム40が、主本体部41と、該主本体部41から下向き垂直に延在して形成される両側壁45、46と、該両側壁45、46から前記主本体部41に平行に延在する水平部451、461と、を有する。
前記主本体部41と、両側壁45、46と、両水平部451、461と、が、収容空間(参照符号なし)を包囲するように形成され、該収容空間の先端に挿入口が形成され、両側に導引溝452、462がそれぞれ形成される。前記L字形状を呈するカードは、前記導電端子20に接続される時、先に前記挿入口に挿入されてから、前記両側の導引溝452、462により、前記収容空間に収容されると、前記導電端子20に接続される。
しかしながら、前記挿入口がL字形状を呈するカードと適合させるため、その幅は矩形形状を呈するカードの幅より広い、そのため、該矩形形状を呈するカードを前記挿入口から挿入してから、前記両側の導引溝452、462が、該矩形形状を呈するカードに導引作用を与えることができない。さらに、該矩形形状を呈するカードを挿入する過程で、前記コネクタ100から離脱し易く、導電端子20に接続されない恐れがある。
そこで、本考案は、以上の点に鑑みてなされたものであり、改良した新型のカード用コネクタを提供することを目的とする。
本考案は、カードをコネクタから離脱することを有効に防止できるカード用コネクタを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本考案のカード用コネクタは、複数の端子通路を備えるコネクタ本体と、前記コネクタ本体の端子通路内に装着される複数の導電端子と、前記コネクタ本体に組み付けられるフレームと、前記フレームの下面に組み付けられるカバーと、を含む。前記導電端子は、カードに電気的に接続される接続部と、回路基板に半田付けされる半田付け部と、前記コネクタ本体内に固持される固持部と、を備える。前記フレームは、主本体部と、該主本体部の側縁から下向きに延在する各側壁と、前記主本体部及び側壁からなる収容空間と、を有し、前記収容空間が、前記コネクタ本体に近接する先端と、カードを挿入する挿入口と、該挿入口に近接する後端と、を備え、カードを挿入する方向に、前記先端の幅が後端より広くなされている。カバーの位置する平面は前記フレームの主本体部に平行になされる。
従来技術に比べ、本考案は以下の利点を有する。前記カバーが収容空間に収容されるカードを支持でき、矩形形状を呈するカードを挿入する時、カバーが矩形形状を呈するカードに導引作用を与え、さらに、該矩形形状を呈するカードをコネクタに安定して挿入し、挿入する過程で回路基板から離脱することを有効に防止できる。
以下、本考案のカード用コネクタ(以下、単にコネクタという)の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本考案の実施形態のコネクタ1の組み合わせ斜視図である。
まず、最初に図1を参照して、コネクタ1を説明する。コネクタ1は、絶縁材料で成型されるコネクタ本体10、該コネクタ本体10に装着される導電端子20と、前記コネクタ本体10の両側壁に設置される固持片30と、前記コネクタ本体10に取り付けられるフレーム40と、該フレーム40の下面に組み付けられるカバー50と、前記フレーム40内に係合されるガイド部材60と、前記フレーム40の両側にそれぞれ組み付けられる一対の支持部材70と、前記フレーム40の一方に摺動可能に装着されるイジェクト機構80と、を有する。
次に、図2及び図3に示すように、コネクタ本体10について詳細に説明する。該コネクタ本体10は、矩形形状を呈する基部11と、該基部11の長手方向に延在する延長アーム12と、前記基部11の長手側から、一対の延長アーム12の間に延在して形成される対接部14と、を含んで、前記対接部14には、該コネクタ本体10を前後方向に貫通する複数の端子通路140が平行に形成される。前記基部11の略中央部には凸塊15が突設形成され、前記各延長アーム12の外側面には、固持溝120と、該固持溝120の両側に位置する係合孔122と、がそれぞれ形成される。
次に、図3と図4を参照して、導電端子20について、詳細に説明する。該導電端子20は、前記コネクタ本体20に形成される複数の端子通路140に対応して装着され、各導電端子20が、カード(図示せず)の導電パッドに接続する接続部22と、回路基板に半田付けされる半田付け部24と、前記コネクタ本体10の端子通路140内に固持される固持部(参照符号なし)と、を備える。
次に、図3を参照して、固持片30について詳細に説明する。該固持片30は、前記コネクタ本体10の固持溝120内に取り付けられ、前記固持溝120に保持される基体31と、該基体31から折曲延在して形成される固持脚32と、を含んでいる。前記固持脚32が回路基板の接地パッドに半田付けされ、接地されている。
次に、図3ないし図6を参照して、前記フレーム40について詳細に説明する。該フレーム40は金属板により形成されており、前記コネクタ本体10に組み付けられ、L字形状を呈する主本体部41と該主本体部41の側縁から下向きに延在する複数の側壁と、を有し、該等側壁は前記主本体部41の先端縁から下向きに延在する先端壁42と、該先端壁42の両側にそれぞれ位置する第1側壁43及び第2側壁44と、前記第1側壁43に平行であり且つ同側に位置する第3側壁45と、前記第2側壁44に平行であり且つ同側に位置する第4側壁46と、前記第2側壁44と第4側壁46との間に位置し、前記先端壁42に平行な縦横壁47と、を含んでいる。該等側壁と主本体部41と、は、カードを収容できる収容空間48を包囲して画成する。
図6を参照して、前記先端壁42は、前記コネクタ本体10の先端を覆って、前記主本体部41と連通する箇所には、前記コネクタ本体10の基部11に形成される凸塊15に係合できる欠け口421が形成される。前記第1側壁及び第2側壁43、44は、前記コネクタ本体10の延長アーム12がそれぞれ覆い、前記固持溝120内に固持される固持片30に接触する弾性アーム431、441と、前記コネクタ本体10の係合孔122内に係合する係止片432、442と、をそれぞれ有する。前記第1及び第2側壁43、44の主本体部41に近接する箇所には、前記イジェクト機構80を取り付ける取付溝433、443がそれぞれ形成される。第2側壁44は、縦横壁47に近接する端に孔444が形成される。
また、前記第3及び第4側壁45、46は垂直部450、460と、垂直部450、460から前記収容空間48に向けて、折曲延在して形成される水平部451と、を有し、該等垂直部450、460と、水平部451、461と、主本体部41と、には、カードをコネクタ1へ挿入するのを導引する導引溝452、462が形成される。該導引溝452、462の水平部451、461には、カードをコネクタ1へ挿入する方向に沿って、複数の切り口454、464と、上向きに突設する凸片455、465と、が形成される。
また、前記縦横壁47は、収容空間48内に延在する弾性片470と、縦横壁47の側縁から収容空間48に向かって延在し、前記ガイド部材60を受け入れる収容部471と、を有する。主本体部41の両側縁(参照符号なし)には、前記導引溝452、462に形成される切り口454、464及び凸片455、465にそれぞれ対応する複数の切り口410と凸片411と、が形成され、該等凸片411と凸片455、465と、により、収容空間48内に挿入されるカードが上下方向に揺れ動くことを制限できる。
また、フレーム40は、前記主本体部41の端縁(参照符号なし)に近接する箇所には、カードの接地パッド(図示せず)に接触する接触片412が設置されることにより、接地を行い、且つ、前記係止片432、442がコネクタ本体10の係合孔122内に係合することで、該フレーム40がコネクタ本体10に取り付けられる。
次に、図3〜図5を参照して、カバー50について詳細に説明する。カバー50は、前記フレーム40に組み付けられ、金属板からなり、前記フレーム40の主本体部41の形状がほぼ同じで、フレーム40の底面(参照符号なし)を覆い、前記第3及び第4側壁45、46にそれぞれ組み付けられ、お互いに平行な側辺51、52を有する。前記側辺51、52の外側には、上向きに延在する複数の錠止部53が形成され、前記各錠止部53が、前向きに延在する突出片530を備え、また、先端に位置する一対の錠止部53が後向きに形成される押圧片54が設けられる。
取付時、該等錠止部53は、前記フレーム40の導引溝452、462に形成される複数の切り口454、464内に係合され、カードを挿入する方向に沿ってカバー50を前進させて、前記錠止部53の突出片530を前記導引溝452、462の内側に貼り付けさせ、且つ、押圧片54を前記切り口454、464の辺縁に押圧させる。こうして、該カバー50が前記フレーム40に係合され、同時に、前記押圧片54が切り口454、464の辺縁に押圧されることにより、カバー50が前後方向に移動することが制限される。
次に、図3を参照して、ガイド部材60について詳細に説明する。該ガイド部材60は、三角形状を呈する本体61と、該本体61の一側縁(参照符号なし)から上向きに延在し、L字形状を呈する垂直壁62と、を含む。該L字形状を呈する垂直壁62は、前記本体61に重なる部分が前記縦横壁47の収容部471内に収容され、他部分が前記第2側壁44内側に貼り付けられる。本体61の前記第4側壁46に貼り付けられる外側縁66には、前記凸片465の外面に押圧される複数の突出塊67が形成される。L字形状を呈する垂直壁62には、前記第2側壁44の孔444に係合できる係合塊63と、前記縦横壁47の弾性片470に押圧される凹溝64と、が形成される。
こうして、前記垂直壁62の部分が収容部471内に収容され、且つ、前記弾性片470が垂直壁62の凹溝64に押圧されることにより、該ガイド部材60が前記フレーム40に固持される。また、L字形状を呈する垂直壁62の前記第2側壁44の内側に貼り付けられる部分には、カードをコネクタ1に挿入する時、導引作用を与え、前記収容空間48に向かうガイド溝65が形成される。
次に、図5と図6を参照して、支持部材70について詳細に説明する。各支持部材70は、前記フレーム40の第3、4側壁45、46にそれぞれ係止できる元本部71と、該元本部71から延在し、回路基板に半田付けされる水平取付部72と、を有し、また、前記イジェクト機構80の同側に位置する支持部材70は、垂直片73(図6に示す)が形成される。
次に、図3と図6を参照して、前記イジェクト機構80について詳細に説明する。該イジェクト機構80は、フレーム40の第3側壁45に組み付けられ、心臓形状を呈するレール(図示せず)が設けられるベース81と、往復運動できる連動柄82と、前記連動柄82の一端に連接する圧縮コイルバネ83と、スライド部材84と、前記フレーム40の取付溝433、443に装着されるイジェクトレバー85と、を備える。また、前記圧縮コイルバネ83が前記垂直片73に係合することにより、前記支持部材70と連動柄82との間に位置づけられる。前記スライダ部材84の一端は、前記連動柄82の他端に連接し、他端が前記心臓形状を呈するレール内に摺動可能である。
カードをコネクタ1に挿入する時、前記イジェクトレバー85は、カードの先端が前進し、同時に、連動柄82が前記挿入方向とは反体方向に向かって運動し、且つ前記スライド部材84と心臓形状を呈するレールと、により、挿入された位置に固持され、同時に、前記圧縮コイルバネ83が弾性な変形を生じる。前記カードがコネクタ1から排出される時、もう一度カードを前進させて、連動柄82が後方向に向けて運動し続いて、同時に、挿入された位置から排出される。且つ、圧縮コイルバネ83の回復力により、前記イジェクトレバー85を回転させ、さらに、前記カードがコネクタ1から排出される。
該コネクタ1のフレーム40の形状は、L字形状を呈することで、前記収容空間48の形状がL字形状も呈し、そこで、該収容空間48内には、L字形状を呈するカードと矩形形状を呈するカードを収容し得る。該収容空間48は、カードを挿入する挿入口(参照符号なし)と、前記コネクタ本体10に近接する先端(参照符号なし)と、該先端に相対し、前記挿入口に近接する後端(参照符号なし)と、を備え、且つ、先端の幅は、L字形状を呈するカードの最小の幅及び矩形形状を呈するカードの幅とほぼ同じであり、後端の幅は、前記L字形状を呈するカードの最大の幅とほぼ同じであり、即ち、収容空間48の先端の寸法が後端の寸法より大きくなされている。
また、前記フレーム40の第3及び第4側壁45、46にそれぞれ位置する導引溝452、462の間の距離は前記収容空間48の後端の幅とほぼ同じである。そこで、矩形形状を呈するカードをコネクタ1の挿入口に挿入する時、前記距離が矩形形状を呈するカードの幅より広いことにより、前記収容空間48の両側に位置する導引溝452、462が該カードに導引作用を与えず、この時、収容空間48の下部に位置するカバー50は、該カードに導引作用を与え、こうして、該矩形状を呈するカードをコネクタ1に安定して挿入し、挿入する過程で、回路基板から離脱することを有効に防止できる。
以上、本考案について最良の実施の形態を参照して詳細に説明してきたが、実施形態はあくまでも例示的なものであり、これらに限定されるものではない。また上述の説明は、本考案に基づきなし得る細部の修正或は変更など、いずれも本考案の請求範囲に属するものとである。
本考案に係るカード用コネクタと回路基板とを組み合わせた斜視図である。 本考案に係るカード用コネクタのフレームをコネクタ本体から取り外した分解斜視図である。 本考案に係るカード用コネクタの分解斜視図である。 本考案に係るカード用コネクタのカバーがまだフレームに組み付けられていない状態で、底面から見た斜視図である。 本考案に係るカード用コネクタを底面から見た斜視図である。 本考案に係るカード用コネクタのイジェクト機構とフレームの斜視図である。 従来例に係るカード用コネクタの分解斜視図である。 従来例に係るカード用コネクタのフレームの斜視図である。
符号の説明
1、100 カード用コネクタ
10 コネクタ本体
11 基部
12 延長アーム
14 対接部
15 凸塊
20 導電端子
22 接続部
24 半田付け部
30 固持片
31 基体
32 固持脚
40 フレーム
41 主体部
42 先端壁
43 第1側壁
44 第2側壁
45 第3側壁
46 第4側壁
47 縦横壁
48 収容空間
50 カバー
51、52 側辺
53 錠止部
54 押圧片
60 ガイド部材
61 本体
62 垂直壁
63 係合塊
64 凹溝
65 ガイド溝
66 該側縁
67 突出塊
70 支持部材
71 元本部
72 取付部
73 垂直片
80 イジェクト機構
81 ベース
82 連動柄
83 圧縮コイルバネ
84 スライド部材
85 イジェクトレバー
120 固持溝
122 係合孔
140 端子通路
410、454、464 切り口
411、455、465 凸片
412 接触片
421 欠け口
431、441 弾性アーム
432、443 係止片
433 443 取付溝
444 孔
450、460 垂直部
451、461 水平部
452、462 導引溝
470 弾性片
471 収容部
530 突出片

Claims (15)

  1. 複数の端子通路を備えるコネクタ本体と、
    前記コネクタ本体の端子通路内に装着され、カードに電気的に接続する接続部と、
    回路基板に半田付けされる半田付け部と、
    前記コネクタ本体内に固持される固持部とを備える複数の導電端子と、
    前記コネクタ本体に組み付けられ、主本体部と、該主本体部の側縁から下向きに延在する各側壁と、
    前記主本体部及び側壁からなり、前記コネクタ本体に近接する先端と、
    カードを挿入する挿入口と、
    該挿入口に近接する後端と、を備え、
    カードを挿入する方向で、前記先端の幅が後端より広い、カードを収容できる収容空間とを有するフレームと、を含むカード用コネクタにおいて、
    前記フレームの下面に組みつけられ、位置する平面が前記フレームの主本体部に平行なカバーを有することを特徴とするカードを収容するカード用コネクタ。
  2. 前記主本体部と収容空間の形状は、L字形状を呈し、
    該収容空間が、L字形状を呈するカード或は、矩形形状を呈するカードを収容し得ることを特徴とする、請求項1に記載のカード用コネクタ。
  3. 前記フレームの側壁は、挿入口の両側に位置する、相対する両側壁を含み、
    前記カバーが板状を呈し、前記相対する両側壁にそれぞれ組み付けられる両側辺を備えることを特徴とする、請求項1に記載のカード用コネクタ。
  4. 前記相対した両側壁は、
    前記主本体部の側縁から下向きに延在する垂直部と、
    該垂直部から前記収容空間に向かって折曲延在して形成される水平部と、を備え、
    該垂直部と、水平部と、主本体部とに、カードのコネクタへの挿入或は排出を導引する導引溝がそれぞれ形成されることを特徴とする、請求項3に記載のカード用コネクタ。
  5. 前記フレームの各導引溝は、水平部に切り口が形成され、
    前記カバーの相対する両側辺には、前記切り口に係合する錠止部が形成されることを特徴とする、請求項4に記載のカード用コネクタ。
  6. 前記錠止部は、
    一端に位置し、カードを挿入する方向に沿って延在する突出片と、
    他端に位置する押圧片と、を備えることを特徴とする、請求項5に記載のカード用コネクタ。
  7. 前記錠止部が前記切り口に係合してから、カードを挿入する方向に沿ってカバーを前進させて、前記錠止部の突出片を前記導引溝の内側に貼り付け、且つ、押圧片を前記切り口の辺縁に押圧することを特徴とする、請求項6に記載のカード用コネクタ。
  8. 前記フレームの主本体部には、前記収容空間に向かって延在する接触片が形成されることを特徴とする、請求項7に記載のカード用コネクタ。
  9. 前記主本体部の側縁から下向きに延在する各側壁は、
    該主本体部の先端の両側に位置する第1側壁と、
    第2側壁と、
    前記主本体部の後端に位置し、前記第2側壁に平行であり且つ同じ側に位置する第4側壁と、
    前記第2側壁と第4側壁との間に位置する縦横壁と、を含むことを特徴とする請求項2に記載のカード用コネクタ。
  10. 前記カード用コネクタは、前記縦横壁に取り付けられるガイド部材を有し、
    該ガイド部材が、前記第2側壁に沿って延在して、カードを導引するガイド溝を備えることを特徴とする、請求項9に記載のカード用コネクタ。
  11. 前記ガイド部材は、
    前記第4側壁と縦横壁との間に取付けられる本体と、
    該本体に垂直な垂直壁と、を有し、
    前記ガイド溝が前記垂直壁に形成されることを特徴とする、請求項10に記載のカード用コネクタ。
  12. 前記カード用コネクタは、
    前記コネクタ本体の端部に形成される固持溝内にそれぞれ取り付けられる基体と、
    該基体から折曲延在し、接地を行う固持脚を有する一対の固持片と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載のカード用コネクタ。
  13. 前記フレームの側壁の前記コネクタ本体を覆っている部分には、前記固持片の基部に接触する弾性アームが形成されることを特徴とする、請求項12に記載のカード用コネクタ。
  14. 前記カード用コネクタは、前記フレームの両側にそれぞれ取り付けられる一対の支持部材を含み、
    該支持部材が、
    前記フレームの側壁にそれぞれ係止できる元本部と、
    該元本部から延在し、回路基板に半田付けされる取付部と、を有することを特徴とする、請求項1に記載のカード用コネクタ。
  15. 前記カード用コネクタは、前記フレームの側壁に組み付けられるイジェクト機構を含み、
    心臓形状を呈するレールが設けられるベースと、
    往復運動できる連動柄と、
    一端が前記連動柄に連接する圧縮コイルバネと、
    スライド部材と、
    前記フレームに装着されるイジェクトレバーと、を備えることを特徴とする、請求項1に記載のカード用コネクタ。

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