JP3111372U - 車両座席への荷物の保持・固定用ベルト - Google Patents
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Abstract
【課題】座席シート上に荷物を保持する固定用ベルトを提供する。
【解決手段】幅広の布ゴムニット織製長尺1のベルト両端部分に、接合して環状にできるように所定長さの面ファスナー31、32を取り付けるとともに、ベルトと同じ幅で、ベルト幅の数倍長さの伸縮可能な布を、ベルト表面に上部を開口した袋状のポケットとして取り付ける。
【効果】ワンタッチで座席シートに荷物を確実に載置でき、自動車の移動中も遠心力などにより、荷物がシートから落ちたり散乱することが防止される。
【選択図】図1
【解決手段】幅広の布ゴムニット織製長尺1のベルト両端部分に、接合して環状にできるように所定長さの面ファスナー31、32を取り付けるとともに、ベルトと同じ幅で、ベルト幅の数倍長さの伸縮可能な布を、ベルト表面に上部を開口した袋状のポケットとして取り付ける。
【効果】ワンタッチで座席シートに荷物を確実に載置でき、自動車の移動中も遠心力などにより、荷物がシートから落ちたり散乱することが防止される。
【選択図】図1
Description
本考案は、車両、特に自動車の座席に載置した商品、荷物あるいは手提げ等が、急ブレーキや急回転で発生する遠心力の作用で、座席から滑り落ちたり、散乱するのを未然に防止するために使用する安全荷(ニ)−ベルトに関する。
一般的に自動車で移動する際、手に持てる程度の荷物、手土産あるいは商品見本等は、座席の上に載置した状態であることが多く、特に一人で自動車に乗っているときは、助手席に荷物等を置いていることが多い。
ところが、なんらかの都合で、運転中に予想外の急ブレーキや急回転をしなければならない事態になることがあり、その際物理学の法則で遠心力が発生し、自動車全体に作用することになる。この遠心力は、シートベルトを着用している運転者には、シートベルトの固定装置が作用して、座席からずり落ちる心配はないが、単に座席上に置かれただけの荷物には遠心力が働いて、座席から落ちたり横にずれて側部に衝突し、中身が損傷したり、散乱したりするという状態になる場合が起こる。
前記した問題を解消するために、種々の提案がなされている。たとえば、特許文献1には、ベルトに複数の鉤状金具を設け、これに、先端に鉤状金具を付けた鎖をつなぎ、ベルトを座席の背もたれに巻き付けて、鎖先端の鉤状金具に、品物をいれた袋などを吊すようにした、座席用荷物固定具が記載されている。
しかしながら、この固定具は、自動車の動きにより、吊り下げた品物がゆれたり、お互いにぶつかりあったりして、壊れやすい品物には不向きであるという問題がある。
しかしながら、この固定具は、自動車の動きにより、吊り下げた品物がゆれたり、お互いにぶつかりあったりして、壊れやすい品物には不向きであるという問題がある。
又、特許文献2は、網状のシートの一端にネットカバーを取り付け、このネットカバーの他端に、端部に引っ掛け部を持つゴムロープを複数本取り付けて、座席に載置する荷物を網状シートによって包みこみ、シートベルトにくぐらせた前記ゴムロープの引っ掛け部を、荷物を包んだ網状シートの縁に引っ掛けて固定する荷物固定具が提案されている。
この固定具も、前例と同様、荷物の動きを完全に固定するものではない。
この固定具も、前例と同様、荷物の動きを完全に固定するものではない。
さらに特許文献3は、シートクッション前側面下部に設けた掛止部に掛け止めするフックを荷物を固定するベルトの一端に取り付け、他端には荷物を固定するベルトを巻き取るリトラクタをシートクッションの外側面に取り付けるとともに、前記ベルトに、乗員拘束用シートベルトのバックルに着脱自在に係合する、スライド自在なタングを挿通した荷物固定具に関する発明である。
しかしながら、この固定具は、固定ベルトに取り付ける色々の付属品が必要であり、製造コストがかさむという問題がある。
しかしながら、この固定具は、固定ベルトに取り付ける色々の付属品が必要であり、製造コストがかさむという問題がある。
そして特許文献4および5は、荷物を載置する板状部材と、固定用のベルトとを組み合わせた荷物固定、搬送、保管具に関し、安全にその目的を達成するものである。この固定具は、多数の荷物を相互に干渉させる事無く搬送、保管するのに適しているが、自動車の座席に載置した荷物の固定には適していない。
実開平7−18997号公報 特開2000−318572公報 特開2004−203267 特開2003−170905 実開平9−323710号公報
前記したように、すでに提案されている荷物固定具は、確実に荷物を座席上へ安定して保持できず、あるいはその製造コストがかさむものなど、更に改善が要望されている。
本考案は、上記従来技術における問題点を解消し、必要な性能を備えるとともにその製造も廉価で、使用上非常に簡便でありながら目的を完全に達成できる安全荷(ニ)−ベルトを提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本考案による安全荷(ニ)−ベルトは、幅広の布ゴムニット織製長尺のベルト両端部分に、接合して環状にできるように所定長さの面ファスナーを取り付けてなるもので、座席シート上の荷物をシートバック(背もたれ)後側へ廻した前記ベルトの弾性が働く状態でシートバックに押さえて保持するもので、急ブレーキや急回転で作用する遠心力による荷物の移動が確実に抑制される。
また、本考案による安全荷(ニ)−ベルトは、ベルトの一端に係止用金具を、他端に前記係止用金具の受け具を取り付けることにより、面ファスナーでは満足な確保ができない大きさの荷物でも、前記係止用金具と受け具を使用することにより安定した荷物の保持を行うことができる。
さらに、本考案による安全荷(ニ)−ベルトは、荷押さえ部を取り付けることにより、変形しやすい荷物でも、安定して保持をすることが可能となる。また、ベルト表面にポケットを取り付けることにより、携帯電話、筆記具等を収納できるようになっている。
本考案によれば、座席シート上に置かれた荷物は、安全荷(ニ)−ベルトによって、座席シートバック側へ弾性的に押しつけられるので、安定して保持され、荷物がない場合の安全荷(ニ)−ベルトは座席シートバックに密着しているため、そのままの状態で座席に人が座っても、何らの違和感もなく使用することができ、利用価値の高いものを提供することが出来るので産業上極めて有用である。
本考案の構成と作用を図面に基づいて説明する。
本考案者の研究結果によれば、本考案による安全荷(ニ)−ベルトは、図1に示すように幅広の、化学繊維糸と糸状ゴムをニット織したベルト1の両端に、面ファスナー31、32を取り付け、この面ファスナー31、32を係合させることによって、図2(a)、図2(b)に示すように、座席シートバック41に装着するもので、座席シート42上に載置した荷物は、ベルト1の弾性を利用して座席シートバック41に押しつけて保持される。
本考案者の研究結果によれば、本考案による安全荷(ニ)−ベルトは、図1に示すように幅広の、化学繊維糸と糸状ゴムをニット織したベルト1の両端に、面ファスナー31、32を取り付け、この面ファスナー31、32を係合させることによって、図2(a)、図2(b)に示すように、座席シートバック41に装着するもので、座席シート42上に載置した荷物は、ベルト1の弾性を利用して座席シートバック41に押しつけて保持される。
また、縦横がベルト幅の数倍の長さをもつ荷押さえ2の中央部分孔21に、前記ベルト1を挿通することにより、変形しやすい荷物でも安定して保持をすることが可能となる。本考案安全荷(ニ)−ベルトを荷物保持に使用しないときは、図2に示されるように座席シートバック41に、ほぼ密着した状態となっているため、そのまま、人が座っても邪魔になるようなことはない。
荷物が大きくて、ベルトを弾性限度近くまで延ばして面ファスナーの重なり部分が少なくなると確実に荷物保持ができない場合には、ベルト先端に着けた係止用金具と受け具を係合させると、安定して荷物保持が可能となる。
本考案安全荷(ニ)−ベルトの具体例を説明する。
ベルト1本体は、たとえば幅130mm、長さ1500mm、厚さ1.5mmで、300デニールのポリエステル繊維と、軟質で弾性を有する1120デニールの糸状ポリウレタンを使用して、ニット織で形成する。ベルトの一端には長さ400mmの凹面ファスナーを、他端には長さ100mmの凸面ファスナーを取り付け、これらを係合することによって図2のように座席シートバックへ装着することができる。出来上がった製品は、弾性限界まで引っ張ると長さが2000mmまで伸びるので、座席シートバックの寸法にもよるが、縦・横450mm、高さ500mmの寸法までの荷物を保持することができる。
前記の寸法より大きい荷物では、面ファスナーの重なりが少なくなって荷物保持が確実でなくなるので、ベルト先端に着けた係止用金具と受け具を使用する。あまり大きな荷物には、本考案安全荷(ニ)−ベルトは適さない。
ベルト1本体は、たとえば幅130mm、長さ1500mm、厚さ1.5mmで、300デニールのポリエステル繊維と、軟質で弾性を有する1120デニールの糸状ポリウレタンを使用して、ニット織で形成する。ベルトの一端には長さ400mmの凹面ファスナーを、他端には長さ100mmの凸面ファスナーを取り付け、これらを係合することによって図2のように座席シートバックへ装着することができる。出来上がった製品は、弾性限界まで引っ張ると長さが2000mmまで伸びるので、座席シートバックの寸法にもよるが、縦・横450mm、高さ500mmの寸法までの荷物を保持することができる。
前記の寸法より大きい荷物では、面ファスナーの重なりが少なくなって荷物保持が確実でなくなるので、ベルト先端に着けた係止用金具と受け具を使用する。あまり大きな荷物には、本考案安全荷(ニ)−ベルトは適さない。
本考案安全荷(ニ)−ベルト1に取り付ける荷押さえ2の大きさは、縦250mm横300mmで、軟質で弾性を有する1120デニールの糸状ポリウレタンの全面メッシュ織とし、縁を仕上げ幅8mmとなるバイアステープでパイピングする。荷押さえ2の表面には小物入れ用ポケット22を取り付けると便利である。
ベルト1と同じ幅で、ベルト幅の数倍長さの伸縮可能な布を、ベルト表面に上部を開口した袋状のポケットとして取り付けてもよい。
本考案安全荷(ニ)−ベルトの荷押さえ2内部に、可撓性芯材(たとえば厚さ1.5mmのプラスチック板)を挿入すると、花束のような変形しやすい形状のものでも確実に保持することができる。
なお、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、本考案の実施形態にたいして種々の変更を施すことができ、具体的には荷押さえとして動物や花の形のものを使用したり、面ファスナーにかえて、ズボンのベルトに使用されているような複数の穴と、差し込み棒を組み合わせた止め具を取り付けることも可能である。
本考案に係る安全荷(ニ)−ベルトは、ワンタッチで座席シートに荷物を確実に載置でき、自動車の移動中も遠心力などにより、荷物がシートから落ちたり散乱することが防止され、安全運転に極めて有用である。
1 ベルト本体 41 座席シート
2 荷押さえ 42 座席シートバック
21 ベルト挿通用穴
22 小物入れ用ポケット
31 凹面ファスナー
32 凸面ファスナー
2 荷押さえ 42 座席シートバック
21 ベルト挿通用穴
22 小物入れ用ポケット
31 凹面ファスナー
32 凸面ファスナー
Claims (3)
- 長さ方向に伸縮可能な幅広の布ゴムニット織製長尺のベルト両端部分に、接合して環状にできるように所定長さの面ファスナーを取り付けてなることを特徴とする安全荷(ニ)−ベルト。
- 縦横がベルト幅の数倍の長さをもつ荷押さえの中央部分孔に、前記ベルトを通し、ベルトの一端に係止用金具を、他端に前記係止用金具の受け具を取り付けた請求項1記載の安全荷(ニ)−ベルト。
- ベルトと同じ幅で、ベルト幅の数倍長さの伸縮可能な布を、ベルト表面に上部を開口した袋状のポケットとして取り付けた請求項1または2記載の安全荷(ニ)−ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004007167U JP3111372U (ja) | 2004-11-09 | 2004-11-09 | 車両座席への荷物の保持・固定用ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004007167U JP3111372U (ja) | 2004-11-09 | 2004-11-09 | 車両座席への荷物の保持・固定用ベルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3111372U true JP3111372U (ja) | 2005-07-28 |
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JP2004007167U Expired - Fee Related JP3111372U (ja) | 2004-11-09 | 2004-11-09 | 車両座席への荷物の保持・固定用ベルト |
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