JP3110546U - 非接触型風力発電機 - Google Patents

Abstract

【課題】エネルギーロスを極限まで少なくしナセル（発電機等）を必要としないため設備自体が従来のモノよりも簡素で重量も軽量化でき、非接触型風力発電機は微風でもブレード（羽）を回転させる事が出来るため、従来のモノよりも稼働率が高い風力発電機の提供。
【解決手段】本考案はブレード（羽）本体１内に永久磁石を設ける。自然エネルギーにより回転し、リング設けられたコイルと反応して電力を発生する。ブレードとリングの間隔は制御装置によって制御する。ブレードの回転数により間隔を制御し最良の発電間隔を得る。従来のブレード（羽）のエネルギーを軸部分に伝達する発電機よりもエネルギーロスが少ないため微風でもブレード（羽）は回転する。したがって、従来のモノよりも稼働率が高い。
【選択図】なし

Description

本考案は、自然エネルギーを利用しブレード（羽）を回転させ電力を発電する風力発電機に関するものである。

従来、風力発電機は自然エネルギーを利用しブレード（羽）を回転させブレード（羽）軸部分に力を伝え、ナセル（発電機等）で発電していた。

考案が解決しようとす課題

従来の風力発電機はブレード（羽）を回転させナセル（発電機等）部分で発電するため構造が複雑である。また、自然エネルギーを余さず有効に利用するには、そのロスを生じるため微風に反応せず施設の稼働率に無駄がある。自然エネルギーを化石燃料を使用した発電の代替と位置づけ開発された従来の風力発電機は、その発電量を得るために大型化して設置場所に制限を生じ、耐久性を得るために重量が重くなり設備自体を維持する無駄な設備を必要とする。

課題を解決するための手段

本考案は、ブレード（羽）自体を発電機とする。ブレード（羽）に永久磁石を設置し、ブレード（羽）の背面（風上が前面）にコイルを設置したリングを設置する。ブレード（羽）が回転する事で発電する。従来の風力発電機に必要であったナセル（発電機等）は必要ではない。また、ナセル（発電機等）部分を制御する施設も必要ない。したがって、従来の風力発電機よりエネルギーロスが少ない。

考案の効果

上述の様に、本考案は発電機部分を接触させないことにより、エネルギーロスを極限まで少なくした風力発電機である。ナセル（発電機等）を必要としないため設備自体が従来のモノよりも簡素で重量も軽量化できる。非接触型風力発電機は微風でもブレード（羽）を回転させる事が出来るため、従来のモノよりも稼働率が高い。

非接触型風力発電機はブレード（羽）に設置した永久磁石とリングに設置したコイルによって発電するため永久磁石の数が多く必要である。したがって、複数葉のブレード（羽）とする。リング（コイル部分）は軸、支持部分と固定する。ブレード（羽）は支持部分の軸に取り付ける。軸部分には間隔制御装置を設置しブレード（羽）の回転数によりブレード（羽）とリング（コイル）の間隔を制御し、微風時から強風時にかけてブレード（羽）とリング（コイル）の間隔を最良の状態に制御する。

以下、添付図面に従って実施例を説明する。図１はブレード（羽）部分である。１の素材は耐久性と強度を兼ね備えたプラスティック樹脂で形成し、プラスティック樹脂形成時に永久磁石を１内に設置する。図２はリング部分である。２には３を設置する。軸部分とは６で固定される。図３は本考案の正面からの図である。エネルギー源となる風力は１に当り１を回転させる。１の後ろ側（風下）の２に設置した３と反応して電量を発生する。

図４は本考案の断面図である。エネルギー源となる風力は図右側から受ける。１は５に取り付け回転する。４は１と２の間隔を最適な間隔に保つための制御装置である。４は１の回転数により１と２の間隔を制御する。

ブレード（羽）の正面図 リング（コイル部分）の正面図 本考案正面図 本考案断面図

符号の説明

１ブレード（羽）
２リング（コイル設置部分）
３コイル
４制御装置（ブレードの回転数により非接触間隔を維持する）
５ブレードと軸の取り付け部分
６リング支持材

Claims (1)

1. ブレード（羽）自体を発電機とし、従来の自然エネルギーを動力に転換して発電する風力発電機とは異なる。ブレード（羽）自体の回転力で発電する事を特徴とする風力発電機である。

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