JP3111005B2 - 内視鏡システム - Google Patents

内視鏡システム

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JP3111005B2
JP3111005B2 JP07336750A JP33675095A JP3111005B2 JP 3111005 B2 JP3111005 B2 JP 3111005B2 JP 07336750 A JP07336750 A JP 07336750A JP 33675095 A JP33675095 A JP 33675095A JP 3111005 B2 JP3111005 B2 JP 3111005B2
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康之 金子
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光源装置等のシステ
ム構成装置の少なくとも複数を集中制御する制御装置を
組込んだ内視鏡システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療用分野のみならず工業用分野
においても、内視鏡が広く用いられるようになった。例
えば医療用分野において、内視鏡(スコープ)及び光源
装置を主体で、その他電気メス等の処置具、最近ではビ
デオスコープ(電子スコープ)等の為のカメラコントロ
ールユニット(又はビデオシステムセンタ)、画像ファ
イリングシステム等と共に構成される内視鏡システムと
して使用される。
【0003】このように特に最近では、多岐にわたる製
品(システム構成装置)が絡んで使用されることが多
い。このような状況において、ラック等にこれらの製品
を収納して、狭い内視鏡室にあちらこちらに置かれてい
るのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、各構成装置が
独立した状態で使用されるようになっているので、ラッ
ク等に収納されている状態で、それぞれを操作しなけれ
ばならなくなり、ドクタ、ナースが操作する場合、操作
しにくい位置にあったり、操作のために動き回る等しな
ければならず操作する作業が煩雑になり、検査、治療処
置を行うのに適した環境を実現していなかった。
【0005】本発明は上述した点にかんがみてなされた
もので、操作性の良い内視鏡システムを提供することを
目的とする。
【0006】上記課題に鑑み、本発明は、単一の筐体内
に設けられ各々の機器が操作部を有する少なくとも光源
装置を含む複数の構成機器と、前記筐体上において前記
筐体上面に対する垂直な軸を中心に回転自在に設けられ
前記複数の構成機器の集中操作を行うための集中操作部
と、前記筐体内に設けられ前記集中操作部での操作に基
づいて前記複数の構成機器を集中制御ないしは集中管理
する制御装置とを有するとともに、前記筐体の第1の
側面にはドクタが必要とする操作機能を配置し、かつこ
のドクタが必要とする操作機能を配置した位置と対応す
る前記第1の側面とは異なる第2の側面にはナースが必
要とする操作機能を配置し、使用頻度の多い機能は前記
集中操作部に配置する一方、前記集中操作部は、前記集
中操作部の少なくとも表示部が前記第1の側面方向もし
くは前記第2の側面方向のどちらか一方に向くことでド
クタもしくはナースのどちらか一方が操作可能となすべ
くドクタ側となる前記第1の側面とナース側となる前記
第2の側面側の略中間に配置し、前記各構成機器の操作
部での操作と前記集中操作部での操作とは前記構成機器
に対して同等の動作を行わせることを特徴とする。上記
本発明によると、ドクタに必要な操作機能とナースに必
要な機能とをそれぞれ別個の側面に設け、ドクタの作業
域とナースの作業域とを分離したこと、及び、ドクタと
ナースの両者に必要な集中操作部を両者の略中間に回転
自在に備えることで、集中操作部をドクタとナースの双
方で利用可能にしたこと、により、ドクタとナースとが
個々の作業を遂行する上で違いに干渉することがなくな
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を具体的に説明する。図1ないし図10は本発
明の第1の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態
の主要部の構成を示すブロック図、図2は装置本体の正
面図、図3は装置本体の平面図、図4は装置本体の背面
図、図5は装置本体の右側面図、図6は装置本体の左側
面図、図7は一部の扉を開いた状態での装置の概略を示
す正面図、図8は装置本体の概略斜視図、図9は光源用
コネクタ受けと信号用コネクタ受けの配置関係を示す正
面図、図10は第1の実施の形態の全体図である。
【0008】先ず、図1により第1の実施の形態の主要
部の概略図を説明し、その後、第1の実施の形態のシス
テムを詳しく説明する。図1に示すように第1の実施の
形態の内視鏡システム1の主要部は集中操作部を構成す
るタッチパネル2を設けたラップトップパソコン(コン
ピュータ)3と、これらタッチパネル2及びラップトッ
プパソコン3とそれぞれインターフェース8Aを介装し
たケーブル2a及びケーブル3aで接続され、このシス
テム1を構成する構成機器を集中制御ないしは管理する
制御用パソコン(コンピュータ)4と、この制御用パソ
コン4とそれぞれインターフェース8B、8Cを介装し
たケーブル5a、6aで接続された構成機器としての電
子スコープ用コントロールユニット(ビデオシステムセ
ンタとも呼び、以下VSCと略記)5、光源装置6等と
から構成される。
【0009】上記タッチパネル2は、透明電極で構成さ
れ、マトリックス状に配置された多数のスイッチで構成
され、スキャン手段でX(水平)方向及びY(垂直)方
向にスキャンしてどの部分のスイッチが押されたかの座
標を検出できるようにしてある。即ち、制御用パソコン
がI/Oポートからスキャンしており、ラップトップパ
ソコン3の表示画面に取り付けられたこのタッチパネル
2のどの部分が押された(タッチされた)かを検出し
て、タッチされたその座標データを取り込む。従って、
このタッチパネル2からケーブル2aを介して制御用パ
ソコン4のI/Oポートに、タッチ検出及び座標データ
が入力される。そして、制御用パソコン4は、押された
部分のスイッチに応じて、ラップトップパソコン3に表
示画面を切り換えさせるためのコマンドをケーブル3a
を介して送信する。このケーブル3aは例えばRS−2
32Cであり、双方向のデータ通信を行うことができ
る。
【0010】上記ラップトップパソコン3は、制御用パ
ソコン4からのコマンドにより、表示画面を切換え(例
えばVSC5の制御モードから光源装置6の制御モード
への切換え)、または自分の動作モードもそれに合わせ
て切換える。このラップトップパソコン3は、キーボー
ド7をスキャンしてそれを送信するようなモードに切換
えられている時(例えばデータモードと記す。)は制御
用パソコン4に送信する。そして、制御用パソコン4
は、ラップトップパソコン3から送られてくるキーボー
ド7の操作によるキーボードをVSC5のキーボードコ
マンドに対応するもの(又はVSC5の操作パネルを操
作した場合に出力されるコマンド)に変換し、VSC5
のインターフェース8Bを介してこのVSC5に送信す
る。この送信はケーブル5aで伝送される。又、このケ
ーブル5aによって、VSC5の状態検出を行う。この
ためポート入出力用のケーブル5aが用いられる。
【0011】他方のケーブル5bは、シリアル通信用の
もので、制御用パソコン4からVSC5に、このVSC
5へデータを入力できる様にするためにTTLレベルで
の信号を送る。又、この制御用パソコン4はキーボード
7の操作によるキーコードを光源装置6のキーボードコ
マンドに対応するものに変換して、光源装置6にもイン
ターフェース8Cを介して送信する。この光源装置6の
状態も、ケーブル6aによって、制御用パソコン4で状
態検出される。
【0012】この第1の実施の形態では、例えばVSC
5の操作パネルによる操作に対応した信号は、タッチパ
ネル2及びキーボード7の操作による信号に基づいて、
制御用パソコン4が生成し、操作パネルのスイッチを電
気的に押したのと同等の動作を行わせることができるよ
うにしてある。つまり、VSC5の操作パネルの代わり
にインターフェース8Bが設けられ、制御用パソコン4
はタッチパネル2を設けたラップトップパソコン3の操
作に基づいてVSC5の操作パネルを操作したのと同様
の動作制御ないしは動作管理を行う。同様に、この制御
用パソコン4は、光源装置6に対しても同様の動作制御
ないしは動作管理を行うようにしてある。つまり、制御
用パソコン4は、複数のシステム構成機器の動作を集中
制御ないしは管理する。
【0013】尚、この第1の実施の形態では、構成機器
の操作パネルの入力線に制御用パソコン4のポート出力
を接続し、各構成機器の内部構成を変更することなく、
制御用パソコン4からの出力信号で(パネル操作と同等
の)制御を行えるようにしている。この第1の実施の形
態によれば、内視鏡システム1の構成機器の数が多くな
ってもそれらの操作を共通のタッチパネル2及びキーボ
ード7によって集中操作できる。従って、構成機器が分
散配置されても、操作する部分は一か所で操作できるよ
うにすることも可能となり操作し易い装置を構成でき
る。(尚、第1の実施の形態では使用頻度の多い主要な
構成機器に対して一か所で集中操作するようにしてい
る。) 又、マンマシーンI/F用ラップトップパソコン3を使
用したので、ソフトのモジュール化ができ、入力画面に
自由度ができた。
【0014】又、マンマシーンI/F用と制御用とで別
々のパソコンを用いたので、それぞれのソフトウェアの
開発を独立して進めることができる。次に図2以降を参
照して第1の実施の形態のシステム1の構成を具体的に
説明する。図2ないし図6に示すように第1の実施の形
態の内視鏡システム1は、内視鏡装置本体11(以下、
単に本体と略記。)と、この本体11から延出されたア
ーム12に移動自在で、且つ回転自在に取付けられたモ
ニタ13と、この本体11の上面に回転自在に配設され
たラップトップパソコン3と、この本体11の上面に設
けられた円形のトレイ14と、使用される内視鏡、例え
ば電子スコープ16(図8参照)とから構成され、この
本体11にはスコープハンガ15を着脱自在で装着でき
るようになっている。図8に示すように、トレイ14に
は内視鏡手技を行う際に使用される電子スコープ16と
か図示しない処置具等の小物類を載せられるようにして
ある。このトレイ14は、回転自在で本体11の上面に
取付けてある。
【0015】上記本体11は、メインの収納部となる円
筒形収納部と、この円筒形収納部に連結され、サブの収
納部となる台形又は変形4角筒状収納部とからなる。図
3に示すようにこの変形4角筒状収納部の斜面部には、
ベッド17の一端が臨むように配置できる。図3に示す
ように本体11の円弧面状の正面に対向する位置Dが1
次側のユーザとなるドクタが操作するのに適した位置
で、この本体11の緩やかな円弧面にされた背面に対向
する位置Nが2次側のユーザとなるナースが操作するの
に適した位置となることを想定して、この本体11が設
計されている。又、サブの収納部で形成される正面と背
面との間はメインの収納部の略2/3以下、又は上記サ
ブの収納部の正面と背面との間が50cm以下に設定し
てある。
【0016】図2に示すようにこの本体11の正面に
は、ダクト21、フットスイッチ用コネクタ&Pプレー
トコネクタ&サービスコンセント22、熱凝固処置具2
3、スコープ用光源コネクタ受け25、電子スコープ用
信号コネクタ受け26、信号コネクタ用ハンガ27、電
気メス装置28、ファイバスコープに装着されるTVカ
メラ用コントロールユニット(以下CCUと記す)29
が臨む。
【0017】又、図4に示すように、本体11の背面に
は画像データ等を入出力するための入出力端子となるIN
PUT LINE及びOUTPUT LINE 30、電気メスパネル28
A、熱凝固処置具パネル23A、POWERスイッチ3
1、イグニッションスイッチ32、吸引器スイッチ3
3、ランプライフメーター34、吸引器ボトル35、処
置具送水タンク36、送水タンク37、簡易洗浄用ウォ
ーターボトル38、口腔内吸引チューブ39が臨む。
又、開閉扉40A,40Bには、吸引器ボトル35,処
置具送水タンク36,送水タンク37,簡易洗浄用ウォ
ーターボトル38それぞれの近傍壁部にタンク内液量の
確認を行うに必要な大きさの開口部、35A,36A,
37A、38Aが設けられている。又、図5に示す右側
側面には、扉内側に写真撮影装置41が収納されてい
る。又、本体11内部には、正面側の扉の一部を外す
と、図7に示すように、電気メス装置28、TVカメラ
用CCU29、電子スコープ用VSC5,制御用パソコ
ン4、光源装置用電源装置44が収納されている。尚、
この左側の熱凝固処置具23の下側には、光源装置6が
収納され、その下側には冷却装置が収納されている。
【0018】図8に示すように、本体11の上面には、
このシステム1の操作部となるラップトップ(タイプ
の)パソコン3が回動自在に配置されている。即ち、こ
の図に示すように、このパソコン3は、前述のようにそ
の表示画面前側にタッチパネル2が取付けられており、
本体11内部の制御用パソコン4と電気的に接続されて
いる。又、このタッチパネル2を操作するために、この
タッチパネル2を押した場合、液晶を用いた表示部52
が倒れてしまわないように、ラップトップパソコン本体
の底部側及び周囲と、表示部52の背面及び周囲等をプ
ラスチック等のカバー部材で覆うように取付けてある。
従って、このカバー部材によって、表示部52はその表
示画面が見やすい角度状態に保持されている。
【0019】このパソコン3はテーブル54に搭載さ
れ、このテーブル54は回転自在である。つまりこのパ
ソコン3を回転自在に支持する構造にしてあり、回転す
ることによりドクタが操作できると共に、ナースも必要
に応じて回転して容易に操作することができるようにし
てある。
【0020】図1を参照して前述したようにこのラップ
トップパソコン3及びタッチパネル2は、本体11内の
制御用パソコン4と接続され、且つ制御用パソコン4は
さらに電子スコープ用VSC5、光源装置6と接続され
ている。また光源装置6は、電子スコープの場合と、フ
ァイバスコープの場合と、ファイバスコープにテレビカ
メラが装着された場合のいずれのモードにも対応できる
ようにしてある(制御用パソコン4を介して、その動作
を制御できる)。
【0021】又、図2及び図8から分かるように光源用
コネクタ受け25は、信号用コネクタ受け26の斜め上
方の位置となるように水平方向に間隔を取って配置して
ある。上記光源用コネクタ受け25には、図8に示す光
源用コネクタ16bが接続され、信号用コネクタ受け2
6には光源用コネクタ16bから延出された接続ケーブ
ル16cの先端の信号用コネクタ16aが接続できるよ
うになっている。
【0022】上記光源用コネクタ受け25と信号用コネ
クタ受け26との配置関係を図9(a)に拡大して示
す。尚、図9(b)及び同図(c)は比較のため従来例
を示し、同図(b)では棚61に光源装置62とVSC
63とが上下に設置され、光源用コネクタ受け64と電
子スコープ用信号用コネクタ受け65との位置関係は上
下の垂直線上にある。
【0023】又、図9(c)の従来例では、光源装置6
2とVSC63が上下に重ねられている。そして、光源
用コネクタ受け64と信号用コネクタ受け65の位置関
係は上下の垂直線上にある。一方、この実施形態では図
9(a)に示すように、光源用コネクタ受け25と電子
スコープ用信号用コネクタ受け26の位置関係は斜めに
なっている。このため、以下のような利点(効果)を有
する。
【0024】スコープ交換の際、従来例では信号用コネ
クタ受け26に信号用コネクタ16aを接続しようとし
た場合、光源用コネクタ16bから延出された接続ケー
ブル16cが光源コネクタ受け25の近傍にたれ下が
り、スコープ16の信号用コネクタ16aを信号用コネ
クタ受け26に差し込みにくくなる状況であったが、こ
の実施の形態では、たれ下がっても信号用コネクタ受け
26近くにならないので、接続の邪魔にならず、接続し
易くなった。又、接続ケーブル16cが操作する術者の
手に対して邪魔にならない。さらに、ケーブル16cに
ストレスがかかりにくいので、ケーブル16c内の信号
線が断線すること等を防止できる。又、左手で着脱し易
くなった。又、Sコード、サクションチューブに関して
も、スコープにつながる接続ケーブル16cを外して
も、接続ケーブルが近くにたれ下がることなく、スコー
プ交換の際に接続ケーブル16cを一番先に外せば、従
来例よりも着脱し易くできる。
【0025】図10は第1の実施の形態の全体構成を示
す。図10において、点線より左側(ベッド17を除
き)本体11内に収納又は取付けられている構成機器を
示し、右側は本体11に接続して使用されるサテライト
側の機器を示す。前述のようにラップトップパソコン3
の液晶パネルには透明電極で構成したタッチパネル2が
貼着してあり、このタッチパネル2の各スイッチは制御
用パソコン4で読み込むようにしている。
【0026】又、タッチパネル2の裏側のグラフィック
は、操作用のパソコン、つまりラップトップパソコン3
が制御用パソコン4からのコマンドを受けて行う。この
制御用パソコン4は、ラップトップパソコン3から、リ
クエストを受けると、全てのスイッチのステータスを送
信する。ラップトップパソコン3は、電源立ち上がり時
に、スイッチステータスを制御用パソコン4にリクエス
トする。一方、制御用パソコン4は、ハードディスクを
有しており、そこにその時々のスイッチのステータスを
記憶している。従って、電源投入時にはラップトップパ
ソコン3の表示画面は電源オフしたときのスイッチのス
テータスに対応する内容となる。
【0027】上記制御用パソコン4は、本体11内部に
収納されてしまうが、本体11は比較的大きい収納スペ
ースがあるので、大きなパソコン等のコンピュータを収
納できる。一方、操作用パソコン(コンピュータ)は、
あまり大きいと邪魔になるので、第1の実施の形態では
ラップトップパソコンを用いている。(勿論ラップトッ
プに限らず、軽量型等のパソコン又はコンピュータを用
いることができる。)VSC5及び光源装置6は、例え
ば前面の操作パネルを外し、そこにインタフェース8
B,8Cを設け、制御用パソコン4と接続している。
【0028】図10に示すように、VSC5は周辺ビデ
オ機器として本体11内部の静止画撮影装置41(又は
スチルビデオレコーダSVR41a)、外部のVTR7
1、ビデオプリンタ72と接続可能であって、これら周
辺機器はリモートケーブルを介して全てVSC5が制御
し、且つこのVSC5は制御用パソコン4によって制御
されるので、制御用パソコンは間接的にビデオ機器を制
御する。このようにVSC5により制御することで、制
御用プログラムを新たにつくらなくて済むようにしてい
る。
【0029】尚、ビデプリンタ72は、静止画像撮影装
置41が接続されている時は、この装置41から映像信
号を取り込み、SVR41aが接続されている時は、こ
のSVR41aから取り込むようになっている。又、本
体11内には、TVカメラ用CCU29が内蔵され、マ
ニュアルで切換可能なスイッチ73を介してVTR71
を制御できるようにしてある。
【0030】尚、光源装置6及びVSC5は、電源立上
がり時には、いつも同じ状態にしてあり、制御用パソコ
ン4のハードディスク内のデータにより、この電源立上
がり時にバックアップデータのとおりにスイッチを設定
する。これは、VSC5、光源装置6のバッテリバック
アップを使用すると、ノイズ等によって一度制御用パソ
コン4のステータスとずれた場合、永久にずれつづけて
しまうのを防止するためである。
【0031】又、この第1の実施の形態では電気メス装
置28、熱凝固処置具(図10ではHPUと略記)23
は制御用パソコン4からの制御を受けないように設けら
れ、図2及び図4に示すようにドクタ及びナースが操作
するのに適した位置にそれらの各操作パネルを設けてあ
る。上記電気メス装置28、熱凝固処置具23は、内視
鏡検査ではVSC5又は光源装置6程には頻繁に使用さ
れるものでもないので、制御用パソコン4では制御しな
いで、操作しやすい位置に操作パソコンを設けるように
している。
【0032】本体11に収納した熱凝固処置具23、光
源装置6、メインテナンスユニット74の水タンクは、
バックライト照明装置75によって本体11の背面の開
閉扉40Bの開口部36A,37A,38Aから、水位
が一目で分かるようにバックライト照明している。又、
VSC5は、光源装置6にフラッシュ、EEの制御を行
う。この光源装置6は、フラッシュユニット76を用い
てフラッシュ発光可能にしてある。
【0033】尚、サクションポンプ77は、吸引器チュ
ーブ39を接続して吸引使用する場合用いられる。又、
VSC5及びCCU29と接続されるモニタ13には、
分配器78を介して、液晶を用いた第1サブモニタ7
9、第2サブモニタ79´が接続されている。各サブモ
ニタ79,79´には、OUTPUT端子がないため、2つを
カスケードに接続できないので分配器78を介して接続
している。
【0034】尚、VSC5は例えばINPUT LINE及びOUTP
UT LINE 30を介して画像ファイル装置80と接続可能
であり、画像データ等の送信及び受信を行えるようにし
ている。尚、制御用パソコン4、ラップトップパソコン
3、静止画撮影装置41、SVR41a、モニタ13、
サブモニタ79,79´、分配器78は電源としてアイ
ソレーションされている。
【0035】上記第1の実施の形態によれば、次のよう
な効果がある。治療処置行為も含めた内視鏡検査に必要
とされる機器は、最低限収納又は用意されており、無駄
に動き回る必要がない。電源も一括管理されており、ビ
デオ信号等もターミナル等を含めて集中管理される。円
筒形収納部、つまり主収納部にはトレイ14が設けら
れ、検査に必要なものを収納でき、且つ行動範囲を少な
くできるように回転自在のトレイ14を回転して手前に
検査に必要なスコープ等をもってくることができる。
【0036】又、操作部となるラップトップパソコン3
の表示部52は、この表示機能の他に操作機能も有し、
さらにキーボード7もあり、データ入力等も行うことが
できる。配管系、吸引器、送水タンク、簡易洗浄装置、
洗浄カップ等も全て用意収納されており、洗浄を一括し
て行うことができる。
【0037】また、スチル画撮影等も内蔵され、記録も
システム内でできる。外部の画像ファイリングシステム
とON LINE で結ぶことにより、total system化が可能に
なる。又、モニタ13は自由に位置が変えられるように
本体11に取付けてあるので、観察し易い状態に設定で
きる。
【0038】このように第1の実施の形態では本体11
内に内視鏡検査に必要とされる機器の殆どを収納又は接
続可能にし、且つドクタが必要とする制御又は操作機能
をドクタが操作し易い位置に配置し、またナースが操作
するのに必要とされるものもナース側に配置し、且つ使
用頻度の多いものは集中操作部で集中操作できるように
すると共に、その操作に対する集中制御(管理)手段を
設けて集中制御できるようにしている。又、集中操作部
分を回転可能にして、ドクタ及びナースのいずれも使用
し易い向きに設定することができるようにしている。
【0039】又、本体が変形4角筒状をしているため、
ドクタとナース間でのスコープ、処置具、小物類等の受
け渡しが容易に行なえる。又、外観的にも突起部分を無
くしてあるので、ドクタ、ナースはスムーズに動くこと
ができる。さらに、従来例における各機器から、ケーブ
ル等が床等をはいずりまわっているために操作しにくい
こととか、分散した各機器を操作しなければならない等
の不便等の多く欠点を解消している。
【0040】尚、図10では本体11に対して、VTR
71、ビデオプリンタ72側がサテライト側となるよう
な構成である。つまり、本体11を用いて内視鏡検査の
際の内視鏡画像データ等を記録する端末装置のような役
割を果たしている。又、画像ファイル装置80も同様な
役割を果たしている。一方、図11に示すように例えば
画像ファイル装置80等からなるファイリングシステム
81と複数の内視鏡システム1A,1B,1C,…とを
双方向の通信回線82で接続して各内視鏡システム1I
(I=A,B,C…)を端末のように、ファイリングシ
ステム81を集中管理センタのように機能させて内視鏡
複合システム83を構成することもできる。
【0041】この構成において、ファイリングシステム
81は各内視鏡システム1Iから送られてくる画像デー
タ、患者データ等を集中管理する。各内視鏡システム1
Iは、このファイリングシステム81に画像データ等を
送ったり、画像データその他の検索を行うこともでき
る。例えば、他の内視鏡システム1Iで、内視鏡検査を
行った患者に関するデータ等を検索することも容易にで
きるし、類似の症例等を検索して、検索、治療処置に役
立てることもできる。このようなことは、各内視鏡シス
テム1Iがシステム制御装置として制御用パソコン4で
制御/管理してあるので容易に構築できる。
【0042】尚、図10において、CCU29に対して
も、制御用パソコン4とVSC5との関係のように構成
しても良い。尚、タッチパネル2の代わりにマウス等を
用いても良い。又、これらを併用して使用できるように
してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によると、
ドクタに必要な操作機能とナースに必要な機能とをそれ
ぞれ別個の側面に設けることで、ドクタの作業域とナー
スの作業域とを分離するとともに、ドクタとナースの両
者に必要な集中操作部を両者の略中間に回転自在に備え
たことで、集中操作部をドクタとナースの双方で利用可
能となる。従って、本発明によると、ドクタとナースと
が個々の作業を遂行する上で違いに干渉することがなく
なるので、両者は、無駄な動きや無駄な気遣いをする必
要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の主要部の構成を示
すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の装置本体の正面
図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の装置本体の平面
図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の装置本体の背面
図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の装置本体の右側面
図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の装置本体の左側面
図。
【図7】本発明の第1の実施の形態の一部の扉を開いた
状態で、装置本体の概略を示す正面図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の装置本体の概略斜
視図。
【図9】本発明の第1の実施の形態の装置本体における
光源用コネクタ受け部分と信号用コネクタ受け部分を示
す正面図。
【図10】本発明の第1の実施の形態の全体構成図。
【図11】本発明の第1の実施の形態の複数の内視鏡シ
ステムを端末として構成した内視鏡複合システムを示す
ブロック図。
【符号の説明】
1 内視鏡システム 2 タッチパネル 3 ラップトップパソコン 4 制御用パソコン 5 ビデオシステムセンタ(VSC) 6 光源装置 11 装置本体 13 モニタ 23 熱凝固処置具 28 電気メス装置 29 CCU 71 VTR 72 ビデオプリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪俣 研哉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 浜野 雅彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高見澤 一史 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 正治 秀幸 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 審査官 安田 明央 (56)参考文献 特開 昭58−32739(JP,A) 実開 昭61−164531(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24 - 23/26 G06F 1/00 - 1/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の筐体内に設けられ各々の機器が
    操作部を有する少なくとも光源装置を含む複数の構成機
    器と、 前記筐体上において前記筐体上面に対する垂直な軸を中
    心に回転自在に設けられ前記複数の構成機器の集中操作
    を行うための集中操作部と、 前記筐体内に設けられ前記集中操作部での操作に基づい
    て前記複数の構成機器を集中制御ないしは集中管理する
    制御装置とを有するとともに、 前記筐体の第1の側面にはドクタが必要とする操作機能
    を配置し、 かつこのドクタが必要とする操作機能を配置した位置と
    対応する前記第1の側面とは異なる第2の側面にはナー
    スが必要とする操作機能を配置し、 使用頻度の多い機能は前記集中操作部に配置する一方、
    前記集中操作部は、前記集中操作部の少なくとも表示部
    が前記第1の側面方向もしくは前記第2の側面方向のど
    ちらか一方に向くことでドクタもしくはナースのどちら
    か一方が操作可能となすべくドクタ側となる前記第1の
    側面とナース側となる前記第2の側面側の略中間に配置
    し、 前記各構成機器の操作部での操作と前記集中操作部での
    操作とは前記構成機器に対して同等の動作を行わせるこ
    とを特徴とする内視鏡システム。
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