JP3111364U - Xy一体型パネル式カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】製作精度、取付精度を吸収可能なテレスコカバーの製作が求められており、価格競争が激化し、非常に厳しい環境にある為、部品点数の少ないシンプルで破損しにくいテレスコカバーを提供する。
【解決手段】産業機械の摺動面保護カバーでマシニング等による切粉、切削水等の飛散を防御する目的の互いに重ね合わせた複数の金属製ボックスから成るテレスコピックカバーに於いて固定ボックスA1、移動ボックスA2それぞれにマシニング等の可動を考慮した所要の長方形又は正方形の窓を設け、固定ボックスA1を除き少なくとも1つの移動ボックスA2、移動体固定ボックスA3がそれぞれのボックス間を連結する装置で、所要の長さに加工された矩形平面の金属製板材より成るプレートを組合わせた揺動式パンタグラフBによって制御されX軸方向・Y軸方向の両軸可動を成した事を特徴とするXY一体型パネル式テレスコカバーA及び揺動式パンタグラフB。
【選択図】図1
【解決手段】産業機械の摺動面保護カバーでマシニング等による切粉、切削水等の飛散を防御する目的の互いに重ね合わせた複数の金属製ボックスから成るテレスコピックカバーに於いて固定ボックスA1、移動ボックスA2それぞれにマシニング等の可動を考慮した所要の長方形又は正方形の窓を設け、固定ボックスA1を除き少なくとも1つの移動ボックスA2、移動体固定ボックスA3がそれぞれのボックス間を連結する装置で、所要の長さに加工された矩形平面の金属製板材より成るプレートを組合わせた揺動式パンタグラフBによって制御されX軸方向・Y軸方向の両軸可動を成した事を特徴とするXY一体型パネル式テレスコカバーA及び揺動式パンタグラフB。
【選択図】図1
Description
本考案は、主として工作機械の保護カバー、その他一般産業機械の保護カバーとして活用するものに関する。
従来、マシニング等に使用するテレスコピックカバーは、多くの場合、図2に示す如くX軸カバー(右)C1、X軸カバー(左)C2、Y軸カバーC3の各カバーから構成され、X軸方向・Y軸方向の両軸可動を可能にしていた。
しかし、前記構成では、X軸カバー(右)C1、X軸カバー(左)C2を可動させる為に、それぞれのカバーの荷重を支えるガイドレールC4を少なくとも上下1箇所づつ設ける必要があった。このガイドレールC4を設置する際、X軸カバー(右)C1、X軸カバー(左)C2の作動に際し、カバーの蛇行等に影響を及ぼす為、直角度、平行度等の位置出しに時間を要するという問題があった。X軸カバー(右)C1、X軸カバー(左)C2の設置に際しても、直角度、平行度を重視する必要があり、エンドユーザーでの設置に際しても時間を要していた。
又、近年の激化する価格競争により部品点数の減少、作業時間の短縮は重要課題となっていた。又、同時に工作機械の移動速度に高速化に伴い、機械への負担を軽減する為、テレスコピックカバーの軽量化も避けられない状況になっている。
工作機械等の加工精度向上に伴い心臓部とも言える摺動面を保護する目的のテレスコピックカバーは、今や重要部品となりテレスコピックカバーの製作精度、取付精度が、機械の加工精度、テレスコカバーの寿命に影響を及ぼす程になっている。しかるに、取付精度を吸収する如く可能にし、エンドユーザーでのスムーズな取付作業を容易にすると共に取付時間短縮に貢献出来るテレスコカバーの提供すると同時に、その一方で価格競争が激化し、非常に厳しい環境にある為、部品点数の少ないシンプルで破損しにくいテレスコカバーの開発が必要であった。
かかる欠点を解消するため本考案者は鋭意改良を重ね、1つのボックスが、X軸方向・Y軸方向の両軸可動を成した画期的な考案により、問題を解決すると共に実用上優れた性能を発揮するテレスコカバーを開発した。その内容について以下、図面に沿って説明する。
請求項1及び請求項2に記載のXY一体型パネル式テレスコカバーAの組付け図を図1に示す。図3、図4、図5に本考案の主体となす揺動式パンタグラフBの正面図及び組付け図を示す。
請求項1及び請求項2に記載のXY一体型パネル式テレスコカバーA 図1に於いて、互いに重ね合わせた複数の金属製ボックスから成るテレスコピックカバーで固定ボックスA1、移動ボックスA2それぞれにマシニング等の可動を考慮した所要の長方形又は正方形の窓を設け、固定ボックスA1を除き少なくとも1つの移動ボックスA2、移動体固定ボックスA3が、マシニング等の動きに連動し、X軸方向・Y軸方向の両軸可動を成した事を特徴とするXY一体型パネル式テレスコカバーAを示す。
請求項2及び請求項3に記載の揺動式パンタグラフB 図3、図4、図5に於いて固定ボックスA1、移動ボックスA2、移動体固定ボックスA3のそれぞれのボックスを可動させる為、一般的なパンタグラフDでは各ボックスがD1を支点に回転運動を発生し、安定した直線運動を得る事が出来なかった。
そこで、考案者は可動式パンタグラフEに着眼した。この事に依って前記ボックスの回転運動は解決され安定した直線運動を得る事が出来た。しかしながらもこの方式では、カバーの伸縮幅E2が大きく、カバーが最小寸法に縮んだ際、最低でもE2以上必要であった。近年、工作機械のコンパクト化に伴いカバー自体もコンパクト化が望まれていた。これを解決する為には、E2を最小に抑え、移動ボックスA2の数量を増加させる必要があった。
鋭意改良の結果、一般的なパンタグラフDと可動式パンタグラフEを重ね合わせた揺動式パンタグラフBを採用する事により、各ボックスの回転運動の制御は勿論の事、移動ボックスA2を増加させ、カバーの伸縮幅F2を最小に抑える事に成功した。
次に、図4に於いて固定ボックスA1、移動ボックスA2、移動体固定ボックスA3との支持部F1に揺動式パンタグラフBに該当するサイド軸穴B2にローラー転動部又はレール等の駆動機構Cを設け、かつ移動体固定ボックスA3に揺動式パンタグラフB端末を止着する事により支点F3を設け、移動ボックスA2及び移動体固定ボックスA3がX軸方向・Y軸方向の両軸可動に応じて、揺動式パンタグラフB自体が移動体固定ボックスA3に追従する如く成した事を特徴とする揺動式パンタグラフBを示す。
次に、請求項1の組立方法について図1により説明する。先ず、金属から成る寸法の異なる固定ボックスA1、移動ボックスA2、それぞれにマシニング等の可動を考慮した所要の長方形又は正方形の窓を設け、使用環境に応じてその窓の周囲又は一部にボックスに付着する切削水、切粉を除去する目的のスクレーパーA4を設置し、固定ボックスA1、移動ボックスA2、移動体固定ボックスA3の順に重ねる事によって成るXY一体型パネル式テレスコカバーA。
次に、請求項2の組立方法について図4により説明する。前記、XY一体型パネル式テレスコカバーAに揺動式パンタグラフBを設置する為のローラー転動部又はレール等の駆動機構Cを設け(実施例では、摩擦抵抗を軽減する為、ローラーを採用した)、サイド軸穴B2にローラーを設たけ揺動式パンタグラフBを前記、XY一体型パネル式テレスコカバーAに設置し、揺動式パンタグラフBの端末を移動体固定ボックスA3に設けた支点F3に固定して成るXY一体型パネル式テレスコカバーA。
図5に於いて、所要の長さに加工された矩形平面の金属製板材より成るプレートにセンター部および両サイド部にそれぞれセンター軸穴B1、サイド軸穴B2を設けたプレートを少なくとも2枚重ね、その重ねたプレートのセンター軸穴B1を貫通する金属製センターピンで係止して成る組立て部品を複数個組立て組合わせた連鎖装置に於いて、固定ボックスA1、移動ボックスA2、移動体固定ボックスA3との支持部F1にローラー転動部又はレール等の駆動機構Cを設け、かつ移動体固定ボックスA3に設けたF3にパンタグラフ端末を止着し移動ボックスA2及び移動体固定ボックスA3がX軸方向・Y軸方向の両軸可動に応じて、パンタグラフ自体が移動体固定ボックスA3に追従する如く、形状を成した揺動式パンタグラフB。
本考案により、ガイドレールC4が無く、図6に示す様に極端な図ではあるが、テレスコピックカバー設置時に取付精度を以前程重視せずとも問題なく可動可能なテレスコピックカバーの構造に成功した。同時に、部品点数も激減し、製作時間短縮にも成功した。社内の作動試験に於いても優れた結果となり安定した追従性を示した。
A XY一体型パネル式テレスコカバー B 揺動式パンタグラフ
C ローラー D 一般的なパンタグラフ
E 可動式パンタグラフ A1 金属ブロック
A2 移動ボックス A3 移動体固定ボックス
A4 ワイパー等 B1 センター軸穴
B2 サイド軸穴 C1 X軸カバー(左)
C2 X軸カバー(右) C3 Y軸カバー
C4 ガイドレール D1 支点
E1 支点 E2 カバー伸縮幅
F1 支点 F2 カバー伸縮幅
F3 支点
C ローラー D 一般的なパンタグラフ
E 可動式パンタグラフ A1 金属ブロック
A2 移動ボックス A3 移動体固定ボックス
A4 ワイパー等 B1 センター軸穴
B2 サイド軸穴 C1 X軸カバー(左)
C2 X軸カバー(右) C3 Y軸カバー
C4 ガイドレール D1 支点
E1 支点 E2 カバー伸縮幅
F1 支点 F2 カバー伸縮幅
F3 支点
Claims (3)
- 産業機械の摺動面保護カバーでマシニング等による切粉、切削水等の飛散を防御する目的の互いに重ね合わせた複数の金属製ボックスから成るテレスコピックカバーに於いて固定ボックスA1、移動ボックスA2それぞれにマシニング等の可動を考慮した所要の長方形又は正方形の窓を設け、固定ボックスA1を除き少なくとも1つの移動ボックスA2、移動体固定ボックスA3が、マシニング等の動きに連動し、X軸方向・Y軸方向の両軸可動を成した事を特徴とするXY一体型パネル式テレスコカバーA。
- 前記、請求項1に於いて固定ボックスA1を除き少なくとも1つの移動ボックスA2、移動体固定ボックスA3が、それぞれのボックス間を連結する揺動式パンタグラフBによって制御されマシニング等の動きに連動し、X軸方向・Y軸方向の両軸可動を成した事を特徴とするXY一体型パネル式テレスコカバーA。
- 前記、請求項2に於いて固定ボックスA1、移動ボックスA2、移動体固定ボックスA3のそれぞれのボックス間を連結する装置で、所要の長さに加工された矩形平面の金属製板材より成るプレートにセンター部および両サイド部にそれぞれセンター軸穴B1、サイド軸穴B2を設けたプレートを少なくとも2枚重ね、その重ねたプレートのセンター軸穴B1を貫通する金属製センターピンで係止して成る組立て部品を複数個組立て図5の如く組合わせた連鎖装置に於いて、固定ボックスA1、移動ボックスA2、移動体固定ボックスA3との支持部F1の揺動式パンタグラフBに該当するサイド軸穴B2にローラー転動部又はレール等の駆動機構Cを設け、かつ移動体固定ボックスA3に設けたF3にパンタグラフ端末を止着し移動ボックスA2及び移動体固定ボックスA3がX軸方向・Y軸方向の両軸可動に応じて、パンタグラフ自体が移動体固定ボックスA3に追従する如く成した事を特徴とする揺動式パンタグラフB。
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JP2004006958U JP3111364U (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | Xy一体型パネル式カバー |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103244670A (zh) * | 2012-02-10 | 2013-08-14 | 尚园科技有限公司 | 360度伸缩护盖的改良结构 |
JP2013163259A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Sun Yuan Technology Inc | 伸縮式カバー |
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2004
- 2004-10-27 JP JP2004006958U patent/JP3111364U/ja not_active Expired - Fee Related
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